2013年09月04日

かなりの荒行(あらぎょう)かも・・・

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またかなり間が空いてしまいました。
お久しぶりです。つらい夏をようやく終えようとしています。
暑い時期にトレーニングはつらいですが。これからはトレーニングには
最適の季節ですね。

最近のトレンドは鎖骨なんです。
以前書いた肋骨を広げるで、トレーニングの成果は上がりましたか?
年齢を重ねると体中の筋肉が縮んできます。
肋骨周辺は特にその傾向が強いようですよ。
私自身もそうでしたが、成果が出るまでに時間経過を要します。
よく伸縮する胸の筋肉は、あなたの歌を魅力あるものにしてくれます。

さて、せっかくトレーニングした肋骨も、もうひと手間が必要です。
確かにこのトレーニングで、肋骨を下と横方向に広げる事は出来るのですが、
上に広げる事を忘れてはいけません。
というか、私自身も考えが至りませんでした。
下方向には横隔膜を押し下げ、横方向にも肺を広げましたが、
上方というか、前方にも肺は広がるのですね。
この三方向に後ろ方向が加われば、機能的に身体を使う事が出来ます。

このブログによく登場する、ジムのトレーナーさんが、かつて言っていました。
なかなか胸を持ち上げる事は難しい、と。
肋骨を広げる事でさえ大変なのに、鎖骨も引っ張り上げるには
相当の筋力が必要です。
今日明日にすぐに出来るものではありません。

こんな筋トレを意識して続けていますので、ご紹介しましょう。

「小さなボール」を用意します。
代用するならウェットティシューの、あの筒状の入れ物がいいかもしれません。
ある程度横幅のあるものがいいですよ。

まずは足元からです。
両足を腰幅に開いて、つま先はやや開いておきます。
必ず拇指球(親指の付け根の膨らんだ所)に体重を乗せます。
間違ってもかかとに乗せてはいけません。
ひざはしっかり伸ばしておきます。

みぞおちとおへその距離をたっぷり取ります。
肋骨の下部はしっかり開いておきます。
そして鎖骨を上の方向にしっかり引き上げましょう。

引き上げた鎖骨に、両手で挟んだボールを当てます。
肘は必ずしっかり脇に付けておきます。
肩甲挙筋の位置を正しくしておいて、両手で挟み込んだボールを
肘をしっかり伸ばして頭上に掲げます。
腕が耳の横に来るように気を付けましょう

素早く、ではなく丁寧に引き上げた方がいいですよ。

これを何度か繰り返すわけですが、腕を頭上に上げる事に
慣れていないうちは、肘が曲がったり
腕が耳に触れる事も出来ないと思います。
腰の引き上げが十分にできない事と、二の腕の内側が
固くて筋肉が伸びない事も原因となります。

特に意識したいのは、肋骨の広がりと、腰の引きあがり、
恥骨がやや上方に引き上がる感覚です。


この運動が出来るようになったら、次に頭上に掲げたボールを
その位置で肘を折り曲げて、首の後ろに当てます。
その時に肘が外側に開き気味になりますが、
これでは力が外に分散してしまうので、気を付けます。
もう一つ! 肘の位置が前方にならないようにです。
これはとても重要な事ですよ!
顔の前に肘が来るということは、鎖骨が下がったという事ですから。

初めは悲鳴を上げたいほどの荒行となります。
でも人間の身体の適応力はすごいもので、1月も経つと
そんなに苦痛を感じなくなります。

その頃にはロングトーンのタイムが相当に伸びるでしょう。
人によっては、声帯が閉じない音域(下の方が特に)も
発声することに成功できるかもしれませんよ。

「肋骨を広げて歌う」なんて、どの発声の教科書にも
必ず載っていますけれど、肋骨を広げた感覚を知覚できなければ
単に単語の羅列になってしまいます。
トレーニングして、まずは肋骨を開いた感覚をものにしましょう。





ラベル:筋トレ器具
posted by キミコ at 22:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする