2010年07月25日

身体が冷えていませんか?

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6月とも思えないような気温が続いた後、長雨が続いて、晴れたと思ったら
恐ろしいほどの気温が続く毎日ですね。
いつの間に日本は熱帯地方かと思うような恐ろしい気温が続く国になったのでしょう。
私が子供の頃は、30度の気温でニュースになって新聞に載るほどだったのです。
地球の温暖化だけではなく、アスファルトの舗装とエアコンの普及が
原因だろうと思われます。

こんなに急激な温度差は誰でも体温調節機能を狂わせてしまうことでしょう。

生徒さん達も例外でなく、歌声に支障を来しています。

話を聞くと、冷たいものの飲み過ぎ食べ過ぎ、冷房のために身体を冷やしている、
睡眠時に身体に直接扇風機を当ててしまって、しかも布団を被らず
パジャマも肌を露出する半袖半パン。
目が覚めてみたら喉が痛い!
歌ってみると喉の腫れで金属的な音を伴う声で、乾燥のために絶え間ない水分補給。



なぜ喉の痛みが出るのかということに関しては風邪の意外な原因を参照してください。

風邪を引いてしまったら

風邪を引いてしまったら 続き
にも対処法を色々と書いていますが、お風呂を積極的に利用するのも手っ取り早いでしょう。
冷房で冷たい空気が下がってくるので、意外と足首が冷えています。
レギンスやレッグウォーマーがきっと助けてくれますよ。

汗を掻いたままで拭かないでいたり、着替えをしないとそれも冷えの原因です。
38度ほどのお湯にゆったりと浸かると、身体がゆっくりと芯まで温まります。
みぞおちから下の半身浴や、膝下までの脚湯やふくらはぎ辺りをつける足湯も
かなりの効果を発揮します。
少し顔が汗ばむ程度まで温めてみてください。
間違ってもシャワーだけで済ませないように。
何事にも「手っ取り早い」はあるプロセスを抜いている分、いつかはそのダメージが
自分を苦しめることをお忘れ無く。

身体を触ってみて、表皮がひんやりしているならもう一枚着るか、お風呂に浸かる。
足の付け根やお尻、おへその下がひんやりしていたら、内臓まで冷えているということです。
若いからいいわ!とそれを何年も何十年も蓄積させていると、必ず将来体調不良や
肌の衰えを招くことでしょう。
おへその下や腰の辺りに貼るカイロを当てておくと気持ちがよいです。

男性はまだ筋肉が太いので体感温度は女性とは違うのですが、それでも最近は
冷えている男性も珍しくないとか・・・
肩甲骨を動かすと途端に体温が上がります。手の上げ下げや大きく手の開閉をして
積極的に肩甲骨を動かしましょう。

と、まるで健康雑誌や新聞記事のようですけれど、歌う人にはこの時期を乗り切るのは
とても大変難しいものです。
身体という大事な楽器を、冷やさないで守って、夏を乗り切りましょう。

posted by キミコ at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体のメンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

バランスボールに座って

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長いことバランスボールに関連したことを書いていません。
しかしいつも通りにジムではちゃんと続行中です。

7月になってからここに書くようになって、意識が向いてきたのか、
先週の金曜日にバランスボールに座っていて、悟ったことがありました。

「みぞおちから上は引き上げる」をボールに座って実行してみると
こんな感覚が出てきました。
上半身を引き上げているからボールに全体重を掛けて座れない。

これまで「座る」事について深く考えていなかったようです。
しかし振り返ってみると、ピアノを弾く時には絶対どっかりと、
腰を掛けてはいません。
そんなことをしては速いパッセージの演奏は不可能ですから。
ということは、ピアノの椅子とバランスボールを無意識に分けていたのでしょうか。

「雷に打たれたように」とまでは大げさですが、このことが一瞬閃いたのです。

みぞおちまでは引き上げ、腸骨稜から下は引き下げる。

おわかりでしょうか・・・
みぞおちと腸骨稜(腰骨の出っ張っている所)の間には意識下に何センチかの
空間が出来ることになります。

引き上げるのをプラスとするなら、引き下げるのはマイナス。
つまりプラスマイナスゼロの地帯が私の頭の中で出来上がりました。
確実に常にゼロの状態にしておかないと、どちらかに持って行かれてしまいます。
野口体操と「中心軸」の関連の「中心軸」のど真ん中に、私のゼロ地帯を当てはめる。
ぶれない感覚が出来たようです。


posted by キミコ at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | バランスボール関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

野口体操と「中心軸」の関連

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「臍下丹田で力を吸収してしまえば、自然体になることが出来る」と
昨日触れた斎藤先生の本で述べられています。
「自然体とはただの脱力ではなくて、リラックスはしているけれど
なおかつ集中した身心の構えである」
「身体の力みを逃がす場所という意味から、私は『力みの避雷針』と名付けています」

久しぶりに野口体操について書きますが・・・

野口体操は重力に逆らわず、自分の重さを掛けることで
身体を緩ませる事を目指しています。
自分の重さを地球の真ん中に掛けることでぶら下がり
筋肉を緩ませて重力に拮抗させる余計な力を取り去ることで
反作用を産んでおいて「ぶら上がる」事で動きを生み出します。

斎藤先生も当然野口体操をご存じですから、『力みの避雷針』をもう1カ所
紹介されています。
つまり足の親指の付け根辺りと。
「この2つの避雷針は何を示しているかというと、身体に中心軸を作ると
力みが抜けるということです」
「自分の中に中心だと感じられる物を確立するととても楽になります」

ちょっと嬉しかったですね。
私も足底筋について何度か触れましたが、まさにその通りと思います。
『身体技法』として斎藤先生はこの2カ所をお考えのようです。
色々な身体技法について書かれた本には著者が各人各様のスポットを
考えていますから、色々と自分の身体で確かめて自分に合う物を
取り入れればよいのではないかと思いました。

人間には各々身体のクセのようなものがあるので、どうしても自分の身体を
通して考えるしそれぞれ思う所が違うから一様ではないのかとも思えたりします。
それを探すのは自分が生きていく上で大事な仕事なのかも知れません。

ああ、野口体操について何の関連があるかと聞かれそうですね。
つまり自分の頭の先から足先までを貫く垂直感覚と、地球の中心を
意識上で重ね合わせる。
重力を感じながら意識を遠くに持っていく。

野口体操では「おもさに貞(き)く」とこの状態を命名しているのです。ここ


どうして意識を遠くにやるのかというと、例えば階段の昇降を思い出して下さい。
足元を凝視しながら上がるより、遠くを見ていませんか?
足の悪い人はともかく、遠くを見ることによって楽に身体が運べてるはずですから。
呼吸だって足元ばかり見ていると浅くなってしまっているでしょう?
これを歌うという行為でも応用出来ませんか??
posted by キミコ at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 野口体操 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

自己検証

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「自己検証」なんて書くといかにもご大層ではあるのですが・・・

先日書いた身体を引き上げるってこんな事
についてもうちょっと考えてみました。

あるきっかけからふとそれに気づけたのは幸運でした。
一つのきっかけから数珠繋ぎに全てが悟れたという感覚ですね。

今読んでる本は斎藤孝さんの「呼吸法入門」です。(角川書店)
呼吸法にはとても造詣の深い先生なので、私もかなり意識して
著書を何冊も読ませて頂いています。

「臍下丹田」については私も何年か前に色々と触れていました。
「どんなに力を入れても他の部分が力まない場所、エネルギーをいくら溜めても
害のない場所」
と斎藤先生は位置づけてらっしゃいます。
確かにここに力を入れずに身体のある一部分を使おうとすると単に力んでしまって
思うような結果は得られません。

しかし私の場合はどう考えても、余りに腕や胸周辺の筋肉がなさ過ぎた
という事でしょう。
いくらなんでも丹田を使うことを知っていても、それだけで
バタフライは動きません。
丹田にプラス、「筋肉」がないと何にもならないということですか・・・笑

しかし私にとってはあのバタフライ経験は非常に画期的な事だったのです。
丹田と筋肉の両方が作用し合ってこその、動作の獲得なのだと
理解出来たわけですから。
つまり身体各部分を動かせる程の筋肉があって、なおかつ
丹田の使用法を知っていたら色々な動作が出来るという事になりますね。
posted by キミコ at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月09日

引き上げる感覚から思うこと

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エアロのインストラクターさんを見ていていつも思うことは
無駄なく、しかもしっかり筋肉が伸び縮みしていて
それがリズムにきちんと収まっていて気持ちが良いのです。
無理なく無駄のない動作は「正しい動き」と言って良いでしょう。

同様に考えると美しい音で演奏出来ている楽器も無駄なく無理のない
筋肉の動きでそれを実現出来ているのですね。
つまり「正しい動き」が必要だということです。

正しい動きをするためには最低限の必要条件として
身体が引き上がってないと不可能なのです。
身体が落ちてしまうということは地球上の重力の作用で
体自体の重さが加わってしまうという事です。
つまり緩みができてしまうのです。

緩んだ身体を動作の度ごとに再び引き上げるなんて
こんなにエネルギーを使い、かつ、無駄はないでしょう。
しかも動作に遅れを生じ、正しい動きを継続することが
不可能という事になりますね。

いずれにせよ体幹の意識の獲得が第一番の事項ですね。
私はやっとその感覚を獲得したという事でしょうか。
歌う時の動作だけではなく、色々な動作をすることで
引き上げる感覚を獲得する方が近道だと思いました。

遠回りと思われるかもしれませんが、ボイストレーニングでは
色々な動作をする事で、感覚を引き出すようにする方が良い、
という以前からの持論が間違いないという確信を得ました。

「パターン化された身体機能がいずれは体の構造すら変えていく」
最近ある整体士さんのブログで拝見した言葉ですが、知識や理論だけでは
歌うという事は出来ないということですね。

もちろん顔の造りと同様、持って生まれた声帯の構造や音色は
変わることは出来ません。(手術によって可能な事もあるようですが)
しかし身体全体の筋肉を整えることで声はある程度変わります。

まずは楽器としての身体ありきでしょう。
posted by キミコ at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月07日

身体を引き上げるってこんな事!

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最近は足振りと共に肩甲骨の感覚の獲得に夢中です。
我ながらよくまあこれほどやることが沢山次々出てくるなと
感心しています。

先日ようやくあの「バタフライ」というマシンの使い方を悟りました。
初めは2回開くのがやっとという情けなさ。涙
それも最低の重りでですよ。
やっと今月に入ってようやく10回は出来るようになりました。

それがマシーンに腰を掛けていつものように開いた途端に
悟りが来たのです!
単に横に広げるのではなくて、椅子に体重を掛けるかどうかの
すれすれ状態で上半身全体を持ち上げて開くととてもやりやすいって。
一応「身体を引き上げる」事はわかっていたつもりなのですが。
まあ元々筋肉ゼロの私ですから、無理もなかったのでしょう。

歌う時と同じだし、引き上げるという感覚はスポーツだろうが
日常生活だろうがオールマイティだと思い至りました。
例えば階段を上がる時にも、足に体重を掛けすぎないように
操り人形に階段を昇らせているような感じで上がればいいんです。
いちいち床に体重を落としてしまうと、次の階段に足をかける時に
また身体を持ち上げなくてはならないので、負担が大きくなるのですね。

一言で言えば済んでしまう話だけどその一言の重いこと!

それを身体で理解出来るのに一体何年かかったんでしょう!


大腰筋を下に伸ばす感覚も助けてくれたんだなと思います。
バタフライの持ち手を横に広げる時に、上半身を引き上げる事は
すなわち大腰筋を上下に引き伸ばすことに他ならないという訳です。
そうすることで腹横筋も無駄なく働いて、そこからも力をもらえますからね。
posted by キミコ at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

首を突き出して歌うクセのある人に

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書き出したら書くんですねえ。笑
更新することは習慣のものかもしれません。

首を突き出して歌う人はとても多いですね。
多分日常でもそうなのでしょう。
自分がそうであることを認識したら
問題も解決するのですが。

自分のしつけのために動作をしてみましょう。

床に仰向けに寝ころびます。
足は開いていても閉じていても構いません。
まっすぐに寝ましょう。
背中全体がべったりと床に着くように、
つまり腰の反りがないようにします。
(骨盤後傾、腹横筋に少し力が必要)

両耳の後ろ辺りに手を添えます。
そのまま手で首を支えるようにして首だけを浮かせます。

どこにも初めに書いた寝ころんだ状態以上に力を掛けません。
必ず肩甲骨は両方とも床に着いたままです。
目線は自分の足の先の方を見る方向です。
動作自体はとても楽なはずですよ。

首の後ろだけを天井に引き上げるような感覚なのを確かめます。
首が突き出る人にはこの感覚が欠如しているのです。
首の後ろの大きな骨が引き上がる感覚と憶えましょう。

首の前側はどうなっていますか?
あごと首がくっついていますね。
この感覚も必要です。
実際歌う時にはこんなにくっつくことはないのですが、
あごと首がかなり近寄る感じを掴みます。

何度か動作しながら「首を引き上げる」と自分にしつけます。
これは首の筋トレにもなるのです。
肩こりの人にはとてもつらい動作かもしれません。
つらさを感じる人は胸に力を入れてしまっているかもしれないので
一度確かめてみましょう。

自分へのしつけなのですから、回数も疲れるほどには必要ありません。


慣れてきたら自分へのしつけの目的という意味で、音が跳躍するような
フレーズを歌ってみるのも良いかも知れません。
但し、首の後ろを引き上げる意識を持つことだけにします。
どうせあごと上体が邪魔をしてしっかり声は出ませんから。

かなり改善されるはずですよ。 立って実用に使えるか試してみてくださいね。

posted by キミコ at 17:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

振り返ってみると

ウィンショッテン.jpg

半月以上更新する気が起きていませんでした。
今まで少しずつ自分の身体を変えつつやって来たことが、1ミリの進歩なら
この半月で10センチは変わったような・・・
いえ!もっとかも知れません。
何でもあきらめずに追い求めていくものだとつくづく思います。

私、もう半年すると還暦ですよ!
いや!年齢なんか初めから除外しています。
我ながら実にあきらめが悪いというか未練がましいですね。
でも、それが出来ないと人には伝えられませんもの。
多分これでいいんだと思ってしまったらそこから下がりはじめなんでしょう。
ずっと上がり続けるしかないみたいです。
ゴールはないと思われます。

これまでに身体という楽器をしっかり作っておいたから、オオカミにも
フクロウにもなれたようです。
私は全く疲れない声を獲得することが出来ました。
生徒さん達もそろそろ年数が長い人ほど早く掴みつつあるようで、
かなり声に変化が見られます。

私が若い時代にもっと発声法に関する確実な研究法があったのなら
こんなに時間がかからなかったと思いますね。
これからの時代を生きる人たちはどれだけ得をしているか!
うらやましいですね。
声帯は若いほど柔軟性がありますもの。

ともかく確実に今言えることは

上達に近道など無いこと。
反復練習に耐えられる力を養うこと。
楽器としての身体を作ること。
声帯周りを整えておくこと。
感受性を高められる生活をすること。
情報を常にキャッチ出来る体勢を整えておくこと。


うーん・・・まだまだあるでしょうが・・・

とにかくあきらめたら終わりですよ!
力まないで「頑張って」くださいね。
posted by キミコ at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする