2006年12月26日

あごと首

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あごと首は殆ど2つで1つといった感があります。
どちらかの話をしようとするとどちらかに触れなければ
話が進まないからです。

喉の筋肉は肩や腕と繋がっています。
肩こりの人が多い日本ではその為に喉にもダメージを受けやすいのです。

レッスンを始めてみると肩や喉の凝りのために、十分に声を出せない状態の人がかなり居ます。
その為、まず肩回りをほぐすストレッチをしたり、余りにひどい時には
私がマッサージをする事もあります。
もちろん首が凝るとその中の声帯は周辺の筋肉の凝りで十分に働きませんからね。

最近はストレッチを必ずレッスン中に取り入れています。

肩胛骨の間を上下にさすってあげるだけでも随分暖まって
首がほぐれます。
意外に背中が冷えているのに気が付いていない人が多いようです。
特に夏はその傾向が強いようです。

風邪の後声がかれたりしわがれたりしますが、中指と人差し指を揃えて
優しく自分で声帯の周辺を触ってみて下さい。
ちょっと咳き込んだりもしますが、気持ちが良いと思います。

あごの前面のエラといわれる一番尖った部分からまっすぐに鎖骨に向かう線を辿って下さい。
そこも上から下に向かってさっきより少し力を入れてさすって辿ります。
それと耳たぶの下にあるエラの骨の先端を皮膚ごとつまんでみて下さい。
骨から皮膚を剥がすようにマッサージします。

そこは咬筋(こうきん)と呼ばれ、食べ物を噛むために必要な筋肉で
全員が凝っていると思います。
肩こりを持つ人は多分一層ひどい凝りがあるはずです。
痛さに負けずしっかりとほぐしてあげて下さい。

追記 年齢が上がることで筋肉が堅くなって喉の粘膜も堅くなります。
その為にもレッスン前後の軽いマッサージは大事な行動です。
習慣にすることをお勧めします。


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2006年12月24日

「肩と腕」の続き

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肩は息を吸うことにより多少は自然に持ち上がります。
これは仕方がないのですが、要は上部僧帽筋をいかに見張っていられるかにかかります。

どうしても胸の筋肉を強ばらせて硬い声になってしまう人が居ます。
そういう人のために両肘を手に持って腕を浮かすようにして
胸の位置を引き上げて筋肉を広げるやり方もあります。
(肩胛骨が寄りますからね)
そうすると鎖骨が浮き出して肩の力が抜けることを確認できるでしょう。

10年8月付記 この場合首に力を入れるのが抜けない人には
余りお薦め出来ません。首を長く保つ、または肩先を外に広げて
肩甲骨を寄せる事が出来ないと、却って首に力が入るかも知れないのです。


但し上部僧帽筋の位置が上がっていないことに注目をする必要があります。
こうすると唯一肩は上がりますが肺の邪魔をしないという要件を満たすことは出来ます。

肺の邪魔をしない=横隔膜が下がる

腕の例外的な使い方として胸を広げるために両手を広げることがあります。
これは曲のクライマックスのためにも視覚的にも効果を上げます。
とても歌いやすくなってお薦めの方法です。
但し歌の間中やっているとクライマックスがなくなってしまうので、振り付けを考えて下さいね。
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2006年12月23日

肩と腕

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歌う時はほぼ全身の筋肉が参加します。
楽しく歌っているように見えますが、歌手は実は内面で
色々な作業をしているのです。
最終的には歌詞を考えるのですがそれとは別に、身体の色々な部位について見張っている自分もいるのです。

その中でも唯一と言っていいほど使ってないのが肩と腕です。
というより使ってはいけない存在でもあります。
初心者の生徒さんはどうしても身体を強ばらせるので肩を引き上げ、それに従って腕に緊張も強いてしまいます。

10年8月付記 肩は横に広げるようにしないと、肩甲骨が寄りませんね。
肩甲骨が寄らないとみぞおちが上がりません。


肩、すなわち上部僧帽筋を持ち上げてしまうというのは
一番デリケートで直接歌声に関係する、喉の周辺の筋肉を
強ばらせることでもあります。
その結果首に縦のスジを浮き上がらせてしまって喉を締め付けて
しまう事になってしまいます。
その為に声帯を引き下げる筋肉が使いづらくなって
硬い声に繋がることにもなります。

10年8月付記 胸鎖乳突筋も縮んでしまって、益々歌うのが困難に!

以下 後に記述

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2006年12月22日

背中!

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今日は背中についてです。

たとえば
悪いヤツに追い掛けられてある場所に逃げ込んでドアを閉めましたが
そのドアを開けられないように背中で押しているという感じでしょうか。

たとえば
ランドセルを背負って背中が分厚くなったイメージ
・・・でしょうか。

私もかなり近年になるまで出来ませんでした。
かなりの年数がかかるのですが、声の厚みというか
響きが随分変わって驚きます。

練習するには床にしゃがみ込んで三角座り(体育館座り)をして
背中を膨らませます。
肩胛骨を左右に広げる感じで思い切り悪い姿勢を取ります。
背中に手を回せる人は片手で脊髄を触りながらすればいいですね。
1本ずつ背骨を突きだしていきます。
その時の背中のイメージを覚えます。

当然、骨盤後傾のポジションでみぞおちを引き込み、肩甲骨を広げ、
腹横筋が必要です。


次に床に四つんばいになって喧嘩するネコのように
思い切り背中を上に突き上げます。
これはそへ(つまりへその裏側、腰の一番凹んだところ)
の場所を覚える練習にもなります。

思い切り腰を引っ込めてお尻を突き上げる動作と
腰を高く上げてお尻をすぼめる動作をしてみます。
お尻が突き上がる状態を「骨盤前傾」と言います。
腰が高くなる状態を「骨盤後傾」と言います。

歌う時には常にそへを意識して歌います。

さて昨日も書きましたが、肩胛骨を意識できるかどうかで
声の響き方が全く変わってきます。
自分の姿を24時間考えることが出来たら、もうそれだけで
あなたは素晴らしい才能の持ち主です。

大抵の人は自分の姿勢を知りません。自分ではまっすぐに
立ってるつもりでも人が見たら全くだめだったりするのです。
自分が考えている姿と鏡で見た姿が一致したら
もう発声の基礎が出来ていると言えましょう。
なぜならそんな人は自分の声を観察できる筈だからです。
自分で自分の管理が出来ないと自分を楽器とする事が出来ません。

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タグ:骨盤の位置
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2006年12月20日

胸筋について

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順に上に上がってきていますが今日は胸の筋肉についてです。
何しろ肺が中に入っているのでとても大事な箇所です。
11日にも触れていますが、歌う時に大事なことは

肺が広がっている邪魔をしないこと!

これに尽きるのです。

その為に肋骨と周辺の筋肉を広げて保持しないといけません。


保持するためにはトレーニングと自分の身体と仲良くする習慣が
大事になってきます。

左右の鎖骨の下に両手を置いてみましょう。
次に息を吸います。

どうです?持ち上がったでしょうか?

多分そんな事をした経験がない人が大半でしょうし、持ち上がるどころか
落ち込んでるかも知れませんね。
大きく左右に両手を広げてみましょう。両手は向こうに行ってるので
触ることはできなくても広がったことはわかりますね。

それでもだめですか?
えいやー!と気合いもろともものすごいスピードで広げていませんか?

ゆっくり自分を観察してみましょう。

肘を曲げたままで鳩尾を意識して肋骨を広げます。
そのままゆっくりと左右に広げましょうか。

もちろん丹田も意識して下さいね。
脇の筋肉が伸びて鎖骨の下が盛り上がりましたよ。
その姿勢を保持して大急ぎで鎖骨の下を探ってみましょう。

どうです?上がりましたか?

え?まだだめ?

じゃあ肩胛骨の意識を持ってみましょう。
肩がしっかり下がっているのを確かめてその時の肩胛骨の場所を記憶して下さい。

10年8月付記
みぞおちを上げるために肩甲骨を意識するのはよかったですが、
それを動かすために菱形筋をトレーニングすることも大事なのです。
それと小胸筋が柔軟でないとそれも難しいかも知れません。


私はスポーツジムで毎週ピラティスのスタジオを受けていますが、
周りの人を見ていると肩胛骨の意識がないので肩が上がりっぱなしのまま
動作をしようとしている人が案外多く居ます。
肩胛骨はしっかり下げて日常生活を送ると肩こりもマシになるようです。

最近それをジムで学んで、レッスン室でも生徒さん達にうるさいほどに
注意します。
そうすると胸の筋肉が上がるのです。
皆さんも今やってみて下さいますか?如何です?
それでできたと思いますよ。

昨日来たわかばマークの生徒さんは半年ほどこれができずに困っていましたが、
昨日初めてできるようになりました。

ちなみになぜ出来たんですかとお訊ねすると、
その前の時間に私に指摘されてそれをとにかく意識するようにしたら
胸の筋肉が上がって急に出来るようになったとか。
この方も随分得をしましたね。
(急には出来ません。それまでの筋トレ効果ですから)
 
困ったあげくに獲得したことはいつまでも記憶に残りますから。

ボイストレーニングで実践することを日常生活に応用して下さい。
肺が広がって気持ちも前向きになります。

だって酸素が身体に取り入れやすくなれば血流がよくなりますからね。
そうなると気力がみなぎり自信も持てるし、生活も自ずと変わろうというもの!
身体から得られる自信だってあるのです。

外を整えれば内側だって変わってくるのですよ。

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2006年12月18日

戻りましょう みぞおち

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随分話が横に逸れてしまいました。この前の続きに戻りましょう。

今日はみぞおちから行きますね。

みぞおちを触ってくださいと言うと丁度胃の辺りを触る方が多いです。

本当は乳首と乳首の丁度中間点を触ってそこから少し下がった辺りの事
差しているのですが・・・
胸の中央のくぼんだ部分の事をみぞおち(鳩尾)と言うのです。

そこに両手の人差し指と中指の先を付き合わせるように揃えて触ります。

胸に力を入れたら左右にその指がぱっくりと割れますか?
丁度鳩尾のくぼんだ穴を見せているような感じがしませんか?

その動作の時に息を吐けますか?
とても苦しいと思いますよ。
肩胛骨と大胸筋に助けてもらわなければつらいでしょう?
僧帽筋下部の助けもかなり必要です・・・後日加筆

筋トレとしてダンベルを両手に持って胸の中央から両脇にゆっくり動かす動作を
して頂きたいと思います。その動作で腹筋もかなり鍛えられるでしょう。

つまりはそこが割れるくらいの力が歌う時には必要なわけです。
これも歌うためのとても大事な周辺筋肉の一つなのです。

もう少し上に上がりましょう。
鎖骨の下の辺りですが

通常は意識にも登りません。
鎖骨の下の辺りに手を置いて広げられますか?
鳩尾以上に困難な作業だと思います。

11日にも書きました。肺を広げなければ歌えません
ダンベルで鳩尾同様しっかりトレーニングをして
その辺りの意識を高めて頂きたいのです。
その為には菱形筋の筋トレも必要です・・・後日加筆

もう一つ! どの発声の本にも書いてないことを教えましょう。

走る時には握り拳をして脇の辺りに手を置きますね。
その丁度拳の当たる場所、つまり胸の両脇なのですが。
ここの筋肉を手ではなく腹筋と胸筋で持ち上げながら横に広げられますか?
これができれば胸筋を広げる時にとても役立つのです。
菱形筋が使えるようになればこのように肋骨を引き上げられます
・・・後日加筆


かなり力が要るのですが肋骨を持ち上げることができるので肺が広がります。
ダンベルでトレーニングする時にここにも意識を持っていってください。

ある動作をする時に自分がどこに意識を持っていくかということは
歌う場合において特に大事な作業です。

私はレッスン中によく生徒さん達にどこに意識を持って行っていますか?と
突発的に聞くようにしています。

一つのことをしながら他にも意識が持って行ける。
この気配りは日常生活、特に仕事においてはどんな仕事をするにしても
重要ですね。
声を出すことに置いてはこの作業が明暗を分けることにもなります。

歌うことは実は深く追求すれば日常にどれほど役立つことか!
上達の早い生徒さんほどこれに早い時点で気が付いてきます。
一事が万事ということですね。

はい。 今日は発声のどの本にも書いてないことにも言及しました。
読んで下さった皆さんは得をなさいましたね。 笑

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タグ:鳩尾 
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2006年12月17日

引きずりますが・・・

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「歌声喫茶」に久しぶりに生徒さんであるシャンソンを歌っておられる64才の方が
お見えでした。
彼女は若い時は某国営テレビの専属合唱団に入っていて、最近はシャンソンにのめり込んでいます。

驚くほどの美声で私など大した声の持ち主ではないのでたじたじなのですが
声のムラに悩んで2年前に入ってこられました。
何といってもお年の問題があるので、身体を鍛えるといっても無理なことはさせられません。
しかし社交ダンスや体操の経験もお持ちなので、お年には少しキツイ目の筋トレをしました。
どうしてもインナーマッスルが弱いので、それを強化することにして、
バランスを取る事や床に足を投げ出した姿勢から、手を使わずに立つというようなことを
手始めにして頂きました。

初めの1年ほどは彼女の疑惑の目線を感じていました。
自分より年下の大した声も持たない、生徒も大して居るわけでもない私は
十分彼女にはアヤシい存在だと思われたことでしょう。

それでも「石の上にも三年」主義の彼女は従順に従ってくださいました。
地味な練習が続けられ、やがて彼女の周囲の人に彼女の声を再認識させるようになって
ようやく私への疑惑の視線も無くなってどんどん声は輝きを増していきました。
この夏にはかなり大きなシャンソンコンクールで彼女の夢である
「死ぬまでに入賞したい」という目標を見事に達成しました。

そんな彼女が「歌声喫茶」でもやはりその声に周囲の賞賛の声が集まり、
私の生徒であると前置きをして話をしてくれました。

「筋トレのお陰で声が良くなった事も嬉しいけれど、その前に元気になれますよ。
歌はどんなジャンルでもとにかく元は一緒ですものね。
どんどん声が出てとにかく楽に歌えるようになりますよ。」と・・・

私が思っていた事がそのまま受け止めてもらえて嬉しいことでした。

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今日は楽しかったです

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今年最後にして最高の収益を上げることができました。笑
初めて娘のバイト代を払っても儲けが出ました。
有り難いことです。

常連のお客様が来年早々に沢山のお客様を連れてきて下さるとか・・・
他のお客様もまた紹介させて頂きますとの言葉を頂きました。

歌っている間のお客様達はとても幸せな顔をしておられます。
そういう顔のできる場所を持つのはとても大事なことだと最近思います。
そういう場を探す努力をすることは決して無駄なことではありません。
それは単なる遊びとは思えないからです。
皆さんはそういう幸せな顔を出来るものをお持ちでしょうか。

歌はそれも質の良い歌は歌っている間に心の深いところに降り積もって
心を喜びや癒しで埋めてくれます。
質の良い歌はどんな世の中になっても命を保ちます。
それは人間にとって普遍のものであるし何より魂にとって必要とされるからです。
そういう場を提供でき、一緒にピアノを弾きながら歌えるなんて
私は世界一と言っていいほど幸せな人間であるといえるでしょう。
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2006年12月16日

昨夜は

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ちょっと昨夜は書いてるヒマがありませんでした。
というのも今日の午後の準備に手を取られたからです。

私はこの5月から「歌声喫茶」を場所を月2回借りてやっています。
それは仕事が減って閑になっていることもあるのですが、
私自身の武者修行にもなると思い立ったのです。
ピアノはもちろん声楽の伴奏にも使うので弾くには弾けますが
生憎ピアノ科ではないので不十分です。
腕がなまるのは悲しいのでとにかくどんどんと唄って弾こうと思いました。
コードネームしかない曲の方が多いので伴奏も工夫できるし、
移調奏も必要なので決定的にこういう事をする必要がなかった私には
この上ないチャンスでした。
練習のためにもちろん書き直しはしません。コードネームだけは
煩わしいから移調して書いておいてメロディだけ移します。
大変な頭脳労働ですがボケ防止にもなる結構なことです。

それと昨今はカラオケが流行っていてみんなで声を合わせて歌うということがありません。
往事の「歌声喫茶」は私自身は行った経験がないのですが、あの心温まる感じはよくわかります。
合唱経験は私自身7年あるのですが、あの人と声を合わせて歌う心地よさは
今考えても素晴らしい物でした。

それと昨今はメロディラインもないような唄が主流ですが、何か殺伐としてやりきれない感じがします。
クラシックが好きな私は大作曲家の豊かなメロディと美しい詞に囲まれていたので余計にそういった感が強いのです。
歌う側にとってみればやはりメロディラインの綺麗な曲は魅力でしょう。
色んな分野で耳馴染みのある曲ばかりをピックアップしてみんなで歌っています。

駅の側にあって交通便も悪くないのですがなぜだか人が来ないのです。
まったく商売にはなりません。(元々する気もないのですが)
何とか借り賃の分だけはお客様の支払いで足りるようになりましたが、
さすがにずっとちゃらなのは気分はしょんぼりです。
歌詞を書く手間、コピーをする手間、それを本にする手間などそちらの方に膨大な時間を費やしました。
その位はねぎらわれてもいいような気がしますが・・・
娘に手伝ってもらっているので、アルバイト代で完全赤字です。笑

しかしそれを上回る自分も歌う楽しさ弾く楽しさですっかりカバーされて
愉しい時間を過ごしています。
何よりも豊かな時間をお客様と共有できる私は幸せ者です。

これを読んで下さってる方も興味がおありでしたらいかがですか?
場所は大阪の阪急茨木市駅の裏側の出口近くのジャズ喫茶「コル」です。
毎月第一第三土曜日の2〜4時です。

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2006年12月15日

今日はおへそです

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丹田に続いてお腹といえばおへそですね。
いつも凹んでいるおへその穴に人差し指を入れてみましょうか。
侵入者である人差し指に対抗して押し返してみてください。
但し息を吐きながらですよ。

丹田から力をもらえましたか?そへも膨らみましたか?
肛門もすぼめて力をお尻全体に入れてみましょう。
座っているあなたならお尻の圧力で椅子を押しているでしょうね。
足も踏ん張っていると思います。
(つまり腹横筋を使っているのです。)

お腹全体としては普段より凹んでいると思います。
でもおへその穴は明らかに外に飛び出そうとしていますね。

ところで・・・椅子に座っているあなた。
今のあなたの体勢はちょうどトイレで気張っているのに似ていませんか
息を詰めて肛門を開ければまさにそのスタイルでしょう。
違うのは息を吐きつつ肛門を閉めている事です。
(骨盤底筋群を意識しているのと同じ事ですね。)

腹筋には腹直筋 腹斜筋 腹横筋があってそれぞれのトレーニングが
必要です。
それらインナーマッスルをしっかり鍛えないと、声の元である
息も送れないし下半身をしっかり支えることができません。

私もそれを教えてくれる人がなくて、今までずいぶんな回り道をしてしまいました。
何故声が揺れるのかという答えが出せずに悶々としていたのです。
4年前からスポーツジムに行きだしてトレーニングをするうちに、自分でも驚く声が出るようになりました。
やはり身体は鍛えるべきなのですね。

腹筋運動も大事ですがバランスを取れることもとても重要です。
身体を支えることでしっかりした下半身を作ることができます。
立って後ろ向きに片足を曲げてその足首を片手で持ちます。
その状態で立っていることができますか?
バランスを取るためにふらふらとする事でしょう。
まずはそれが楽々とできるようにしてみてください。
それができるようになったら両手を広げて片足を後ろにまっすぐ伸ばします。
丁度飛行機スタイルです。
それができたら両手を斜め上に上げて足を横に上げましょう。
空に輝く星になれますか?

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筋トレ 腹筋4
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2006年12月13日

昨日の続きです

オクラホマ.jpg

さて 今日はお腹ですが、丹田をご存じですか。

はっきりここだと言えるものではないのですが、恥骨の辺りでしょうか。
その辺りを触ってお腹に力を入れるとかちかちに堅い場所があります。
歌う時の力の源がこの場所なのです。
ここから力をもらってそれが全身にみなぎるというイメージです。
野口体操と「中心軸」の関連参照

だから体調が悪いと歌えないのは当然なのです。
歌うために筋トレをしますが、格別変わったことではありません。
生きるためのありふれた力や動作を何気なく使えたら歌は歌えるのです。
生徒さん達が長くボイトレを続けて異口同音に言うことは、
自分の身体と仲良くなれたということです。
身体感覚を研ぎ澄まし、自分との対話をする事が歌うために何より必要だと
納得してくれます。

話が横に逸れました。

丹田からの力を常に感じることは歌うためには何より重要なことなのです。

次におへその裏側になる場所・・・意識できますか?
丁度背骨と腰を結ぶ一番細くてくぼんだ場所・・・
ここを「そへ」と呼びます。何ということはない、
へその裏だから反対言葉でそへです

一番くぼんでいるところを触ってみてください。普段は多分凹んでいることでしょう。
腰を後ろに突き出すようにして背骨を後ろに曲げてください。
どうです?突き出ましたか?(骨盤後傾)
それを突き出すために丹田から力をもらう必要があることを感じていますか?

実は「腰で歌う」といわれる所以はここにあるのです。
少し前に身体を膨らませる事を書きましたね。腰も膨らませるのです。

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タグ:丹田 そへ
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2006年12月12日

意外? どの筋肉を使う?

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まず足の方から書いてみます。
ふくらはぎですが常にバランスを取るのと足元を踏ん張るために
しっかり鍛えなければ上の圧力に耐えられるものではありません。
つま先立ちをして筋トレをします。

膝はもちろん言うまでもありませんね。膝の内側から太ももの内側も
お尻の筋肉を通して腹筋に寄与しています。
特に膝の内側つまり内転筋は重要です。
ここは膝の間にクッションを挟んで落とさないように腿を締める運動や
座って足を投げ出して足首同士を内側に向けて交差させる運動をします。

お尻の筋肉も肛門をしっかり締めたりお尻のえくぼに力を入れることで
腹筋に寄与します。
足を後ろに上げたり斜め後ろに上げたりして筋トレをします。
会陰部もしっかり締められないと骨盤底筋群が使えません。

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財産を作ろう 足底筋

足の裏のこと

10年8月付記
かなり不親切で、自分でもよく理解していない説明ぶりに汗が出ます。
足底筋、大腰筋をまずは鍛えておいて、そこに骨盤底筋群の意識を
作らなければだめなのはもっと先を読んで下さるとわかって頂けるはずです。
ここだけ読んで納得をしないようにして下さい。
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2006年12月11日

全身の筋肉を使う

コサージュ」と「ライラックローズ」.jpg

歌は口先だけで歌えるものではありません。
最新流行の服を着てかっこよく歌ってるように見えますが実は服の中では色々な筋肉が活動しているのです。

呼吸は鼻や口を通して空気を肺に送り込む事で成り立ちます。
肺の容積はもちろん個人差があるのですが、息を吸えば容積は多くなり
息を吐くと小さくなるのは頭で想像してもおわかりでしょう。
それを助けるのは肺の周りの筋肉や肋骨なのです。
つまり肺がいくら広がろうとしても周りがそれを助けてくれなければ無理なのです。

長い呼気を実現させるにはここがポイントなのです。
つまり肺の邪魔をしないように広げてやる!

筋肉が堅くてはそれも出来ません。その為に筋トレの必要があるのです。
胸と背中の筋肉、腹筋も臀筋(お尻の筋肉)そして腿やふくらはぎの筋肉
さえもそれを助けるのです。
腕以外の筋肉は全て協調させないと歌声は生まれません。

どうです?意外でしたか?
タグ:筋トレ
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正解!

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私が目論んだ「人を教えながら自分もランクアップする」という事は
まさに正解でした。
ずっとそのまま少ない生徒数ながら確実に私自身の声もレベルアップしています。
生徒さん達から私が学んだ事は無限です。
私は決して人を教えているとは思っていません。
もちろん立ち方や呼吸法についてのように決まり切った事はもちろん教えはしますが
それだって生徒さん達の行動から色々な事を学ばせてもらって、次に生かそうと常に狙っています。
こうして積み立てていった事はものすごく多いのです。
生徒さん達が何を困難と感じているか、また習得を阻むものは何かと常に観察をしています。
時には服のしわ一つからもそれは見て取れる事があります。
声の方向や意識の持って行き方、体調不良とか素早く判断して、今は何を一番に伝えたら少しでも理解してもらえるかとそればかりを考えています。


洗濯屋の奥さんを教えながら思った事ですが、彼女は熱心は熱心なのですが
質問が多いのです。
実践した事についての質問ならいいのですが、まず頭で納得しないと実践に行き着かないのです。
そしてそれがうまくいかないとすぐにあきらめる。
チャレンジしないのですね。
頭で理解した事を実践しないと声はよくなりません。
まるで頭で理解さえしたらすぐ良くなると思っているかのようでした。

後々色々な人と関わっていったのですが、男性に特に多いのがこのタイプです。
理詰めで考えたって出来ないということを理解して頂けない・・・
あっけなく止めて行かれます。
入会金が勿体ないと思うのですが・・・
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2006年12月10日

骨盤の位置

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腰に手を当ててまっすぐに立ってみます。
少しお腹に力を入れてお尻を突き出してみましょう。
背中の下、つまりおへその裏側がきゅっと凹んだ状態になって
膝の裏側はぴんと伸びます。
この位置を骨盤前傾と言います。

今度は逆さまに自分のおへそをのぞき込めるように
お尻をすぼめてみましょう。
ちょうど子供をおんぶしたような体勢ですね。
おへその裏側は今度は緩んだ状態になって
お腹はすっかり凹みます。膝の裏は弛んで曲がります。
この位置を骨盤後傾と言います。

普段は丁度骨盤を真ん中にした状態で暮らすと気持ちよく
日常が送れます。
ピラティスでいう「ニュートラルポジション」に当たります。

日本人はおへそを前に突き出し骨盤を後ろに回し、しかも
膝の裏は弛んで胸が落ち込み、頭は肩の位置より前、つまり
首を突き出す状態で立ったり歩いたりしています。
よく皆さんの周囲を見回して下さい。多いでしょう?そんな人・・・

歌う時はニュートラルポジションでなく骨盤をやや後傾気味にして
膝を緩めます。
地面に足の裏をべったり付けて重心を真ん中よりやや前に置きます。
丁度足の親指の下「拇指球」と呼ばれる位置を意識しましょう。
皆さんは足の裏を意識された事があるでしょうか?
歌う時にはとにかく足の裏を意識して頂きたいものです。

次にみぞおちとおへそとの距離を少し遠くします。
これで背中がしゃんとしました。
おへその裏側は弛んだままになっていますか?
身体を引き上げるってこんな事参照

実際にここに書いてあるとおりに立ってみると、背中は緩み、お腹は凹み、
お尻はすぼまり、膝の裏は緩んでまるでグニャグニャでとても
おかしな感じを受けると思います。

そして地面からまっすぐに生えた植物のように、また上からぶら下げられた
人形のように丁度天と地の間を自分が繋いでいるように、
あごはやや引いて後頭部の毛を斜め後ろに引っ張られるように立ちます。
野口体操と「中心軸」の関連参照

この姿を一度鏡で見て下さい。とても威厳が感じられると思います。
まるで王のように後ろに何千人も人を従えて立っているように見えます。
こうでないと舞台映えがしないのです。

この骨盤後傾という事をマスター出来ると色々な芸能、スポーツの上達が
期待出来ます。
太鼓を叩く人の姿、野球のバッター、スキーの滑降、ゴルフのスィング・・・
一度一流と言われる人たちの立ち姿を観察してみて下さい。

何故こんな姿が必要かというと、足元を安定させておかないと
上半身にかかるものすごい圧力に対抗出来なければ、歌えないからなのです。

この立ち姿をマスターするのにかなりな時間を必要とするのです。
うっかりすると歌にのめり込んですっかり忘れてうまく歌えずに
首をかしげる事にもなってしまいます。

まずは立てるようになる事!
美しいフォームから美しい声が生まれます。

参照 歌う時の息の練習

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2006年12月08日

まごつき

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私は声楽発声しか出来ません。
そしてそれが一番良い声だと信じていました。
だから声楽以外の声にはとても違和感を持っていました。
しかし世の中には声楽以外の歌だって沢山あるわけですから
いくら私が違和感を持っていたとしても世の中の大勢に
逆らうわけにはいきません。

しかし頼まれた事をやはりちゃんと達成しなければ!
というわけで生徒さんとしての彼女が我がレッスン室にやってきました。
何よりもまずは立ち方からです。

私も学生時代から立ち方には本当に泣かされました。
自分がどんな姿をして立っているのかよくわからなかったのです。
もちろん彼女がやってきた時点では私はちゃんと立てては居ましたけれど。

自分ではちゃんと立っているつもりなのですが、先生にあちこち直され
あちらが出来ればこちらが出来ないという状態をすったもんだでこなしていました。

まずは腰の位置からなのです。
つまり骨盤の位置がなにより決め手な訳です。
これがしっかり自分でこなせるようになると他のスポーツや
あらゆる芸能に応用出来るようになるのです。

続く・・・



良い声って?
本人が使っていて疲れない声、つまり喉を壊さない声であり
効率的な声という事です。
そして聞いていて不愉快にならず、いつでも違和感なく
気持ちよく聞いていられる声でしょう。
タグ:私のこと
posted by キミコ at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その頃の私は

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その頃の私は声楽を教えはしていても、自分の歌にさえ困った状況を抱えていて
余り良いお手本にはなれない状態でした。
もちろんそうではあっても歌の内容や詩の解釈という面に関してはもちろん一家言を持っていましたので、
そういう面からのアプローチには不足はなかったのです。
多分その頃の私は呼吸に関してと声量に関してはかなりアヤシかったはずです。

私は随分若い頃からピアノを教えていましたので、生徒さん達から学べるという事をよく知っていました。
何が生徒達を迷わせ、何につまづくのかというのは教えない限りわかるはずがありません。
そこから自分にも共通する問題点を見いだし、同じ悩みを抱えるものとして
観察して
その答えを学び続けました。
元々大のお節介ですからそういう作業はとても楽しいものでした。
何より私は「ど」が付く不器用なので、何事にも困難を極める人間なので
丁度悩む相手にとっては良い教師だったと思っています。

そういう私ですから、快く初めてのボイストレーナーとしての仕事を引き受けるのは
実は自分の欠点矯正にもなるというもくろみが大いにあったわけです。

狡いでしょうか 笑



水分をしっかり摂りましょう

人間は水分で出来ているといっても過言ではないでしょう。
聞いたところによると1時間に100ccを飲むと良いのだそうです。
喉の粘膜は特に乾燥しやすいところなのです。
だから100ccと言わずもっともっと摂って頂きたいです。

お茶やコーヒーはだめですよ。カフェインには粘膜を乾燥させる働きがあって
それは喉にはよくありません。
もちろんアルコールはもっとだめです。
たばこ?熱によっていよいよ乾燥してサイアクですね。

一番良いのは果汁なのです。粘膜はすっかり潤います。
でもこれも飲み過ぎると今度は肥満への道が待っている・・・・

ではどうしたら?
生ぬるい水 が答えです。
冷たすぎたら喉が冷えてしまいますし、熱かったら乾燥してしまいます。
つまり生ぬるい味も素っ気もない水。
がっかりしないで下さいね。 汗
私のレッスン室にはいつも生ぬるい水を置いて生徒さん達に合間に喉を潤してもらっています。

タグ:私のこと
posted by キミコ at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月06日

そもそもの始まり

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私がボイストレーナーを始めたきっかけはとてもひょんな事からでした。
師事していた先生のいつもの発表会に出た後、ドレスを近くの市場内の
クリーニング屋に持っていったんです。
そこの奥さんがそのドレスを見て、いったい何のためのドレスなのかと
質問され、その訳を言うと「私はカラオケで歌ってるんだけれど、
発声を教えてくれない?」って。

私はそれまではピアノと歌を教えていました。
保育専門学校で非常勤講師としても教えていましたが、ボイストレーナーを
頼まれた事は初めてでした。

私はとても勇敢というか向こう見ずな人間で、初めての事でも自分が出来るかどうか位で
何とか手が届くかなっていう程度の事は受けるのです。
だからもちろんその話は平気でその場で引き受けてしまいました。

今から16年ほど前の事でした。


声を出すのは喉からだけではありません。
体中の筋肉の協調作業があって初めて声が出るのです。
むやみにがなりたてても声帯を傷つける結果だけに終わってしまいますし、
なにより傷ついた声帯は元に戻りません。
それだけに慎重な扱いをして頂きたいと思います。
日本人は声や喉の健康について無神経な人が多いので心して頂きたいものです。

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posted by キミコ at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月05日

初めまして

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キミコと申します。ボイストレーナーをしています。

あなたの声を鍛えて作り替えるまたは磨きを掛ける仕事です。
仕事を始めて15年ほどになりました。

私は声楽を専門としていますので否応なく自分の声と向き合って
生きてきました。

私が声楽を習った頃はボイストレーニングという言葉さえ知らず
とにかくレコードだって自分の思ったように買えるような時代でも
ありませんでしたから、どんな声で歌ったらいいのかは
テレビラジオ以外では自分の先生の声を頼りにする以外は
ありませんでした。

そんな私がどんな風に声を獲得していったか、またトレーナーとは
具体的に何をするのかとか、声を出すってどんな事とか、
思いつくままに書いていって自分も仕事の内容整理の手がかりにしたいと
思っています。

どうぞよろしくおつきあい下されば幸いです。
posted by キミコ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする