2010年12月25日

今年のレッスンも終わりました

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クリスマスも過ぎて、いよいよお正月が巡ってきますね。
新しい年に向けた準備もそろそろ始まっている頃だと思います。

今日の最後の生徒さんを送り出して、ほっと一息。
今年も事故もなく健康に、無事に最後の生徒さんを
送り出せたことにすごく満足感を覚えたことでした。

毎年少しずつレッスン方法が変わっていくのですが、
今年ほど大きく変えたことはありませんでした。
まるで実験のようにおそるおそる始めましたが、
こんなに短期間にうまく事が運ぶとは驚きです。

方法として正しいことは、生徒さん各自の身体が受け入れるようで、
声の当たり、通りがどんどん良くなって行くのが
快感だったのでしょうか。

この11月に新入会された生徒さんはともかくも、
これまでの生徒さん達全員の声は
明らかに発展が著しかったです。

身体を動かすことで、骨盤と肩甲骨の関連性を中心に
自分の身体を観察するのが上手になりました。
自分の身体を観察出来るということは、自分の声も
観察出来るに等しいのです。
身体を動かすのも筋肉の動きが必要だし、同じように
声を出すにも筋肉の動きが必要だという認識が出来たようです。

それに、年配の生徒さんが多いので、
骨盤底筋群のトレーニングは実生活でも、
プラスになったと感謝されました。
走るだけでも尿漏れが起きて困っていた生徒さんも
コントロールを覚えて助かっているとの事でした。

高音部が出しにくくて困っていた生徒さんも
あれは何だった?と思うほど普通に声が出せるようになったし、
息のコントロールで伸び悩んでいた人も、自分の出している
息のコントロールをする事がどういう事なのか、
はっきりわかるようになったと言って帰りました。

各自が各自の方法で、声の出し方を覚えてくれたようです。
後はお酒が熟成するように、声の熟成をじっと待っているだけです。


もちろん時間はかかりますよ。
百万円という金額を貯めるのに時間が必要なように、
自分の声を熟成させるには時間が必要なのです。

ダイエットを成功させた人には達成感がもたらされます。
でも、声を自分の物に出来たという達成感は
もっとおおきなものなのになるでしょう。
それはその人の人生に大きな自信をもたらすでしょう。
「ぶれない」自分が明らかにそこに出来るのですから。

来年の皆様のご多幸をお祈り致します。
良い年をお迎え下さい。


追伸 

新しい器具を使ってのトレーニングについては
必ず書かせて頂きますので、お待ち下さいね。








posted by キミコ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月04日

小さなボールを使って 4 骨盤底筋群

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昨日は「うたごえの会」の準備のために、書くことを止めました。

3回の記事で、相当に小さいボールが使えるものであることを
ご理解頂けたのではないでしょうか。

もう一つは骨盤底筋群のトレーニングです。

骨盤底筋群は運動する時にしっかり使えるようにしておくと、
身のこなしが変わることを請け合います。
普段の意識がしづらい箇所ですが、身体意識として使えると
年齢を重ねるごとに有り難みがわかる箇所でもあります。


いずれもボールを除外したらおなじみのトレーニングですが、
小さなボールの存在で骨盤底筋群の感覚を意識出来る近道と
なることが期待されます。

但し骨盤底筋群に意識を置かなければ、効果は薄いでしょう。
よく言われる感覚として「おしっこを我慢する」とか「肛門を締める」ですが、
私の感覚は膀胱近くの遠さからストローで吸い上げる感覚でしょうか。

体内にボールを吸い込む感覚と、腹横筋を引き込むことと
お尻をかちかちにすることが骨盤底筋群を意識することに繋がります。


一応使い方を書いておきます。


1 両太ももの間に挟んで


A 床に座って両膝を立てて、もちろん両ももの間にボールを挟みます。

 両手を前に出し、交差させて骨盤を後傾させながら、
息を吐き続けて上体を床に倒します。
もちろん腹横筋はしっかり内側に引き込みます。

形だけ出来てもだめですよ。
意識は内もも、すなわち内転筋とボールを身体の中に吸い込む感覚を
イメージします。
骨盤後傾と同時に、腹直筋も縮みますから忘れないように。

つまり、腹直筋、内転筋、骨盤底筋群のトレーニングとなります。



いつも回数について書いていませんが、回数ではないのです。
回数は筋肉の着き具合でどうにでも変わるし、体調の善し悪しもありますから。
ますは自分の身体に聴くという習慣の方が大事なのです。
もう疲れてきたので止めようかと思った所から、2回は継続してみてください。
それがあなたの回数ということになります。
くれぐれもへとへとになる必要はありません。
少し疲れたかなという所からの自分との協調作業です。


B 床に仰向けに寝て、当然ながら両膝を立ててボールを挟みます。

@ 腰をしっかり床につけて(骨盤後傾で)お尻を浮かせます。
もちろん両膝はしっかり合わせるようにして、ボールを吸い込む感覚を覚えます。
ボールを吸い込む意識のままに、床にお尻を落として元に戻ります。
腹横筋が相当絞れるはずですよ。

腹横筋、お尻、内転筋、骨盤底筋群のトレーニングです。

A @のようにお尻を浮かせて、両耳を挟むように手を添え、肩甲骨から上を
浮かせておへそを覗き込むようにします。
ボールを吸い込む感覚と腹横筋を引き込むのをお忘れ無く!

@に腹直筋のトレーニングが加わりました。

B @の体勢でお尻を浮かせたままで、片足の膝を伸ばして空中に突き上げます。
ボールを吸い込む感覚を意識して膝を再び曲げてお尻を落とします。
左右両方を行います。もちろん@のように元に戻ります。

@と同じ効果を持つトレーニングですが、内転筋の意識が強くなります。

C Aの体勢を取って、右膝に届くように左手を伸ばして上体を持ち上げます。
同じように逆の方も実施します。

腹斜筋のトレーニングになりますね。

posted by キミコ at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月02日

小さなボールを使って 3 姿勢を覚える

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少し間が開きました。
姿勢をきちんと正すという事はとても難しいのです。
私自身が非常に苦労したし、生徒さんにそれを伝えるのは
もっと苦労しましたからね。
人にフィットする言葉を掛けるほど大変な事はありません。
しかもどんなに口を酸っぱくして言っても、ある一定の時間経過がないと
それを自分の物に出来ないので、忍耐がまず必要です。


ジムでこんなレッスンを受けたのでご紹介します。


いずれも仰向けに寝ころんで、足は膝を曲げて立てておきます。
ボールは半分位凹ませて置いて下さい。


1 後頭部の一番出張った所にボールを当てて枕にします。
手はお尻の側に手のひらを下にします。

こうすると丁度寝ころんで本を読んでいる姿になりますね。
あごと首は仲良くしているし、頭はてっぺんの後ろ側が高いはずです。
しかもその「てっぺんの後ろ側」が天を指していますね。
立った時に頭部はこんな風が理想的という事です。

あごを突きだして歌う人が殆どというか、あごを引くというのは
どういう状態を指すのかわかっていない人が殆どでしょう。
実際にこんな風にしてみると確実にわかりますね。

自分に言い聞かせてくださいね。 頭はこんな風がいいんだって!


2 首のところにボールを当てます。
手の位置は1と同じくです。

1の状態でない事を確かめます。
いくらやってもあごと首が仲良くなりません。
頭部の状態だって後頭部を高くすることが出来ません。

あごを突き出した時がこうなんだという自己反省の意味も込めて
この状態を頭に入れましょう。

大事なことがあります。
肩が下げられていますか?
多分意識にないから浮き上がっているかもしれません。
今置いている手の位置を少し下に下げましょう。
肩の位置が下がりましたか?
少し肩と腋に力が入りましたね。覚えましょう。



3 あなたが肩が凝ったと肩に手をやる位置にボールを当てます。
つまり首の後ろの大きな骨から少しだけ下がった上部僧帽筋です。

こうなると首が後ろに落ちてしまって疲れますね。
ボールがあるから肩が浮いているでしょう?
もう一度肩を下げましょう。 そうしてから手の位置を変えて
頭の高さ、大きく横に広げます。手のひらは上です。
肩先が床に着きましたか?

この体勢で少し胸のストレッチをしましょう。
意識を大胸筋に置きます。つまり鎖骨の下から腋までを
引き伸ばす感覚です。
日本人はここがとても固いのだそうです。
これが肩こりの原因にもなりますしね。
気持ちよく伸ばしましょう。

ボールがあるので首も左右に振って、あごも緩めましょう。

ここで気がつきませんか?
肩甲骨が少し中央に寄っていませんか?
そうです!
胸を広げるには肩甲骨を寄せる事ができないと
不可能なのですね。
肩甲骨を寄せる筋肉が菱形筋だって事も
以前に書いています。 読んで下さいね。


肩甲骨が中央に寄ると骨盤はどうなるんでしたっけ?

そうです!
骨盤は前傾するんでしたね。
腰に隙間が空きましたか?


腰にS字カーブが描けない人はこれをよく味わう必要があります。
肩甲骨の寄り具合と腰の反り具合を味わいましょう。


4 最後に肩甲骨の間にボールを挟みます

手の位置は3と同じくです。


この体勢は非常に苦痛ですが我慢して下さいね。
でも絶対味わって欲しいのはみぞおちが上がるとは
どういう状態かという事です。

肩甲骨は最大限に寄りましたね!
腰もこれ以上反れない程になっています。
もはや大胸筋を伸ばすどころではありません。
肩先が床から浮き上がりますからね。
でも出来るだけみぞおちを突き上げて肩先を
床に着けることを心がけましょう。

唯一楽だと思えることは呼吸がしやすい事です。

みぞおちが上がるとこの位呼吸がしやすい
ということを
よく味わって欲しいのです。


肩甲骨の固い人にはよい筋トレとなるでしょう。
色んな筋トレと共に正しい姿勢を覚えるためにも
是非この4種は実践して頂きたいと思います。



posted by キミコ at 23:36| Comment(9) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする