2009年12月06日

親指を暴れさせない

ロイヤルサンセット.jpg

骨盤の前傾後傾が出来ると・・・で書いた生徒さんのその後です。
この方はお仕事をされているので見た目にそんなに進歩はないのですが、
それでも10ヶ月も経ったのですね。
毎週継続出来ているからそれなりの感があります。

ピアノ初心者の人たちが一番困るのが手や指先の力が抜けない
ということではないでしょうか。

この人も右手は全く問題がないのですが、左手の親指の力が抜けず
他の指が鍵盤上にあると必ず空中に浮いてしまいます。
それを気にすると益々出来ないのですね。

教授法というのはこの人に有効でも、あの人にも同じで良い
というものではありません。
一言言ってそれで済むものなら良いのですが、大抵複合的な
問題があって一律の伝え方では解決されないのです。

子供なら彼らはマネの天才なので、一緒に弾いている内に
いつのまにか問題が解決されるのですが、大人は知恵があるので、
余計なことを一緒に考えてしまうからなのか益々問題を
拡大させたりする事があって、伝えるのが大変なのです。


今回はこんな伝え方をしてみました。

順に並ぶ白鍵に左手の指5本を置くパターンに於いてです。
気をつけることは腕や指のどこにも余分な力を掛けません。
指自体の重みを鍵盤に掛けて下さい。

脇から両肘を離さないようにして鍵盤と同じ高さに、鍵盤上に
手を置きます。
当然親指が触れる鍵盤は一番自分に近い位置ですね。
左手親指、人差し指と1本ずつ鍵盤を押していき、中指にさしかかった時に
人差し指より鍵盤の奥に中指を置きます。
つまり黒鍵に近くなるわけですね。
そうなると手首の高さは鍵盤と同じ高さではなく、かなり浮いたことになります。
その辺で親指がちゃんと鍵盤に触れていますか?親指が進行方向と
逆方向に反り返ったりしていませんか?
中指が無事に済んだら薬指もやや中指より黒鍵に近い位置に置きます。
つまり手首はいよいよ鍵盤上から浮き上がりますね。

そろそろ肘が脇から離れようとしていませんか?
支点である肘を動かさないようにしなければいけません。

最後に小指ですが、小指は薬指より短いので実際は薬指より
自分に近い位置に指を置くことになるのですが、意識はあくまで
薬指より奥を触ります
これでよく言われる「玉子を握った形」が出来上がった事になります。

これで初めの親指の時の手首の高さより小指の手首の高さの方が
高くなりましたか?
肘を離さない事と変に力んだりしなければ、親指はちゃんと
鍵盤上に触ったままになっているはずですね。

初心者の人が陥りやすい感覚が5本の指を一直線に置かなくてはならないということなのですが、とにかく指の進行方向に鍵盤を斜めに上げていく(奥に突っ込んでいく)
ということを守れば余計な力も要らないし、指の動きもスムーズになります。

親指が暴れなくなったら骨盤の動きも意識してみましょう。
posted by キミコ at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌以外の楽器に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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