2008年06月28日

病膏肓に至る 2

ブラックティ.jpg

続きです。

早速翌日喉がひりひりしつつも試してみました。
相手は今ひとつ理解してもらえない生徒さん達ばかりです。

初めはいつも通りに身体全体が動いてしまいましたが
その度に布団叩きが邪魔をしてくれます。
何度も繰り返してやって頂いている間に段々骨盤だけが
回転するようになってきました。

そへを意識することも直接柄が触れるので否応なく理解出来て
ソヘに集中すると大腰筋を使わざるを得ないことや、腹横筋に
すごく力が必要なことも体感して頂けました。
その段階で背中から布団叩きを抜くと、その触覚が残って
先ほどの動きの反復も楽に出来ていました。

人の背中に布団叩きを突っ込むなんてまさに「病膏肓に至る」
ですが、どうやら一番確実な方法だったようです。
但し私には本当に病に至ってしまいましたが・・・・苦笑

後はいつも練習して発声時にそれを実践して頂かねば!


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タグ:骨盤の回転
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病膏肓に至る!

プリンセス・ミチコ2.jpg

ようやく本当に体調が戻りました。
書く気力も充実してきた所で書いてみたいと思います。
丁度喉が痛くなった日に生徒さんに試してみたレッスンです。

骨盤を前傾&後傾させることは身につけることも教えることも
困難を極めます。
ところがこれが出来る出来ないでは声の伸びが全く変わってきますので、
外す訳には行きません。
ずっと困ってきた事とその度に直面してきました。

バランスボールを使用するようになって少しは楽になったのですが、
やはり骨盤前傾と言うと上半身が前へ、後傾させてというと後ろに倒れ込む・・・
自分もそうだったからよくわかるのですが、ため息が出ます。

これを何とかしなくてはと夜中にも考えていました。
丁度自分の側に布団叩きがありました。
背中をしゃんとさせるために物差しを背中に差し込むという方法を
思い出したからです。
残念ながら和裁用のあの長い物差しがなくて、それに変わる物は戸
目で追っていたのでした。

実際背中に差し込んでみます。細い柄をズボンに挟み込んで
布団を叩く広い面を後頭部に当てます。
ぴったりと背骨の延長線が後頭部と一致する所は
さすがに私の姿勢が良いからですね。 笑

ソヘの部分はきちんと柄から離れています。
ソヘを突き出すと後ろに倒れ込むと布団叩きの先が後頭部に当たります。
それを避けるようにソヘを出すと大腰筋を突きだして腹横筋を
中にしまい込むしかありません。 しめしめです!

ソヘの部分が見事に柄に当たって柄の感触を確かめられます。
これなら上背部を丸めることなくソヘを突き出すという動作を
覚えることが出来ます。
嬉しくてその夜は興奮して眠れませんでした。
だから病気の引き金になったんですけれど・・・涙
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2008年06月20日

ウィルスに罹ってしまって

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明日の「歌声喫茶」の曲を決めてほっと一安心です。
これからしばらく眠ろうと思いますがちょっと補足を。

ウィルス性の病気にはやはり安静第一でしょう。
それも目をつぶって何も刺激がないようにします。
熱のある時には身体が求めているので簡単に出来ますが、
熱も下がって身体も楽になってくると大変な苦痛です。
ついうっかりテレビを見たり音楽を聴いたり・・・

刺激が入ってやはりだめですね。
視神経は特に疲労がキツいようです。
聴覚だって私はうっかりと録りだめておいたモーツアルトの
MDを聞いてしまってグレングールドの見事な演奏に興奮して
眠れませんでした。
これじゃ安静とは言い難いですものね。 汗

アデノウィルスは涙からも感染すると聞いたので、清潔を心がけました。
実際今回は目の痛みがひどくて涙が止まりませんでしたので、
目は洗浄液で洗って、鼻は鼻うがいをして喉も消毒剤でうがいをして。
すると余計に痰が下りてきてその後とても忙しかったです。
勿論手洗いはアライグマも負けるだろうというほど徹底しました。
タオルもシーツ、枕カバーも寝間着も全て毎日替えました。

大体どなたも夜間それも深夜から明け方の寝入りばなに
咳がひどくなりますね。
体温が低下するのと空気が乾燥して冷えてくるからなのでしょうが、
あれですっかり消耗しますね。
私も昨夜もでしたが何度もうがいと水分補給に忙しい思いをしました。
鼻が冷えて咳を誘発するので、頭から布団を被って温度を保とうと
思いましたが、さすがに息苦しくて余計に眠れません。

どうしたものかと考えながら悶々としていましたが、ふと思い出して
濡れマスク」を実践しました。
最近のマスクは空気の流通が良いので余り息苦しくありません。
マスクをして内側にガーゼやティッシュを濡らして入れておきます。
触感としては気持ち悪いですが目覚める腹立たしさや苦しさに比べると
何とか我慢が出来ます。
実際そうした後何度か咳は出ましたがすっかり寝込んで朝を迎えられました。
もちろんマスクはしたままですよ。

他にもネブライザー(吸入器)を使ったりする事も大変有効です。
咽頭周辺は不潔になりやすいので皆さんも良い習慣を心がけてくださいね。

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posted by キミコ at 13:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 身体のメンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安静にしていました

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先週の土曜日の明け方に気がついたら喉が痛くなっていました。
1時間ほどでこの痛みが消える時と後を引きずる時の2通りがあって
やはり悪い方に傾いてしまいました。
午前中から生徒さんが続いてどんどん声が出にくくなっていきます。
しかもいつものそんな日よりも疲れ方がかなりひどいのです。
嫌な予感がしていました。

夕方の生徒さんのキャンセルがあって救われたものの本当に
ひどい喉の腫れ方になって熱まで出てきました。
喉からの熱は大抵高いものですが、私はそこまで至ることは稀なのです。
こうなると以前に散々やってきたことなので、疲れから来ていることは明白です。
睡眠を取る以外はありません。
全ての家事を放棄してひたすら眠りました。

しかしいつもとどうも経過がおかしいのです。
土日月と続けて眠ったら熱も取れているはずなのに熱の上下がひどいのです。
火曜日のお昼の生徒さんもこなしましたが、安静にしていたことで
一時引いていた喉の痛みが倍以上になってきました。
覚悟を決めて水曜日の一番に耳鼻科の診察を受けてきました。


結果はアデノウィルスによる「咽頭結膜熱」でした。
やはり風邪は内科より耳鼻科に受診された方がいいですよ。
ファイバースコープで診断されて局所の断定をして頂けますもの。
鼻にファイバーを突っ込まれて気持ち悪いですけどね。
歌う時の要領で力を抜くことだけ出来ればどうってものではありません。

PCでアデノウィルスの検索をしました。

 「アデノ」とは扁桃腺やリンパ節を意味する言葉です。
アデノウイルスはその名のとおり、扁桃腺やリンパ節の中に
潜んで増えます。
概して潜伏期は5〜7日で、感染経路は便、飛沫、直接接触によります。免疫がつきにくいため何回もかかることもあります。

発熱・のどの痛み、眼の充血、目やになどの症状が出ます。
熱は、1日の間に 39℃〜 40 ℃の高熱と、 37 〜 38 ℃前後の
微熱の間を、上がったり下がったりが 4 〜 5 日ほど続きます。
その間、頭痛、腹痛や下痢を伴うこともあります。
しばしば、耳介前部および頸部のリンパ節が腫れます。
また、眼の痛みや充血、目やにが出たりもします。
特に夏には、プール後に症状が現れることから“ プール
熱 ”とも呼ばれています。

アデノウイルス感染症は、様々な症状を示す急性感染症です。
アデノウイルスには 51 種類の亜型があるので、何回もかかります。一般的に予後は良好ですが、しばしば乳幼児に重症肺炎を引き起こすことがあるので注意が必要です。
但し特効薬がないので対症療法しかなく、ひたすら安静を保つしか
方法はないようです。


あり得ないほどじっと横になって安静を保ち、レッスンのキャンセルをしました。
まず声が出にくいのでおてほんにはなれないし、第一感染するから
迷惑を掛けられませんからね。
かくしてお産の時以来、自分の病気で休んだのは初めてでした。


先ほど受診してきましたら、明日の「歌声喫茶」は大丈夫なようです。
さっそくリクエスト以外の曲を決めて、今日も寝ておくことにしましょう。



posted by キミコ at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体のメンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

言葉を言い換える

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ちくわの喉?のやり方で生徒さんたちに試しています。

いつも頑張りすぎてしまう生徒さんにも確かに有効でした。
この人は普段ユーモア口調でものを言う人なのに、ボイトレに入ったら
途端に勝負でもするかのような目つきになってしまうのです。
まあ大分余裕は出ては来たのですけれど・・・

それでも相変わらず「大きいことは良いことだ」式に
大声を張り上げようとします。
確かにふにゃふにゃと発声されるよりは良いのですけれど。

まあそうなりますと首に負担が来るのです。
力を入れるから首に筋が浮き立つのですね。
つまり「ちくわの喉」ではなくなるわけです。
でもその方にはもうそれどころではないのですね。
勝負ですから出来るだけ声を張り上げようと・・・汗

それを止めて頂こうとこう提案しました。
「喉を太くしましょう」って。

「ちくわの喉」で首の力を抜くという感覚はある程度学習済みなので
「首の力を抜いて!」という声かけではっとされる段階
にはなっているから出来ることではあるのですが。

息を吸った段階で首を太くという意識と軟口蓋を上げる
ということをワンセットで考えられるようにして頂いたのです。

実施した練習は「ソ・ファ・ミ・レ・ド」と下降しながら1音ずつ音を切って
首を太く、首を太く、と声を掛けていきます。
それが慣れた段階で今度は上昇しながら声を掛けていきます。
段々その感覚が養えて声を掛けなくても出来るようになるのです。

その結果2点「ミ」でも声が出ないと言われていたのが、その方法で
2点「ラ」をかするようになりました。

生徒さんにそれぞれフィットする言葉を探すのもトレーナーの役目です。
タグ:喉を開ける
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2008年06月06日

整理してたら気がつきました

初恋.jpg

昨夜以前のものを整理していてこんな記事がありました。

『上の歯が見えないように口を開けることが出来ますか?
そうすると一番唇に力が入りません。
歯を出さないで声を出してみて下さい。次に歯をむき出しにして
声を出してみて下さい。
どれだけ声が変わるかちょっとびっくりされるのではないでしょうか。』
口の開け方

これも私を悩ませていた問題でした。
でも今なら悩まずに即座にこう答えることが出来ます。

歯をむき出しにする口の開け方では確かに口角は上がっても、
軟口蓋を下げていないと出来ないのです。
口の中の上あごの高さが全く違うことを確かめてみてください。

確かに単に上あごを上げるだけでも歯を見せないことは出来ます。
(それでも上の歯が見えるというのは明らかに唇に力が入っています)
でもちくわの喉に書いたように頬に空気の玉を含んだ顔をすると
(つまりあごの関節を開けると)軟口蓋を上げたことと同じ事になるのです。

関連記事ちくわの喉?

軟口蓋を上げると声の深みや焦点の合い方が全く違うことを
確かめてみてください。
タグ:軟口蓋
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2008年06月01日

新入りさんレッスン風景

初心者の方には大体こんな感じでレッスンが始まります。


まずビデオで発声の仕組みを目で理解して頂いた後に
いつもの儀式である和音から1音を引き出す「分離唱」と
メトロノームを鳴らして拍を2,3分割するリズム練習をした後
ストレッチとバランスボールを使った軽い筋トレをして頂きます。

その時に「胸式呼吸」「腹式呼吸」「両方を兼ねた呼吸」の
3通りの実践です。
何しろ「借りてきたネコ」状態ですから力みが抜けません。
毎回実施する事でやがて自ら理解が進むでしょう。
今までならいきなり「両方を兼ねた呼吸」の練習をしていましたが
違いをわかって頂いた方が早いのではと思ったのです。

同時に骨盤の前倒しと後傾の練習に入ります。
「そへ」の認識と動かし方がわからないときちんと歌うことが出来ません。
ちなみに「そへ」とはへその裏側で腰に手を回すと一番凹んだ場所のことです。
この練習はかなり練習に熟達しても確実に出来る人は多くないのです。

腰は文字通り「身体の要」ですから自由に操作出来ないと
歌うことに限らずどんな動作も確実に出来ません。
スポーツにも舞踊にも応用が利くものなのです。
今までなら寝て、椅子に腰掛けて、立ってと練習していましたが、
これがバランスボールを使うことで理解がより深まるのでお勧めです。

もちろん何をいわれてるかも理解出来ない新入りさんには
当分やって頂く他はありません。
内側の感覚に敏感かどうかで理解速度は変わるでしょう。

次に大事なことは足底筋の筋トレです 財産を作ろう
簡単ですけれど骨盤に対する意識も養えますからね。
左右の足裏をつま先立てたり戻したりする時に骨盤が動いてしまうのですが
これを固定させる事で身体の揺れを抑えることが出来ます。
腰の安定は何よりの重要事項でしょう。

もちろんちくわの喉?を練習も大事なことです。
これによって声の違いの認識もしてもらえると思うのです。




タグ:発声
posted by キミコ at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする