2013年01月23日

歌う時に息を保っていられない人に (加筆)その2

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ちょっと以前に書いたこの記事
改良を加えたのでお知らせします。

前回の「1、立位で一歩を踏み出すために片足を踏み出した瞬間に、
肋骨を横に広げ、なおかつ 「あー」と声を出します。」

これでは息を止めてしまうことに気が付きました。
片足を踏み出す瞬間ばかりに気を取られてしまって、
身体が緊張することに気が付いたのです。

そしてもっと大事なことは、拍子がない歌はないという事です。
すっかり拍子の存在を忘れていました。大失敗です。
それでこんな風に替えました。

初めの一歩を踏み出す前に「1,2,3,4」とカウントをして、
(動作を伴わずカウントだけですよ。出来れば誰かに頼んだ方がいいです)
「4」の時に1歩前方に足を踏み出し、肋骨を横に広げるとともに、
前鋸筋を意識するために片方の腋に違う側の手を置いて、胸の中央に向かって、
斜めにひっぱりあげつつ、次の「1」の時に「あ〜」と声を出して、
前方に歩を進めます。大きな声でなくてもよいので、
カウントを取ったままの速度で、声が続く限りずっと歩きます。
室内なら壁に突き当たったら、そのまま後歩きで戻ります。
もちろん方向転換されてもかまいませんよ。


慣れないうちは「4」のカウントと一歩がずれる事があります。
いい加減にしないできちんと揃うようにしましょう。
歩く速度は初めにカウントした速度を保つのが第一条件です。
これは拍を取る大事な練習にもなるので、他のメリットも大きいのです。

これはかなり効果がありました。
息と足並みをスムーズに揃えられることで、息を止める事もなく、
吐いている時間を長くすることが出来ました。

後は歩いている間に、上体がずり落ちてこないかが大事なところです。
これは筋肉への注意力と筋肉の存在の認識にかかっていますね。
少なくとも改良前よりは効果があると思いますよ。
うまく行かなければコメントをください。
一緒に考えましょう。

タグ:呼気の持続
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2012年12月08日

歌う時に息を保っていられない人に

ラバグルート.jpg

こんばんわ。
先日書いた肋骨を広げるトレーニングはいかがでしたか?
多分すぐにはできません。
というのも、息を吸い込めばそれで良しと思う人が大多数だからです。
そんな人の殆どは肋骨を広げる感覚を持ち合わせていません。
脳内でそんな回路を作ってしまっているから、その回路を作るために
相当の時間を要するからです。

この肋骨を広げるトレーニングが、私の中で回路が出来上がって来た時に
どれだけこれが大事な事かを痛感しました。
私は自分の先生たちに言われたことがありませんでした。
また、多分言われていたにせよ、具体的にどうするかは聞いたことはありません。
ずっと息が短いままでフレーズが作れませんでした。
クラシックのジャンルで息が短いのは致命的な事です。
どれほどそのために悔しい思い、みじめな思いをしたことか・・・

いつも書いていますが、肋骨が広がるためには、肩甲骨の意識が必要です。
なぜかと言えばその二つは裏表を成しているからです。
そのどちらの感覚も持ち合わせず、自由に動かせなければ、歌を歌う要素の一つが
欠落しているという事ですから、あなたの悩みは尽きない事でしょう。

生徒さんたちの実際のレッスンで、どう助言をすればよいか困っていたことが
この「息の短い事をどうすればよいか」です。
他の教室に通っていた生徒さんの話では、それを解消するために
思いっきりおなか一杯に息を吸い込めばよいと言われたのだそうです。
でもそれが間違いだということは、その人たちの悩みは全く解消されていない事で
はっきりしています。

「吸う」事が大事と脳に刷り込まれている間は、絶対と言っていいほど
この悩みは解消されないのです。
また、私がここに解決法を書くにしても、この回路を脳に持たない人には
単に理屈だけしか伝わらないので、解決にはなりません。

吸うことを考えずに、単に肋骨を横に広げてください。それも瞬間的に!


と、こう書いてもすぱっとそれができる人は少ないでしょう。
なぜなら肋骨を広げるスピードと、声を出すタイミングが合いにくいからです。

どうすればよいか、息の続かない生徒さんを目の前にして、考え続けました。
自分も何十年もこれで悩んだので、その深刻さは身に染みていますから。
そして昨日ですが、多分正解かと思われるヒントが見つかりました。

1、立位で一歩を踏み出すために片足を踏み出した瞬間に、
肋骨を横に広げ、なおかつ 「あー」と声を出します。

このタイミングが大事なのです。
吸ってはいけません!足を踏み出したら肋骨を横に広げる事だけに集中します。
何度かそれだけを練習します。
特に気を付けなければいけない人は、口を使って息を吸う習慣のある人です。
この習慣は本当に根深くて、どう注意しても吸い込もうとします。

2、1が十分にできたら、声を出しっぱなしでそのまま歩きます。
もちろん肋骨は横に広げたままです。
でも横に広げ続けるのは多分大変だとわかるでしょう。
なぜならどんどん身体が固まって行って、苦しくなるからです。
下手をすると、のどが詰まりそうになる人も出てくるでしょう。
だから筋トレが必要なのです。

そして、横に広げたままではなく、こちらの青字の3にあるように、引っ張り上げます。
脳内回路が出来ていないと、これはとても大変だろうと思われます。
そしてこちらに書いたように、下腹の肉を必ず引き上げます。

3、1,2を実行したとして、この状態を保てて、声が途切れるまでに
あなたは何歩歩けますか?
何度も言いますが、筋肉が出来上がっていないと難しいです。
簡単にできるなら嬉しいのですが、それならとっくに
誰にでもできている事でしょう。
簡単に出来ないからこそあなたは悩んでいたのではないですか?
1歩だけでも前日より声が続いたら良しとしましょう。
根気とやる気だけがあなたを悩みから救い出す道です。

ちなみに昨日の生徒さんはうまく行って10秒、だめで8秒でした。
それまでは5秒も持ちませんでした。
この人はそれまでは肋骨を広げるものの、ご丁寧に息を吸い込んでいました。
もちろん無意識なのですが、歩行動作を加えることで、吸わない事を
意識化できたと言っていました。

昨日始めた事なので、今後どうなるかは経過観察が必要ですが、
大きな進歩だったと私は思っています。








タグ:呼気の持続
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2011年07月29日

コップの工夫は使えていますか?

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再びの閉口母音の話を続けます。

全く偶然から思いついた工夫ですが、意外と使える技だと思いました。
自画自賛かも知れませんけれど。笑
但し、水を飲む時は意外と唇は堅くしないと飲めません。
唇に力をいれずに発音しないと堅い「U」にしかなりませんので、
あくまで唇を突き出す方向が水を飲む時の向きだということで、
その辺は気を付けてくださいね。

最近声楽を始めた生徒さんですが、さすがに高音が続くと
スタミナ切れを起こします。
声楽での高音は胸の高さが決め手ですからね。
身体を引き上げられないと、とてもじゃないですが高音の連続は
耐えられませんし、聞いていられません。

このコップの技をレッスンの最後にヒントとして出しました。
いや、私がわざとそうしたのではなくって、ひょっとしたら
使えるかなと思いついて最後に提案したのですが。

なぜかというと、奥歯の高さとコップに口をつけたときの目の表情が
高音部に活かせるのではないかと思ったのです。
早速ピアノの上に置いてある、生徒さんの為に出しているコップに
お茶を注いで実際に飲んでいただきました。

でもコップの工夫は「U」の発音のための技ですから、水を飲む程度の
表情では当然役には立ちません。
奥歯の位置が普段とは相当違うことを頭に入れてくださいね。
軟口蓋を上げる事が歌う時には不可欠だと、何度もこのブログで
述べていますが、それを実行するためにこの表情が必要なのです。
何故なのかは、是非読んでくださっている皆様が各自に確かめてください。
もちろん実行するためには胸を引き上げられることが条件ですが。

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2011年01月20日

身体と首を繋ぐ

粉粧楼3.jpg

首の後ろを伸ばすに書いたことを少し意識して
生徒さん達に実践して頂きました。

せっかく体幹部の感覚が掴めたのですから、それに首を伸ばす感覚も
一緒に掴めれば相当声も変化をもたらすことが出来るはずです。

首を突き出さない、と生徒さん達に指摘することは、
生徒さん達が初期段階から私を悩ましてきた事項ですが、
自覚出来ない時点でいくら指摘しても、すんなり
受け入れられるはずはありません。
それに個人差があって、どの時点で指摘するのが効果的なのかは
相当に生徒さんを観察していないと出来ない事です。

「首の後ろ」と漠然と書いていますが、頭板状筋(とうばんじょうきん)、
 肩甲挙筋(けんこうきょきん)がそれに当たります。
頭板状筋についてはこちらをどうぞ。

首の後ろも当然筋肉で出来ているので、慣れない動作で
少し首が痛くなるかもしれません。
初めからあまり無理を掛けないようにしてください。
しかも首を引き上げるので、頭を固定する事にもなります。
日常生活では頭部を余り意識しないでしょうが、
意識下に入ると当分の間「操作」が大変と感じるかもしれません。


首の後ろを伸ばす時には腹筋と連動する事を意識します。
体幹部との連動が意識出来ていないと、十分に首を伸ばせませんし
背骨の延長が空まで伸びている感覚が掴めないでしょう。

声がすっと上に通る感覚をあなたにも覚えて欲しいです。



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2010年10月26日

内側に寄せる 中心から発散させる

スィート・ジュリエット.jpg

9月にヨガの話題を書きました。
大体毎週ヨガのスタジオに出るようにしていますが、
出るたびにどこに意識を持っていくかが、自分なりにわかってきました。
他の人とは着眼点も違うのでひょっとして、同じ感覚か
どうかはわかりません。
私は常にどう声を出すかに意識が行きますからね。

例えば手足を伸ばすようなポーズを取ったとして、
随分以前なら単に手足をぴんとさせることとしか思えませんでした。
大腰筋に意識がいくようになってからは、足の付け根を引き込み
同時に腹横筋に意識を持つ。
プラス、僧帽筋下部に意識を持てるようになったら、そこから
うんと上に引き上げる
プラス、骨盤底筋群に意識を持てるようになったら、足元から
吸い上げるような感覚を持てるように。

そして最近は伸ばした手足から、力がみぞおち周辺に集まってくるのを
感じることが出来るようになってきました。
つまり骨盤底筋群と腹横筋、僧帽筋下部、もちろんお尻周辺まで
一緒に使えるようになっているのでしょうね。

みぞおち周辺というか、「能」の技法で言われている、上、中、下の
丹田に力を集められるようになっています。

こうなると声の揺れやフレーズの揺れはもはや無くなります。
自分がイメージしたフレーズ線が途切れる事はありません。
声を出す時は、丹田から声を発散させるイメージも、明確に
持てるようになってきています。

こう書いた以後、私はまたどう変わっていくのでしょうか。
とても楽しみです。
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2010年06月11日

シミュレートしてみよう 2

プリンセスアイコ.jpg


昨日の続きです シミュレートしてみよう参照

昨日述べた要素を一度に実現するのは実際問題として大変です。
最終的には両足着地で伴奏に乗せて歌えるようにするには、
要素の2つ程を合わせて練習すると良いでしょう。

歌詞が特に大変かも知れません。
歌詞をきちんと発音出来るようになるのはなかなか難しいですから。
大抵音程の上下に気を取られてしまい、子音が甘くなるのが普通です。
こうなると聞く人にきちんと歌詞が聞こえているか疑問ですね。

歌詞に気を取られて姿勢が甘くなることもとても多いのです。
だから、メロディの要素を外して歌詞のリズム読みを
足を振りながらするのは素晴らしく効果的な練習です。
音の高低をなくしてリズムだけを守って歌詞を声に出してみましょう。




今日の生徒さんもオオカミになるかフクロウになるか
ということだけに気を取られて、身体技法がすっかりおろそかになって、
思うように声が出ないことに非常に焦っていました。

身体から出る声の要素をおろそかにすると、自分が出したい声が出ません。

観察していると、フクロウの真似をする時に首が前に突き出るようです。
喉のV字のくぼみに息を当てる事を考えると、まるで頷くように
首が前に突き出てしまうのです。

そうなると喉は締まってしまいますから、非常に声を出しにくくなるのです。

そんな生徒さんが多いので、昨日は足を振りながら自分の頭頂の
髪の毛を掴んで、「首の後ろをまっすぐに引き上げたら良いかな?
言い方を頭のてっぺんの後ろ側を高くしろと言った方が良いかな?」
と考えていた所です。

喉のV字のくぼみから頭のてっぺんに突き上げるように声を出す
という感覚を早く身につけて欲しいなと思いましたよ。
タグ:発声練習
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2010年06月10日

シミュレートしてみよう

ティージングジョージア.jpg


今日もジムの隅っこで「静かにうるさく」足振りをしていました。
ジムの片隅で参照

周囲の人に聞こえないようにオオカミやフクロウになるのは
大変な技術です。笑
自分でシミュレートしながら、どうレッスンを進めるかを考えているのです。

やはり前回書いたように、「発声練習」をしながら足振りするのも
良い練習ですね。

まずは足振りで、片足にしっかり体重が乗せられることです。
但し、着地している方の片足がしっかり踏めている事ですね。
そしてホバークラフトみたいに、身体を上に浮かせる感覚を
自分の物にしたら、次の段階に進みたいのは人間なら誰しもでしょう。

だってどうしてもどちらかに気を取られるでしょう?
足振りか声を出すかのどちらかに意識が行きますからね。
でも実際問題としてどちらも出来ないと歌は歌えませんもの。

まず姿勢と声は一体でないとだめですし、更にまだそこに
歌詞やメロディが乗るのですから。それとリズムもでしたね。
歌うことがいかに色んな要素を抱え込んでいるかがよくわかりますね。

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2010年05月22日

言い方を変えてみた・・・

洛北.jpg

何年もレッスンしているのに、どうしても大きな声は良い声だと
信じているような声の出し方をする人がいます。
多分性格が負けず嫌いな事もあるのでしょうね。
そしてしまいには声が嗄れそうになってレッスンが終わるような・・・

言えばある程度は少しましにはなりますが、やはりいつの間にか
元に戻ってしまいます。
全く困ったものです。

喉元を観察していると首が細くなります。
つまり喉が緊張しているのですね。
カエルの喉のように膨らんだ状態が良いのですから
喉の前面に手を当てて喉を膨らませて頂きます。

それにプラスして「奥歯の上側を高くして、下あごの力を
抜いて垂らす」という言葉をキーワードにしてみました。

声を出さない状態で上の2つの条件をまず満たしてみます。
うまく出来るようになったらこんな真似をして頂きました。

1 ふくろうのホーホー
「HOー」の「H」の子音で喉を膨らませます。
「O」の母音で喉が振動することを確かめます。
ポジション2 鎖骨のくぼみを参照して下さい。
低いポジションの声を出す時は鎖骨のくぼみに声を当てる感覚ですね。

2 狼の遠吠え
または夜に鳴く犬の真似でも構いません。
高い声で吠えてみます。
「UO-N」ですかね。初めの「U」でやはり喉が膨らむのを確かめます。
眉毛を高く上げて目を見開くように声を出してみます。
「O」の部分ではフクロウの時のように喉は振動しませんよ。
ポジション6 首の付け根
を参照して下さいね。

なぜ同じ「O」の母音なのに振動があったりなかったりするのでしょうか?
もちろん使われる筋肉が違うからというのはご存じですね。

1も2も「O」の部分でとにかく喉が膨らむ事を理解してもらいました。
歌声から離れた動物の鳴き真似をする事でどうやら理解が進んだようです。
色んな言い方のパターンを持つことはトレーナーには必須ですね。
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2010年02月01日

腹斜筋も使ってみよう その3

エンジェルフェイス.jpg


今日はバランスボールも使って腹斜筋を確かめます。

仰向けに寝て、かかとをバランスボールに乗せておきます。
両手がお尻の側にある位置から、両肘を曲げて小さな
「前にならえ」状態にします。肘は必ず床に接しておきます。

腹斜筋を意識してボールを小さく左右に転がします。
前にならえが崩れるようになるとボールを振りすぎなので
崩れないように転がすことが大事です。

右、真ん中、左・・・というように約1秒間隔で、かかとでボールを止めます。

それに慣れたら任意の高さで右、左に振った時に声を出します。
上半身に力が入らないように、また声帯をきちんと閉じることを
念頭に入れて発声をしましょう。

それも出来るようになって腹斜筋の感覚を覚えたら段々振りを小さくします。
最後には動きを止めて感覚を研ぎ澄ませて確実に使えていることを確認します。

今度はボールに座って発声して腹斜筋の動きを確認します。
最後に立って同じように確認をします。

腹横筋が腹斜筋に補助されて声が出やすくなっているでしょうか?
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2010年01月31日

腹斜筋も使ってみよう その2

グレイパール2.jpg

これまでに私が自分の身体を通して少しずつ積み上げてきたことを
生徒さん達と共有してきました。
一緒に育ってきている感覚があります。

それ以降に新しく入った生徒さんに、この腹斜筋を使ったトレーニングを
試みてみました。
まだきちんとした身体感覚を持ち合わせていないと、どうなるのかと
少し心配ではありましたが、一応筋トレついでに声を出して頂きました。

よーいどん!のように両手を握り拳にして脇腹につけます。
それで腹斜筋の感覚を頼りに左右交互に身体の前に突きだしてみます。

丁度ボクシングをしているのと感覚が似ているのか、しっかりと声が出ます。
但し、力の入れ具合に関しては、先に何も注意を言っていなかったので
一緒に試してみると声が力みます。

これがクセになると後々困るので、もう一度声を出さずにやり直しです。
アクションを徐々に小さくしていって、最後には手も下ろして
腹斜筋の感覚だけを頼りにして頂きました。
改めて声を使ってみます。

やはりあくまで腹横筋の感覚にプラスして ということを考えないと
単に喉に力が入ってしまいそうです。

筋肉をしっかり使える人は腹斜筋を使うと、ついつい楽に声が出るので、
これに頼りがちになるのかも知れません。

力んだ声しか出ない人は、案外無意識にこの腹斜筋を、使ってしまっているかも知れませんね。

自分の身体の感覚をもう一度確かめた方が良いかも知れません。
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2010年01月24日

いわゆる発声練習 その3

アブラハム・ダービー1.jpg

発声練習といえば大体決まり切っては居るのですが・・・

今はどんな発声練習が多用されているかはわかりません。
でも声にムラがあってはならないのです。
これほど聞く側にとって聞きづらい物はありませんから。

同じ音で同じ音色で、母音が変わっても音質が変わっては
あなたの実力が問われます。
もちろん歌詞で音色は変わるのは仕方なくても
出すたびに七色の音が出ては困るのです。

音高が変わっても発音や音色にムラがあってもいけません。
歌自体を損ねてしまうことにもなってしまいますからね。



同じ音で3回同じ音色、音質で歌えるようになったら
今度はまた発声練習を変えましょう。

例えば

ドーシーラーソーファ、ミ、ファ

ドーレーミーファーソ、ラ、ソ

初めの4音は続けてみましょうか。

つまり最後の3回が同じではなくなっています。

真ん中の音を隣同士で変えました。

ではこれは?

ドーシーラーソーファ、ソ、ファ

ドーレーミーファーソ、ファ、ソ

最後の3回の2つ目の音を高くしました。
大丈夫ですか?
音質を変えずに声を出せていますか?


そうそう!
今の段階では音は続けません。
1音ずつ身体の筋肉を使って音を切っています。


それも楽勝ならば
これはどうでしょうか?

ドーシーラーソーファ、ミ、レ

ドーレーミーファーソ、ラ、シ

ほぼ1オクターブになりました。
口の開け方を変えていますか?

低くなる時は瓶の底に息を吹き込むように
丁寧に声を出していますか?

それも出来たなら

ドーシーラーソーファーミーレー
ドーレーミーファーソーラーシー

初めの4音は潤滑剤なのでみぞおちを上げることに
専念しても良いのですが後の3音は息が足りなくなるかも
知れません。
身体の筋肉はちゃんと使えていますか?

まだ大丈夫と言うのなら

最後の3音をクレッシェンド、またはディミヌエンドしましょう。
つまり大きくしていったり、小さくしていったりします。

この段階までは確実に出来ておくと実際の歌でかなりの実力を
つけることが出来ます。

もちろん難しいですよ。
毎週やっている人でもきれいに形を整えることが困難なようです。
タグ:発声練習
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2010年01月23日

いわゆる発声練習 その2

マリア・カラス.jpg

昨日書いた声帯筋をきちんと閉めるというコントロールが出来たとして
次の練習をしてみます。

同じ音の高さの音を丁寧に3つ出してみます。
Aの母音でもNAにして発音しても構いません。
単に3つ出すよりも前置きとして音を2つ並べて続いた音を作ります。

例えば

ド、レ、ミ、ミ、ミ

または

ド、シ、ラ、ラ、ラ

という感じで声を出します。

もちろんドから始めるだけという訳ではありません。
色んな音の高さで出してくださいね。

前置きの音はあくまで同じ音を3つ出すための潤滑剤のような役目です。

同じ3つの音は声帯がきちんと閉められているか慎重に確かめながら発音します。
同じトーンで同じ大きさでなければいけません。
かなり自分の声を聞かないと均等に歌うのは難しいのです。

この形に慣れて同じ音を出せるようになったら音の数を増やします。

例えば

ド、レ、ミ、ファ、ソ、ソ、ソ

または

ド、シ、ラ、ソ、ファ、ファ、ファ

声のムラを無くすのはとても大事な練習です。
タグ:発声練習
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2010年01月22日

いわゆる発声練習 その1

赤胆紅心.jpg

ずっと身体についてばかり書いてきたので、検索に掛けると私の記事は
筋トレとか筋肉とか・・・
一体何のブログだと思われているかも知れませんね。
もちろんレッスンでは「発声練習」もしていますが、ここに書いていないだけです。

息の漏れた声って自覚していない人が殆どですね。
声門をきちんと締めるという感覚が掴めないから当然出来ないわけですが。

でもよっぽど病気の人で無い限り、普段の会話できちんと発声して
話をしているのに気が付いていますか?
わからなければ息をは〜っと吐きながら話をしてみて下さい。
苦しいし言葉も不明瞭でとても会話にならないでしょう?

それなのに歌い出すとなぜ息漏れ声になるのでしょうか。
「話すように歌え」とはこの事なのですね。
息を漏らさずくっきりと声を出す。とても大事なことです。

以下の事はきちんと身体の操作が出来ている事が前提です。
発音発声するための身体の筋肉が整えてられてなければ意味を成しません。

声帯筋は開いたり閉じたりします。
開いている時は空気の流通路ですし、閉じられれば肺に
食べ物の流入を防ぐし、声を出すことも出来るのです。

つまり声を出す一瞬前には既に閉じられているわけで、
閉じられるという事をイメージしてその時の喉の状態を覚えます。
声の出る一瞬前には吸うことでも吐くことでも無い静寂がありますね。
その感覚を1音ずつの発音に使うのです。

嬉しい!を参考にして下さい。

続きます。



タグ:発声練習
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2009年11月15日

常に右肩上がりな訳ではない

ニコール.jpg

もし人生が常に右肩上がりなら最高ですけれど
そんなうまいものでは無いことは皆さんご存じの筈!

それと同じで、発声だってずっと上達ばかりするわけでもないのです。
ある日出来ていたはずのことが出来なかったり、今日に限って出来ない、
または出来ていたはずなのにいつの間にか戻ってしまっている。
そんなことも起こりえるのです。
自分の身体なのに操作出来ない(という言い方は私は好きではないですが)
歯がゆさが募りますね。

レッスンをしていて余りに多くのことを要求するとだめなことが多いです。
多すぎてわからなくなって、出来ているはずのことまで失ったり、
生徒さんが自信喪失したりする事もあるからです。
一番手近に出来ることから埋めていく場合が多いですね。

いつもある音でつっかえてしまう生徒さんに言うべき時が来ました。
僧帽筋下部の意識も骨盤底筋群の意識も、何もかもお膳立てが出来たからです。

途中で声が詰まりませんかで喉を開ける事、高音部であごを下ろすこと、
軟口蓋を持ち上げること等の解決策を書きました。
それをもうちょっと先に進めてみました。

身体の動きを観察するとまず舌骨を固めているし、頭上への意識も余りない。
ということは、顔の筋肉も額から上が動きません。

まずは舌骨筋に親指を押し込み あごを掴むようにして舌の力を抜き
リラックスしておいてからハミングして頂きます。
案の定すっかり固まって居ることに本人が気づきます。
しかしさすがに短時間にそれをほぐすことが出来ました。
舌を出して

次に眉間に意識を持っていってもらいます。
同時に頭頂筋を意識して眉を上げ、目を大きく開きます。
ポジション5 額 その2

もちろん吸った時に軟口蓋を上げるのが前提です。
ここを自由に操作出来ないと詰まった音色しか出すことが出来ません。
ポジション4 頭頂と軟口蓋
もちろんこれも軽くクリアです。

最終的に僧帽筋下部からそのまま背中を伝って上がっていって、
頭のてっぺんのつむじを少し前に傾ける意識を持ってもらうということで
調整を終えることが出来ました。
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2009年10月24日

再び僧帽筋下部の意識を

クイーンオブスエーデン.jpg


レッスンでの骨盤底筋群のトレーニングをどんどん進めています。
歌っている間に膝の間が開いて声を出すのに困難だった生徒さんも
最近はバランスボールに膝を閉じて座っても、膝に意識を持って
行けるようになって、膝を閉じ続けることが出来出しました。
それと同時にへなへなとしていた声が、しっかり芯を感じられるように
変化してきたことです。

やはりきちんとした説明をして納得してもらえると、人間はそれに向かって
努力をするようになるのですね。
後は吐く息の量を計算していないので声の粒が揃わない事が課題です。


こんな風に順調なレッスンが続いているのですが、そろそろ骨盤底筋群への意識も
筋トレの成果も出てきた所で、意識の統合をしなければなりません。

知識と意識と・・・で述べている
僧帽筋下部を引き上げることも
同時に意識出来ると声の迫力はかなり違ってくることに私も気がつきました。

「胸の上部が引き上がれば腰のS字カーブが生まれます。」

これを逆手にとって、胸を引き上げるために僧帽筋下部を意識出来るようにします。
こうすることにより、横隔膜がしっかり下がって肺の容量が益々増えます。
また、その増えた容量を経済的に長持ちさせる為にも、背中というつっかい棒が
何よりも必要なのです。

行動の意味を知るにも書いてあるのですが、とても地味な筋トレです。
(筋トレというより筋肉の知覚でしょうか)

バランスボールの上に腹這いになって、両足の指は床に着けて
足の間は少し開きます。
片手はボールの前面を持ち、まっすぐ前を見たまま親指を上にした体勢で
目線より上に片手を揚げていきます。


上げた手の側のそへの横が上がる感覚を覚えます。
とても微細な感覚なのでよく注意して感じて下さい。

感じることが出来るようになったら、立って上に上げる側の
僧帽筋下部にもう片方の手を当てて動くのを観察します。
知覚が出来たら手を離して自分で僧帽筋下部を動かします。

出来るようになったら骨盤底筋群を引き上げる事と連動させて下さい。
鏡を見て胸が引き上がる様子を観察しましょう。

身体を硬直させないように注意します。
やりにくければ引き上げる事と共に肩胛骨と脇の下を広げる感覚を
持つようにしてみて下さい。

参照 行動の意味を知る2 足の裏から身体を建てる 途中で声が詰まりませんか 
筋肉の協調が大事


posted by キミコ at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

筋肉の協調が大事

251135651_209.jpg


生徒さんたちと私の骨盤底筋群のトレーニングは、相変わらず続いています。
昨日の話で考え込んでしまいましたで書いたように、インストラクターさんの話は私には衝撃でした。
私には年上の生徒さんたちが多いので、誰彼なしに捕まえて
インストラクターさんの話をしては、ご自身のことを聞いています。
やはり中には「私もそうでしたよ」とおっしゃる生徒さんも居られて
それでもその事と発声についての関連に、改めて驚かれていました。

最近は男性の生徒さんが居ないので、男性にとってどうなのかということを
聞くことは出来ないのが残念ですが、男性は元々筋肉が太いし、
骨盤の形も女性とは違って閉じている形の方が多いようで、
肛門を締めるという感覚だけでも大丈夫なようです。

女性の生徒さんたちはさすがに私の話を興味本位には取る事もなく、
実に真剣に話を受け止めてくださいました。
若い生徒さんたちもこれから自分に起こる事でもあるので、
いよいよ認識を新たに筋トレに取り組んでくださっていました。

私は骨盤底筋群のトレーニングを始めて、そろそろ1年近く経って居ます。
感覚をはっきり捉えることが出来てきて、歌っていても観察をする
ゆとりがあります。

知識と意識と・・・で書いたことなのですが、改めてここにまた補足するべきだ
と思ってこの文章を書いています。

もし着物を着て生活しているなら易々と出来ることかも知れないのですが。
女性は特に幅の広い帯を結ぶので、いやでもみぞおちとおへその
距離は開きますね。同時に腰の骨も寄り加減になっていることでしょう。
男性にしてもやはり腰の位置に帯が来るので同じ状態なわけですね。
現代の日本人はほぼ誰もが洋服を着ているので、みぞおちとおへその
距離が近くなりやすいです。

生徒さんたちを観察していると、バランスボールのトレーニングのおかげで
とにかくみぞおちとおへその距離は確実に開いています。
そこに骨盤底への意識も芽生え始めているので、体の前面に関しては
ほぼ満点に近いでしょう。
しかしそれでも私の耳は何か満足が行かないのです。
もっとのびやかに声が出てもいいのに何かが違う・・・

じっと見ていると背中が動きません。

そへの上、僧帽筋下部の辺りに手をやって、骨盤底筋の力を借りて
みぞおちとおへその距離を開けながら、上に持ち上げるようにしつつ
声を出してください
。」

これを読んでくださっている皆さんもぜひお試しくださいね。

posted by キミコ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

ペンギン歩き

グレイパール.jpg

舞台でカッコ悪いだけでは済みません・・・で書いたあの生徒さんにこんな事をしながら
レッスンしました。

この前も書いたように内転筋が弱い所為で声がふらつくし、
また音の跳躍に失敗するのです。
腿の内側が引き締められないと、胸の引き上げも出来ないし、
お腹を内側に引き込む為の腹横筋も満足に使えないので、
歌うには致命傷なのです。

胸を引き上げられないと肺が広がらないし、腹横筋が使えないと
息のキープが出来ません。
いくら応急処置をするようなレッスンをしても根本解決にならないですね。


まずは体育座りをして足の間にバランスボールを挟んでもらいます。
(バランスボールが無ければクッション2〜3個を挟むのも可)

バランスボールを両膝を閉じることで形が変わるほど締め付けます。
その時に尿意を我慢する感覚を必ず伴うように指示します。

これで骨盤底筋群も引き上げることが出来るので一石二鳥!
普通の運動としても尿漏れもかなり改善されますし 腰回りも細くなるのです。



次に床に仰向けに寝ころんで、膝の間を20センチほど開けて
膝を曲げます。
両手はお尻の横に置いてお尻に力を入れて持ち上げます。
お尻に力を入れた状態で上げたままで膝の間を閉じます。 
また尿意を我慢するようにします。

10秒ほど息を吐きながらそれをキープして、息を吸いながら
膝の間を開けて少し休む・・・
それを3回ほど繰り返します。


この感覚を覚えている間に立ってみます。
それによってさっきの尿意を我慢する感覚を伴って内転筋を
引き上げる感覚を掴んでもらいます。


最後にクッションを膝の間に挟んで両膝でクッションを
落とさないように「ペンギン歩き」をしてもらいます。
ペンギンが自分の足の上に子供を乗せてよちよち歩くあの恰好です。
二人でよちよち歩く恰好はかなり恥ずかしいのですが、
笑うどころではありません。

これに慣れた所で実際に発声をしてもらいます。
腹横筋を引き上げる感覚ときちんとお尻を締めることが
理解されたようで楽に声が出たと喜んで頂けました。
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2009年06月10日

しっかり休もう

・ブランピエール・ド・ロンサール.jpg

歌った後はちゃんと休養を取っていますか?

昨日の記事でわかって頂けたと思いますが、30分程度で一度は
休憩を入れて欲しいと思います。
何しろ相手は2センチほどの器官ですからね。
歌は全身を使うという事もご存じですから、益々疲労回復の時間は
必要なのです。

リリー・レーマンというかつての大歌手は生徒にこう言ったそうです。
「声の調子が良くなってきた、と思った時に止めなさい。」
そうしないと翌日に疲れを残すからです。

練習量は多いほど上達するものではありません。
多すぎれば筋肉は疲れてしまうので、疲れるまで練習すれば無理が来ます。
無理をした結果、不自然な方法や自己流に陥ってそれが習慣になります。
悪い癖は身に付きやすく、緊張した場面で無意識に現れるのです。
歌うことが勉強でなく、休むことも大事な勉強です

と米山先生は書かれています。

年齢や経験、歌の種類、場所、体調・・・
色々な要素が絡み合うので一概に休む時間も決まりません。

いずれにしても自分の現在の体力、体調にふさわしい使用量と、それに見合う
回復するまでに要する休憩時間を、経験を積み重ねて習得していくことが
一番大事な勉強だと思います。
カラオケに行っても一人で長時間続けて歌うのは禁物です。


休憩はいいですが、その時間をおしゃべりに当てるのは最もおろかです。
日本語は非常に声帯を疲れさせますから、その時間は無言を貫いて下さいね。
飲み物はアルコールは論外!声帯を乾燥させてしまうからです。
お茶類もカフェインが同じく乾燥させてしまうので、生ぬるいお水か
果汁がふさわしいでしょう。
posted by キミコ at 16:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

どれ位喉を使うと声を傷めるか

rubens2.jpg


再び米山先生の御本からの引用です。

私はどうやら喉が弱い方らしいです。
子供の頃から疲れると必ず喉に来ました。
ひどい時は声が全く出ないという経験を幾度かしています。
そうなると当然耳鼻咽喉科のお世話になって
「声を出してはいけません」と先生に言われて、炎症止めと
トローチを頂いて帰ったものです。
しかし無言の行というのは大変な苦労でした。
つい声を使いたくなりますからね。 

米山先生は何の疑いもなくそう言われることに対して
疑念を持たれたそうで「喉の使いすぎ」とはどの程度をさすのか
アンケートを取られたそうです。

対象者は東京都内の音大生、教官、プロの合唱団員、
オペラ団体のソリストなど400名です。

1回の喉の使用時間、休憩時間、一日の合計使用時間を
演奏会やテストの前と通常時に分けて書いてもらいました。
さらに一日の使用で疲労を感じた時間数と、音声障害経験者には
その時の使用時間を聞き、男女別、声種別に統計処理されたそうです。

その調査の翌年、今度は実際に歌う前と一定時間歌った後の声帯が
どのように変化するかという実態調査もされたそうです。

結果 一般に平常時1回の使用時間としては平均20〜30分、
一日では1〜1時間半。
一日に2時間以上使用すると疲労を感じ、3時間以上使用すると
過半数が翌日声がかすれたり、高音がうまく出なかったり、中音が
不安定だったりと音声の異常を訴えることがわかったのだそうです。


全く関係ないですが、ここに掲載している画像は別に私が撮影したものではありません。
全てあちこちから頂戴しました。笑



タグ:音声障害
posted by キミコ at 22:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

筋肉が使えていないと

ソフィーズパーペチュアル.jpg


前回書いたタオルを使って胸を広げるを発展させて実際の歌う場面に使ってみました。

高音部の場所は常に下がって注意を受ける生徒さんでもさすがに
胸が上がっているので注意をする必要が無くなりました。
それと声の響きが全く変わることは驚くばかりです。

観察していると長い音符で声をずっと伸ばす時に
タオルが使えると喉に負担無く声が伸びることがわかります。
胸が落ちるためにピッチが下がることもなくなります。

但し瞬間に肺に息を貯める事はやはり練習が必要なようです
フレーズの最後に口を閉じて、タオルを素早く閉じて
(つまり一番初めの位置に戻して)次に口を開ける前に
タオルを少し広げだしてから次のフレーズの初めを歌う
という作業が身に付いていないといくら胸を広げることが出来ても
歌えなくなってしまいます。

武器にはなりますが使用法に習熟していないと役に立たない
ということですね。
手っ取り早く歌がうまく歌えるようになるぞ!
と思われても困ります。
何よりも自分が楽器である事をお忘れ無く
身体が貧弱な造りだと武器を手に持つことさえ出来ないでしょう。

事実大して筋トレもしていない初心者に近い生徒さんに試すと
案の定殆ど声を伸ばすことも出来ませんでした。
何でも土台作りが大事だということです。

posted by キミコ at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする