2013年01月23日

歌う時に息を保っていられない人に (加筆)その2

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ちょっと以前に書いたこの記事
改良を加えたのでお知らせします。

前回の「1、立位で一歩を踏み出すために片足を踏み出した瞬間に、
肋骨を横に広げ、なおかつ 「あー」と声を出します。」

これでは息を止めてしまうことに気が付きました。
片足を踏み出す瞬間ばかりに気を取られてしまって、
身体が緊張することに気が付いたのです。

そしてもっと大事なことは、拍子がない歌はないという事です。
すっかり拍子の存在を忘れていました。大失敗です。
それでこんな風に替えました。

初めの一歩を踏み出す前に「1,2,3,4」とカウントをして、
(動作を伴わずカウントだけですよ。出来れば誰かに頼んだ方がいいです)
「4」の時に1歩前方に足を踏み出し、肋骨を横に広げるとともに、
前鋸筋を意識するために片方の腋に違う側の手を置いて、胸の中央に向かって、
斜めにひっぱりあげつつ、次の「1」の時に「あ〜」と声を出して、
前方に歩を進めます。大きな声でなくてもよいので、
カウントを取ったままの速度で、声が続く限りずっと歩きます。
室内なら壁に突き当たったら、そのまま後歩きで戻ります。
もちろん方向転換されてもかまいませんよ。


慣れないうちは「4」のカウントと一歩がずれる事があります。
いい加減にしないできちんと揃うようにしましょう。
歩く速度は初めにカウントした速度を保つのが第一条件です。
これは拍を取る大事な練習にもなるので、他のメリットも大きいのです。

これはかなり効果がありました。
息と足並みをスムーズに揃えられることで、息を止める事もなく、
吐いている時間を長くすることが出来ました。

後は歩いている間に、上体がずり落ちてこないかが大事なところです。
これは筋肉への注意力と筋肉の存在の認識にかかっていますね。
少なくとも改良前よりは効果があると思いますよ。
うまく行かなければコメントをください。
一緒に考えましょう。

ラベル:呼気の持続
posted by キミコ at 22:32| Comment(6) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月22日

小胸筋も使おう

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昨日の前鋸筋の動きがわかりましたか?
それが理解できたところで、小胸筋も使ってみましょう。→こちら
大胸筋の奥にある骨に直接ついている筋肉ですね。
前鋸筋と小胸筋はとても仲良しです。
日本人は小胸筋が委縮している人がとても多いですね。
やはり繊細で気を使う国民としては、どうしてもここを
活性化できないのでしょう。

え?なぜかって?
小胸筋を縮めると、肩甲骨が上がってきませんか?
誰かに何か言われないかと、いつも緊張しているとこうなるのですね。
餌を狙う猫に似た体勢に似ていると思いませんか?
猫も餌を狙って緊張してるでしょ?
姿勢の良い猫っておかしいですものね。大笑

「肩先を床に近づけて」とこれまでにあちこちで書いてきましたね。
前鋸筋と小胸筋が使えないとこれは不可能ですもの。
男女ともに胸が豊かなのはプロポーションとして美しいものです。
歌える身体は日常も送りやすいし、体つきも美しくなるものです。

posted by キミコ at 21:22| Comment(5) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月21日

前鋸筋を使う

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昨日の続きです。
これは一体なんという名前の筋肉だろうとさっそく探してみました。
名前を知らない人に親しみが持てないように、筋肉名を知らないと
正確な位置さえわからなくなります。
知った名前の筋肉はあなたの声の発達を助けてくれますよ。


前鋸筋というんですって。
せっかくパソコンを持ってらっしゃるんですから、
どんな筋肉なのか各自で検索をして頂きたいですね。

でも一応私が検索した結果です。

仰向けに寝て、腕を「気をつけ」のように
前(寝ているので上)に突き出します。
このとき、肩が地面に付いているのを確認します。

この状態から、腕を5センチぐらい、
前(上)へ伸ばそうとしてみてください。
首は地面につけたままですが、
肩が地面から離れていきます。

このとき片方の手で、もう片方の脇の下の
あたりに触れてみると、
肋骨のあたりの筋肉に力が入るのが
感じられるのではないでしょうか。
これが、前鋸筋です。
こちら

肋骨や肋骨に付着する筋肉は呼吸や、横隔膜の動きと関連していてこの筋肉が弱かったり、硬くなっていると呼吸が浅い、呼吸器のトラブル(喘息、肺炎など)、肋間神経痛(呼吸すると胸や背中が痛む)などを引き起こす原因になりますこちら

「肋骨を広げる」感覚が掴めている人なら、割とあっさりと使えるようになると思います。
でもあまり使っていない筋肉って、後で筋肉痛が来ますね。
肋骨の下の辺りが痛くなったりして、翌日なぜ痛いのか不安になるかもしれません。
でも心配は要らないのです。喜ぶべきなのですよ。
だって、細い筋繊維が壊れて新しい太い筋繊維が再生するんですから。

続きます・・・


ラベル:前鋸筋
posted by キミコ at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

どこまで行けば終点?

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先週から仕事を始めているのですが、早々にまた発見をしてしまいました。
これでもう大丈夫!と思う間もなくなんですよねえ。
本当にため息が出てしまいます。

70代の生徒さんが声を出すのを見つめていました。
もう入門7年目のいわば中一生なんですが、いかんせん身体が固い。
これはどうしようもないのですが、それでもよく努力をされています。
肋骨を動かすという事もほぼ理解されているので、確かに以前より
胸は高くなっています。

でも私の体の動きと何かが違う!
上には動くけれど横に広がらない・・・
肋骨を動かせるのに、なぜ横に広がらないんだろうと、
この方の胸の動きを見ながら考え込んでいました。

観察を続けていると腋の動きが小さいから、
横の広がりがないのだという結論に達しました。
片方の手で反対側の腋に触って斜め上に持ち上げる動きを
指示しました。

そうすることによって、胸は持ち上がり、みぞおちと
おへその距離がいやでも空きます。
肋骨も広がってその中にある肺は益々広がります。
肋骨の広がりで前後の胸腔は空くわけですが、横に広げる事で
左右の広がりも出るわけです。

声は当然身体に厚みが出ることで深い声が出ました。
一度もこの方からこんな声は聞いたことがありません。
やった!と思いました。

続きます・・・



ラベル:肋骨を広げる
posted by キミコ at 15:20| Comment(11) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月07日

おめでとうございます

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私も無事に2013年を迎える事ができて、こうして皆様に年頭のご挨拶を
するのも7回目となりました。
最近は更新もまれなブログになり果てましたが、これでも毎日覗きに来ています。
決して捨てているわけではありませんので、皆様もお見捨てなきように。

昨年の後半の記事は肋骨を広げる事のオンパレードでした。
それでちゃんと確認しておけばよかったのですが、
歌唱時の呼吸は「腹式呼吸」ではないのです。
いえ、半分は当たっていますが、ちょっと違う・・・

「腹式呼吸で教えます」とか、生徒勧誘の時に書いてあるのを見かけますが、
なんだか大丈夫かなと思います。
もちろん正しく教えてらっしゃるにしても、宣伝にはそんなに詳しく
書いていられないという訳でなら、それもアリかと。
でも生徒さんに聞く話では以前の教室では「お腹をいっぱいに膨らませて、
思い切り口から吸いこんで」と習ったそうです。大汗

腹式呼吸は吸う時にはお腹を膨らませますが、これでは身体を引き上げる事は
出来ないのです。
第一これだけでは肩甲骨を動かすことはできません。
肩甲骨が動かないということは、すなわちその裏側である肋骨が広がりません。
横隔膜を下げることはできても、肋骨を横や、前後方に広げる事がなければ、
肺は完全に歌唱時に機能させることはできないのです。

胸式呼吸と腹式呼吸、つまり横隔膜呼吸が一体化したものが発声のための
呼吸と言えるのです。
ということを、昨年の記事で強調するのを忘れていたのです。

歌うためには歌える身体をまず作る事!
今年もあなたの身体と仲良くなれることが大事ですよ!


posted by キミコ at 22:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 呼吸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする