2008年02月29日

やっぱりメンテは必要です

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まだ還暦には時間があるものの、やはり確実に体力年齢は
年々落ちています。
普段と少し違う事をしただけでその疲れが何日も尾を引くのには
閉口です。
「お年寄り」が閉鎖的になっていくのも実感出来る
お年頃となって参りました。笑

先日久しぶりに整体に行きました。
介護疲れとストレスで7年前お箸さえも持てないし、うつぶせになって
治療を受けられないほどの強烈な首の痛みも、2週間に1度の
中国整体が功を奏して、回復が早くなったので思いきって
1月間を開けてみたのです。

いつも同じ整体士さんにお世話になっているので、私の体については
その方が誰よりよくわかってくれています。
筋肉の付き方が随分変わってよい感じになってきたそうです。

バランスボール効果で姿勢を建て直し、インナーマッスルが
増量されているお陰か、めっきり肩こりや腰の痛みも和らいでいます。
確かに筋肉は使うので表面に凝りはありますが、回復は早いですね
と言われましたが、受けている私も体の痛み方がかなり
変わっているのがわかります。
以前なら大腰筋周辺がただ撫でられるように触ってもらってるだけなのに
段々痛みが増して逃げたいほどにつらかったのが無くなりました。

後、気になったのが声帯の引き下げ筋を使うお陰で、
首から肩を繋ぐ周辺筋肉を使いすぎてしまうのか、そのために
腕に負担がかかってしまうそうで、それで血流が悪くなって
腕だけは相変わらず寒いのです。
それに私はピアノを弾くために常に腕を上げ続けている訳ですから
これはどうしようもないようです。
やはりメンテで通わないといけないでしょう。

この整体士さんから沢山の体に関する知識を得ています。
この話を伺いに行くのも整体に通う楽しみの一つなのです。
posted by キミコ at 16:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 身体のメンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

嬉しい!

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「そろそろ私のレッスン室に来て一年になるある生徒さん」のその後ですが。
今日レッスンに来られて自分の出した声にびっくりしていました。
もちろん成功したからびっくりしたのですけれど。

声門の開閉感覚はあれから随分練習で養う事が出来ました。
でもやはり体の筋肉の「操作」ができないのでそれ以上には
ならなかったのです。
私は随分困ってしまってあれから2週間ほど考え込んでしまいました。

出来ないからじゃあそのうちに出来るだろう・・・
ではその状態を何十年も続けてきたその人には通用しません。

そんな風に困難な状況が起きるたびに私がまず考える事は
「先生ならどうされただろう」です。
だって見本はやはりまず自分の先生達ですもの。
生徒であった自分が受けたレッスンを思いつく限り考えてみます。

最近はこうしてブログを書く事で色々考える事が出来ます。
こうして文章化する事ではっきり形に出来る訳ですから・・・
前に書いた事を読み返してみても決定打に欠けますし、
自分が受けたレッスン中にもそんな覚えもありません。

私の場合はやはり初めは息漏れの「H」行が出ていました。
それに気はつきましたが、悲しいかな、インナーマッスルなんて
そんな言葉も存在しない時代でしたし、何が原因なのかもわからず
随分困る日が何十年も続きました。

歌を志す人には、歌や発声に関して言えば「ある日突然出来るようになる」
という奇跡のような瞬間を何度も経験されると思います。
私もまさしくそうでした。ある日歌ってみたらなぜそうしたのか
息を出来るだけ漏らさずに歌って、その瞬間に
「ああ!これなんだ!」と納得したのです。
こんな風に突然に悟る事を「アハ現象」というのだとか。

でも私に起こった事に生徒さんも運良く遭遇するとは限りません。
待っている訳にも行かないので何か手を打とうと
あれこれ手持ちの本を読み返してみました。

結局私のやった事はこうでした。

喉を絞めない事を理解してもらったので、子音「s」を発音しながら
発声に関わる筋肉を意識して動かします。
それを意識化出来た事を確かめたら子音「z」に移行します。
「z」は一番腹圧を伴う事はご存じですね。
お尻と内転筋と足の裏への注意を怠らない事を聞いてもらって
そこから更に「あ」に移行させます。
そこでこの生徒さんは自分の声に驚いた訳なのです。
見事に息の皮を剥いた「あ」の発音がそこにありました。

私が自分のレッスンで習った事はとにかく喉を絞めないために
声量を伴わずに声を出すという事でした。
確かにその方法で成功する事も多数あったのですが、
いわば正反対のこの方法は私の考えあぐねた上での
一種の賭みたいな気分でやってみたのです。
喉を絞めるクセの取れない人にこの方法はとても危険だと
思っています
。)

やはりこの生徒さんは筋トレの成果を実際の場に活かす事が
出来なかった訳ですね。
その後バランスボールに乗って体を使う事をある程度覚えてもらって
今日のレッスンを終えました。




posted by キミコ at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月23日

財産を作ろう  足底筋

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最近入られたばかりの方と筋トレをしています。
この方は運動大嫌いで40代まで過ぎてこられたそうですが、
思う所があってそこから積極的に体操教室に通われて、
そのまま今も継続中だとか・・・・
私もお年を伺うのが気が引けてまだお訊ねをしていないのですが
まあ私よりは遙かに年上である事は間違いないのです。 笑

私の教室に来られる方は、まあ殆ど体を動かしたくない人で
成り立っています。
歌う人がランニングや運動に勤しむのが不似合いな時代に
生まれついた方ばかりですからね。
また運動が苦手だからこそ歌う方に興味が向いたとも
言えるかも知れません。
音楽の分野にも体を作る事を取り入れる事が言われ出したのは
本当につい最近の事ですから。

その方は運動のお陰でしっかりした筋肉を持っておられるので、
ストレッチも軽く済みますし、動く事に慣れているので
筋トレもスムーズに進める事が出来て、効率的に声を出すレッスンに
シフト出来るのです。
お互いにとても楽に気持ちよくレッスンが進んでいます。

さすがに足底筋だけは鍛えるチャンスも聞いた事もなかったのか
バランスボールに乗るとよれよれとしておられます。
それだけがウィークポイントと言えるでしょう。

足の裏はつい見逃しがちになるのですが、自分と地面を
接着する重要な役を担っているのです。
加齢に従ってどんどん筋肉が痩せていくのだそうです。
積極的に踏みしめて、体重を掛ける事によって防止する事が
大事な事です。
歌う事で圧力のかかった上体を支えるのに足の裏がなければ
歌う事は不可能なのです。

村田英雄という歌手を覚えておられますか?
がっしりとした下半身から見事に声を出しておられましたが、
晩年車いすで歌うようになって、余りの変わりように
驚いたのを覚えています。
踏ん張る事が出来ないから声を出す事が出来ないのは
ここを読んで下さる皆様には既に熟知されている事でしょう。
心中如何ばかりであったかを今考えると歌う事を愛する私には
胸迫る物があります。

先日ピラティスのスタジオで聞いた話ですが、立った状態で
足の指5本を地面に突き刺すように踏ん張ってみたり、
親指だけを立ててみたり、残る4本を立ててみたりというように
動かすだけでもかなりの効果があるそうです。
それに加えて、親指小指を意識してつま先立ち状態を
しばらくキープする事も大事な事だとか。

丁度その生徒さんは外反母趾だそうで、以前テレビでお医者様が
そのトレーニングとして指4本を立てる事で親指の根本の骨を
元の位置に改善する効果があるというような話を
聞いた事を思い出しました。
ちょっとこの方専用の筋トレとして取り入れようと思います。


「財産を作ろう」などとタイトルを付けましたが、
金銭的な財産でなくつまりは『筋肉』という財産を
作って
おいて頂きたいのです。
何も歌う事だけに役立つと思わずに積極的に体を作って
何事にもアプローチして頂きたいのです。
しっかりした体は自信を生みだすからです。



参照 姿勢について

だから姿勢は正しくないと!

足の裏のこと

 足の裏から体を建てる



ラベル:足底筋 筋トレ
posted by キミコ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

喉も筋トレを

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さて この人の声には全く焦点がないのです。
息と共に声が出るので丁度息にコーティングされた状態、
つまり「ハ行」の発音になってしまって母音がないのです。

こんな発声の仕方をする人は実は意外に多いのです。
大抵は筋トレをしていって強化される内にそれも解消されて
いくのですが、この人の場合はどうしても残ってしまっています。

胸骨甲状筋を強化する筋トレを今度はした方が良さそうです。
胸骨甲状筋は喉頭を引き下げてくれる筋肉なのです。
画像 図の一番下部から2つ目に書いてあります。

この声門閉鎖に関わる筋肉を働かせる事によって咽頭が
下方に固定されるので開かれて明るい音色になるという訳です。

このためにはまずは声門の開閉感覚を養う方が先だと思います。
暖かい息でも述べましたが、
「ナイショの暖かい息」で声を出すのですが、自分の体の中で
何が起きているかという感覚を是非持って欲しいのです。
正しい「内的感覚」を持ち続ける事はつまりはあなたの声を助ける事です。

今この人と感覚を養おうと頑張っています!

posted by キミコ at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 内的感覚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

また一から・・・呼吸のコントロール

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そろそろ私のレッスン室に来て一年になるある生徒さん。
運動する事を避けて通ってきたという一生を変えた私は、
次にこれまで順調にやってきた声のレッスンまで
変える事にしました。
その人にインナーマッスルがないために身に付かなかった事を
これからなら出来るだろうと、再び一から戻す事にしました。

他の人ならここまでやってきて、こんな風に積み上げてきた
積み木を崩すようないわば乱暴とも言えるやり方を
していなかったかも知れません。

そもそもの初めから息をたっぷり含んだ声を出していて、それで
息のコントロールが利かず、声の焦点が定まらなかったのです。
長い年月こんな発声法を身につけてしまっているので、
これを治すのは並大抵じゃ無理だろうと思っては居ました。

この1年ずっとチャンスをうかがい続けていました。
でも根本の「楽器」の本体を作らないとこれは根治は無理と
途中で思いました。
レッスン時間の殆どを費やして筋トレに励んできました。

幸い、運動は嫌いと言い続けてきたものの、体を作らないと
声を掴む事は出来ないとその人は悟ってくれたので、
地味な筋トレを積極的に続けてくれました。
「ながら練習」を自分なりに開発して通勤の駅の構内や、
電車の中でのひそかな練習もやっておられたようです。
そのお陰でぐらぐらしていた体もしっかり立てるように
なってきました。

続きます。
posted by キミコ at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 呼吸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

引退する歌手

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今日はジムにも行かず家で休んでいました。
3日も連続で生徒さんと筋トレをしているとさすがに疲れます。
私は器用な人間ではないので、相手に指示をしておいて自分は休む
なんて出来ないので、つい一緒に動いてしまいます。
一緒に動かないと相手がどう筋肉を使っているかが
正確に見えてこないからという事もあるのです。
そして言いたい事が伝わらないとつい間違いと正しい事を
オーバーに実演してしまうのでそれが疲労の原因になるのです。笑

お昼を食べながらテレビを見ていると、某女性歌手S・Uさんが
引退したと聞きました。
もう70代になっておられて、高音を張るのも疲れるし、
イメージ通りの声が出ない事、声のために普段の節制をするのが
ほとほと疲れたとか・・・
本当にその通りだと見ながら頷いていました。
声のために日常生活をセーブされるのは実際たまらないでしょう。

話は違いますが、三大テノールの一人プラシドドミンゴの独唱会を
聞きに行った事がありますが、それが8月でした。
真夏ではあるけれど、会場は足元が冷えるだろうと
少し厚い目の服装をしていったら!
会場にエアコンは効かせず、汗だらだらで聞いた事があったのです。
冷房が喉を冷やすからなのですが。
観客としてはたまったものではありませんでした。
そりゃ5年ほどのスケジュールが決まっているのをこなすには
そんな事もやらなければとてもやっていけないでしょうね。

この女性歌手もそんな生活を50年以上やってきた訳ですから
そりゃあ引退を考えるのも無理はない訳です。

年と共に声が衰えるには次の原因があるのです。

@肺活量の減少

A咽頭の弾力性の老化

B咽頭に関わる筋肉群と神経との協調の衰退


有り難い事に今の私にはありませんが、Aに関しては感じます。
でもこれも筋トレでかなりカバー出来ています。

特に@に関しては横隔膜の運動量が著しく減少して支えが無くなる
という事が原因として上げられます。
その為にも益々の普段のメンテナンスが要るのです。
歌う人間はその人丸ごとが楽器なのです。
古びてきたら益々メンテが欠かせないのは理の当然ですね。

年取ったから歌えない!とはちょっと悲しい気がします。

勿論この女性歌手を当てこすって言っている訳ではありません。
ずっと突っ走ってきての上での決断なのですから。

もし歌う意志があるのに、「年取ったから歌えない」とは
言ってはいけないと思うのです。
意志があるならやり遂げて欲しいのです。

90才を回った現役歌手もつい最近までおられたのですから。
そりゃあ枯れた素晴らしい歌声でしたよ!
若い人には絶対マネ出来ない確かな年輪という
大きな武器があるんですもの!

歌う事は生きる事と同じです。特別な事とは思いません。
年齢に応じた歌や歌い方が存在するのです。
その人にしか歌えない表現を生きている間中追求していって
若い人に見せて頂きたいのです!

posted by キミコ at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

良いブログを発見しました!

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おはようございます。

ここの管理人室に入ると色んなものが見えてきます。
検索から入って下さる方も案外居られますし、そこを辿っていくと
有益な情報を得られたりしています。

今私が気になっているバランスボールも写真が殆ど入らないので
皆さんにご迷惑を掛けていますが、とても良いページを見つけました!

http://try.ganba40.com/ 

「バランスボールでかっこよくなるブログ」

東洋医学の見地から知らない事を沢山教えて頂けました。
それに豊富な写真がトラックバック歓迎という事で手に入ります。
先日ご挨拶もさせて頂きました。

そこに書かれている事なのですが

年が行くと背が縮むという原因としてお腹の長さが縮むという事
があって、それは加齢によって骨がすり減ってくるいう原因
も確かにあるけれど、お腹の筋肉を縦にキープする力が弱る
事にもあるのだそうです。
確かに町でも、お腹からすぐに足がついているように見える方を
お見かけする事がありますね。

そんな方にもお勧めなのがバランスボールだという事なのだそうです。
私は歌う人間として生きてきていますから、24時間
姿勢に頭が行ってますけれど、姿勢に気を止めずに生活される方は
鳩尾とおへその間を長く取っていませんね?
これによって空気の取り入れも悪くなるけれど、筋肉も縮みっぱなし
にしていたらそりゃ弱るに違いありませんね。
全く使っていないのですから。

入門してくる生徒さん達を見ていると、日常に姿勢を正していないので、
肩より首を前に突きだし、あごを突き出すような方がとても多いのです。
そうするとみぞおちとおへその距離が縮まってしまうのです。
あごは背筋を伸ばす為のキーポイントでもあるのです。
皆さんもあごを突き出す事と引き込む事を試してみて下さい。
一目瞭然に背筋が関与する事を理解されると思います。

そうすると大腰筋の引き込みが浅くなる事で、お腹にもお尻にも
力が入らないので姿勢がまたおかしくなる・・・
と悪循環は続いて行く事になるのです。
ちまたでうるさくいわれているように、やはり日常の
動作レベルを引き上げる事が健康への第一歩でしょう。

もちろん歌うためには健康体が第一条件だということ、
もう皆さんはいわれるまでもないですわね。

posted by キミコ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | バランスボール関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする