2011年08月31日

おめでとう!

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今日はシャンソンをずっと続けている生徒さんのレッスン日でした。

部屋に入るなり
「先生!この前のコンクールに入賞しました!」
と言われるのです。

この前のというのは、神戸市主催の
「60歳からのレビュー『あなたにシャンソンを』」というコンクールです。
上位7名に入ることができたそうです。

以前にも入賞されていましたが、ちょっと久し振りです。→ここ

私のレッスンに来られる前から応募されて、出続けて9年目になるのだそうです。
実に練習熱心だし、良いと思った練習方法は欠かさず続けてらっしゃって、
『継続は力なり』という言葉が真実だという事を、身を持って証明されています。

声の質が実に素晴らしいのです。あの年であの艶やかさは羨ましい限りです。
舞台度胸もあって、アピール力を発揮されるのは、私も見習わなくてはなりません。
そこに練習熱心でしょう? 入賞して当然なのですね。

入賞できない年の原因は、歌詞を忘れることです。 汗
それとちゃんと伴奏を聞いていないので、乗り遅れることですね。
最近はかなり改善されましたが、それがいつも私を悩ませていました。

私はボイストレーナーとして接しているので、別にこの方に
歌のレッスンをしているという自覚はあまりないのです。
というのも、私の提案は余り受け入れてもらえませんから。
結局この方は好きに歌いたいのですよね。汗

発声としておかしい所や、フレージングや強弱がイマイチ
という時には出動しますが、
大抵「ここはこんな風に歌いたいのですが、おかしいでしょうか?」
と聞かれるのでそれに答えていることで終わります。笑
そのくせ「先生の味付けで次回もお願い致します」
なのだそうです。苦笑

今回は相当余裕があったそうで、
「今まででこんなに上手く歌えたと思ったことはないですよ。
それに強弱のメリハリをつけたことと、会場の誰かに向かって歌え
ということで、審査員の顔を見ながら歌いました。
審査員が手元の用紙に色々書き込んでいるので、結果は悪くないだろう
と思えるくらいゆとりがありましたよ。」

いや、それはすごい度胸でしょう。

資格として「レコーディングしているプロは除く」ということで、
レコーディングしていないプロも混じっていたそうで、それを抑えての入賞は
やはり大した物と言えるでしょう。

今日はもう来年の曲を持参されていました。
何しろ10周年ということで準備を怠りなくということのようです。

どうぞこれからも頑張ってください!

まずはおめでとうございました。
posted by キミコ at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

背筋力について考察

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この生徒さんは、既にかなり出来上がっていて、声量、音域の広さ、表現力、
どれをとっても遜色のない状態の人です。

この生徒さんにこんな筋トレをして頂きました。

うつぶせに床に寝て、つま先を閉じてお尻を締めて、手はあごの下に揃えます。
その状態で手からあごを離すというものでした。
典型的な背筋の筋トレですね。

この生徒さんは立位ではしっかり胸が上がるのに拘わらず、
なぜかこの恰好では上半身が引きあがりません。
他にももう一人同じ状態の生徒さんが居ます。

この生徒さんを前にして考え込んでしまいました。
どうして出来ないんだろう・・・

よく思い出してみると、二人とも肩こりがひどいのです。
それがヒントになりました。

つまり菱形筋が不全。
この筋肉は肩甲骨の間を繋ぐ筋肉でしたよね。
十分に機能しないから、肩甲骨を引き寄せられなくて胸が上がらない。
胸が上がらないから上半身が引きあがらない・・・

そこでこう言ってみました。
まず肩甲骨を寄せて、曲げているひじを手前に引き寄せつつ、
腋近くの筋肉を寄せながら胸を引き上げるようにと。

これでちゃんとできるようになりましたよ。

背筋というと、脊柱起立筋だけを引き上げる事と思いますが、
実はそれ単独でなく、周りの筋肉との連結が取れていない。

立位では出来ても、体位を変えるとわからなくなる時がありますよね。
自分の体内地図のようなものは、色々な体位で経験して
初めてわかるのかなと思ったことでした。


ところで
何故背筋が必要かって?
胸の位置が上がらないと横隔膜が下がりません。
横隔膜が下がらないと肺が広がりません。

その胸の位置を上げるには背筋力が必要だということです。

歌うには腹筋だけを意識しがちですが、お腹の裏は背中です。
両方のバランスが取れないと骨盤の位置が安定しません。
どちらも鍛えておくのが大事なことなのです。
posted by キミコ at 12:31| Comment(5) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする