2008年10月23日

口角の持つ別の意味

119976557_96.jpg

しばらくぶりに書きます。
書かないとなると長く間が開いてしまってすみません。

一昨日NHKで放送されていた「仕事の流儀」をご覧になった方も
いらっしゃるかと思います。


http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/081021/index.html


出来るだけ毎週見るようにしていますが、その中で目を引く
話がありました。
自分をポジティブに持って行くには口角を上げよう
という内容でした。
他にも茂木先生が挙げられた事柄もありましたが、HPをご参照下さいね。

脳が顔をコントロールしている訳だけれど、脳だって顔に
コントロールをされているのだそうです。

口角を上げた表情は自分をポジティブに持って行きやすくなるのだそうで、
作り笑いでもいいからこの表情で過ごすと効果があるんだそうですよ。

口角といえばつい異常反応してしまう私ですが、こういう効用も
あったのですね。

他の言い方をすると、
私たちは普段の生活ではまず口角まで頭は回りません。
意識してそうしようとする事で脳に指令が行くんでしょうね。
とにかく脳に適切な刺激を与え続けなければポジティブシンキングは
得られないという事なんでしょう。

歌唱時において口角を上げるのは、明るい響きを作るための
必須条件ですから。
まさにポジティブでなければ出来ることではありません。

常に口角を上げ続けるという行動は本当に苦労が伴います。
何しろ自分の声を聞いていられない初心者には
私も言い続けなければなりません。
でも、自分の声を聞くことさえ出来れば敢えて言う
必要も無いことですが・・・

歌うということは色んな側面を持っているものなのですね!


posted by キミコ at 22:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

伴奏を聴いて歌っていますか?

219346152_62.jpg

先週のレッスンの時にもうすぐ発表会だということで、
歌を聴いて下さいとMDに録った伴奏をかけて歌った生徒さん。
この人は毎度ながら1小節ほど伴奏とずれてしまうのです。
今回もやはりずれてしまいました。

でもその状態でも一生懸命練習して、自分では「完ぺき」なのだそうです。
何しろ伴奏の方が合わせてくれるのですから、自分は自分のメロディさえ
きちんと歌えれば良いと思っておられるようです。
伴奏の方はさぞや大変だろうなと思います。

今回だけはいわせて頂きました。
「コンクールに落ちた理由は多分そんな風に自分の声にのめり込んで
全然伴奏を聴かないからでしょう。」

この方は毎年コンクールに出場しているのですが、いつもどうしても
今ひとつに欠けるのですね。
私は気が長い方だと思うし常に怒るレッスンをする訳ではありません。
でもきつい一言をたまにいわなければならない時があります。
後でいやになることもあるのですが、生来の声が本当に美しいし、
歌に賭ける情熱も私は買っているので真摯に受け止めて欲しいからです。

さて、その方が今日も来られて前回のようにMDをバックに歌われました。
今日は伴奏もよく聴かれて素晴らしい歌を楽しませて頂きました。
コンクールの時に歌われた曲でしたが、今日ほどきちんと
心に届いた歌を聴くのは初めてでした。

こんな風に伴奏を聴かずに歌う人は自分勝手に声量を上げて
しまうことが良くあります。
こうなると聴かされる方は置いてけぼりを食ったような気分にさせられます。
一人で盛り上がっている人の周囲は間違いなく引いていますからね。

一方伴奏を聴いて歌うと自ずと声量も伴奏から飛び抜けることもなく
たとえわざと声量を絞って歌ったとしても、聴衆は却って
耳をそばだてるようになるでしょう。
伴奏を聴くということで冷静な自分をキープすることが出来るから
聴衆の耳を盗む事が出来るのです。

伴奏は歌の盛り上げ役ではありません。

伴奏があることでそこに対話が生まれるのです。
歌と伴奏が対となって初めて歌と呼ばれるものになるのです。

アカペラで歌う時も同じ事で、丁度伴奏があるかのように
歌われるべきだと思うのです。
丁度落語のようなものかも知れませんね。
一人しか居ないからこそ暴走するかも知れない自分を冷静に
保たないとならないのですから。

きっとこの日曜には伴奏を尊重したステキな歌が発表されると
信じています。
posted by キミコ at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

足の裏から体を建てる

310462837_67.jpg

今日は生徒さん達と足底筋の筋トレをしてみました。
最近は菱形筋の筋トレに時間を割いているので少し久しぶりです。

実はこれもジムのスタジオからの直輸入なのです。
足の裏と足指を使って床に広げたタオルを掴みながら
手前から先端までタオルをたぐり寄せるのです。
私も聞いたことはもちろんありましたが初体験でした。

勿論自信はありました。あれだけ生徒さん達と足底筋を
鍛えていたんですし、しっかり踏ん張れるようになっていますからね。
やってみると両足ともかなりのスピードでなんなく成功!

やってみてわかったことは足の裏だけでなく、足首やその上の部分を
しっかり鍛えられることです。
その部分は私もしょっちゅう硬くしてしまっています。
ここが凝ると太ももから腰まで硬くなってしまって血行も
リンパの流れも滞ってしまいますからね。
生徒さん達もなんなくクリアでしたよ。

普段は家の中以外では靴を履いていますから
足の指も自由になりません。
靴に締め付けられた状態が長い間続きますから
足首も固くなってしまいます。

足の裏がしっかりした状態でないとその上に足首、その上に膝、
そして太もも、腰、上半身、首、あごと組み立てが出来ません。
この通路がしっかり意識出来ないと声を出すことが困難です。

足底筋の筋トレをしっかり身につけると足の踏ん張りが全く違います。
階段の昇降のどんなに楽なことか!



しっかりした足の裏に膝の屈伸が加わると上半身の圧力を
和らげることが出来ます。

そこに内転筋の感覚を意識してお尻を締めて、それと同時に
腹横筋を意識します。

そこに僧帽筋下部の感覚と横隔膜が下がったという自覚を加味。
これによって背骨が通っているという意識がはっきりしますね。

あごを突き出すと僧帽筋下部が緩んでしまうので、
あごは引き気味にして背骨の上にポンと頭を乗せます。

頭のてっぺんは斜め後ろの上空に引き上げられたような感覚です。
足の裏はしっかり大地から生えて、頭は空を目指します。
胸も横にも広がり前方は斜め上を向いた感じです。

天地の間に居る自分を自覚して堂々と立ってみましょう。

参照 財産を作ろう 足底筋

足の裏のこと

姿勢について

だから姿勢は正しくないと





posted by キミコ at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

ある日を境に声が出る

310014132_70.jpg

ずっとトレーニングを続けてきてその結果
ある日突然声が出るようになるのです。
ボイストレーニングを経験していない人には
奇跡のように聞こえるかも知れません。

あれは不思議ですね。
レッスンに来て口を開けて突然この前には聞かなかった声を聞いて
思わずその生徒さんの顔をまじまじと見てしまうのです。

大勢のそんな奇跡に遭遇してきました。

でも考えたらわかるんですけれど、ここにずっと書いてきたように
色々な声が整う条件がありましたね。
そのうちのどれが欠けても声は出ません。
レッスンを重ねることでその条件が徐々に整うのです。

注意深く聴いているとその条件がもうすぐ整うんだろうなと
予感させられることがよくあります。
百の発声をしたとしてその中の2,3がとても良かったりすると
そろそろかなあとか・・・・

そして花粉症じゃないですが発症する条件がオーバーフローすると
ある日突然爆発するように声が出るのです。

今生徒さんの一人が80%の確率で声が当たり出しています。
本人も私が指摘する前に気がついたようでとても喜んでいます。
自分の「当たった声」をしっかり聴いて覚えて
その声を出すように練習すればよいのです。
こうなれば体の感覚を追求するよりも耳の記憶を辿った方が
確かです。

この春からレッスンの方法を変えた事はこのブログを
読んで頂いてもはっきりおわかりですね。
ものすごく勇気の要ることでしたが、それは正しい選択でした。
生徒さんの声の当たる時期が確かに早まっています。

私自身もこんなレッスンを受けたかった・・・・






posted by キミコ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日

行動の意味を知る 2

174254791_103.jpg

先ほど何気なくテレビを見ていましたら
美腰体操の先生のドキュメントをやっていました。
もちろん注目ですよ!

動きを見ていたらバランスボールのボールなしの動きが
殆どだったようでした。
まあ実際のレッスンはきっと他にも盛りだくさんに違いないですが。

その中で決めポーズとして片手を挙げてちょっと体を
斜に構えておられました。
つまり前回書いた行動の意味を知るのあの姿勢と同じです。

ちょっとマネをして僧帽筋下部を意識してみましたよ。
間違いなくこの方はここを意識して腰の位置を保つことで
腹筋や背筋を調えておられるのでしょう。

私もそう思って再び僧帽筋下部を意識してやってみました。
以前に書いたまん丸お月さんとちょっと違っている自分を発見です。
この時は横隔膜を保持することしか意識がありませんでしたし
その頃はそんなに筋力もなくて結構大変でした。

それが最近簡単に出来ているのはバランスボールでしっかりと筋肉が
ついたからということと、そうすることに慣れてきたということ
だろうと思います。
それが僧帽筋下部という面からアプローチしてみると、明らかに
横隔膜を下げるのが楽になっています。
そうすることにより腹横筋も嫌でもしっかり保持出来ているのが
わかりました。

という訳で「まん丸お月さん」の項はここを参照するように
書き足しておくことにします。

やはり行動の意味は突き詰めなくてはいけませんね。



ラベル:僧帽筋下部
posted by キミコ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月04日

「歌声喫茶」の事

154873334_202.jpg

早いもので始めてから2年半経過しました。
常連のお客様も増えてお店が丁度良い混み具合です。
といってもまだ一桁なのですが。
それでもそろそろ10名に到達するのも時間の問題でしょう。
全く宣伝を掛けないでやっているのですから大した物だと
自画自賛しています。

曲の傾向としては学校で習った曲が多いですね。
それに緩やかなテンポの歌詞の美しい歌がお好きなようです。
ずっと「千の風に乗って」が毎回リクエストがありましたが
少し減ってきたようです。
今日も私が選んだ曲以外に22曲を2時間、途中で休憩が入りますが
歌いっぱなしの状態です。

フォークやニューミュージックも掲載してあるので
リクエストがかかりますが、今日初めて「乾杯」が入りました。
この曲は困ったことに私の伴奏譜と配布している本でメロディが
やや異なっています。
このジャンルは何もこの曲だけではなくて多数の曲に
歌詞は変わらないですがメロディやリズムが異なります。

クラシックではあり得ないのですが、このジャンルの
リクエストの度にはらはらします。
コードネームが記載されているのでメロディを弾かなければ
それでいいのですが、歌を知らないお客様のためには
そうはいきません。
一応私の楽譜を配布した本に合わせて書き直しています。

ひょっとして出版社毎に変わっているのかもしれませんね。
著作権もあるのにこれはなぜなのでしょうか。
本当に不思議だし困っているのですが・・・・

posted by キミコ at 21:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 「歌声喫茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

忘れてもいいんです

158273557_182.jpg

声一つ出すだけなのによくまあこれだけ大変だって
皆さん思っておられるでしょうね。
あれもこれもと考えながら一声出してみるけれど
気がついたらあれもこれも忘れている!
自己嫌悪に陥ることはないですか?

いいんですよ。
気がついただけでも大したもんです。
知らなければ気がつくこともありません。
単に体の中が違和感で一杯になるだけです。

忘れたら思い出せばよいのです。
でも覚えたての頃と比べたら思い出すのに
そんなに時間がかかっていないと思いませんか?

習得する時間が早まっているのです。
忘れて思い返してきちんと出来る。
そしてまた忘れる・・・・
実はこれでよいのです。
それより思い出せることの方が大事です。

スパイラル状にぐるぐると行きつ戻りつを繰り返しながら
ちゃんと獲得して行くものなのですから。

頑張ってはいけないけれどあきらめずにチャレンジあるのみです。
posted by キミコ at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする