2011年12月19日

こんな事を発見しました

コロラマ.jpg

最近散々生徒さんたちに、「体を引き上げる」事について
やかましく言っているおかげで、ちょっと気が付いたことがありました。

「みぞおちとおへその間を引き上げる」事に関しては、
このブログでもいやというほど書いている事ですが、
その裏側、つまり背中側も引きあがっているわけで
それについてはうっかり忘れがちになるのですよね。

いや、忘れがちというか、体が上手く機能してくれないので
ちぐはぐになってしまうという事もあるかもしれません。
肩甲骨がうまく機能してくれないと、骨盤との連携がうまく行かず、
脊柱起立筋の働きが悪くなって腰が引きあがらない!

ただでさえ、あごを突き出すくせのある人には、これが出来ないために
悪循環を繰り返してしまうっていう事がおぼろげに見えて来たのです。

腰が引きあがらないので首が落ちて
首の後ろがつまってしまう
そうなるとあごが前方に出てしまう


首の後ろを引き上げるためには、肩甲骨を寄せるという事が
第一条件になるのです。
いえ、私もついこの間レッスン中にはっきりわかったくらいですから、
大きな顔は出来ないのですが、自分の身体を通してわかったことなので
ここで書けるのです。

仰向けに寝転びます。
脚は膝を立てていても、伸ばしていてもかまいません。
首の後ろに手を通すとかなり隙間が空いているはずです。
あごを引いてその隙間を少し閉じます。

その時に肩甲骨が寄るのを観察できるはずです。
それと共に胸の筋肉が少しですが引きあがるのもわかるはずです。
肩甲骨を寄せるためには腰も少し引きあがっているのも
気をつければわかるのではないでしょうか。

首の後ろを引き上げることが出来なければ、あごが前方に行くしかない
という事で肺も広がらないし、顔の筋肉も上手くつかえなくて
高音部を出すことは絶望!となるわけですね。

どうしてこんな事を今まで見逃していたんでしょう!

posted by キミコ at 22:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月04日

やってみるとわかる

スキャボロ・フェアー1.jpg

発声に関する本を読んで、よくわからないことがありませんか。
私もかなり本を持っていますが、つい読み過ごしてそのままに
なっている事が多かったです。
まあ本を読んでいた時期の私は、さっぱり訳がわかっていなかった
と言えばそれまでなのですが。

顔の筋肉を使う事は、もっとも発声と関係がありますね。
そして非常にそれが難しい!
どうしたらよいのかわからないことが多い個所でもあります。
発声の本でもページを割いて書いていますけれど、やってみたって
おいそれとできるものではありません。
だって文章では伝わらないことの方が多いですし。

生徒さんに教えるときでさえ、どう言って良いのかわからなくなる位
顔の筋肉って微妙です。
特に日本人は表情筋を使う事が苦手ですし、つくづく私達は
シャイな民族だなと思います。

頬骨を上げることを教えることで四苦八苦していると
以前書いたことがありました。
生徒さん達の頬骨を上げることに困っている状態を見て
あれこれアドバイスをして、その結果、何とかこれなら
大丈夫かと言える事がわかりました。

ツボで言う「鼻通」という個所を持ち上げます。→「ツボ探検隊」
ここは花粉症のツボなんです。 画像があるのでよくお分かりでしょうが、
つまり鼻の脇、ホウレイ線の始まりの場所です。
そこを指で触って持ち上げてみてください。
どんなに深く息が吸えるか!
これを発見した時の私の驚きったらなかったですよ。

発声の本の多くには「鼻の穴を広げるようにして」とか
「鼻の穴を上向にして」などと書いてあるのを見て、
若い頃の私は「それは恥ずかしい」と思って、
頬骨を上げるだけでいいだろうとずっと思ってきました。
先生たちだってそんな事に関して一言も誰も触れなかったので、
私は何も知らずに過ごして来たのです。

本ももうちょっと突っ込んで書いてくれていたら、わかりやすかったのに!
つまり「息を吸うのが楽になるツボの個所」って事で
納得させてくれていたら、確実に練習したんだろうと思います。

確かに「鼻通」の個所を指で持ち上げながら歌ってみると、
なんとか頬骨がそれに連れて上がります。

それに口角を上げるとか、上あごを斜め上に持ち上げるとか、
上の奥歯を上に持ち上げて前歯を少し突き出すようにする、とか
生徒さんの顔の形状や、理解できそうな言葉を選んで声を掛けました。

もちろん緊張しやすい人はまだ出来ないようで、百パーセントでは
ないのですが、以前よりははっきり理解して練習している人が多いようです。
指を離してできる人も増えてきていますし、聞いてみると
深く呼吸ができるし、高音が出しやすくなったと言います。

しかし、余りにオーバーな表情のキープは禁物ですよ。
その表情を固めてしまうのではなく、顔の筋肉は柔らかいに
越したことはないのです。
posted by キミコ at 22:22| Comment(5) | TrackBack(0) | 呼吸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする