2010年04月27日

肩先を開く

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床に寝転がって肩甲骨について検証していました。
ずっと書き続けていますが、肩甲骨を寄せると
みぞおちが上がります。みぞおちが上がると深く息が入ります。

みぞおちだけに意識を持っていくのと、肩甲骨も考えて
両方に意識を持っていくのでは大分行動に差が出ます。

寝転がって大きく息を吸うと肩甲骨の動きがよくわかります。
何度も息を吸ってふと考えたら、肩先を外に広げるようにしていました。
胸の筋肉も一緒に広がって息の入り方が全く変わりました。
しかもみぞおちの動きも全く変わりました。
腹横筋も僧帽筋下部も肩先を広げることで動員されています。

歌う時にはゆっくりとだけ吸っていられません。
素早く息を入れる事が要求されます。
各筋肉と普段から仲良くしていなければ、素早く吸えませんね。

人間同士でも、人と仲良くなるにはお互いの行き来が大事なのは
言うまでもないこと。
自分の身体でもそれなりに意識して動かせないといけない
ということです。普段から自分の身体と仲良くしましょう。

もちろん口から吸うのではなく鼻から吸って下さいよ。

posted by キミコ at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

大腰筋の意識を出来るようになると

フィレモンコシェ.jpg

ぶれない身体を作ろう 1に書いた事は他の楽器にも有効なのです。

私が歌もピアノも教えている生徒さんに早速試してみることにしました。
この人はまだピアノの音に関してはどれが良い音なのかが
理解出来ていません。
そんな人にこう言うことにしました。

「大腰筋を上に引き上げるようにしてピアノを弾いて下さい。」

ピアノの生徒さん達には以前からも「みぞおちとおへその距離を開けて」
ということはずっと言い続けています。
でもその頃は骨盤の位置については私自身が無自覚でした。

「みぞおちとおへその距離を開ける」という事から、まだ更に
大腰筋を引き上げるのは、相当に筋力も身体感覚も持ち合わせていないと
とても大変な事なのです。

幸いなことにこの生徒さんにはその感覚も筋力も持ち合わせています。
すぐに音色が変わりました。
すなわち芯のある音が聞こえてきました。
以前には出せなかった音色に生徒さん自身が驚いていました。

大腰筋を引き上げることで、腕の余分な力が抜けます。
腕だけで演奏するのは不可能な状態になるからでしょうね。
試しに腕に力を籠めてみましたが、とても弾けたものではありません。

骨盤が前傾する事で肩甲骨も寄ります。
肩甲骨を寄せると広背筋の働きで二の腕の内側から脇にかけて
しっかり引き込むことが出来ます。

足振りをして大腰筋の意識を高めてから試して頂きたいと思います。

posted by キミコ at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌以外の楽器に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月13日

歌や楽器が早く上達したい人に

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割合に沢山の方が私の生徒募集に応募してこられます。

でも、私がある程度の上達を感じるまでに大多数が辞められます。
きっと自分が思っている通りにはならないからでしょう。
「お稽古事」の一環としてとか、「ちょっと囓りたい」人には
全く向かない教室だと思います。
それがなぜかということはこのブログを読み続けて下さる方には
わかりすぎるほどおわかりだということです。

それほどボイストレーニングが一時よりは認知されたとはいえ、
やはりまだまだだということも関係しているでしょう。
題に口当たりが良さそうな事を書いていますが、

答えはただ一つ!

「近道はありません」ということです。

何しろあなたの身体が楽器なんですから。

ある日突然思い立って百万円貯めようとしたとして・・・
1円から始めたとして、翌日に思いが叶いますか?
それと同じことなのです。
あなたという楽器を作ることは大事業なのです。

楽器を上達したい人には上の話は無関係だと思われるでしょうね。

ところが歌も楽器も息の仕方や身体の保持の方法は変わりません。
管楽器の人は呼吸する事は無関係ではないので、まだ理解されるでしょうが
弦楽器やピアノ、打楽器の人には不思議なことかもしれません。

でも実は根っこは同じなんです。
楽器を扱うのは他ならぬ人間、そしてあなた自身なのですから。
呼吸も筋肉も使わないと演奏は出来ません。

それに気づいた人が身体を鍛えて、ワンランク上に行きます。

もちろん音楽センスがあるないでは演奏は変わるけれど、
呼吸のコントロールや、筋肉が無いと何も出来ないのですから、
まずはそこがスタートラインでしょう。

小手先の技術よりまずは楽器ありきです!


posted by キミコ at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

ぶれない身体を作ろう 3

ライラックドーン.jpg

今日もジムで足振りをしてきました。

注意深く身体の中を見るようにして振ります。
慣れるに従って上半身が引き上がる感覚が来ます。

何度もこれまでに書いてきましたが、自分の身体と仲良くする
習慣を持つことは人生を過ごすのに大事な事です。
自分の身体を自由に使える事が出来るのは一つの財産でしょう。

「身体技法」という言葉でも触れた矢田部先生の言葉を引用します。

自分の身体を使いこなすことが出来ると、手足の長さや太さに
関係なく、その人らしい自然な良さが出てきます。
骨格の自然な位置関係がわかれば、身体にストレスを掛けない、
その人にとっての自然な姿が現れてきます。


歌にもそれが言えますね。
人まねではないあなた自身の声を獲得することは
何よりも大事な事ではないでしょうか。


いずれにせよ、足振りは自分との対話でもあるし、自分への言い聞かせです。

実はこれはアスリートの人たちも夢中になってやっている
トレーニングなのです。
歩幅が広がるし、踏出しが力強くなります。
しかも上半身は常に引き上げられていることで、行動が変わります。
アスリートの人たちは一日に千回くらいは実行しているようです。

私自身が歩き方が完全に変わりました。
広い歩幅で膝を曲げることなく上半身を引き上げて歩けます。
しかも身体の軸の感覚も感じることが出来ます。
肺が広がって気分が何より良いですよ。

座ってもいつも上半身が引き上がっています。
もちろん歌う時も同じ事で、上半身を引き上げる事でしっかりと
空気が肺に入ってきます。

今まで僧帽筋下部ばかりを意識していたのが、足振りのお陰で
肋骨の下部を感じることだけで済むようになってきました。
大腰筋が使えると自然に内転筋も引き上がるようになります。
声も益々鋭く焦点が合うような声に変化しています。
録音してみると明らかにかなり通る声になっています。

足の裏も同時に注意することが出来て、足の裏感覚も変化が出ています。
今まで左右の足の裏の差を感じたことがなかったのに、右足の裏の方が
左側よりやや分厚いのです。
それで右足のかかとが浮くような違和感を覚えたので、かかとから
足の裏の位置を決めるようにしたのでそれも落ちつきました。

多分これを読んで試す気になった人がいらっしゃったら、左右の足が
随分違うことに驚かれると思いますよ。

足振りが効き目があるからと、無理に毎日する事はありません。
もちろん意識を持ってやり続けることが出来るなら言うことはないのですが、
わくわく感を伴わずにやっても効果は上がらないでしょう。

だって、自分との対話なんですよ、言い聞かせなんですよ。
真剣に自分の心の声が聞こえないなら毎日する必要もないでしょう。

まあ百回やったとして、一度台から降りて少し歩き回ってみて下さいね。
歩きやすかったり歩幅が変わっていたら上々ですね。
そうなると足振りをやっている喜びを感じることでしょう。

段々上半身を浮かせることが無意識レベルに来たらしめたものですね。
きっと声が変わっていると思いますよ。
喜びを持って自分の変化を楽しんで下さい!

posted by キミコ at 21:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

ぶれない身体を作ろう 2

スパニッシュビューティ.jpg

もちろん私に自分のアイディアだけで、大腰筋の感覚を掴もうという
考えが出るはずもありません。「身体技法」という言葉で書いて以来、
ずっとそのままそれに関する本を読みあさっているのです。

探し当てた事は見た目はとても簡単な動作です。

高さ10センチほどの台に立ち、台の端に片足でしっかり立って
もう片方の足を前後にぶらぶらと振り子のように揺する。


こう書いたらまるでおまじないのような動作でしょう?
私は最近レッスンに取り入れて実践しているのですが、他にも
ジムに行くたびに隅っこでひっそりとやっています。
人から見たら何をしているの?の図にしか見えないでしょうね。

これによって一体何がどうなるのか・・・

まず台中央から見て左内側に右足を乗せます。
もちろん真ん中辺りの位置がいいですね。
それと台は部屋の真ん中ではなく壁際に置きましょう。

何気なく足の裏を当てるのではなく、まずかかとの位置を決めます。
そこから親指、小指の両端、いわゆる3点着地を
意識を持って置きます。

足の裏が決まったら歌う時の姿勢を足の裏から建てます。
もちろん僧帽筋下部を持ち上げる意識、みぞおちとおへその位置も
離す事もお忘れ無く。

首の位置もちゃんと決めましょう。
背骨の上に頭が乗せられましたか?
肩と耳の位置が同じ線上に並んでいますか?
鼻とおへそも同じ線上に並びましたか?

いよいよ準備が整いました。

これで左足をぶらぶらさせますが、片足で立つのは
とても不安定な筈です。
右手を壁に添えてくださっていいですよ。
それでも不安定なら左手も添えて頂いて結構。
但し身体がせっかく決まったのに、そこからぶれないように。

足をぶらぶらさせます。身体が揺れるほど大きく揺らすことは
必要ありません。
自分が考えてるよりはかなり小さな揺れですから。

もちろんターゲットは肋骨の一番下です。
左手をその場所にあてがって、自分に言い聞かせながら揺らします。
「ここから足が生えているんだ」と。
肋骨を触ってみると確かに内部で揺れているのがわかると思います。

右足の裏はきちんと着地出来ていますか?

左足が揺れるたびにぐらぐらしていませんか?

右足の内転筋も少し上に引き込めていますか?

左足が慣れてきたら足の重さを感じることに重点を置きましょう。
少し左膝を緩めるようにすると足自体の重さがわかるかもしれません。

初めですから20回も往復させるだけで疲れると思います。
今度は方向を変えて同じように左足を台に乗せましょう。
左右で1セット、それを2セットもすれば初日は上等です。




posted by キミコ at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

ぶれない身体を作ろう 1

チャールズ・レニーマッキントッシュ.jpg

今まであちこちに「僧帽筋下部」を引き上げる事を書いてきました。
タグから検索して頂くと見られますので、参照して下さいね。

最近は大腰筋の感覚を掴むことを意識しています。

腰を鍛えましょうにも書きましたが、もうちょっと進めています。

大腰筋は肋骨の一番下から足の付け根にかけて、骨に直接
ついている筋肉です。
これは私も初めて知ったことですが、「ヒレ肉」をご存じですね。
そのヒレ肉が大腰筋なのだそうです。
こうなると細いヒレ肉より、太い肉の方が良いに決まっていますよね。
しっかり鍛えて、将来の寝たきり予備軍に入らないようにしましょう。

まあ「歌う人」には寝たきりを免れる事より、しっかり声が出せる方が
重要な事ですね。
一体大腰筋が何で歌と関連があるのかとお思いだろうと思います。

普通私たちが足はどこからが足なのか?
と聞かれてたらこう答えますよね?
「足の付け根から!」

私もずっとそう思って生きてきました。
でも違ったんです。
正解は上にも書いたように、「肋骨の一番下から」なのです。

これってものすごく違和感を感じませんか?

歌う時にはほぼ大多数が立って歌うのではないですか?
立つからにはしっかり立てないと歌えませんね。

ここで考えてみて下さい。

足の付け根から下肋骨の一番下から下からでは、
どちらが安定しやすいでしょうか?

足の付け根から上の部分を支えるより、肋骨から上を
支える方が明らかに楽ではありませんか?


私が大腰筋の感覚を掴むことを意識しだした事を
理解して頂けましたか?
posted by キミコ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

ちゃんと書いていたんだ!

アンブリッジローズ3.jpg

次の記事を書こうと以前の記事を探っていました。

ちゃんと書いてるんですね!それも1年半も前に!
我ながらへ〜っと思ってしまいました。

もっと早くわかっていたら ここでこんな事を書いていました。

「身体を組み立てていく意識のようなものが必要だなあと
今に至っておぼろげにわかってきました。」


多分私の中ではそれを探そうと1年半かけてたんでしょうね。
何しろここは私の防備録ですから、書いたら忘れる!
という図式なのです。笑
でもちゃんと無意識にでも探し続けてた所はけなげじゃありませんか!
褒めて上げなくちゃね!

自分の身体を実験台にしながらやっとここまでたどり着けたのが
この記事を読んでとても嬉しかったです。
声の成長も著しい伸びを見せているので、正解なのでしょう。

「身体という土台の上に喉や音や歌詞などが乗ってくる
という感じでしょうか。
どれに関しても手が一杯では恐らく歌という統合されたものは
出来上がらないような気がします。」


posted by キミコ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

久しぶりに書く気分です

ルイ14世1.jpg

書くこともかなり少なくなってきたので、以前のように
書き急ぐという感覚から遠ざかっています。
だからこうして書いているとすごく懐かしいような気分がしています。

これまで何度も書いていますが、本当に筋肉のついていない身体を
ずっと引きずって生きてきました。
(中年以降は脂肪にまみれていますが)
ここにブログを書き出してからインスパイアされることが多くって、
このブログはある意味「筋肉改造ブログ」と言えるかもしれません。
そうなると非常にナルシスティックになるわけで、温かく笑ってやって下さい。

筋肉のついていない身体に少しずつパーツが加算されていく感じ
皆様ご理解頂けるでしょうか。
サイボーグにでもなったような不思議な気分が致しますよ。
歩く時はがしがしと身体が鳴ってるような。

身体の伸び方も全く以前と異なっています。
動作も考えながら行えていますし、体軸感覚も確実に身に付いています。
後20年早ければもっと人生を楽しめたかもと思うと、とても残念ですが・・・

もちろんこれらのことが全て無駄なく歌声に反映されるのが
もっともっと私を喜ばせています。

近頃は大腰筋の感覚を掴むことに意識を置いています。
posted by キミコ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする