2008年08月27日

舌骨筋についてもう少し・・・

235932356_93.jpg

マッサージやストレッチのことについて
4回連続で書いてきました。

体を緩ませることなくがんがんやっているだけでは、所詮生身の体ですから
疲れてしまうのは当たり前ですね。
体を休ませることも最大の練習になり得るのがおわかり頂けたでしょうか。

それにしても生徒さん達の発声の状態を見ていると、何年もやってきていても
つい頑張って体を硬くしてしまうのですね。
特に高音部となると余計にひどくなるのです。
性格的に拘りが強い人となると収拾がつかなくなってしまう時もあります。

舌を出して
この場合舌骨を緩めることが一番効率的であると話をしました。
そこから更に良い方法を知りました。

その舌骨筋付近の皮膚を下前へ引っ張り、引っ張ったまま
会話や歌唱をするのです。


というものです。

確かにそれを試みてもらいますと、喉が開く感覚と共に容積が広がる感覚を
得ることが出来ると生徒さんから言われました。

こうすることで気流の流れが確保され、また舌奥が下がって
口腔内の共鳴腔が拡大し舌の動きが滑らかになるのです。


高音部を歌うためについ気負って喉に筋を立てる人になかなか効果的でした。
また、私はレッスン中に子音練習を必ずするのですが、そのスピードは
終わってへとへとになるほどのハイスピードなのです。
うっかり集中出来ないとたちまち言葉を噛んでしまうものです。

うっかり言葉を噛むことで益々気が焦ってぼろぼろになる人にも
試してもらいました。結果は上々でしたよ。

原因として舌の動きの悪さと共に口の筋肉の使い方のまずさが上げられるでしょう。

発声だけでなく・・・ 3
でお話しした舌骨上筋群は
開口効率を高めるのでしたね。

ところが悲しいかな・・・
動物は摂食しないと生き延びることが出来ません。
その為にも動物は開口する力よりも咬む力の方が強いのです。
あごが降りないと嘆いてるあなた! つまりそういうことなのですよ。
舌の動きが悪いことの原因も舌骨上筋群が関与しているのです。
(つまり舌は舌骨上筋群に属していますからね。)

改善運動として

耳の横のあごの関節のすぐ下に咬筋(こうきん)があります。
何しろ食物を噛む筋肉なので疲れも半端でないのは当たり前ですね。
咬筋をほぐしましょう。(3分程度)
人差し指と中指で円を描くように優しく顎関節前方から頬にかけて
マッサージします。
この周辺を十分に弛緩させることにより開口が楽になります。

その後に
その舌骨筋付近の皮膚を下前へ引っ張ります。(ゆっくり10回)
引っ張ったまま会話や歌唱をします。(3分程)

私は勿論十分に緩んでいるので生徒さんと一緒にする必要は無いのですが
つい一緒にやってしまいます。するとレッスン後あごがひりひりと・・・

くれぐれも引っ張りすぎることのないように気をつけてくださいね。

これらの運動は口腔内の容積を広げるために、声に響きのない方や
大きく音色の豊かな声で歌いたい人にも最適でしょう。

posted by キミコ at 21:31| Comment(3) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
キミコ先生
こんばんわ

コンテストに向かって頑張っています。
キミコ先生の身体作りがとってもありがたく、
指導の先生から、良くなっています、が多くなって、喜んでいます。

「え」母音がまだまだ苦手です。
指導の先生からは、前よりは良くなってきていますよ・・といわれますが、
icを聞くと、響きがたりないな〜とガックリしてしまいます。

このページの耳たぶを引っ張りながらで歌うと、
「い」「え」がビリビリ感が、指に伝わってきます。

やり過ぎて、ヒリヒリしてしまう時もありますが(注意します汗)

まだまだ、顎か舌が硬いのでしょうね・・・。

お忙しいところ、変な質問で、すみません。

お疲れが出ませんように、宜しくお願いいたします。





Posted by 笑美 at 2014年01月15日 21:43
笑美さん、こんばんわ。

こんな記事書いていたんですねえ。
などと無責任な事を書きましたが。汗

「え」の母音体操を覚えていらっしゃいますか?
両腕を曲げて、肩の付近で指の間を広げて、
手のひらを外に向けるのでしたね。

最近は母音練習の時に、母音体操を徹底させています。
「え」の体操はその動作と同時に、
鎖骨周辺をしっかり持ち上げます。
もちろん前鋸筋をしっかり使いますね。
肩甲骨だってしっかり下がっています。
その位胸を上げられないと、薄っぺらな響きになるのは
当たり前でしょう。

同時に口角を上げて発音するときに、
唇の端でちょっと上の前歯が、今より見えるように
工夫してみてください。
生徒さん達に試してみると、これでかなり響きが変わりましたので。
ただし、笑美さんを直接見たわけではないし、
普段がどんな発音なのかを知りませんので、
当てはまるかどうかは疑問もありますが。
レコーダーで口の形を少しずつ変えながら、
一番良さそうな口の形を憶えてください。

少なくとも小手先だけでは響きはつきません。
身体全体が仕上がってこその響きですからね。

Posted by キミコ at 2014年01月15日 22:45
キミコ先生
おはようございます。
早速のご指導ありがとうございます。

そうでした・・重量上げのイメージで、練習でした。

「あ」「お」「う」が良く響いてくれるのに・
「え」「い」でピタリと響かなくなって・・
小手先でなんとか・・としても、
背筋の弱いのが、ちゃんとここで、でてしまうのですね?

反省、反省、です。ありがとうございます。

足ブラブラの効用は、抜群ですね。
お散歩3時間しても、次の日に疲れが残らないし、
足ブラブラしたついでに、ヒョイと爪先立ちもしてみたり・・・。
で、声が本当に安定してきて、音程も嵌るし、
響きも上に上がって、気持ち良いです。

ここから足〜の自覚で、丹田・横隔膜の感触も
出来るような気がしています。

後、背筋鍛え・・直ぐ衰える筋力の維持・・・。

キミコ先生の刺激で、もっと頑張れます!

いつも応援ありがとうございます。
また、宜しくおねがいいたします。


Posted by 笑美 at 2014年01月16日 07:45
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/105522327

この記事へのトラックバック