2009年03月25日

横隔膜の感覚

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このブログは検索から来てくださる方も多数いらっしゃいます。
私も管理人室からその検索を辿ってあちこちのサイトやブログを訪れて
大いに参考にさせて頂いていますよ。
勉強会をしているようで楽しいです。

読んで頂いているページは何だろうとこれも毎日のように覗いています。
ダントツに多いのが昨日の「ためしてガッテン」見られましたか?でした。
ほぼ毎日どなたかが読んで下さっています。
日本人は自分の声に対する意識が低いので、大いに気にして頂ければ
この仕事をしていてこんなに嬉しいことはありません。
声はその人の存在そのものだというのが私の持論ですから。

もう一つ多いのが横隔膜を下げるです。
これは自分の身体の中に対する知識が必要でしょう。
次に下がっているイメージを持つことでしょうか。
何しろバランスボールに腰掛けて両手を高く上げる、という動作をして
まず感じることは胸から上が持ち上がってるという感じでしょうか。
どう考えてもこれがなぜ横隔膜を下げるに繋がるのか不思議です。
だからこそ正しい知識とイメージを持つことが必要なのです。

横隔膜が下がると肺が広がること、またお腹の一番底の骨盤底筋群も
下がることも覚えておいて下さい。
骨盤底筋群を感じ取ることも歌うという行為に必要なことだということは
これまでにこのブログに何度も書いています。

歌は口先だけで歌えるものではありません。
自分の身体を感じ取りつつ正しい内的感覚を養って歌を楽しんで下さい。
もちろんナレーションについても全く同じ事が言えます。
ラベル:横隔膜
posted by キミコ at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 内的感覚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

全くの日記

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今日は全然ためになるような話ではありません。
単に自己満足で書いています。

「歌声喫茶」でこうして3年ほど伴奏を弾いているのですが、
そりゃ教職にも長く就いていたし生徒さん達の歌の伴奏もしますので
当然ほぼ間違いもなく伴奏を勤めている訳です。
「歌声喫茶」では何百曲もあって初見同様の曲も多いので、
お陰様で腕はめざましく上達しています。

ただずっと初見の移調奏が出来ないことが引け目でした。
コードネームもそんなに困らなく弾けているのに、なぜだか
アルファベットの1つ前とか後とか3つ飛ばすとか、そんな単純なことが
弾きながらではどうしても出来ないのです。

「クラシック」の出身者は書いてある楽譜の解釈が出来たら
良いのであって、それをわざわざ移調して弾く練習は
特に私の年代の人なら教育はされていない人が殆どだと思います。
そんなこともあって生徒さん達には簡単な移調はソルフェージュとして
練習させることはありますが、入り組んだ曲はさっぱり無理です。

でも「歌声喫茶」ではそれは通用しません。
音域が高すぎて歌えない曲がとても多いのです。
リクエストの頻度の高い物は移調した物を書いていますが
何百曲も書くほどヒマでもないし、自分が情けなくなるし
甘えるのも悔しいのでコードネームで用が足りる曲はその横に
アルファベットを書き込んだりしていました。

しかしいつまでも出来ないのが悔しくて最近夜中にちょこちょこと
コードネームの移調奏の練習を始めています。
さすがに主要三和音は手が行きますし、メロディの移調も
困ることはありません。
でも副和音や機能和声の場面になるとやはりはたと手が止まってしまって
悔しさに唸りながら何度も弾く日がずっと続いています。

今日は生徒さんが最近カンツォーネをしたいからと
テープに吹き込まれた伴奏と共に楽譜を持ち込まれました。
でも持ち込まれたテープの音量が小さすぎて使い物にならなかったのです。

その曲を持ってこられた楽譜より5度下で歌われたのだけれど
伴奏がなくて仕方なくその場でその調で伴奏をつけました。
それを3度下に移調したら声に合うかと言われたので試してみましたが
それもきちんと弾くことが出来ました。
全くの初見の曲でも弾くことが出来たのは大きな自信でした。

こんな風に大分危なっかさが抜けてきましたが、まだまだ頑張らねばです。
還暦にまだ年数はありますが、これでボケ防止は万全でしょう。笑


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2009年03月15日

胸を使おう 加筆あり

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歌っていて音程が下がる、または伴奏と何だか合っていない・・・
そんな事を感じる方はとても多いと思います。
もちろん伴奏を聴いていないから、とか不注意で下がる事が
ダントツだろうとは思います。
中には歌うことで筋肉の疲労を招いて悪循環に陥っている、
そんな場合も割に多いです。

それとは別にあなたの「楽器」としての性能が悪いから。
という場合も案外あるのです。
特にある特定の音を発声している時に必ずそうなる。
というのならそれを疑った方が早いのかも知れませんね。
低い音域で音が下がるよりも圧倒的に高音部で
ピッチが下がることが多いのではありませんか?

そんなあなた・・・
ちゃんと胸の筋肉を使っていますか?

大胸筋と言われる部位ですから名前はご存じですね?
そこを両手を交差して手のひらを胸に当ててみます。
エジプトの王様みたいなポーズになりますね。
その筋肉をそのポーズのままで盛り上げてみましょう。
肋骨が広がって背中の筋肉も持ち上がったのがわかりますか?
つまり肺の容積を確保出来たことになりました。

では胸を広げれば良いのだとばかりに肩の位置を変えたり
肩胛骨を寄せたって苦しいだけだということも
この際実験してみて下さい。
如何でしたか?苦しかったでしょう?

かといって王様のポーズで歌うのも何かおかしいですよね?


手を普通に身体の脇にぶら下げます。
但し小指側を外側に向くようにしてみて下さい
大胸筋が張り出したのがおわかりでしょうか?
面白いことに普段通りに親指側を外側にしても
胸は広がりません。

歌う時に下がる所だけその手をしてみて下さい。
歌の初めから終わりまでというのはこれもおかしいですからね。
せいぜい練習段階だけに留めておいて下さいね。

それでもよくわからないという方のために・・・
胃の部分を上に持ち上げてみて下さい。
つまりみぞおちが前に張り出しますね。


「みぞおちとおへその間を開ける」ということは大事なことなのですが
単に開けるだけでなくみぞおちを斜め前に張り出すということも
必ず意識に入れておいて下さい。
その為には背中のS字カーブを真上に引き上げなければその動作は出来ません。

但しみぞおちから前に出そうとすると肩の位置が変わったり
肩胛骨を寄せる動きになるかも知れませんので気をつけてください。

もう一つ!

大胸筋を使うためには骨盤の前傾が出来ないと
効果がありませんから。


S字カーブが腰に出ていないとこのポーズは無効なのです。
試しに後傾させて出来るかどうか確かめてみて下さい。

人間の身体は本当に良くできていると思います。
「楽器」としてのあなたは筋肉を作って
楽器の性能向上を図りましょう!
posted by キミコ at 19:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

骨盤の位置から見たピアノ奏法

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このブログでは必要ないかもで書いたピアノ奏法の話を少し書いてみます。

普通ピアノを習いに行くとまず意識は手の方にしか集中しませんね。
私も40年ほどピアノの生徒さん達に教える事はそんな所からでした。
確かに大きな問題ではありますからごく当然だろうと思います。
でもそれに集中する余りに他の全ての問題がおろそかになることで
この40年その解決に非常に悩んできたのです。

ナレーション志望の生徒さんと長いことのおつきあいになりましたが、
初めの3年ほど発声と母音練習に終始するだけで
音楽の「お」の字もなかったのです。
それが音の高さを考えるようになったり、リズム練習と韻の踏み方
との関連について考えたりで徐々に音楽の色合いも濃くなってきました。
そしてついに病膏肓にいたってピアノにまで手を出すようになられたので、
従ってこの方は譜読みに関して全く問題ない所からの
ピアノ入門となったのです。
ちょっと珍しい形だと思いますね。
裏を返せばこんな形でのピアノへのアプローチも可能な訳で
事情さえ許せばこの方がピアノの音色にも注意が行き届くようです。

またピアノに伸び悩んでいる方も骨盤からのアプローチを試みられたら
音色の変化にはきっとびっくりされるだろうと思いますよ。

ピアノの椅子に腰掛けて骨盤をまずは軽く後傾させます。
(ああ その前にピアノの椅子の高さは鍵盤に手を置いて
肘が鍵盤面より下がりすぎず上がりすぎずという所でしょう。)
とにかく後傾させた状態で鍵盤に軽く指を触れておきます。

息を吐いて鍵盤が落ちて音が鳴った時点で骨盤を前傾させます。
(前傾させるスピードが音の大小を決めます)
つまり大腰筋が軽く引き込まれた状態になることで手首も
鍵盤面から高く引き上げられます。

まだ指先は鍵盤を押している状態のままです。
但し力は鍵盤を下げるだけで指の重さ以外はかかってはいません。
ここで力が入るのが初心者ですが手首を上げることで力が入るのを
防いでいる訳です。

吐いた状態から骨盤前傾のままで次は息を吸う事になるので
その吸った息の最後辺りで骨盤を後傾させます。
一つの音についてその動作を繰り返すのが基本となります。
それは丁度頑張っておられますか?早口言葉!で触れたように
一つの音に骨盤を1度動かすのと同じです。

慣れてきたら骨盤の動き1つに対して音が2つ・・・というように
段々増やしていきます。
1つの音に対してなら短い息で済みますが、音の数が増えるに従って
長い息が必要になります。
その保持の仕方は歌う時と全く同じ事なのです。
つまりピアノは指先で歌っているのと同じと言えるでしょうね。

骨盤前傾のために手首が高くなることで指先を調節する事が
出来ますね。
鍵盤への接着面が少ないほど音は繊細になっていきます。
息の濃さと手首の高さ調節で色々な音が楽しめる訳です。

やはり何よりもまずはどれが良い音なのか判断出来る耳を
育てることが先でしょうね。






ラベル:ピアノ奏法 骨盤
posted by キミコ at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌以外の楽器に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする