2007年06月26日

検診の結果

私の住んでいる高槻市では市民検診があって、40才以上の人が
受けられるようになっています。
昨年はうっかりで受けられませんでしたが、今年はきちんと受けてきました。
検査の結果はもちろん異状なしということでとてもほっとしました。

私の年代で全く何も異常がないというのは珍しいかも知れませんね。
せいぜいメタボ気味で座骨神経痛持ちくらいのものでしょうか。
生徒さん達に常日頃健康に関することばかり吹いていますので、
これで何かあったら話になりません。
そういう意味でも本当にほっとしています。

そんな私でも足首だけが異常に冷たかったり、喉の渇きが以前と比べると強いとか、
胃の消化能力が落ちている事をこの2〜3年で感じたりしています。
半世紀も経つと徐々に機能が落ちていくのは否めないことでしょう。
自分の身体と向き合いながら持っている能力を高めつつ、残る人生をやっていきたいと
ひそかに思っている最近です。

身体能力と反比例して、音楽に対する能力の向上はめざましい物があります。
ついこの間まで知り得なかったことを自分の物に出来るこの快感は何物にも代え難いです。
最後の瞬間までこれが持続することを願って止みません。
posted by キミコ at 22:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月24日

メンテナンスも欠かせません

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先々週の「歌声喫茶」はピアノの前に座るのも窮屈なほどの
大勢なお客様にお越し頂いて、つい歌を引っ張るために
声をいつも以上に出してしまいました。
その夜から3日間は声楽の生徒さんに私も経験のない歌を宿題にしたので、
私自身も練習しなくてはで、相変わらずもっと前から練習すればよい物を
ぎりぎりにならないとやらない、自分の性格を呪いつつ練習していました。
その当日はずっと歌の生徒さんばかりが続いて、否応なく声を出してしまう。
という訳で、私にはオーバーワークでした。
もちろんマッサージしたり、ストレッチを入れたりで気をつけていましたが、
朝起きると痰が溜まったり、声がしわがれたり、良くないなあと気になって居ました。

昨日隔週にお世話になっている整体士さんにかかり、喉周辺を抑えて頂きました。
おかげで今朝は喉周辺が筋肉痛でかなり痛いです。

初心者の生徒さん達とストレッチをしていると、自分の身体をマッサージしたこともない方が多くて
私にはかなり驚いたことでした。
その人に応じたマッサージの箇所をお教えしたり、実際触って差し上げたりして
その度に喜ばれたり驚かれたり・・・
1年もするとすっかり元気になって、自分の身体に関心が持てるようになった
と必ず言って下さいます。

ボイストレーニングは自分を楽器化して、それを管理することという面も持っています。
手入れもせず使いっぱなしで、管理を人に任せるというのは明らかにおかしな事です。
例えばお化粧してそれを洗うこともなく、常につけているなんて事はありませんね?
身体が汚れれば洗います。怪我すれば絆創膏を貼ったりもしますね。
それと全く同じで、楽器の手入れは常に怠れません。
たちまち楽器の性能に問題が生じて、最後には健康に関わってくるからです。

ストレッチも当たり前の楽器の手入れですが、傷んだ箇所は適切に
塗り直したり接着したりするように、マッサージをして頂きたいものです。
足が痛んでさえ、立つのが困難ならそれは楽器の故障です。
故障した物は出来るだけ修理するのは当たり前ですね。
マッサージでかなり修復が効きます。

喉の周辺は色んな筋肉が関わり合って成り立っているから、触るのも怖いのですが、
痛い箇所を探って力を外に向けるようにして自分で加減しながら、
押さえて頂きたい物です。

後は不要なおしゃべりや過度の飲酒喫煙、水分の恒常的な補給、
適度な睡眠、十分な栄養、冷やさないこと・・・
書いていて気がついたらまるで修行僧のような生活になりますね。 笑

その位健康には気を遣って頂かないと、健康も楽器も保持出来ません。
自分を気持ちよく保つこと。難しいことではありませんが、思い当たることがあれば
すぐにでも取りかかって頂きたい物です。

posted by キミコ at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体のメンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月21日

普段の生活の時の呼吸を知っていますか?

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こうして呼吸に関連する仕事をしていると、普段の何気ないことでの
自分の呼吸にふと気づくことがあります。
私も主婦ですから料理をする時に特によく気がつきます。

フライパンでものを焼いていて裏返す時の呼吸。
とても細く材料を切りたい時の呼吸。
急いで料理をしていて時間を気にしている時の呼吸。

そしてこの息づかいで歌ってみたいと思ったりとか、あの生徒さんは
こんな息で歌ったらきれいに出来るんだろうなとか・・・

たとえば物をよく壊す人は呼吸がとても大きいのです。
呼吸を意識してそれを調理に活かしたら繊細な料理が出来るかも知れません。
昔の生徒さんでしたが、ハンバーグを作っていて指を骨折!
がんがん混ぜていてボールの内側に指を強打したそうです。 汗
女性の生徒さんが多いからレッスンの時にお話しする時に、調理に引っかけて
音楽の話をするとよく理解して頂けます。



いつも素晴らしい声で歌う生徒さんが昨日「先生、ちょっとピアノを聞いて下さいよ。」
と弾いて下さいました。
ところが呼吸のコントロールを知らなくて、繊細な曲が台無しです!
あれだけ良い声が出るのに・・・

息の強さを半分以下にしてそっと鍵盤に触れてみて下さいと言って
そばで一緒に弾いてみました。
初めは指の力も抜かずに叩こうとしておられましたが、そのうちに
柔らかい音が出てきました。

声の質がよくてもそれだけでは歌になりません。
良い声であるほど惜しいなあと思われて案外歌のまずさが
目立つかも知れないのです。

力任せに演奏しても人の心を打つとは限らないのです。
さりげなさに聞き耳を立ててもらうようにする方が余程効果的なのです。
丁度こてこてにお化粧してる人より、薄化粧で素肌の美しさを引き立てる方が
美しく見えるのと同じですけれど・・・



posted by キミコ at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 呼吸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

あごの柔軟性再考

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最近歌うようになった話を少し以前にしましたね。
自分が歌うことで以前と違うことを色々発見しましたが、
一番変わったのがあごの柔軟性です。

あれだけ生徒さん達としつこいほどの母音練習のお陰で
あごを動かすことがとても楽になりました。
歌っていて深くあごの筋肉が動くことに感動さえ覚えます。

何がそうすることで違ったかというと、声の伸びと疲れが少なくなったことです。
あごの筋肉が良く動くことでのメリットは、いつも書いていますが高音が楽に出せることです。

高音が出せるためには声帯が伸びないと不可能なのです。
ぴんと張りつめた弦が出す音は高音だと学校の理科の時間に既にご存じですね。
全く同じ原理なのです。

若い時には楽に高音が出せたのは声帯周辺の筋肉が柔らかいからですね。
加齢が進むに従って、筋肉が堅くなるから出しにくくなるのは、皆さんの周りの
熟年以上の方達の声を聞いていたら簡単にわかることですね。
あごが軽く落ちるようになって、以前の声を取り戻せた事は
何よりの喜ばしいことでしたよ。

今日もレッスンで気づいたことですが、その生徒さんは高音を出す時に
一応声は出るのですが、声を出しながらあごを固めているのが見えました。
つまりあごが柔らかく保てていないのです。

体操をする時に弾みをつけてしない、というのは今や世界の常識となっています。
なぜかというと弾みをつけて動いた瞬間筋肉が固まってしまうからです。
この生徒さんもそうでした。
出にくいからとあごを弾みをつけて下ろすから、声が出た後に固まってしまった訳です。
もちろん出た声は硬い声なのは言うまでもないでしょう。

これを防ぐためには高音になる一つ前の音を出している時点で、次の音のために
あごを下ろしておく
ことです。
これはなかなか難しいことで、ある音を保ちながらあごを下ろすという
基礎運動をしっかり練習しておかないといきなりは出来ません。
脳が経験したことのない動きですから百人いれば百人が出来ない事です。
つまりこれが軽くできる人が高音を制する訳ですね。

またそれが出来たとして、鳩尾は?肋骨は?広がっていますか
補い合いながら、しかもどの条件も満たしていなければ声は操ることが出来ません。

考えたらきっと気分が悪くなるでしょうが、出来た時のその喜びは人一倍なのです。


関連記事ちくわの喉?
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2007年06月16日

腰を鍛えましょう。

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大腰筋とは上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で
背骨や骨盤を支えたり、太ももを上げるとても重要な筋肉です。
しかし体の外側から触っても確認は出来ません。

この筋肉を鍛えることで、まず姿勢が良くなり、下半身の血行が改善されて、
足が疲れにくくなります。
つまり歌う時に上半身にかかる圧力を支えるためには
大腰筋が不可欠な筋肉といえるでしょう。


大腰筋が弱くなると上半身を支えきれなくなり、胸を前に倒して
姿勢のバランスをとるようになるため、
背骨が湾曲するとともに骨盤が後に倒れてしまいます。
つまり骨盤と背骨がゆがむと、血流が滞ったり神経が圧迫されて、
内臓が下垂して下腹部が出てきたり、更には
交感神経の働きが低下し、太りやすい体になります。
また大腰筋と拮抗関係にある大臀筋も弱くなるのでお尻も垂れて来ますね。


筋トレ1
その場足踏み

両手を大きく振りながらその場で足踏みをします。
太ももは床と平行になるくらいまで上げ、
1〜2秒キープします。

その発展系として

両手を前にならえの体勢にして手の平を下に向けます。
その体勢をキープしたまま足踏みをして、手のひらに膝が
つくほどに高く上げます。
これを楽しくすると、同じ運動になりますが、先ほどの高さに膝を揚げて
その膝の下で拍手を1回します。

片足踏みだし

直立の姿勢から片脚を上げ、大きく前方にバンッと踏み出します。
そこに体重をのせて、出した脚のひざが90度になるまで曲げ、
3〜5秒間後ろ脚を意識的に伸ばします。

次に体をいったん最初に直立状態に戻してから脚を替えて
同じ動作を繰り返します。


以下のHPも参考にどうぞ


http://daiyoukin.infotopjp.com/

関連記事バランスボールの座り方

バランスボール 大腰筋を使う
posted by キミコ at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

声の粒を揃えよう

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どんなに進んだ生徒さんにも必ず母音練習は抜かせません。
母音の練習方法
何年もやっているとマンネリというか慣れが生じるのが怖いところです。
単に形の練習に陥ることがないように、お互いに気をつけなければなりません。

先日もこんな風でした。

母音練習を短く音を切って練習していた時にふと気が付いたのですが、
5音を発音しますがかすかに不揃いです。
生徒さんはそれに全く気づくことはありません。

私は音楽を聴く時に脳の中では映像として見えてくるものがあります。
その生徒さんの声からは小さな円が見えてきます。
円が5個並んでいて黒く縁取られた円から色が外にはみ出ています。
中の色(私には赤に見えましたが)も均一に塗られていなくて、
ある箇所では分厚く、ある箇所では水彩で描かれたようになっています。
それが5個あってどれも同じでないのです。

その話をすると「目で見えるものにたとえて頂くとよくわかりますね。」と
それからはものすごく慎重に真剣に取り組んでくれました。
終わると大きなため息をついて「神経が疲れますね。」と。

研ぎ澄まして聞くクセをつけると、自ずと見えてくるものがあるようです。

上手に伝えることが出来てとても嬉しいことでした。
タグ:発音練習
posted by キミコ at 23:20| Comment(5) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月10日

丹田の力を抜くと・・・

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人間って自分が既に獲得していることに対しては、すっかり無意識になるものですね。
ボイストレーナーなどという仕事をしていると、何度もそれを
思い知らされることに行き会います。
既にここでも何度と無く書いていますものね。

今後私が気をつけることはここに尽きるかも知れません。
いかに相手の知らないことを前もってお知らせ出来るかということでしょうね。

さて、仲良くして頂いている女性にこんな事を聞かれました。
この人はずっとヨガをしていられるのですが、

私は丹田力が弱いのでそれが高まるとストレスにも強くなれるかもしれないので方法があるなら教えて下さい。」

そこでこうお答えをしておきました。

24時間常にそこに意識を張り巡らせておく事でしょうか。
気にしていることはいつか獲得出来るものです
。」

何だか答えにもなっていなくて申し訳なかったのですが、実際そうしか
私には答えが見つかりませんでした。
「求めよ、さらば与えられん」という訳ですね。

おとつい彼女からこんなメールを頂戴しました。

丹田に意識することをやってみました。
いつも冷房がきいた店内に入った途端、汗(冷や汗)がだらだらと
出て困っていたのが、これをやったら止まりました。
カーッと上にあがるのがおさまりまったみたいです。
意識することでこんなに違うなんて驚きです。

それと 焦ったり落ち着かなかった気持ちも、丹田に意識をおくことで 
集中&ゆったりした気持ちになれて料理を作るとき楽でした。
普段下腹(丹田)に力を込めておくことはしていたけど、意識をおくことで驚くほど違いました。


なるほど!と思いました。方法を実践はしてもそこに気持ちが行っていなかったら
結局やっていないのと同じ事になるのですね。

私の場合は歌が歌えることばかりに気持ちが行っていたので、
丹田に意識を置くこと、それも一日中そうであることはまさに何よりも大事な事でした。

野口体操に出会って、自分が何者だと考えることと共に、あれは徹底的に
丹田とそへに意識を置かせる練習でもあると思い知らされたものでした。
若い時にこの体操に出会えて幸せでしたね。まさしく一生の財産でしょう。

音楽を離れていたような子育て期間の時でさえ、丹田についてはすっかり身に付いていたらしく
普段話をしてる時でさえ丹田でしゃべってるのを発見した時驚いたことでした。
余りにも丹田に意識を置くのは日常だから忘れてる位だったからでしょうね。

確かに丹田にいつも入れている力を抜くと、まず足元が定まりません。
歩くのにもゆらゆらと揺れますし、お尻からも力が抜けてたちまち背骨をしゃんとさせるものが明らかに抜け落ちます。
座っていても背中がぐにゃっと曲がって、胸の真下におへそが来ます。
となると、身体内部では肺がしぼんで横隔膜が上がりきった状態で、
酸素が取り込めません。
となると脳に酸素が供給出来ない!息が浅くなって胸苦しい!
首は前に突き出てたちまち私は老婆と化しました!

この状態では歩いたら膝が曲がって上半身が保てません。
よたよたと足が外股になって膝が摺り合いませんし、上半身がすごく重いです。

呼吸が浅い状態では脳も働かなくなり、健康を害し、ひいては
能動的な生き方も出来なくなるでしょう。
たかが意識化するだけで、その人生に置ける差はすごいものになると思います。

だから血のめぐりも酸素も行き渡らないのですから、彼女の言うように、
まるで風船がふわふわと上がるように気が上がって、ぼうっとする感じも頷けますね。
物事に集中出来たのも、何よりも呼吸が深くなるのでその結果
酸素が脳に行き渡ったのではないかと思います。
(何だか普段がぼうっとしているように聞こえますね。すみません!)

骨盤の位置を覚えるとか、丹田を意識する事が出来るようになると
本当に何にでも応用が利きます。
皆様も是非日常化させて生活に役立てて下さいね。

写真はわが家のあじさいです。きれいに撮れましたでしょう?
posted by キミコ at 21:41| Comment(3) | TrackBack(0) | 野口体操 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

歌舞伎パリ公演のドキュメントを見ました

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私の好きなものの一つに歌舞伎があります。
普段余り人にも話をしないので、私自身もそれを好きだということさえ
忘れてる事が多いですけれど。
団十郎さんがガンで大変だったということをニュースで知って、
そんな団十郎さんが初めてのパリ公演をされると聞いていたので
すごく興味がありました。
フランス人の日本趣味は有名ですもの。そんな場所で歌舞伎の公演をするなんて、
両国にとってこれほどの文化交流はありませんものね。
しかも「勧進帳」でしょう。私も良く見ていますし、好きな演目です。

http://www.cahierdeparis.com/1_article_821

昨夜NHKでのドキュメントをじっと見せて頂いていました。
やはりこんな仕事をしていますと色々なことに気づかされます。

第一に
親子競演なのですが、団十郎さんの体格が親子であるとは思えないほど
若くて充実しているのに驚きました。
普段の服を着た場面を余り見ないので、これまでは私の意識にもなかったのですが、
しっかりした筋肉はやはり子供時代からずっと舞台を続けていた人にふさわしいものでしょう。
当然舞台人としての存在感は周りを圧倒していて、何百年もの血筋が
なせるワザも入っているとはいえ、目を奪われました。

第二に
顔の若いことです。顔の筋肉を動かす量が半端ではないので、
しわが少ないことと生き生きしていることです。
私自身も最近になって自分も該当することに気が付いて、すごく嬉しいことです。
表情筋を鍛えることはとても大事なことですね。
何しろ見得を切るから目の周りの筋肉も運動量が半端ではありません。
だから額のしわが全くないのです。ほうれい線はもちろん皆無ですし。

第三に
練習で舞台に実際に装束をつけて立って、声を出している映像がありました。
オペラ座ですから天井が高くて奥行きがあります。
全く歌舞伎をする環境ではありませんが、声を響かせてどんな聞こえ方をするのか
慎重に確かめておられました。
それが全く私たちの音楽会のリハーサル風景と寸分も違わないことで、
すごく親近感を感じました。
それに子音の響きのすごいこと!マイクを通してではあるでしょうが、
それでもクリアに聞こえるのはさすがだと感じ入りました。

テレビで声を出している場面に気を配るのは、もう私のクセになっていますが、
やはり今回も有益な勉強をさせて頂けました。

posted by キミコ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月07日

お尻を使おう

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歌う時には意外にお尻の筋肉が必要なのです。
私もそうですが、お尻が垂れてるヒマはありません。
常にぎゅっと肛門を閉め、お尻のえくぼを引き締めています。
多分歌う人は全員がそうではないかと思います。

なぜ必要かというと、歌う時の感覚はトイレで気張っている時と
全く同じなのです。
息を詰めて気張るのでなく、息は吐いては居ますが、腹部の感覚は
まさにその通りなのですから。
但し久しぶりに実験して頂きたいのですが、肛門を閉めないで
歌うのと、しっかり締めて歌うのではどちらが歌いやすいでしょうか。
答えは明らかですね。
そうなると臀筋を鍛える必要があることは自明の理でしょう。

臀筋を使いやすくするために内転筋を鍛える必要があります
内ももがしっかりしていないと踏ん張りも利きません。意外?どの筋肉を使う?

ここにも少し触れていますが、ふくらはぎの筋肉も使わないと
これも踏ん張りが利きません。
歌う時の姿勢を取って下さい。上半身と骨盤をキープしたまま
腰幅に足を開けて少し膝を曲げてかかとだけを上げ下げします。
あーら不思議!

いつも言っていますが何回やれば良いのですか?ではないのです。
自分との兼ね合いや、筋肉を意識出来るかどうかですから、
回数を書いても仕方ないのです。
1月ほどして床に足を投げ出した時にふくらはぎが床を触れるほどになれば良いのです。

関連記事 
身体全体を使って歌っていますか

臀筋を鍛える

財産を作ろう 足底筋

足の裏のこと


posted by キミコ at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

私も歌わねば

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生徒さん達と発声練習をしているということは、自分だって練習に
毎回参加してるようなものなので、歌ったら良いんですけれど。

伴奏の練習やレッスンの事に関して本を調べたりしていると、何だか
もうお腹が一杯というような気分なのです。
それでついつい自分の練習などしませんねえ。

それでも時々夜中に伴奏の練習をしているとふと歌ってみたくなって、
デジタルピアノにカラオケのように伴奏だけ吹き込んだものが沢山あるのですけれど
それを使って丁度弾き語り状態で歌うことがありますね。
伸ばしたいところで伸ばせないのがいやですけれど、まあ無いよりはましですか。

大体イタリア歌曲などたっぷりしたフレージングの曲が好きで、
十年一日のように4,5曲しか歌うことは無いのですが。
もし人が聞いていたら、この曲しか知らないのかと言われるほど
同じ曲をずっと歌っています。
メロディが好きなことももちろんですけれど、定点観測しているように
自分の上達や問題点が見えてくるのでそうしています。

興が乗ってくるとMDに吹き込んだりもします。
室内をサラウンドシステムにしてあるので、劇場内で歌う設定にしたりして・・・笑

ここまで来るともう止まりませんね。
聞き直しては入れ直して、気が付くと相当時間が経ってたりして慌てます。
レッスン室で聞くともうこの辺で堪忍しておいてやろう等と思いますが、
そのMDを寝室に持ち込んで寝ながら聞くんです。

こうなるともうだめです!
レッスン室で聞こえなかったアラが目立つんです。
そうなると眠気どころか殆ど自前覚醒剤! 爆
まあそのうち自分の声が子守歌になって一応眠りますが・・・

しかし一年サイクルで考えてみると確かに自分でも上達しているのがわかります。
出来なかったことが易々と出来るようになっているし、息が足りずに涙を呑んでいた
フレージングが出来ていたりして、もうその時の嬉しさったらありませんね。
そうなると新しい表現が出来るなと、もう一度読譜を検討しようかとか思えます。

どうせ一生歌っていたってこれで良いということはありません。
でもいつも現在進行形で上達出来てる自分を確認出来ることは嬉しいことです。

自分が歌ってみると、身体の中で起きる感覚をつぶさに観察も出来ます。
これが生徒さん達の感覚を掴むことになるので、やはりちゃんと歌わなくてはなりませんね。

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2007年06月04日

背筋2

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床にうつぶせになって両手を肩の位置に置いて、指先を肩の側に向けます。
丁度肘を張った体勢になりますね。肩胛骨の位置を頭に入れておきます。
膝から下を天井に向けて、そのまま車のワイパーになったつもりで
その足を左右に揺らせます。両足は離れないように。
腹筋をしっかり使って臀筋もしっかり締めて左右に揺れた時にその側の肩を浮かせて
肩胛骨を絞ります。
脇腹もしっかり使うようにしましょう。
背中の余分な肉が取れてすっきりした体型も保てますよ。
あんまり早くやらないで各部の筋肉を十分意識します。

各部を意識するのは歌う時に色々な筋肉を同時作業で使いますので
その練習にもなるのです。
普段から自分の内側に意識を向ける事を心がけましょう。
自分と向き合うことは何より生き方として賢いことだと思います。

関連記事
背筋を鍛える
posted by キミコ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

ただひたむきにやるだけ・・・

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昨日は「歌声喫茶」の日でした。新しいお店での第二回目です。
10名のお客様にお出で頂いて、オカリナの飛び入りや、中近東やアジアの
打楽器の伴奏ありで、まあ盛り上がって楽しいことでした。
このお店に移ってからのお客様はサービス精神もおありのようで、
うまくキマった伴奏が出来ますと、拍手も頂けて嬉しい限りです。

それはそれとして・・・

もう10年ほどのおつきあいになりますか、同い年の生徒さんが
通ってこられています。
この人はいわゆる「調子はずれ」で、それを解消する目的で家から1時間の道中、
遠路はるばる私の出した生徒募集の広告を見て通ってくださっています。

一番初めのレッスンはまさに悪夢だったことを今でも思い出します。
とにかく「はい、この音をマネして声を出してください。」とピアノを1音弾いて
お願いしましたら、「どんな声を出せばよいですか。」と言われるのです。
「私と同じ声のマネをしてください。」と1音声を出しましたが、全くマネが出来ないのです。
音程がなく、小学生や幼稚園の子供達の歌のような状態でした。
音の高低の感覚が学習されていないのでしょうね。

同じ調子はずれという状況でも、一緒に歌って何だか周りと違う音を出してる気がする、
というのはまだ救いがあるのですが、彼女はそれに対する感覚が掴めないようです。

話がそれますけれど、ここで「お前はオンチだ。」と低年齢のうちに周りが言いますと、
それはすっかりトラウマとなって歌う意欲を削ぐことになってしまいます。
歌う気持ちをまさに殺(そ)ぐ!言葉の暴力以上にこれは犯罪でしょう。
どんなに傷ついて成人になって私のレッスン室にいらっしゃる方が多いか!
どうか心ない言葉で傷つけることがないように・・・・

でもこの生徒さんは有り難いことにそんな事は経験されていないのか、
ちゃんと意欲的に通ってくださいました。
音の高低が認識出来ない場合は出しやすい声をまず私のマネをして出してもらって
その音を定着させます。それを起点としてその音から高い低いを聞くこと、出すことで
その音から2音、3音と音程を広げたり、続いた音を出すという作業を繰り返していきます。

たゆみなく、これほど地を這うような地味なレッスンもないでしょう。
それが右肩上がりにグラフを書くように上達されたら良いのですが、
スパイラル状に行きつ戻りつ・・・上がったと思ったらまた一からやり直し!
と延々と時が過ぎました。

楽器の習得をそこに併用して、和音の伴奏がつけられてそこから音を拾うということをすると、
音を聞く意欲は益々高まります。
ソルフェージュを練習の一環として、リズム練習やコードネームによる
練習も続けて頂きました。

10年後の現在ですが、ボイストレーニングは余り性に合わなかったようで、
5年前に中止されましたが、ピアノを触ることが楽しかったらしくて、
ピアノレッスンに移行しました。

一日百円を千日貯めますと十万円が貯まります。
毎日貯めるという作業を千日続けるのはそのこと自体気が遠くなりますが、
絶対にあきらめないこの人は、レッスンに来るたびに私を極度の疲労に陥れた甲斐があって
(私も意地になって、この人が家に帰って自分で困らない程度に出来るまで付き合うので)
この前めでたく「エリーゼのために」を終えることが出来ました。
終えるといっても一生レッスンしても名曲だけにきりがないので、一人でさらさらと
弾くのに困らなくなるまでという意味ですけれど。

リズム練習や読譜練習は毎回やっていますので、譜読みはなんなくこなせるから
私はこの段階ではとても楽です。
大抵の楽譜なら伴奏をつけられますし、コードネームだって私の手を煩わせることも
余りなく、自力で何とか出来ます。

全く何も出来なかったこの人も千日の貯金のように、すごい「財産」を
ひたむきに続ける事を実行しただけで掴むことが出来ました。
ちょっぴりの才能を過信して何もしない事より、この人の生き方を見習いたいと常々思っています。

タグ:音痴
posted by キミコ at 11:56| Comment(2) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする