2008年07月27日

舌を出して

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ボイストレーニングをやっていて舌で困った事のない人は
とてもラッキーだと思います。
実は私も学生時代に舌の力が抜けずに
2年ほど困っていたことがあったのです。

どうもその原因は「歌うこと」がとても特別の行為であると
思いこむことに端を発するようです。
「歌うこと」はものすごく「頑張ること」で大きな声ではっきりと
マジメに歌わなくてはならないと思うのですね。
こう書いている私でさえついこの前まで
気がついたらやっていたことがありましたから。

実はその逆で薄ら笑いを浮かべてすとんと抜けた喉周りが
必須条件なのです。
全身ぬけてしまっては歌にはなりません。
張る所は張る、抜く所は抜くのです。

このバランスとその感覚を掴むことがどんなに困難か、
少しでも歌を歌ってみた人にはよくおわかりでしょう。

喉を開けようで触れた顎舌骨筋について話を進めましょう。

少し触れていますが、舌の状態を知るにはここを触ってみるのが
一番手っ取り早い方法でしょう。
触ったままで舌を下の歯より前にあかんべーの状態で出します。
もちろん先に力を入れては顎舌骨筋が堅くなりますから
舌をなだめつつ力を抜くことを心がけて下さい。

舌の裏側に下あごと舌を繋ぐ筋状のものがあるのをご存じですね?
そこに力を入れすぎて堅くしていませんか?
または喉の奥の舌の根本を堅くしている場合もありますので
よく自分を観察してみましょう。

かまぼこの様に中央が盛り上がったふっくらした舌が出ましたか?
その舌に向かって発声してみてください。
顎舌骨筋が柔らかく舌の形も変わらなければ舌が吐く息で暖かいのを
観察することが出来るし、とても焦点のあった声が出ていることを
わかって頂けるかと思います。
それと同時に上の前歯の裏、つまり硬口蓋の辺りも同じように
暖かいのを観察出来るはずですが?

舌と硬口蓋に息が当たる
この感覚が母音の決め手になるのです。
特に「I」の母音はこの2点が条件なのです。
そのままの状態で「I」を発音出来ることを確かめましょう。
声が奥に引っ込む人は特にこれに注意をされると
確実に声が前に当たるでしょう。

硬口蓋に当たっている息に注目しながら、意識をそのまま上あごを
奥の方に辿っていきましょう。
軟口蓋が下がっているのがおわかりですか?
いや!それすらも認識していない人も居られると思います。

上の奥歯と共に喉の奥の天井を少し引き上げてみて下さい。
そこが軟口蓋で喉の突き当たりを上に行くと鼻の裏になるのです。
出している声が軟口蓋を上げることで深くクリアになったのを
きっと感じると思いますよ。

何よりも軟口蓋が上がっていないと高音域が使えません。
高い声が出ないと悩んでいる人は要チェックですね。


posted by キミコ at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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