2007年03月30日

B行、P行の早口言葉

B行

1 ビビデバビデブ(3回繰り返し)

2 古桃(ふるもも)の木の古ぼろ 古桃(ふるもも)の木の古ぼろ

3 このごぼう いいごぼうだ 取っておいて 盆の盆ごぼうにしよう

4 ばかげたおばけが バイバイするまで ばたばたしたとは ばかばかしい

5 ビルに ビンタが響くので ビビった旅人はびくびく


P行


1 パパは ぱさぱさのパンとパパイアを ぱっと取ってぱくぱく

2 プールで アップアップしてからぷかぷか浮いた プレイボーイのプライバシー

3 ぽきぽき折って ポリポリ食べ ぽろぽろこぼす
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B行とP行です

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これは上下の唇を閉じ、軟口蓋を上げて鼻腔への通路を塞いだ後、
両唇を破裂させて発する有声破裂音です。
また、全く同じ口の恰好での無声破裂音が「P」行です。

「P」も「B」も「M」行と同じく唇を使う音で、
赤ん坊でも発せられる音です。
(パパ ポッポー ブーブー等)

ただし 連続した時だけは唇の動きを活発にしないと
すかっと行きません。
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2007年03月29日

H行の早口言葉

1 八匹の蜂が ハチ公の禿げ(はげ)鉢びたいを 八針差した

2 ふくすけ ふくふく福袋 ふくふく担いで(かついで)福袋

3 ヘリ踏みゃれ へり踏まず へり踏んだり踏まなんだり おへへり おふふまず

4 あっははは いっひひひ うっふふふ えっへへへ おっほほほ

5 火あぶりの火も 日に日に冷える 秘中の秘の秘法

6 ふわふわしてても 二人は二人 夫婦は夫婦

7 「へえ」という返事も 変な兵隊(へーたい)

8 ほとほと困っても細くする方法は豊富 ほどなくほっそりとなる
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H行です

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「H」は「あ」よりも喉の奥を狭めて出す摩擦音で
喉音(こーおん)とも呼ばれます。
同様に「へ」は「え」よりも、また「ほ」は
「お」の口構えよりも、上あごと舌の間の通路を狭めて
発する摩擦音です。

「ひ」なのですが、これは上あごと舌の間を
更にぐっと狭くして出す無声の摩擦音です。

関西ではこの摩擦が弱くなって間延びし、関東では逆に
摩擦が激しく、母音「い」が度々無声化されます。

「ひ」は「ひゃ」行に入る発音でなければなりません。

「ふ」は両唇を狭めて出す無声摩擦音です。
これは英語の「F」と違う日本語独特の両唇音(りょーしんおん)です。
上の歯の裏側に吹き付けられた息が両唇間で摩擦されます。

この「H」行は息漏れが激しい音で腹筋が大変疲れます。
喉も狭まるので喉声になりやすいので練習する時には
余程注意しないと喉の力が抜けません。
腹筋が弱いと喉に頼るクセがつきますから気をつけてください。
「H」と子音を発した後母音部分を腹筋を伴って出しているか、
またその際に喉を詰めていないかに注意を払ってくださいね。

蛇足ですが写真はわが家の現在のサクラです。
もうこんなに咲いていますよ。
posted by キミコ at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月27日

Nの早口言葉

1 灘なのだ

 「な」と「だ」は舌の位置が同じでも鼻音と破裂音ですから
使い分けが大変難しいのです。

2 のら如来(にょらい) のら如来 三のら如来(みのらにょらい)に六のら如来(むのらにょらい)

3 今日のなまだら(生鱈) 奈良 生まながつお(鰹)

2,3は舌先をくっつけて離す「な」行と、舌先で弾く
「ら」行との組み合わせですから、舌先の軽快さが要求されます。

4 このくい(杭)のくぎ(釘)は 引き抜きにくい釘
引きにくい釘 釘抜きで抜く


5 戸棚の中には 肉に似ぬ 斜めになったバナナなどは並べていない
posted by キミコ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

N行です

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「な」は舌の先を上の歯の歯茎につけたまま鼻に抜く有声子音です。
「ぬ ね の」も唇の恰好は違いますが、「な」と舌の位置は同じです。
「に」だけは舌が硬口蓋に近づいて閉鎖を作る鼻音です。

気をつけなければいけないのは子音「N」を発して、
母音「A」に移っても相変わらず鼻で共鳴させる事です。
これでは「鼻音」でなく「鼻声」になってしまいますね。

こんなクセが抜けない人は、1回5秒ほどの
「んーなー」の練習をしてみて下さい。
「N」を2,3秒続けて鼻腔共鳴を確認してから、ゆっくりと
口を縦に開けて「A」に移行します。
「A」も2,3秒続けますが、口から出る音をしっかり意識して下さい。
この練習で鼻腔と口腔の共鳴の違いや使い分けを覚えて、
5秒を3秒、やがては1秒と縮めていってみましょう。
同様に残り「に ぬ ね の」も練習して下さいね。
posted by キミコ at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

誰か聞いていたのか・・・

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つい先ほど「歌声喫茶」の借り主のオーナーから電話がありました。
4月一杯で店を閉めるとか!

つい2週間前にそのオーナーの雇い主の方が亡くなったところでした。
多分土地が広いし、一等地なので売却されるんでしょうか。
もちろん詳細は全く不明です。

昨夜夫と「歌声喫茶」はどうするかと話していたところでした・・・
5月に開始してから4月末で丁度一年です。
殆ど常連客ばかりですが収益ゼロの状態で止まっています。
宣伝をかけてもいきなり沢山のお客様は望めないし、
第一宣伝費の回収はないだろうということで二人ともほったらかしでした。
それでも昨日の話し合いで、ダメ元でもミニコミ誌に宣伝を入れようかと
話し合っていた矢先でした。

自ずと答えが出て、まるで誰かに聞かれていたようなタイミング!

しかし常連のお客様二人が「歌声喫茶」は存続させるべき
とただ今奔走して頂いているとか・・・・
そこまでして頂く程の実力はないんだけれど、認めて頂いてる
という事を感じて身に余る光栄です。

さあ一体どうなるのでしょうか・・・・
posted by キミコ at 12:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 「歌声喫茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月24日

D行の早口言葉

1 大学の代表でない団体で どうもほとんどが たどたどしいドイツ語

2 よだれ だらだら だらだら よだれ

3 出げいこも でたらめで 出来不出来が出来る

4 道中 道路の角(かど)の どろんこはどうする

5 現代は 才人(さいじん)といえども平等なので
 あわただしいきわだった活動は まるでいただけない
posted by キミコ at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

D行です

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これはT行に準じます。
破裂前の閉鎖が不十分だったり破裂の時のあごの開き方が
遅かったりすると発音が曖昧になります。
そして「ザ」か「ラ」に聞こえる人がとても多いです。
また有声音なのでT行よりは腹筋が必要ですね。

私は歌番組は割に気にして見る方なのですが、
今日もNHKを見ていると
T、D共、歯の隙間から舌先を出して発音している歌手が居ました。
こうなると幼児語の範疇になってしまいますから注意が必要です。
まあ甘ったれを装いたかったら是非おやり下さい。


東北地方の方は、「地図、知事」が「ツゥズゥ」になったり、
「ツィズィ」になったりしますので、破擦する舌の位置を
T行共しっかり確かめて頂きたい物です。
posted by キミコ at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月23日

T行の早口言葉

1 この竹垣に 竹 たてかけたのは 竹 立てかけたかったから
竹 たてかけたのだ


有名な早口言葉ですが、要素はTとkです。Tは舌先を歯茎に付けてから
発音しますが、Kの音は逆に舌を軟口蓋に引きつけて発音します。
そのためせわしない前後運動を必要とするため難しくなっているのです。
コツは大きく口を開けてあごの関節の動きに意識を持っていくことです。
そのため身体の張りを忘れないようにしないと息が続きません。


2 無秩序な状態 無秩序な状態 無秩序な状態

3 夜飛ぶ鳥は 捕りたくともお慎みなさい

4 高崎の先の北高崎の妹と 杵築市(きつきし)北杵築の父たち
タグ:早口言葉
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T行です

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ちょっと間が空いています。
生徒さんのための伴奏譜を書かねばなりません。
全国大会出場のためのテープ提出のために私に伴奏をしてくれと
頼まれました。
これまでにはその人はいつもピアニストに弾いてもらってたので
まさか私にお鉢が回ってくるとは!

まさかコードをそのまま弾いてるわけにもいかず、 
かといって即興での演奏はピアノ科出身でもない私には
無理なので、いちいち楽譜に起こさねばなりません。
面倒なことです。大汗




さて
今日はTです。
「た て と」は
上の歯の裏から歯茎の辺りに舌の先を付けた後、
舌先を離して発する破裂無声音です。

「ち」はT(破裂音)から「し」の子音に移る時、
摩擦の要素が加わった破擦音です。

「つ」はT音から「す」の子音に移行します。
Tの後舌が少し下に移動し、空気の通る隙間を作る
これも破擦音ですね。

つまり「ち」は「ちゃ ち ちゅ ちぇ ちょ」
の「ちゃ行」が適当だし、
「つ」は「つぁ つぃ つ つぇ つぉ」の仲間です。
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2007年03月20日

「Z」行早口言葉

1 座頭(ざとー)の座右(ざゆー)の銘(めー) 座頭のざんげ

2 頭脳明晰(ずのーめーせき)で ずばりと図星を指す

3 雑誌にいざこざを書かれ さんざんの財閥

4 ずんぐりしている随筆家の頭痛の種は ずるずるズボンが
ずり落ちる事


5 おずおずしてると ずっと続いて外される
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再びZです

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今度はきっちり詳しく書きますね。

「さしすせそ」の「さ」行を濁音にすれば、「ざじずぜぞ」
だと思われるでしょうが、残念でした!

じっくりと自分の舌の動きを観察してみて下さい。
舌の動きに注意を向けて「さ さ さ」のあとに「ざ ざ ざ」と
ゆっくり発音するとその微妙な違いがおわかりでしょうか。

舌先は歯茎に付け、それを離す(破裂)と同時にずらせて(摩擦)
Zの位置に直してからAを発音するのが「ざ」です。
つまり「づぁ」(dza)で、破裂に続いて摩擦しますから
「破擦音」はさつおんと呼びます。

関西人は舌の先が歯茎から浮いてしまってdz音がd音になり、
風邪が「かで」になりますから気を付けましょう。

また、「じ」も「し」の有声音ではありません。
「し」音は舌の中程が上あごに近づきますが、「じ」音の場合は
一旦上あごにくっつけてから舌先を奥に引きつける感じにずらせ、
続いて「i」に移るのです。

一番腹圧のかかる音がこれです。
頭蓋骨にも響きやすい音ですので、歯への振動を感じながら
子音練習への手がかりとして頂きたいです。
posted by キミコ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

Sの早口言葉

1 山のしし 屋根のすす コハダの寿司に帯の繻子(しゅす)

2 スミス氏が好きなら すぐすすめるとする

3 生徒より先生(せんせー)が先輩 せっせと世話焼き

4 それは 空にそそり立ってるそんなそぶり

5 坂田さんは 昨年 細君(さいくん)に先立たれたがさっさと再婚した
posted by キミコ at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

S行です

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「さ」音は舌先が硬口蓋の一番前当たりに近づいて、
上歯の裏の狭い通路からつまった感じの息が強く摩擦されて
通り抜けますが、摩擦の後すぐに下あごを離します。

息を強く短くして「さ、す、せ、そ」と言ってみて下さい。
唇の恰好は4音それぞれ違いますが、舌先の上あごに
近寄る位置は同じだという事がおわかりでしょう。

但し舌先といっても先端は下歯裏から下歯茎のあたりで、
上あごに接近するのは舌の九合目見当の所です。

鏡を見て下さい。

「さすせそ」と言う時に、舌の先が見えていたり、
狭くするべき筈の息の通路が半開きになっていると甘ったるい
S行になってしまいます。

またこの反対の「強いS行音」の人は柔らかい音にする方法として
上の歯並びを上唇で覆い隠すよう日常心がけて下さいね。

次に「さすせそ、し」と発音してみて下さい。
「し」だけが違和感を感じませんか?
舌の先端を奥に引っ込めた感じですが、実際には舌の中ほどが
硬口蓋に近づく「SHA」行音なのです。

一応50音表を遵守する事に致しますが・・・

生徒さんの中に歯並びの悪い人が居て、前の先生に歯並びを直せと
言われたそうなのです。
でも見ていてもさほど気にならない程度なのです。
だから気にしないでとにかく発音出来れば良いでしょうと答えておきました。

つまり歯並びが悪くて前歯に隙間があるから「S」行が確かに不明瞭なのです。
その為それを直そうと大変なレッスンが続きました。
結局の所きちんとどう息を当てるかを教えられていない事と
歯並びさえ直せばちゃんと出来るという甘い考えがあって
どうすればよいか自分で考えようとしていなかったのでした。

器質的な事は確かに原因さえ直せばいいのですが、そうではなくて
自分の耳を鍛えてそれを克服する事はもっと大事だと思うのです。
もちろん余りにひどい時は直さなくてはなりませんが・・・


これほど「S」行に手こずらされた人も初めてで、お陰で私には
大変良い勉強をさせてもらえたのでした。
私は困れば困るほど喜ぶ人間なのです。
だってそれは自分の勉強に繋がるわけですからね。
苦労して手に入れたものは絶対に忘れる事はありません。
私はその事に価値を見いだす人間です。

posted by キミコ at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月18日

言い忘れが多いです

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言い忘れというより、私の中では了解済みの事が
他の方にとってそうでないというのがよくわかっていないのです。
生徒さん達と接していて痛感するのにやはりこういうところに
ブログの限界を感じますね。

「竹内敏晴」という方をご存じでしょうか。

http://www.ne.jp/asahi/butoh/itto/takeuchi.htm

この方は野口体操というキーワードから本屋で「出会った」人です。

錚々たる経歴をお持ちですが、子供時代から耳が悪く
言葉を取り戻せたのが中学生になってからという経歴がすごいです。
耳が聞こえるという感動と驚きが私を打ちました。
だから「声」という事に関して新鮮な感覚を私に教えて頂けました。

中公新書「声が生まれる 聞く力・話す力」を読んでいます。

そこに書かれていた言葉ですが、
「喉から流れ出る原声音は流れ続けて変わらない」

この言葉で書き忘れていた事を思い出したのでした。
よく考えたら生徒さんを見ていると、一音ずつ切ってる人が多いのです。ずっと息を吐き続けながら言葉が流れていくという感覚なのです。
川の流れのように息が続いているのであって、ピアノの鍵盤を
押すように一つ一つの音を独立に出して絡みあわされば、
一つの話し言葉ができるというわけではないのです。
大丈夫でしょうか?
普通の会話のように一つずつの音が組み合わさって早口言葉を
練習して頂けているでしょうか?

posted by キミコ at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月16日

Gの早口言葉

1 崖上(がけうえ)の学校の頑固な学生が
ガラス戸をがんがん叩いて がりがり先生にがみがみがなられた


2 ぐーたらな愚図なグループが ぐんぐん群を抜いたので
軍人も群衆もグーの音(ね)も出なかった


銀行への義理のために 犠牲者宛に義援金を出した
ぎすぎすした議会の議員


五島列島に 豪壮な御殿を持つ豪農
posted by キミコ at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Gの発音

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昨日の早口言葉は如何でしたでしょうか。

あれは日本語として言葉の意味を考えるような事は
しても無意味なのです。
口の動きや舌の動きをダンスの振り付けのように覚え込んで
スピードアップするものなのです。

もちろん耳の働きが一番重要ですから口の動きを
こうしたらこう聞こえると脳にインプットさせなければ
何の役にも立ちません。

まして口先だけで早口を言おうとしても、丹田からの息を
もらわないと口は動きません。
身体を正しく操作出来ると間違いなく身に付くものなのです。

さて
話を進めて今日は「G」についてです。

一昨日の「K」ですが、軟口蓋と奥舌で息を閉鎖してから
破裂させる音だとお話ししました。
それと全く同じ口構えで有声ににするのが「G」です。

無声音か有声音の違いを知るには、まずのど仏か耳を
手の平で押さえて「かきくけこ」と息を強く、短く発音します。
次に「がぎぐげご」と今度はゆっくり言ってみて下さい。

「が」行音は手のひらに響きを感じますが、これが有声音なのです。

外国語で使う「GA」なら何も問題はありませんが、
日本語の場合には鼻濁音という問題があります。
通鼻音(つうびおん)とも言われますが、九州、四国、中国、
愛知、新潟、群馬、千葉などの地方では存在しない
有声の鼻音です。
主に演劇、放送関係では「か」行の右上に小さな○をつけて
区別するそうです。

私も日本歌曲を歌う時にかなりうっかりと発音してしまい
何度先生に注意を受けたかわかりません。

「学校のガ」のように語頭に来るのは濁音で、
「音楽のガ」のように語頭以外の場合は鼻濁音を使います。
詳しくは本屋さんや検索でどうぞ。


posted by キミコ at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 早口言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月15日

早口言葉のすすめ

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子音練習を始める頃に並行して早口言葉も実施します。
母音練習で覚えた口の動きを確実にするために、
またしっかりした発音や身体の筋肉の動きを
マスターするにも最適の練習なのです。

歯切れの良い発音は鍛えなければ出来ません。
歌の練習も大切ですが、メロディと同じウェイトを占める
歌詞が聞く人に伝わらなければ歌とは言えません。
それも不明瞭な発音では歌も死んでしまいます。

方法は
初めはゆっくりと大きな声で口やあごの筋肉をしっかり使って
発音します。

はっきりと息が吐けているか、身体の筋肉の使い方も
適正かどうか確かめながら、必要でないところは
緩んでいるかにも気を付けます。

声の飛ぶ方向も確かめましょう。

段々スピードを上げますが、急ぐと文章の方に
気を取られるので注意が必要です。

一息で一文が確実に読めるようになったら、3度繰り返して
一息で読めるスピードに上げます。

冬でも大汗をかくほどのエネルギーが要りますよ。
これから各子音の欄に早口言葉を上げていきますので
練習してみて下さい。

もし今のあなたの状態が大声を憚られるようなら、息だけでも
十分に練習出来ます
のでチャレンジして下さいね。

1 親も嘉兵衛(かへえ) 子も嘉兵衛 親嘉兵衛 子嘉兵衛 
子嘉兵衛 親嘉兵衛


「は」行は息が弱いと聞こえませんし。「か」も発音が困難です。
大変な組み合わせですよ。
「無声化」のない地方の人には堪えられない練習ですね。

菊栗 菊栗 三菊栗(みきくくり)合わせて菊栗 
六菊栗(むきくくり)


これも無声化が出来ないとまず無理ですね。

3 深草 深草 深草

関西人は「ふ」や「く」を発音する時、唇を突き出すクセがあります。
その為唇の戻りが遅くて早口は大変な事になります。
腹筋と吐く息が重要なポイントになるでしょう。

この3つは私の教室でも困難度ナンバーワンだと思います。
私も本当に大変困った練習です。
皆さんも是非挑戦なさって下さいね。





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Kの発音

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母音は声帯の振動により発せられる有声音で、
舌、唇、あごなどの位置や形の単純な変化を受けて
外に出された音です。

これに対して子音は、舌、唇、歯、口蓋などによる
障害を受けて外に出される音です。
母音のように単純な音ではなく、短い音であり、
すぐ後の母音に音はリレーされます。

短いからこそ腹圧を伴わないで出すと聞き手には
他の音と間違えられる可能性も大きいのです。

まして歌ったり、アナウンスしたりと自分以外の人に
言葉を伝える立場にあるならいい加減ではすまされないのは
もう当たり前の事です。

子音には母音と同じく声帯が振動する有声音
(B、D、G、W、Y、Z等)
と声帯が振動しない無声音
(P、T、K、F、S、H等)
とがあります。
無声の子音は声ではなく息だけです。

Kの発音の実践に参りましょう。

舌で上あごの喉近くを触ると柔らかい場所(軟口蓋)に
舌の後ろの部分(後舌)をつけて呼気(吐く息)の通路を閉じて
息を破裂させて出す無声の破裂子音のことを
「K」と言います。


それに母音の「A」を複合させた物が「か」です。
「く」「け」「こ」も同型の複合音です。

「き」は子音「K」が続く音「I」の影響を受けて、
舌の位置が上の前歯の真裏の硬い口蓋(硬口蓋)へ移動します。

なお、「き」と「く」は「母音無声化現象」を起こします。
つまり口構えだけを残して、声帯が振動せずに強く短い
息だけの発音をするものです。

九州、関東、東北、北陸以外で育った人には
耳慣れない発音です。
そしてこれが「歯切れ」に大きな影響を与えています。
posted by キミコ at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月13日

Zから始めましょう

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会話に腹圧を必要としない日本人には子音の発音の
レッスンをするのは大変な練習なのです。
何しろ普段ここまで息を吐く事の経験がないので、
レッスンが終わると足ががくがく息も絶え絶えで帰る人続出です。

一番腹圧を必要とする「Z」の発音をまずマスターしましょう。

有声子音無声子音という言葉をご存じでしょうか?

皆さんは授業中にお友達とひそひそ話をした経験がおありでしょう?
声をひそめて息だけでお話しませんでしたか?
その中の子音の部分を無声子音といいます。
息づかいだけが聞こえる訳ですね。
有声子音は普通にする会話の状態という事になりますね。

関西の人はこれが出来ない人が多いのです。
ずっと喉だけで発声する土地柄なので説明するだけでも
大変です。
お上手なのは関東と東北の方ですね。



無声で「Z」の発音をしてみましょうか。

上下の歯を食いしばって前の下歯の裏に舌先が当たって、
喉元から振動した音がそこに当たりますね。
腹圧がものすごくかかっていませんか?
お尻の筋肉をしっかり締めて足の親指を踏みしめましょう。

その時のお腹への力のかかり方を覚えましょう。
丹田にもどの位力が必要ですか?
丁度トイレで腰掛けて気張っているような感覚だと思います。

「Z」の無声から食いしばった歯を一気に開けて
「A」の口の構えをします。
「ZA」の有声の発音が出来ましたか?
「Z」から「A」に変化する時に「Z」で掛かった腹圧を
キープします。

如何ですか?
単に「A」と発音するよりエネルギーが必要でしょう?
この腹圧をキープする腹筋やインナーマッスルのために
筋トレをする必要があるのです。

この圧力に対抗する体力は常にキープする必要があります。
骨盤を前に回した立ち方をマスター出来ていないと
多分腰を痛めるでしょう。

歌手は涼しい顔をして歌っていますが、実は衣装の中では
こんな状態な訳なのです。


「A」の部分を発音した後お腹にもかかった圧力が喉にもかかります。
「A」を言い終わった後に喉が開いている感触がありますか?
確かめないと喉で切るくせがついて、ひいては喉に力を籠める
声の出し方が身に付いてしまいます。

そうなるとそれが声帯ポリープや声帯結節の要因となります。
喉の健康を守るためにも習慣を付けましょう。

よく響く場所で話をした事がおありですか?
反射した声を聞いた事がおありですか?
ちょうど話し終わったところで声が反復されますね。
それを聞いている感じで、「ZA」と発音した後に口を閉じます。

気を付けないといけないのは、口を締める事で発音を終える事です。
まさに喉で声を切るような状態になりますから。
出来たら誰かに見てもらった方が良いでしょう。
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2007年03月12日

子音の練習 @

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この下の回に追加の文章が入っています。よろしくご覧下さい。

母音について述べてきましたが、いよいよ子音についてお話する事になりました。

とにかく一渡り概要を述べてから細かい話に移ろうとしているのですが、
それだけでも長い時間を要します。
毎夜書いているのですが、最近止まってしまう事が多いです。

何か書き忘れているような気がして仕方ない事と、
次に何の話を持っていこうかと自分の持っている本を
何冊も見比べながら、それについて自分はどうなのかと
迷ってしまうからなのです。

備忘録のつもりで始めたのですがとにかく話す事が多すぎて
自分でも忘れそうですわ。汗

まあとにかく話を進めましょう。

子音にたどり着く頃には生徒さん達はかなりな声量と自信が
着いています。
しかし子音を発するための筋肉の使い方には再び戸惑いと
大変さを自覚するようになるのです。

日本語の会話では腹圧を殆ど必要としません。
暮らしも文化も腹圧を必要としなかったからです。
狭い家、木や紙で出来た室内では当然です。
隣室に聞こえるのをむしろ避けていた位ですものね。

単一民族で外敵も侵入してこない土地柄ですし、
農耕民族で隣が種を蒔けばわが家も同じ事をする暮らしで
和を持って尊しとなす気風の日本人には腹圧を必要とするほど
自己主張をする事もなかったですもの。

とまあそういう背景もあるわけで、発声に戸惑いを覚えるのは
ごく当たり前の事だと思います。

どんどん話が続きます。
posted by キミコ at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

母音の練習方法

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昨日書いた「子音について@」と今日の記事を入れ替えます。

先ほどやはり大きな忘れ物をしていた事に気がつきました。
母音体操から声の方向性について話が流れていきましたので、
一旦差し戻しをします。

母音練習は毎日練習したとしてもやりすぎという事はありません。
但し意識をしっかり持ってやらないと
単に時間の無駄遣いになるだけなので心して下さいね。

1 紙を用意して5つの母音の組み合わせ表を作って下さい。
 初めの頃は2,3音の組み合わせだけでも大変だと思います。

ひとまずは3音で作ってみましょう。

私のピアノの前の紙はおおよそこんな風に書かれています。

A-O-E-O-A  A-E-O-E-A  O-A-E-A-O  O-E-A-E-O ・・・
初めと終わりが同じ音で作られた群です。

A-E-A-E-O  A-O-A-O-E  E-A-E-A-O  E-O-E-O-A ・・・
音の繰り返しがある群です。
こんな風でも良いですね。

O-A-E-A-E  O-E-A-E-A ・・・・

必ず開口母音と閉口母音を組み合わせるようにします。

I-A-Eではなく I-A-U とかI-A-O U-O-A とかU-O-Eですね。

音の数も多すぎず少なすぎずの5個とします。

これを見ながらではなくて頭の中でパターンを理解して練習します。

見て練習するとそれは目の練習になってしまいます。
見てやると自分の口の事を考えるのがおろそかになります。
耳の発達のためには目はすごく障害となります。
音のためには耳を使う事を優先させるべきで、
目を使う事は極力避けましょう。
実際にやってみると脳の働き方が違う事に気がつかれると思います。

2 これを音に載せて実行します。中央のソの音付近でします。
一番話しやすい聞き取りやすい音の高さだからです。
時々低い音しか出せないという人も居ますが、
徐々に高い目の話し声に切り替えてからソの音に入ってみましょう。
全部ソの音で5個を歌います。
初めは母音体操をしながらやってみて下さい。

気を付ける事はおわかりですね?
温かい息から声という流れを忘れないように。
声門がきちんと閉まってる事を確認します。
それが緩むと全部母音の上にHの音が乗って「は行」に
なってしまうので注意です。

身体の方の筋肉もちゃんと使われていますか?
息の流れのコントロールをするのはあくまでも
身体の筋肉です。そうしないと喉だけで声を出す事に
なってしまうので気を付けて下さいね。

口の形もちゃんと出来ていますか?上あごは?
息を当てる場所は?あごの位置は?

3 同じ音で出来るようになったら ソーラーソーラーソとか
ソーファーソーファーソの二度音程で。
それが出来たらファーソーラーソーファの3度音程で。
順次音を上げながらその音列を歌っていきます。

音が高くなって苦しくなってきたらどうすれば良かったんでしたっけ?
そうですね!下あごを下げるんでしたね。それも横に開けるようにするのでしたね。

4 それが出来たら1つの行を3度繰り返します
例えばA-O-E-O-Aなら A-O-E-O-AA-O-E-O-AA-O-E-O-Aです。
それも一息に収められるように実行します。
つまり早く言えないと一息には収まりませんね?
同じ音が二度繰り返される場所がとても言いにくい筈です。
それが歯切れ良く出来るまで練習して下さいね。

以降 
4音の時も初めと終わりを同音にして下さい。
3度繰り返す練習の時に役に立つのです。

最後に5音の練習になりますが、パターンを読み込んで
練習するようにして下さいね。 
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2007年03月10日

声の方向性 C

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今日はさっそく自分が昨日書いた事を実践してみました。

今日レッスンに来られた方は緊張しやすいタイプの人です。
まずは野口体操で調子を整えようと立った姿勢で腰から上を
下に落とすという動きをしてもらいました。

初めは自分の筋肉で下に下ろそうとしていましたが、
私が後ろから腰のちょうつがいを持って
腰から上を振り落としました。
真っ逆さまに落ちる感覚が怖かったようですが、やがて
背中の強ばりが取れて腰を緩められるようになりました。

大事な事は下に落ちた時にその動作を続けながら
「まだ身体が緩むかも知れない」と自分に聞く事が
出来るかどうかなのです。

声を出すレッスンになって、やはり初めは気後れした様子で
声が前に出ません。
そこでピアノの鍵盤カバーを使ってそれを結んで
ボールに見立てて後ろ向きに投げてもらいました。

レッスン室には音響装置を入れていますので教会に居る
という設定の中でレッスンをしました。
ちょうどヤマビコのように声が返ってくるのを聞きながら
後ろ向きに投げます。
うまく声が後ろに当たると声が返ってくるのです。
きちんと後ろに当たらないと全く返ってこないので
効果は一目瞭然です。

色んな距離を設定して投げてもらいました。
初めはレッスン室の入り口に。
続いてレッスン室の外の鏡に向かって。
最後は外の塀に向かって投げてもらいました。
投げるスピードの違いや身体の筋肉の使われ方が変わるのを
覚えてもらいます。

それで調子が出て声が当たり出したところで今度は
後ろから振りかぶって前に投げます。
後ろに振りかぶる事で後ろも意識出来ますから大事な練習です。

先ほど後ろ向きに投げた時に言わなかった事を言ってみました。

自分は前を向いているけれど後ろを意識化して後ろの左右の端っこを
視野に入れてそこに声を当てるようにして下さい。


そうすると声の返り方がとてもクリアになりました。
生徒さんはすごく驚いていましたよ。
もちろん口の中で上あごを高くするのを忘れると
声は響かないのであれこれと気配りが大変なのは当然ですが。

また前に投げる時は一定の距離を設定する事に加えて、
後ろから投げた時にA地点からB地点に下にすとんと
すぐに落ちるようでなくて、出来るだけ上空に
それも長い時間居られるように投げます。

投げ終わった時に気持ちが良い事も確認します。
それを意識する事で次に投げる時にどうするかを
考える事が出来るからです。
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声の方向性 B

P1010095.JPG

さて昨日の続きですが。

実験はして頂けましたか?
天井の高い場所、例えば風呂屋とか教会とか
そんな場所なら反響があるからあっさりと
答えが見つかるのですが・・・

自分の前に向かって声を出しても響きません。
自分の背中に向けてなら尚更無理です。
でも中二階に向けてなら響くのです。

感覚としてはピッチャーがうんと後ろに振りかぶって
球を投げるというあれなのです。
下から放ってもだめだし、振りかぶらないと届かないし
やっぱり後ろの上でしょう。

いつもこの話を生徒さんにして、ついでに例として引くのは
細川たかしさんや坂本冬美さんです。
ああ こう書いたらまた検索にかかるでしょうね。笑
一度テレビでこの人達を見たらよく観察して欲しいのです。

彼らは前に向かって歌っているようで、実は後ろに声を反射
させているのがよくわかると思います。
マイクなんて頼りにもしていないでしょう?
あれは放送録音のために仕方なく持ってるに過ぎないのでしょう。

ここを読んで下さってる方達にはマイクを持って歌う
ジャンルの人が大勢いらっしゃると思います。
私はマイクを持たないジャンルなのですが
あれは面白いものですね。
単に持っていればいいのかと思ったら違うのですね。
ある角度を保たないといけないわけなのですねえ。

囁き声でも拾えるから便利ではありますが、頼りすぎて
終いに食べてしまわないかという風情の歌手が居ますが
マイクをもぎ取ったら面白いのではないでしょうか。
ちょうど前にポロンとボールを転がしただけのように
声は誰にも届かないでしょうね。

さて
ピッチャーのように声を前に投げたとして。
その距離の設定をしなくてはなりません。
単に目標無しに投げても意味がないのです。

極端な例として、恋人の耳元で好きだぁぁ!
と叫んだらどうでしょうか?
きっとあなたは恋人に投げ飛ばされるのがオチでしょうね。
1センチも空かない距離では叫び声より囁き声が似つかわしいのは
まず誰が考えても当たり前でしょう。

声にもこれが当てはまるのです。

練習としてはタオルのような物を丸く結んで球を作ります。
それを色々な距離に設定して振りかぶりながら声を投げます。
とても面白くて気持ちの良い練習ですよ。

前に投げるのと共に是非後ろに向けてもやって下さい。
位置はもちろん中二階です。
とても近い中二階からうーんと遠くの中二階まで。
色々設定してやってみて下さい。
前に投げるより後ろに投げた方が楽に声が出る事が
わかると思います。

なぜですって?
簡単ですよ。「まん丸お月様」をやりましたね。(1/14参照)
あれは何のためにやったんでしょうか?
横隔膜をしっかり下げるためでしたね。
大胸筋も大きく広がり、肩胛骨も広がって申し分ない練習でした。

ちょうどあの練習の応用編です。
肺がしっかりと広がると同時に投げる動作で
しっかり息を吐ける事でしょう。
しかも肩が上がりやすい人や、声が頭から突き抜ける感覚を
掴むには良い経験になるはずです。

読んだらすぐに試してみて下さいね。



タグ:発声
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2007年03月08日

声の方向性 A

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母音体操はマスターされましたか?

確実に出来るようになったらどんどんと振りを小さくして
人差し指で目立たないように出来るくらいにしましょう。

もうこれが完全に出来る頃には自分の出している
音の聞き分けはかなり出来かかっているのではと思います。

とにかく自分の頭の中に的のイメージを持ちましょう。
よく聞いてると的の真ん中に当たるとか
ちょっと手前で逸れたとかわかるようになってきます。
そうなると楽しんで練習が出来るようになってきますよ。

本当は聞いてもらえる人が必要なのです。
自分の耳では自ずと限界がありますし、正しいと思いこんでる
かもしれませんからね。
これが一番怖い事なのですが・・・・

一人で練習せざるを得ない人に唯一勧められるのは
録音する事です。
各母音を舌の位置や口の開け方を色々にして
発音してみる事です。

初めは音を伸ばしてその中で色々変化させてみます。
その中でこれはと思う音色が見つかったらそれらしい音を
何種類も切って録音します。
そしてもちろんその時の口の状態を記録または記憶しておくのです。
面倒ですがそれ以外にはないでしょう。

それと共に実験して頂きたいのですが

@ 自分の前に向かって任意の声を出す

A @と同じ声を自分の背中より下に向かって出す

B @と同じ声を自分の真後ろに出す

C @と同じ声を後ろの中二階に向かって出す

さて
聞き分ける事が出来ましたか?
もし同じ声じゃないかと言われるあなたなら
もう一度自分の耳を鍛え直すべきです。
ほんの少しですが違いがわからなければ一人で
練習すべきではないでしょう。

などと言われたらどきっとして真剣にその方向を
考えて声を飛ばそうとするでしょう?

何度もやってみて下さいね。


明日に続きます

タグ:発声
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2007年03月07日

声の方向性

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母音体操はうまくいきましたか?
あれは不思議とうまくその母音らしい音を出す事が出来ると
思うのですが如何でしたか?

で、一体何のためにフリまでつけてあんな体操をするのでしょうか。

つまり首から上だけの動きを過剰にするために胸の圧迫が起きたり、
顔面筋肉疲労が起きたりするのを防ぐためです。
動作する事で声の方向性をも引き出します。

声の方向性を身につけるのはとても大事な事です。
声は通常前に向けて出せばいいのだと思うでしょうね。
ところがそれだけをするとなぜか声は響きません。
後ろを意識して声を後ろに送って前に増幅させるようにすると
立体的に聞こえるのです。

「A」の動作の時は手の方向から額から斜め上の方向を
意識せざるを得ないでしょう。

「E」、「I」の時には前方下への動きの反作用を意識して
声の方向は後頭部斜め上になります。
「I」は「E」より当てる場所が上になってほぼ頭の上に
近くなるでしょう。

「O」は目線まっすぐの前面を意識しますね。

「U」は本当に奇妙な動作を伴いますが、確かに下方を意識しますが
真下に声を押しつけるようにしないで丸くした背中の面を
意識して反射させるようにします。
また唇は上唇が力無く垂れるように力を抜きます。
唇に力を入れると発音がうまくできません。
タグ:母音体操
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2007年03月05日

母音体操

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誰がいつ発明したのか定かではないそうです。
私も本から方法を学んでやってみました。
とても的確で役に立つので生徒さんにも
してもらっています。

「中央のソ」ー「上のド」の音を歌いながらやります。

「A」 

一歩踏み出しながら、腕、胸、視線を上げる。
お尻の筋肉を締めて前に出した足に重心を置く。
下あごを引きつけずに自然に目線の通りの方に
上あごを上げながら「A」の発声をする。

「E」 

手を肩まで上げる。その時左右の肩胛骨で物を挟む感じにする。
お尻の筋肉を巻き込みながら眉毛を上げて、驚いた顔をする。
(頭頂筋を使う)重心は「A」よりやや後ろ。

「I」 

基本姿勢のまま正面で合掌する。人差し指は鼻すれすれに、
親指は下あごの先に軽く引っかける感じ。
ドに上がる時に親指を引きつけるようにあごを引いて、
口角を上げて鼻の穴を意識する。
胸をややあげて肘を少し広げる。首以下は「E」と同様に。
意識は頭の後ろの中二階くらいに持っていく。

「O」 

お腹の前くらいに手を差し出し、一歩正面に踏み込む。
その時手で水を汲んで正面の相手に捧げるようにする。
肩の付け根はやや盛り上げて重心は大きく前に移動する。
あごはやや引いて胸を上げる。
一歩前に踏み出すにはお尻を締めて太ももから前に
出ようとする事。
暗い響きになりやすいので目は見開く事。

「U」 

左右の指で反対側の耳たぶをつまみ、足を交差させて立つ。
ドに上がる時そのまま下を向いて、頭頂、背中。腰の線が
滑らかな円を描くようにする。

脱力されたあごと唇から出る曖昧な母音が、
丸くなっている背中と腕によって囲まれた空間で、
深い「U」となって響く事を確かめる。
重心の移動はほとんどない。

「E」と逆に肩胛骨は開かれて肩は少し上がるが、
足の交差によるお尻の筋肉の巻き込みを強調する事で
上半身の過剰な緊張は避けられる。
声の方向は下にあるが、このおかしな姿勢は無意識に
肩を上げてとぼけた表情を強いられるので、
押しつけがましさを避けられる。

posted by キミコ at 22:24| Comment(7) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

閉口母音

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後に残るのは閉口母音の「O」と「U」です。

「O」は一番簡単だろうと思います。
「A」の口の構えと舌の位置を確保しておきます。
大きく開けた口の円形を小さな円形に移行させます。
それだけで「O」の母音になります。
但し「A」に比べると舌は自動的にやや引き気味になります。

「A」ー「O」の発音練習をして確実に出来るようになったら
「E」ー「O」、「I」ー「O」の練習もします。
後は以前のように4つの母音の混合練習をします。

残るのは「U」ですがこれが一番厄介な練習です。
「う」の発音を今してみて下さい。
観察されておわかりでしょうが口を開けずに済むし
上あごは落ちたまま。
下あごも上がったままで十分発音出来るのです。
深みがなく音に膨らみを持ちません。
つまり他の4種類に比べて一番段差を感じる発音に
なりやすいです。

今度は熱いものをふっと吹く口をしてみて下さい。
きっと「O」の発音の口の構えをそのまま小さくして
前に突きだした形と私が説明してもそれがおかしいとは
思わないのではないでしょうか。
そのままふーふーしてそれに音を加えてみて下さい。
いつもの息から音にするあのやり方です。

いかがでしょうか?
上あごは高くなって舌の先は絶対に下の歯の裏には
つかないでしょう?
音にも膨らみがついて深い響きだと思いませんか?
気を付ける事は口から出た息が下に向かわない事です。
発音している間中、上あごに息が当たるようにします。

「O」ー「U」の発音をして下さい。
「O」からゆっくり「U」に移行させるときっと息が
下を向いているのに気がつくと思います。
「O」の最後で頭のてっぺんの中央を意識します。
「U」に音が変わる頃には頭の中心から音が抜けたように
発音出来ると思います。
それと同時に眉毛も少し上げるとそれがやりやすいと
感じるはずです。

まとめてみると「U」の発音を作る条件は唇を丸めて
突き出す事、そうしないと下あごが上がってしまいますから。
それと息は上あごに当てる事、そうしないと
発音が暗くなりますから。


参照 再びの閉口母音

もっと詳しく書いてあります。必ずごらん下さい。
posted by キミコ at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

「I」の練習 続き

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有り難い事に日本語の母音はたったの5種類です。
それに子音を付ければ良いのですから楽な言語ではあります。
とにかく徹底的に母音練習をします。
私の教室ではどんなに年数が経っても発声練習の一環として
実施しています。

さて「I」をマスターしたとして、「A」「E」「I」の3種類で
順番を変えて発音練習をします。
A-E-I 、A-I-E 、E-I-A、 E-A-I、I-E-A、 I-A-E 、となります。

方法は単音だけでそれらを発音する。
それが出来ると音型を変えて練習します。
初めは「I」が引っかかってうまくいかないと思いますので
どうしてもゆっくりになるでしょうが、それで良いのです。
脳に指令を与えさせるように確認しつつ練習しましょう。

確実にこなせるようになったらある音型を3度
繰り返すように練習します。
初めはゆっくりと、そして段々テンポを上げて何の躊躇もなく
一瞬にして言えるようにします。

もちろん単にルーティンワークと思ってはいけないのです。
これは練習というより「鍛錬」、つまり自らを鍛え、
練る行為なのです。
鍛えて練る事で新しい事に毎日気づくようでなければ
なりません。

昨日より今日、そして今日より明日、と自らを
引き上げるものであると自覚出来なければ
何の意味も持つものではありません。

考えると気の遠くなるような行為を一つずつ
積み重ねられるようでなければ何事もうまくいくはずは
ないでしょう。
でも月単位、年単位で自分を振り返った時の達成感は
間違いなく何者にも代え難いものであると
確信できる事でしょう。

やがてそれは日常生活に置いても何事をするにも
役に立ってくる事でもあります。
耳を鍛える事で他の事にも神経が行くようになるし、
一日を大切にも出来るようになると思うのです。

posted by キミコ at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「I」の発音

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初めから話が変わりますが、今日は「DREAM GIRLS」を
見てきました。
圧倒的な歌唱力にすかっと溜飲が下がりました。
いわゆる邦楽「アーティスト」と言われているマイクを離せず、
音程もリズムも不確かな人たちに見せたいと思いました。

あの歌唱力はストイックなまでに基礎練習をやっている
賜ですね。
いくら初めから声に表情が備わっていたとしても、
基礎練習をおろそかにしていては何も生かせません。
若い時は声帯が柔軟ですから何とか歌えても、
40代を過ぎた頃からツケが回ります。
いつまでも歌いたいなら基礎練習を続けるべきです。

それはさておき話を進めます。

「開口母音」という言葉をご存じですか。
口を開いたままで発音出来る母音、
すなわち「A」「E」「I」です。

「A」と同じ口の形で舌の位置が変わるだけで「E」と「I」を
発音出来るのです。

日本語の「い」は必ず口を横に引いて発音するので、
必然的に奥歯が近寄るので声が詰まったようになります。

私は同年代の某有名女性フォーク歌手の「い」行が
気になって彼女の歌をちゃんと聴けません。
余りにも他の母音との差がありすぎるからです。
気がついていないのか、売れたら良いということなのかは
定かではありませんけれど・・・


歌を勉強している人なら誰でも苦しむのがこの母音です。
全くやっかいで何年経っても振り回されます。
低い音域ならそれほどでもないですが高音域に、それも
歌詞の最後とフレーズの最後が合おうものなら悲劇です!
私も恨みの曲が何十曲あったやら・・・

つまり日本語の歌詞ではあっても日本語特有の口を横に引く
発音法では歌えないという事なのです。
脳は「い」と認識すると口を横に引くとインプットされて
いるので、構音に長い事まごつきます。

つまり
「A」と同じ口で舌を舌の歯の裏に「E」より強く押しつけます。 
少し舌先に力も入るので舌根にも力が入る人が多いのです。
舌の形は丁度舌の真ん中の部分が盛り上がって、それが喉を
開けていたとしても障壁になって声が響きません。

奥歯の上側を最大に持ち上げてその一番高い天井に声を当てるようにします。
上の奥歯の位置が多分わからなくなるでしょうから
耳たぶの側のあごの関節を触って確かめながら
発音してみて下さい。

同時に自分のあごの先を指先で触ってその発音が
あごを下ろしたままで行われているかも忘れないようにして下さい。

もちろん口は「A」よりは横に開きますので悩まないで下さい。

多分日本語愛用者の私たちには信じられない構音ですから、
録音した方がわかりやすいでしょう。
東北地方の方言の「え」の発音のような「I」になりやすいので
よく聞き分けて練習してみて下さい。
イメージは英語の「EVENING」の「E」に近い感じでしょうか。

参照 「I」の母音についての追記
posted by キミコ at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする