2009年11月26日

バランスボールはやはり効果を発揮!

510031199_150.jpg

楽器演奏の時に呼吸をしていますか その1で書いた生徒さんのレッスン日でした。

この方のご姉妹がボイトレをしてみたいということで、
一緒に筋トレをして下さいと開始されてから1月半経ちました。
もちろんバランスボールも使ってですよ。
非常に運動不足な状態だったので動きが定着するのに時間がかかりますが。

先週まで骨盤の前傾後傾がわからないのと、ピアノを弾く動作とが
一致しないでまごまごしておられたのですが、今日はかなり意識して
身体の動きを考えながら練習されたとかでこの方の段階にしては
驚くほどの上達ぶりでした。

この方は現在舞曲を練習しているのですが、1拍目毎に骨盤を
動かす事が出来るようになって、いかにもダンス曲らしく
メリハリのついた演奏が出来るようになったのです。

今までは手を動かす事と音符と鍵盤の位置との3つの連動が
出来なかったので、いくら1拍目を強くと言っても不可能だったのです。
1小節ごとに規則正しく骨盤を動かす事が出来るようになって、
その為に吐く息が1拍目に来るようになるので、曲が生き生きとしてきました。

それに骨盤を動かすことにある速度を必要とするという事も
曲を見違えるようにした原因でしょう。

つまり骨盤を動かすのに余りに速い動きも遅い動きも出来ません。
なぜなら呼吸の速さと骨盤を動かす速度は常に一致するのですから。

有る程度曲として仕上げておいて骨盤の事を持ち出したので
骨盤を動かす速度と手の動きが連動出来たのでしょうね。

熟年の方なので確かに新しいことを吸収するのに時間を要しますが、
思い切ってバランスボールを取り入れてよかったと思いました。
posted by キミコ at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌以外の楽器に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

常に右肩上がりな訳ではない

ニコール.jpg

もし人生が常に右肩上がりなら最高ですけれど
そんなうまいものでは無いことは皆さんご存じの筈!

それと同じで、発声だってずっと上達ばかりするわけでもないのです。
ある日出来ていたはずのことが出来なかったり、今日に限って出来ない、
または出来ていたはずなのにいつの間にか戻ってしまっている。
そんなことも起こりえるのです。
自分の身体なのに操作出来ない(という言い方は私は好きではないですが)
歯がゆさが募りますね。

レッスンをしていて余りに多くのことを要求するとだめなことが多いです。
多すぎてわからなくなって、出来ているはずのことまで失ったり、
生徒さんが自信喪失したりする事もあるからです。
一番手近に出来ることから埋めていく場合が多いですね。

いつもある音でつっかえてしまう生徒さんに言うべき時が来ました。
僧帽筋下部の意識も骨盤底筋群の意識も、何もかもお膳立てが出来たからです。

途中で声が詰まりませんかで喉を開ける事、高音部であごを下ろすこと、
軟口蓋を持ち上げること等の解決策を書きました。
それをもうちょっと先に進めてみました。

身体の動きを観察するとまず舌骨を固めているし、頭上への意識も余りない。
ということは、顔の筋肉も額から上が動きません。

まずは舌骨筋に親指を押し込み あごを掴むようにして舌の力を抜き
リラックスしておいてからハミングして頂きます。
案の定すっかり固まって居ることに本人が気づきます。
しかしさすがに短時間にそれをほぐすことが出来ました。
舌を出して

次に眉間に意識を持っていってもらいます。
同時に頭頂筋を意識して眉を上げ、目を大きく開きます。
ポジション5 額 その2

もちろん吸った時に軟口蓋を上げるのが前提です。
ここを自由に操作出来ないと詰まった音色しか出すことが出来ません。
ポジション4 頭頂と軟口蓋
もちろんこれも軽くクリアです。

最終的に僧帽筋下部からそのまま背中を伝って上がっていって、
頭のてっぺんのつむじを少し前に傾ける意識を持ってもらうということで
調整を終えることが出来ました。
posted by キミコ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

気をつけなくちゃ!

アンブリッジローズ6.jpg

ここの所レッスンが忙しくて、毎日生徒さん達の筋トレの
おつきあいをしていました。
一緒に筋トレをすると生徒さんに何が足りないかがわかるので
自分はやる必要も無いのについやってしまうのですね。

この前発見した(と自分で思っている)僧帽筋下部に関する筋トレが
とても気になって、肋骨を下ろすトレーニングを私自身はやりすぎたようです。

お陰でこの3,4日ほど話し声が普段より低く、喉のいつもと違う
部位で響いていて引っかかる感覚が有るはずでした。
歌ってみても肝心の僧帽筋下部や肋骨の引き下げが確認出来ず、
しかも金属的な声がして違和感を感じていました。
つまり、筋トレをすることによって、声帯付近の筋肉の酷使をした
ということなのです。

昨日の「うたごえの会」でお客様達と一緒に歌っても、違和感一杯で
しまいに声のチェンジもおかしくなる始末!
喉の筋肉が堅くなるってこんな風なのだと変な納得さえしました。

確かに私も既に還暦近いのですから、何か不調があっても一般的には
全くおかしな事ではありません。
若い時にはわからない身体の感覚も、この年だからこそです。
そういう不調にも遭遇出来たのは、トレーナーとしては
非常に有り難い経験だとさえ思いましたよ。

要はここで無理を押して歌い続けたり、筋トレを続けたりすると
一層ひどいことになるのです。
おかしいなと思ったらさっさと休むのが何よりの薬なのです。

特に筋トレは毎日続けても良いのは腹筋だけだということです。
その他の事は休息させることも練習の内ですから
自分をいじめてはいけないと身に染みたことでした。

確かにこの2週間休日が全て私用で潰れています。
今日は用事をしていてひどく汗を掻いて、それが冷えてきて
慌てて着替えて、それでも背中が寒いのでカイロを入れて
しばらく休みました。
起きてから夕食の準備が終わって食べる頃にまた汗を掻いて
それで寒気は吹き飛びました。

身体の要求に素早く応えて、適切に手当をすると
ひどいことにもなりません。
どうぞ皆様も無理をしないでこの時期お過ごし下さいね。




タグ:筋トレ 発声
posted by キミコ at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

歌の実践練習

粉粧楼2.jpg

私は確かにボイストレーニングの教師をしています。
かといって、発声練習に終止しているわけでもありません。
ある程度歌うために使う筋肉が整ったら実践で歌う練習も始めます。

例えば、学校での教科書だけで語学力がアップするわけではありません。
スポーツジムで身体をムキムキに鍛えたとしても、日常に役立つのは
他人様の目の保養の材料になること位ですか。
ピアノの練習曲をいくら万全に弾けたからといって、ベートーベンや
ショパンやブラームスが満足に弾けるでしょうか。

所詮発声練習は発声練習でしかありません。
実地に歌えないと何の意味も成さないのです。

発声練習では拾えない音型の練習にもなりますし、実際の楽曲ともなると
一段と意欲も出てこようというものなのです。
フレーズの処理や息継ぎも発声練習だけではカバーし切れません。

かといって、歌さえ歌えれば良いと余りに先を急ぎたがる人も居て
これも困ったものです。
過程を楽しむ余裕がなければ歌も浅いものにしかなりません。
今の世の中じっくり取り組む事が出来にくいのでしょうか。

実際の楽曲からは実に色々な事が読み取れます。
単にうまく歌えることだけでなく、作曲者や作詞者からの
メッセージを注意深く読み取る事も練習の内になります。

後は私がその楽しさをどれだけ伝えられるかという事に
かかってきますね。
それには率先して私が楽しむ事でもあるのです。
良い曲というものは何百回も歌っても益々楽しくなってきます。
生徒さん達に名曲をかぎ分ける力もつけて頂きたいですね。

タグ:発声練習
posted by キミコ at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌 関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする