2008年11月30日

有り難い世の中になりました

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PCの普及のおかげで昔なら専門書を読みあさらないとわからないことが
検索のお陰で簡単にわかるようになってきました。

例えば私が大学時代の時ですが、クラスメートがひどく声を
患っていたことがありました。
多分先生でさえその人の発声法が悪いのだろうと
思っていたかも知れません。
確かその人は病院に行ったはずなのですが、結局学生時代
ずっとその声を引きずっていました。
思えばのんきな時代でした。

現代ならそうならずに済んでいたと思うのです。
先生達も発声法の事など教えては下さいませんでしたし、
自分で考えなさいということがまかり通っていました。
ボイストレーナーなど探しようもない時代でしたしね。

以前なら発声方法が悪いからで片づけられていたことが
実は病的なことだったとわかることが増えてきました。
声を出す技術はもちろんですが、私のトレーニングで治る範囲、
病気だから医療機関へと紹介する、その見極めが
ある程度出来ないといけないのだと、それが一番の責任なのだな
と思っています。
その思いを胸に今日もあちこち検索を掛けて情報を得ていますよ。
posted by キミコ at 21:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

かちかちと音が・・・

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最近入られた生徒さんの話です。


発声練習時に何か音がします。
初めはわからなくて一体なんだろうと思っていたら・・・
何と!口を閉じる時に上下の奥歯が鳴るのです。

歌う時だけでなく日常生活でも奥歯を閉じてはいけません。
もちろんご存じの方の方が多いでしょうが「噛みしめ」に
繋がりますね。

咬筋はただでさえ閉じる方が得意なように出来ています。
咬むという行動がないと生物として生存出来ませんから。
でも余計な負担がかかって歯の痛みと思えるような症状を
引き起こすこともよくあります。
それ以上に骨格さえ変わってしまうということも
ここでは何度も以前に触れています。

その話をその方にしますと以前からそんな風に発声をしていたので
とても難しいと言われました。
以前に師事していた先生には何も言われなかったのだそうです。
奥歯を閉じないように気をつけて頂いて再び発声練習に入りました。

そうすると口を閉じた時にぷつんと切れた声が
余韻を含む切り方に変化しました。
声を出し終わってからそっと口を閉めるということを
常に気をつけないと声を呑み込んだような滑稽な歌に
なってしまいます。

もちろんアップテンポの曲では余程気をつけて声の出し始め
出し終わりを練習しないと違和感のある歌になってしまいます。
テンポにだけ気を取られて忙しい歌になってしまわないように
気をつけて歌うことが大事でしょう。

口を正しく開閉することはフレーズの切り方に意識を向けるという
大事な注意点になるのです。
単に大きな声で歌えるだけでなく、生徒さんに最初に
そういう注意もしておくのは特に大事なことだと改めて思いました。


posted by キミコ at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

あらら・・・

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昨日は勿論ジムに行きました。
生徒さん達との体操のネタになるだろうと
「健康体操教室」のスタジオに出来るだけ入っています。

始まるまでの短い時間に骨盤底筋群のトレーニングを
やっていました。
このスタジオは毎週テーマが替わるのでいつも楽しみです。
さて今日は?と思っていると
骨盤底筋群のトレーニングでした。大汗
私にしたらついさっきやった所だからあららと思ってしまいました。

さて始まってみるとなんと!
私が雑誌で覚えた物が体操から内容までくまなく同じでした。
私が読んでいた雑誌はインストラクター用の本なので
きっとこの方も一生懸命読んで覚えられたんでしょうね。

しかし45分みっちりとやったこの体操はとても効きました。
かなりキツくて今朝1時間寝過ごしてしまいましたもの。

でもスポーツの一環として取り上げたからなのでしょうか。
意識の仕方については一言も触れず、単に運動方法の紹介だけでした。
同じ事をやっているはずなのに身体の受け止める感覚が違います。
私の方は感覚を意識するためにもやっているので利用の仕方が違いますね。

だからたとえ方法が同じでも、いつも自分の身体の中で起きている
感覚をキャッチしようとすることが何よりも微妙な違いを
受け止めるという意識を育てているのだと思います。

ちょっとした動きが自分の声を育てる良い材料になることがあります。
微妙な違いを探したり、細やかな心の動きを常に意識する事も
全てが歌うという行為に繋がります。
そんな意識を常に持つことがあなたの歌を熟成させると思うのです。
どうぞ誰にマネでもない自分の歌を歌ってくださいね。


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2008年11月12日

ティッシュを使って

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骨盤底筋群にぞっこんの今の私ですが、
これを完全に使いこなせるという条件付きで
ティッシュを使った声量調節の練習を書いてみます。
身体の中の圧力が十分でないとこの練習は
余り成果が出ないと思います。

1 立った状態でどちらかの手にティッシュを1枚持って
口から吐いた息が当たる高さにして出来るだけ遠くに
その手を伸ばします。

2 ふーふーとティッシュを吹きます。
骨盤底に意識を持って行くのを忘れないようにします。
その時のティッシュの揺れ具合と身体の圧力を覚えておきます。

3 「ふー」という無声音を段々有声音に変えていきます。
「ふー」の1音の初めは吹く息で始めて後半を「うー」という
有声音に変えます。
ティッシュの揺れる息の量は2と同じです。
後半の有声音になると骨盤底の締まり方が変わることを覚えます。
どんな締まり方をしたかという事と声の大きさを覚えておきます。

4 手を伸ばした距離を1の半分にまで近づけます。
今度はティッシュとの距離が近いので2と同じ揺らし方をするには
そんなに息の量は必要ないですね。
でも3の状態になったら骨盤底の締まり方は同じでしょうか?
違いをよく吟味しましょう。

5手を伸ばした距離を4の半分にまで近づけます。
その距離は殆ど口の側ですね。
無声音の時の息の量は?
有声音の時の骨盤底の締まり方は
いかがでしょうか?

後は他の母音でも「う」の時と同じ息の量で適正に使えるか
試してみて下さい。

もちろん1〜5どれも声が揺れてはいけません。
それは息の量の調節が出来ていないという事ですから。
身体の中の圧力が十分でないと同じように揺れてしまいます。

歌の初めから終わりまで同じ声量で歌っていませんか?

歌詞が全部同じ言葉で出来ているならいざ知らず!
それにメロディのコードだって入れ替わっているのに
それにも気づかず歌っていませんか?
声量の計算が出来ていないような歌は
聞く側からはとても退屈ですよ。

歌う側だけの自己満足は聞く側からは迷惑なだけです。
どちらの側も満足出来る歌を歌いましょう。
 
タグ:声量
posted by キミコ at 22:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

もっと早くわかっていたら・・・

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腹筋も骨盤底筋群という地点から考えると新鮮な感じさえ持てます。
私は首が凝るので、腹筋をすると少なからず首が痛くなるから
余り腹筋の筋トレは好きではありません。
しかし腹直筋を縮める時にあの「吸い上げる感覚」を意識すると
相当に楽にこなせたのには少し驚きました。
もっと早く知っていれば首が楽だったかも知れませんもの。

何か普段し慣れた一つの動作から、新しい意味が掴めるような
感覚が持てて歩くことさえ楽しくなります。
骨盤底筋群を意識して歩くと身体がぶれることがありません。
足の運びが早くなって快適な気分がします。

歩きながら考えたのですが、歌うための筋トレ、いや別に歌に限らず
健康維持の目的のためでも良いのですが・・・

新しく始めるならまずは足底筋を鍛えることですね。
地に足がつかないとやはり問題でしょう。やはり下から積み上げて
徐々に上を調えていくのが正解だと思います。
同時進行で骨盤底筋群を意識したり鍛えたりして、それを手がかりに
腹横筋や多裂筋の存在を意識していく方が早いような気がします。

以前から書いていますが、筋トレだけしても意味がないのです。
いかに筋肉を意識出来るかが重要で身体を組み立てていく意識
のようなものが必要
だなあと今に至っておぼろげにわかってきました。

身体という土台の上に喉や音や歌詞などが乗ってくる
という感じでしょうか。
どれに関しても手が一杯では恐らく歌という統合されたものは
出来上がらないような気がします。
(楽器に関しても必ず必要な感覚ですよ)

いかがです?
こんな風に書いてあるのを見て気が遠くなりませんか?

フリーズするような気分さえするでしょうが、歌うことが好きなら
また魅力を感じるならまずは一歩を踏み出してみませんか?
一つ一つのものに手応えを感じるのがこれまた楽しいのですよ!


posted by キミコ at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

骨盤底筋群をバランスボールで

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先週は祝日でジムに行けませんでしたので、
今日は久しぶりのバランスボールのスタジオ参加です。

今の私の頭の中はいかにして骨盤底筋群の意識を持てるかに
占められています。
これをバランスボールの上で再現したらどうなるのかと
今日はわくわくしていました。
生徒さん達と先週レッスンで確かめた感覚が発声練習を離れて
単にバランスボールだけで同じ感覚を持てるものなのでしょうか。

基本姿勢で座って手を頭上に挙げて・・という一番基本的な形で
まず確かめてみました。
ボールにかかる圧力は以前とは段違いに強いものでした。

横隔膜を下げる

足の裏の感覚も相当踏ん張れるものでした。

骨盤底筋群の意識を持つコツは

お腹の底にストローを挿してジュースを吸い上げる感覚
または
お腹にエレベーターを想像してそれが上がっていくような感覚

でしょうか。

実践して頂ければおへそが背中につくような感じだし、
お腹の底をえぐるとも言える感じでしょうか。

腹横筋も多裂筋も横隔膜に向かって持ち上がります。
持ち上げるためには足の裏がしっかりしていないと
とても持ちこたえることが出来ないでしょう。
そしてお尻が半端でなく硬くなるのも確かめられるでしょう。

いわば骨盤を中心にして上がる感覚と下がる感覚が拮抗するのが
観察出来るはずです。
この状態で声を出せば「お腹から声を出す」という意味が
以前にも増してご理解頂けると思います。
posted by キミコ at 22:16| Comment(4) | TrackBack(0) | バランスボール関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月02日

骨盤底筋群を意識する意義

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ジムはネタの宝庫です。
先日もジムに備え付けのフィットネスの雑誌を、エアロバイクを
漕ぎながら読んでいました。

そこには「骨盤底筋群」についての解説と体操が出ていました。
私自身は名称については尿漏れの事でテレビやスタジオで
触れて居たことをちょっと聞きかじっている程度で
あんまりよくわかっていません。

書いてある記事はピラティスに於ける骨盤底筋群についてなので
筋力が衰えることでのデメリットについて書いていた訳ではありません。
「コア」という概念に於ける4つのインナーマッスルについての扱いでした。
つまりお腹の中にコアという小さな箱を持っているのであって
それを意識することで身体機能を保持するという事です。

そこから現在私のやっていることは、上からは横隔膜で蓋をして、
前は腹横筋、後ろは多裂筋、・・・上と横があるのに下はすっぽりと
何もない状態なのですね。

書いてある筋トレを試してみましたが、確かに他の3方を
より強く観察することが出来ました。
生徒さん達にも試してもらいましたが、私の発声練習中の
「骨盤底筋群は意識出来ていますか」という問いかけにも
ちゃんと応えてくれていました。

私はこのブログにずっと書き続けているのは小手先の
歌う技術ではなくてきちんと楽器である身体を作りたい
ということなのです。

きっとその思いは皆様に伝わっていることと思いますが。

単に歌うことだけのために身体を作っている訳でなく、
生活全般引いては自分の存在のためにも必要なことだと
こんな風に書いていて痛感したからなのです。

歌うことは生活することから離されるべきではありません
「私」という存在そのものが全て歌に反映されるからなのです。

歌うための技術は「私」の生き様をより良く見せるために
使われるべきだと思うからこそあれこれとアンテナを張り巡らせては
こうして書き続けているのですが・・・

話が逸れました。
つまり骨盤底筋群を意識するのはその歌う技術習得以前に
必要なものだということなのです。

参照HP

http://www.furukawamiho.com/kotsuban/kotsuban1.htm

骨盤底のための体操

posted by キミコ at 22:50| Comment(2) | TrackBack(0) | アンチエイジング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする