2012年07月16日

「I」の母音についての追記

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3日間の連休で、すっかり心も身体もリフレッシュされました。

もうこのブログを始めて、7年近く経っているわけです。
ずっと書き散らしてきている訳で、時間もちょっとあったので
初期の頃の文章を読んでみました。

まだ何も知らない時期なので、危うそうな所もあるのですが、
今のところ大筋で、自分の軸がぶれていないことに安心しています。
今より良いことを言っているなと感心したり・・・汗

母音の発音の個所で加筆をしなければと思って新しく書きます。

コップの工夫で、「U」の発音に触れています。
詳しくは再読していただくとして、「U」の発音で
「奥歯の高さとコップに口をつけたときの目の表情が
高音部に活かせるのではないかと思ったのです。」

と書きましたが、奥歯の高さと目の表情をキープしたまま、
そっと唇を横に引くようにして「I」に替えてみてください。
「I」の発音についてはこちら

舌の先は「U」時点で下の歯に軽くついているはずですが、
「I」の発音で舌の先は下の歯にしっかりついているはずです。
ただし、当然ではありますが舌先に力を込めないように。

目力は「I」の方が強くなっていますか?母音体操のポーズをして頂くと
目力が必要なことは自ずと理解されることでしょう。

「U」も「I」も声を使う人には悩ませられる発音ですよね。
他にも色々な方法があるでしょうが、どうぞお試しください。
もしお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。
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2011年07月25日

再びの閉口母音について

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おはようございます。
生徒さんのレッスンがキャンセルになって、
思わぬ時間が転がり込んできました。

丁度土曜日に大きく気が付いたことを書いておきます。

閉口母音について以前書いています。
なんだか抽象的ですよね。
こうして時間を置いて読み直すと親切じゃないですね。

土曜日の生徒さんはもうレッスン5年目になるのですが、
やはりあちこちに直す所があるのです。
それが「U」の発音でした。
日本人の「U」はふくらみがありません。
初心者は全て奥歯を噛み締めて、唇を横に引いて発音します。
もちろん生徒さんはそれはだめだという事は頭では心得てらっしゃいます。

ところが慣れてくると、例えば早口で練習などをすると、
途端にめっきが剥げます。
これでは全然初心者と変わりません。大汗

それを指摘すると、単に唇を尖らしてラッパのような口をするだけ。涙
もちろんそこから発せられる音は、唇を尖らせるために舌骨を締め付ける事で、
単に汚い音でしかありません。

「ふーふーしてそれに音を加えてみて下さい。」
と以前に書いていますが、それが不適切だと今になってわかりました。
「ふーふー」では息の量が多すぎるようです。
呼吸のコントロールが出来ない人には、不親切な説明だと我ながら思いました。

生徒さんと練習するうちに思いついたのが、「口笛」です。
それなら鳴らすために息は下方を必ず向くし、息のコントロールも可能です。
唇を尖らせるとしても、方向性が理解していただけますね。

今朝ですが、私は朝起きてまず1杯水を飲みます。
コップに口をつけた時点で思いつきました!
これって口笛を吹く時と同じ角度ですね!


この方がわかりやすくないですか?
コップに口をつけたまま「U」の発音が出来るはずです。
バーチャルの口笛よりはわかりやすいと思われます。

しかも口の中に意識を向けると、水を飲むために上の奥歯が開いています。
この角度を覚えておかれるといいでしょう。
水の飲み方は人それぞれですが、下唇をべったりとコップに押し付けず、
上唇を少し尖らせるようにしてみます。但し上唇に力を入れすぎないで。
コップに口をつけたまま、目から水を吸い込むようなつもりの表情を作り、
コップから口を離して発音します。

発音するために一旦喉を締め付けて、息と共に発音することのないように。
必ず息を先に出してから柔らかく音を出します。
舌骨に触れて固くなっていないかを確かめましょう。

「O」の発音はこの「U」の状態から下あごを真っ直ぐに下ろして発音します。
「U〜O」と一息の中で、息の量を変えずにゆっくり下あごを下ろして、
発音練習をされることをお勧めします。
「U」よりは「O」の方が下の奥歯よりやや下がりますね。

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2009年07月08日

子音練習を続けて

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これまでの発声練習といえば、音階練習に重点が置かれていました。
特に声楽の練習では発声練習といえば、私の時代ではこれに尽きていたような気がします。
私に限ればそれも母音のみ、「A」だけでしか行われませんでした。
他の先生が他の母音で発声練習をしていると聞くと
いいなあと思ったりするほどだったのです。

発声練習はどうしても自分の先生の方法を引きずってしまう
傾向があると思います。
自分がそれで上達したから頼るのも当然なのですが。

私も例に漏れずずっとそれを引き継いでやってきましたが、
最近は随分変わってきたのは過去のブログ記事でおわかりだと思います。

私の方法は以下の通りです。

初歩の段階では母音練習はかなりの時間を割いて定着を計ります。
各母音の響きの統一が確実に出来るようになってから段々と
子音の数を増やしていっています。
それも「発音」のカテゴリーでおわかり頂けると思います。

初めはナレーター志望の人のために始めた事でしたが、歌のための
生徒さん達にも子音練習にかなりの時間を割くようにしました。
同時に早口言葉も併用した結果、かなりの効用がありました。

考えてみればボカリーズばかりの歌の方が探すのも困難ですものね。
母音だけ練習した所で、歌には歌詞がついて回るのですから
片手落ちも良い所でしょう。
歌専門の先生なら子音練習なんてそんな悠長な!ということで
発声練習で取り上げる方も少ないと思います。

発声法に関する本を何冊も読みましたが、子音練習に関しては殆ど
通り一遍の記述しかされていません。
読者にすれば通り一遍なら通り過ぎてしまうのは当たり前でしょう。

で、肝心の歌を歌う段になって歌詞が全く聞こえてこないという
結果になってしまうのです。
いくら大声で歌おうと子音は通りません。
必死で大声で歌った結果喉を痛めてしまう悲劇が起きることになります。

子音が美しく通ってこそ次の瞬間の母音が活かされるのです。
それは歌の時だけ練習しても何の役にも立ちません。
普段から子音練習をする事でしか身に付くことはないのです。

私の「発声練習」は同じ事を毎回やっています。
結果を急ぎたい人にはマンネリとしか思われないのかも知れません。
でもじっくり取り組んだ人には大きな財産が作れるのです。

一度正しく身に付いたことは崩れることがありません。
身に付いた証拠に普段の会話がはっきり人に聞こえるようになります。
そんな自分に気がついて歌にも大きな自信が出るのです。

早く歌がうまくなりたいと結果を急いでいませんか?
貯金がある日突然出来るのではないように、練習も突然結果は出ません。
こつこつと貯めたものだけが歌に活かされるのです。

posted by キミコ at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

大声を出せば声は通る?

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日本語って疲れませんかを書きながら考えていましたが、
プロでありながら口を開けられなかったり、喉だけで発声するアナウンサーや
滑舌の悪い俳優さん、タレントさん達を見るたびに大丈夫かと気になります。
皆さんもそんな事をお感じではないでしょうか。

プロの養成所ではそんな基礎の基礎みたいなことは
自分でやればよいと多分思っているのでしょうね。

特に気になるのが子音の発音の悪さです。
日本人はあごを殆ど動かすことがないので、母音さえ薄っぺらなのに
腹筋その他の筋肉が必要な子音など、うまく発音出来ないのは当然でしょう。

こうなると発音の不明瞭や不正確を何とかしようと、大声を出せば
それで補えるだろうと思うプロの人が居ても仕方ないかもしれません。
喉が開けられない事、腹筋その他の筋肉が使えないで大声を出せば
音声障害という怖いことが待っているのです。

しかも音声障害を起こすほど大声を出しているのにも拘わらず
その効果が全くないとしたらこれほどばかげたこともありません。
発音や共鳴の技術がないと声は通らないのです。



posted by キミコ at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

日本語って疲れませんか?

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生徒さん達と日本語の歌と外国語の歌を並行して練習することがあります。
どちらを先に練習すると思いますか?
どちらでも良さそうなものなんですけどそれが順番を逆にすると
ものすごく喉の疲労度が違うのですよ。

答えは日本語の歌からです。

疲れる方から先にやっつけないと最後まで保ちませんからね。

さてここでまた、今日も米山先生の御本から引用させて頂きます。

外国暮らしの日本人歌手が久しぶりの帰国で何日かすると
声の調子が悪いと先生に訴えられて来るそうなのです。
主な理由は日本語会話が増えたからだということだそうです。

理由は2つ。

@ 日本語の子音のほぼ全てに母音が付加されているため。
母音は喉頭原音として声帯で作られるから、日本語は必然的に
声帯を酷使するような言語だと言えます。
外国語は殆どの子音が声帯を使わずに発音出来ますから
話をしていても楽なのです。

A 日本語の発音教育が全くされていないこと
つまり日本で生まれたら子供は発音に関して野放し状態で成長する訳です。
喉に負担を掛けるような発音をしていても誰からも矯正されません。
例えばフランスではかなり厳しく親からも教師からも
発音を直されるのが普通です。

これは私の経験ですが、生徒さんに芸能プロダクションに
所属している人が居るのですが、発声練習なんてせいぜい1月ぐらいで
マスター出来ますよね、と非常に軽い気持ちで習いに来られました。
私はなぜプロの養成所があるのに私の所に来たのかと疑問に思いました。
ところが内容を聞くと驚いたことに、全く基礎教育を受けていないのです。
表現方法については詳細に授業があるそうなのですが、基礎は勝手に
しなさいと放置されている様子です。
その人の滑舌の悪さは実に目を見張るものがありました!

つまりこのようにプロの養成所でさえ発声方法については何も教えません。
只でさえ声帯を酷使する言語なのに、運の悪い人に至っては放置された結果
音声障害を起こすこともある訳です。
無知は怖いと思いますが、教育機関自体がこれでは、絶望的だと思います。
読んで頂いている皆さんはどうお考えでしょうか・・・


私が日本語の歌を先に練習させる理由がおわかり頂けましたか?
posted by キミコ at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

たゆまず繰り返して何度も・・・

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ボイストレーニングを始めてある程度何をするのか様子もわかり、
声も出だして楽しくなってきた・・・
という頃になってきますと私も先を急いでいたのを緩めて
次は何を付け足していこうかと思うようになってきます。

そんな生徒さん達を見ていますと、どうしても母音練習など
プロパーでこなす必要のある練習は慣れもあって気が緩み勝ちに・・・
時々気の入らない声が聞こえてきたりする事もあります。
こうなると強化練習をする必要が出てきます。

以前から何度も書いていますが、日本語のようにあごの関節を
使う必要のない言語は決定的に歌には不利です。
日常会話ではあごの関節を使わないからいつまで経っても
その使用を習慣化できません。
言葉は不明瞭になるし音の高低差があったり音域の広い歌になると
たちまち使っていない事がネックとなって歌いこなせません。

「I」は歯と歯の間がたちまち閉じてしまうし、「U」は
あごが上がってしまって響きの汚い音になってしまうのです。
「O」はあごを使うことを意識化しないと何を歌っているのか
さっぱりわからなくなるし、本当に始末に負えません。

この3つは特に強化して練習する必要があります。

正しい発音をもう一度確実にしておいて「O」ー「I」
「U」ー「I」の組み合わせを2度重ねたり3度重ねたり
オクターブの上げ下ろしで練習したりします。

正確に出来るようになったら高速スピードで練習して
いちいち頭で考えなくても反射的に出来るまで
常に練習をします。

構音は口の形で覚えるのではないのです。
音の響きとして脳に叩き込んで無理なく即座に出来ないと
使い物にはなりません。

怠るとたちまち自己流に陥って響きの汚い不揃いな発音や
高低差で響きが揃わなかったりして歌としておかしなものに
なってしまうのです。

慣れた頃が一番怖いのです。
くれぐれも用心してもう一度自分の発音を検証してみて下さい。
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2007年06月13日

声の粒を揃えよう

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どんなに進んだ生徒さんにも必ず母音練習は抜かせません。
母音の練習方法
何年もやっているとマンネリというか慣れが生じるのが怖いところです。
単に形の練習に陥ることがないように、お互いに気をつけなければなりません。

先日もこんな風でした。

母音練習を短く音を切って練習していた時にふと気が付いたのですが、
5音を発音しますがかすかに不揃いです。
生徒さんはそれに全く気づくことはありません。

私は音楽を聴く時に脳の中では映像として見えてくるものがあります。
その生徒さんの声からは小さな円が見えてきます。
円が5個並んでいて黒く縁取られた円から色が外にはみ出ています。
中の色(私には赤に見えましたが)も均一に塗られていなくて、
ある箇所では分厚く、ある箇所では水彩で描かれたようになっています。
それが5個あってどれも同じでないのです。

その話をすると「目で見えるものにたとえて頂くとよくわかりますね。」と
それからはものすごく慎重に真剣に取り組んでくれました。
終わると大きなため息をついて「神経が疲れますね。」と。

研ぎ澄まして聞くクセをつけると、自ずと見えてくるものがあるようです。

上手に伝えることが出来てとても嬉しいことでした。
タグ:発音練習
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2007年05月21日

気が付いたこと・・・

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生徒さんのレッスンの度に必ず新しい気づきがあります。
そしてそれは生徒さんご本人の肥やしにはもちろん、
私もおこぼれ頂戴が出来るのですからこんなうまい話はありません。

今日の生徒さんはもう「歌う」ということにかなり慣れています。
その割には歌詞がもう一つ定着していません。
もちろん発音練習も相当積んでいるのですから、余り人には
そういう状態とはわからないかも知れません。

歌詞の初め、息継ぎの初めの発音は当然本人も十分気をつけて
あごを下ろしているから、音としても響きとしても申し分がありません。
でも声を出す、発音する、という行為にばかり集中してしまって
言葉自体が上滑りになってしまうのですね。

つまり言葉の表現として問題を感じるということで
文全体の意味からするとそんな歌い方、発音はないだろうと
聞く側からすると思ってしまうのです。

例えば国会演説でも単に文章を間違えず、でもなんの抑揚もなく
読み上げられればそれは心を打つ名演説と言えるでしょうか?
もちろん文章の中身や考えは素晴らしいにしても、それがきちんと
相手に伝わるかどうかが
「演説」という場ではすごく重要な意味をなすはずです。

そういうことはボイストレーニングを積んでいれば政治家として
自分をチャームアップする事にまで気が付いている日本の政治家は居ませんね。


歌もつまりはそういうことです。
詩を聞く人に伝える、時には自分が詩から受けたものを心として
伝えることさえ出来るはずです。

ボイストレーニングという観点から段々外れてしまいました!

戻します・・・

言葉を伝えたいならきちんとあごを下ろすことです。
上滑りの音の羅列はなんの感情もそこに呼ぶことは出来ません。
1音目だけ良くても次の音についてあごが下りていなければ
段々そこから言葉として滑っていくのです。

つまりあごを下ろすという行為から1音1音に責任を持てる
という事でしょうか。

丁寧に心をこめてあごを下ろせたら、あごの上げ下ろしに要する時間が
通常よりかかる訳ですから、そこに思いをこめることも慣れれば可能になる
という訳ですね。

それが出来るようになれば、その言葉から意外な力を自分がもらえたり
することも出来る事があります。
目で読む詩と口から出る詩には同じであるはずなのに、力の現れ方が違ってくるのです。

歌う前に歌詞を読むのでなく声を出してみて下さい。
言葉の力があなたの歌をきっと後押ししてくれる事に気が付くでしょう。


タグ:発音
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2007年04月29日

無声化のルール2

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C 有声化されるべき母音が続く時は 後ろの母音は有声化。

手、すすはらい、敷きめる、
産、 不訴、

D 語頭のI、Uに無声子音が続くと、I、Uは消えがちになる

息(Iき)、うさぎ(Uさぎ)、糸(Iと)


E「A」や「O」や「E」の無声化傾向

「A」 か、 た、 たい、 かし、 かる、 たな、

「O」  こ、ころ、こり、そい、とごとに、こさきを

「E」  粧、たたましい

F 無声化母音のI、Uでも、そこに強いアクセントがつけば有声化する

孫、婦、かす、社、識、して

G 摩擦音(さ、は、しゃ、ひゃの各行)間の、発音明確化のための
有声化現象


察、想、む、集、評、服、勝、席、


H 無声子音間のI、Uでも、長音の場合は有声化。
き→気、プリング→ープ、宿題→シュークリーム


I 母音無声化の影響によるアクセントの揺れ

幾何、機会、機関、危機、記者、来た、駆使、しかと、四季、
手記、好く、地域、付く、秘書、ヒット、拭く、不可、降った、
びしびし

J 母音無声化の影響によるアクセントの移動

標準例 

い、よく、
い、かく、
しろ、たみ、
やま、みざき、
づこ、ろや

移動例
い、
い、
ろ、
こ、
下線部分は無声化された音です。

IとJにあるように、無声化する箇所がアクセントの下がり目に当たる時は、
その下がり目の位置が移動します。

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2007年04月28日

母音無声化のルール

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A 無声子音と無声子音の間のIとUは消える

I  式SHIKI

岸 父 舌 ピケット 一人

U  好き SUKI

月 服 靴 スポーツ 腐る



@群 キ、ク、 シ、ス、 チ、ツ、 ヒ、フ、 ピ、プ、 シュ

中間音 I U

A群 カキクケコ、 サシスセソ、タチツテト、 ハヒフヘホ、
   パピプペポ、 キャキュキョ、 シャシュショ、
   チャチュチョ、 ヒャヒュヒョ、ピャピュピョ




@群とA群からそれぞれ1音を選び、単語を作って無声化の
練習をしてください。

例 @から「キ」Aから「タ」を選び中間に存在するIとUを消すのです。


B 無声子音の次のI、Uが語末で、アクセントの山が来ない時の
母音脱落傾向


I 朝日、気持ち、わたし、もしもし、ただし、青し、秋、くださいまし

U 書く、勝つ、あります、ございます、返す、カラス、そうです





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2007年04月26日

無声化練習 1

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ところで 
死語となりましたが「国鉄」を一気に5回唱えてみて下さい。
それと同時に「価格」「祝福」「菊池」をスピードを上げて
唱えてみて下さい。

いかがでしたか?
こ・く・て・つと有声で等間隔で発音されたでしょうか?
それとも無声で、つまり息だけで「つ」に近づくに連れて
たたみ込むように発音されたでしょうか?

これは大いに生まれ育った地域で差が現れると思います。
私の住む関西地方では有声化された発音しか出来ないので
とても「ベタ」にしか聞こえません。
音の間が等間隔にしかならないのでそう聞こえてしまいます。

標準語地帯の東京をはじめ、東北地方の東南部や九州などでは
母音がある条件の下で消えていく母音無声化現象があります。
その条件とは
無声子音と有声子音の間語尾にIかUが来る時で、
例えば北(KITA)のI、あります(ARIMASU)のUが消えるのです。

言葉の中から母音が消えてなくなるので、爽やかな新鮮な感じが
すると思います。

関西は特に母音を大切に、子音を粗末にしすぎる傾向にあります。
しかも喉を詰めて話すクセを持つので、「ベタ」と印象はいよいよ色濃くなるでしょう。

例えば胃、目、手、歯などを二拍語型に母音を強調して発音しますね。
「いぃ、めぇ、てぇ、はぁ」というように・・・

子音の例としては
「それから」→「ほてから」、「手伝う」→てっとー、
「私」→わて、「きつねうどん」→けつねうろんetc.

発音のコツとしては
あまり口を動かさない事がまず大事です。
「いきしちに」「うくすつぬ」の段は唇を横に引いたり突き出したりせず、
無表情に口を動かさないようにする事です。

また、舌の位置は高めに、吐く息の圧力を高めることですね。

それから無声化された言葉を毎日繰り返すことです。




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2007年03月15日

Kの発音

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母音は声帯の振動により発せられる有声音で、
舌、唇、あごなどの位置や形の単純な変化を受けて
外に出された音です。

これに対して子音は、舌、唇、歯、口蓋などによる
障害を受けて外に出される音です。
母音のように単純な音ではなく、短い音であり、
すぐ後の母音に音はリレーされます。

短いからこそ腹圧を伴わないで出すと聞き手には
他の音と間違えられる可能性も大きいのです。

まして歌ったり、アナウンスしたりと自分以外の人に
言葉を伝える立場にあるならいい加減ではすまされないのは
もう当たり前の事です。

子音には母音と同じく声帯が振動する有声音
(B、D、G、W、Y、Z等)
と声帯が振動しない無声音
(P、T、K、F、S、H等)
とがあります。
無声の子音は声ではなく息だけです。

Kの発音の実践に参りましょう。

舌で上あごの喉近くを触ると柔らかい場所(軟口蓋)に
舌の後ろの部分(後舌)をつけて呼気(吐く息)の通路を閉じて
息を破裂させて出す無声の破裂子音のことを
「K」と言います。


それに母音の「A」を複合させた物が「か」です。
「く」「け」「こ」も同型の複合音です。

「き」は子音「K」が続く音「I」の影響を受けて、
舌の位置が上の前歯の真裏の硬い口蓋(硬口蓋)へ移動します。

なお、「き」と「く」は「母音無声化現象」を起こします。
つまり口構えだけを残して、声帯が振動せずに強く短い
息だけの発音をするものです。

九州、関東、東北、北陸以外で育った人には
耳慣れない発音です。
そしてこれが「歯切れ」に大きな影響を与えています。
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2007年03月13日

Zから始めましょう

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会話に腹圧を必要としない日本人には子音の発音の
レッスンをするのは大変な練習なのです。
何しろ普段ここまで息を吐く事の経験がないので、
レッスンが終わると足ががくがく息も絶え絶えで帰る人続出です。

一番腹圧を必要とする「Z」の発音をまずマスターしましょう。

有声子音無声子音という言葉をご存じでしょうか?

皆さんは授業中にお友達とひそひそ話をした経験がおありでしょう?
声をひそめて息だけでお話しませんでしたか?
その中の子音の部分を無声子音といいます。
息づかいだけが聞こえる訳ですね。
有声子音は普通にする会話の状態という事になりますね。

関西の人はこれが出来ない人が多いのです。
ずっと喉だけで発声する土地柄なので説明するだけでも
大変です。
お上手なのは関東と東北の方ですね。



無声で「Z」の発音をしてみましょうか。

上下の歯を食いしばって前の下歯の裏に舌先が当たって、
喉元から振動した音がそこに当たりますね。
腹圧がものすごくかかっていませんか?
お尻の筋肉をしっかり締めて足の親指を踏みしめましょう。

その時のお腹への力のかかり方を覚えましょう。
丹田にもどの位力が必要ですか?
丁度トイレで腰掛けて気張っているような感覚だと思います。

「Z」の無声から食いしばった歯を一気に開けて
「A」の口の構えをします。
「ZA」の有声の発音が出来ましたか?
「Z」から「A」に変化する時に「Z」で掛かった腹圧を
キープします。

如何ですか?
単に「A」と発音するよりエネルギーが必要でしょう?
この腹圧をキープする腹筋やインナーマッスルのために
筋トレをする必要があるのです。

この圧力に対抗する体力は常にキープする必要があります。
骨盤を前に回した立ち方をマスター出来ていないと
多分腰を痛めるでしょう。

歌手は涼しい顔をして歌っていますが、実は衣装の中では
こんな状態な訳なのです。


「A」の部分を発音した後お腹にもかかった圧力が喉にもかかります。
「A」を言い終わった後に喉が開いている感触がありますか?
確かめないと喉で切るくせがついて、ひいては喉に力を籠める
声の出し方が身に付いてしまいます。

そうなるとそれが声帯ポリープや声帯結節の要因となります。
喉の健康を守るためにも習慣を付けましょう。

よく響く場所で話をした事がおありですか?
反射した声を聞いた事がおありですか?
ちょうど話し終わったところで声が反復されますね。
それを聞いている感じで、「ZA」と発音した後に口を閉じます。

気を付けないといけないのは、口を締める事で発音を終える事です。
まさに喉で声を切るような状態になりますから。
出来たら誰かに見てもらった方が良いでしょう。
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2007年03月12日

子音の練習 @

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この下の回に追加の文章が入っています。よろしくご覧下さい。

母音について述べてきましたが、いよいよ子音についてお話する事になりました。

とにかく一渡り概要を述べてから細かい話に移ろうとしているのですが、
それだけでも長い時間を要します。
毎夜書いているのですが、最近止まってしまう事が多いです。

何か書き忘れているような気がして仕方ない事と、
次に何の話を持っていこうかと自分の持っている本を
何冊も見比べながら、それについて自分はどうなのかと
迷ってしまうからなのです。

備忘録のつもりで始めたのですがとにかく話す事が多すぎて
自分でも忘れそうですわ。汗

まあとにかく話を進めましょう。

子音にたどり着く頃には生徒さん達はかなりな声量と自信が
着いています。
しかし子音を発するための筋肉の使い方には再び戸惑いと
大変さを自覚するようになるのです。

日本語の会話では腹圧を殆ど必要としません。
暮らしも文化も腹圧を必要としなかったからです。
狭い家、木や紙で出来た室内では当然です。
隣室に聞こえるのをむしろ避けていた位ですものね。

単一民族で外敵も侵入してこない土地柄ですし、
農耕民族で隣が種を蒔けばわが家も同じ事をする暮らしで
和を持って尊しとなす気風の日本人には腹圧を必要とするほど
自己主張をする事もなかったですもの。

とまあそういう背景もあるわけで、発声に戸惑いを覚えるのは
ごく当たり前の事だと思います。

どんどん話が続きます。
posted by キミコ at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

母音の練習方法

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昨日書いた「子音について@」と今日の記事を入れ替えます。

先ほどやはり大きな忘れ物をしていた事に気がつきました。
母音体操から声の方向性について話が流れていきましたので、
一旦差し戻しをします。

母音練習は毎日練習したとしてもやりすぎという事はありません。
但し意識をしっかり持ってやらないと
単に時間の無駄遣いになるだけなので心して下さいね。

1 紙を用意して5つの母音の組み合わせ表を作って下さい。
 初めの頃は2,3音の組み合わせだけでも大変だと思います。

ひとまずは3音で作ってみましょう。

私のピアノの前の紙はおおよそこんな風に書かれています。

A-O-E-O-A  A-E-O-E-A  O-A-E-A-O  O-E-A-E-O ・・・
初めと終わりが同じ音で作られた群です。

A-E-A-E-O  A-O-A-O-E  E-A-E-A-O  E-O-E-O-A ・・・
音の繰り返しがある群です。
こんな風でも良いですね。

O-A-E-A-E  O-E-A-E-A ・・・・

必ず開口母音と閉口母音を組み合わせるようにします。

I-A-Eではなく I-A-U とかI-A-O U-O-A とかU-O-Eですね。

音の数も多すぎず少なすぎずの5個とします。

これを見ながらではなくて頭の中でパターンを理解して練習します。

見て練習するとそれは目の練習になってしまいます。
見てやると自分の口の事を考えるのがおろそかになります。
耳の発達のためには目はすごく障害となります。
音のためには耳を使う事を優先させるべきで、
目を使う事は極力避けましょう。
実際にやってみると脳の働き方が違う事に気がつかれると思います。

2 これを音に載せて実行します。中央のソの音付近でします。
一番話しやすい聞き取りやすい音の高さだからです。
時々低い音しか出せないという人も居ますが、
徐々に高い目の話し声に切り替えてからソの音に入ってみましょう。
全部ソの音で5個を歌います。
初めは母音体操をしながらやってみて下さい。

気を付ける事はおわかりですね?
温かい息から声という流れを忘れないように。
声門がきちんと閉まってる事を確認します。
それが緩むと全部母音の上にHの音が乗って「は行」に
なってしまうので注意です。

身体の方の筋肉もちゃんと使われていますか?
息の流れのコントロールをするのはあくまでも
身体の筋肉です。そうしないと喉だけで声を出す事に
なってしまうので気を付けて下さいね。

口の形もちゃんと出来ていますか?上あごは?
息を当てる場所は?あごの位置は?

3 同じ音で出来るようになったら ソーラーソーラーソとか
ソーファーソーファーソの二度音程で。
それが出来たらファーソーラーソーファの3度音程で。
順次音を上げながらその音列を歌っていきます。

音が高くなって苦しくなってきたらどうすれば良かったんでしたっけ?
そうですね!下あごを下げるんでしたね。それも横に開けるようにするのでしたね。

4 それが出来たら1つの行を3度繰り返します
例えばA-O-E-O-Aなら A-O-E-O-AA-O-E-O-AA-O-E-O-Aです。
それも一息に収められるように実行します。
つまり早く言えないと一息には収まりませんね?
同じ音が二度繰り返される場所がとても言いにくい筈です。
それが歯切れ良く出来るまで練習して下さいね。

以降 
4音の時も初めと終わりを同音にして下さい。
3度繰り返す練習の時に役に立つのです。

最後に5音の練習になりますが、パターンを読み込んで
練習するようにして下さいね。 
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2007年03月05日

母音体操

363811012_76.jpg

誰がいつ発明したのか定かではないそうです。
私も本から方法を学んでやってみました。
とても的確で役に立つので生徒さんにも
してもらっています。

「中央のソ」ー「上のド」の音を歌いながらやります。

「A」 

一歩踏み出しながら、腕、胸、視線を上げる。
お尻の筋肉を締めて前に出した足に重心を置く。
下あごを引きつけずに自然に目線の通りの方に
上あごを上げながら「A」の発声をする。

「E」 

手を肩まで上げる。その時左右の肩胛骨で物を挟む感じにする。
お尻の筋肉を巻き込みながら眉毛を上げて、驚いた顔をする。
(頭頂筋を使う)重心は「A」よりやや後ろ。

「I」 

基本姿勢のまま正面で合掌する。人差し指は鼻すれすれに、
親指は下あごの先に軽く引っかける感じ。
ドに上がる時に親指を引きつけるようにあごを引いて、
口角を上げて鼻の穴を意識する。
胸をややあげて肘を少し広げる。首以下は「E」と同様に。
意識は頭の後ろの中二階くらいに持っていく。

「O」 

お腹の前くらいに手を差し出し、一歩正面に踏み込む。
その時手で水を汲んで正面の相手に捧げるようにする。
肩の付け根はやや盛り上げて重心は大きく前に移動する。
あごはやや引いて胸を上げる。
一歩前に踏み出すにはお尻を締めて太ももから前に
出ようとする事。
暗い響きになりやすいので目は見開く事。

「U」 

左右の指で反対側の耳たぶをつまみ、足を交差させて立つ。
ドに上がる時そのまま下を向いて、頭頂、背中。腰の線が
滑らかな円を描くようにする。

脱力されたあごと唇から出る曖昧な母音が、
丸くなっている背中と腕によって囲まれた空間で、
深い「U」となって響く事を確かめる。
重心の移動はほとんどない。

「E」と逆に肩胛骨は開かれて肩は少し上がるが、
足の交差によるお尻の筋肉の巻き込みを強調する事で
上半身の過剰な緊張は避けられる。
声の方向は下にあるが、このおかしな姿勢は無意識に
肩を上げてとぼけた表情を強いられるので、
押しつけがましさを避けられる。

posted by キミコ at 22:24| Comment(7) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

閉口母音

932_1.jpg

後に残るのは閉口母音の「O」と「U」です。

「O」は一番簡単だろうと思います。
「A」の口の構えと舌の位置を確保しておきます。
大きく開けた口の円形を小さな円形に移行させます。
それだけで「O」の母音になります。
但し「A」に比べると舌は自動的にやや引き気味になります。

「A」ー「O」の発音練習をして確実に出来るようになったら
「E」ー「O」、「I」ー「O」の練習もします。
後は以前のように4つの母音の混合練習をします。

残るのは「U」ですがこれが一番厄介な練習です。
「う」の発音を今してみて下さい。
観察されておわかりでしょうが口を開けずに済むし
上あごは落ちたまま。
下あごも上がったままで十分発音出来るのです。
深みがなく音に膨らみを持ちません。
つまり他の4種類に比べて一番段差を感じる発音に
なりやすいです。

今度は熱いものをふっと吹く口をしてみて下さい。
きっと「O」の発音の口の構えをそのまま小さくして
前に突きだした形と私が説明してもそれがおかしいとは
思わないのではないでしょうか。
そのままふーふーしてそれに音を加えてみて下さい。
いつもの息から音にするあのやり方です。

いかがでしょうか?
上あごは高くなって舌の先は絶対に下の歯の裏には
つかないでしょう?
音にも膨らみがついて深い響きだと思いませんか?
気を付ける事は口から出た息が下に向かわない事です。
発音している間中、上あごに息が当たるようにします。

「O」ー「U」の発音をして下さい。
「O」からゆっくり「U」に移行させるときっと息が
下を向いているのに気がつくと思います。
「O」の最後で頭のてっぺんの中央を意識します。
「U」に音が変わる頃には頭の中心から音が抜けたように
発音出来ると思います。
それと同時に眉毛も少し上げるとそれがやりやすいと
感じるはずです。

まとめてみると「U」の発音を作る条件は唇を丸めて
突き出す事、そうしないと下あごが上がってしまいますから。
それと息は上あごに当てる事、そうしないと
発音が暗くなりますから。


参照 再びの閉口母音

もっと詳しく書いてあります。必ずごらん下さい。
posted by キミコ at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

「I」の練習 続き

070211_03.jpg

有り難い事に日本語の母音はたったの5種類です。
それに子音を付ければ良いのですから楽な言語ではあります。
とにかく徹底的に母音練習をします。
私の教室ではどんなに年数が経っても発声練習の一環として
実施しています。

さて「I」をマスターしたとして、「A」「E」「I」の3種類で
順番を変えて発音練習をします。
A-E-I 、A-I-E 、E-I-A、 E-A-I、I-E-A、 I-A-E 、となります。

方法は単音だけでそれらを発音する。
それが出来ると音型を変えて練習します。
初めは「I」が引っかかってうまくいかないと思いますので
どうしてもゆっくりになるでしょうが、それで良いのです。
脳に指令を与えさせるように確認しつつ練習しましょう。

確実にこなせるようになったらある音型を3度
繰り返すように練習します。
初めはゆっくりと、そして段々テンポを上げて何の躊躇もなく
一瞬にして言えるようにします。

もちろん単にルーティンワークと思ってはいけないのです。
これは練習というより「鍛錬」、つまり自らを鍛え、
練る行為なのです。
鍛えて練る事で新しい事に毎日気づくようでなければ
なりません。

昨日より今日、そして今日より明日、と自らを
引き上げるものであると自覚出来なければ
何の意味も持つものではありません。

考えると気の遠くなるような行為を一つずつ
積み重ねられるようでなければ何事もうまくいくはずは
ないでしょう。
でも月単位、年単位で自分を振り返った時の達成感は
間違いなく何者にも代え難いものであると
確信できる事でしょう。

やがてそれは日常生活に置いても何事をするにも
役に立ってくる事でもあります。
耳を鍛える事で他の事にも神経が行くようになるし、
一日を大切にも出来るようになると思うのです。

posted by キミコ at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「I」の発音

070221_02-thumbnail2.jpg

初めから話が変わりますが、今日は「DREAM GIRLS」を
見てきました。
圧倒的な歌唱力にすかっと溜飲が下がりました。
いわゆる邦楽「アーティスト」と言われているマイクを離せず、
音程もリズムも不確かな人たちに見せたいと思いました。

あの歌唱力はストイックなまでに基礎練習をやっている
賜ですね。
いくら初めから声に表情が備わっていたとしても、
基礎練習をおろそかにしていては何も生かせません。
若い時は声帯が柔軟ですから何とか歌えても、
40代を過ぎた頃からツケが回ります。
いつまでも歌いたいなら基礎練習を続けるべきです。

それはさておき話を進めます。

「開口母音」という言葉をご存じですか。
口を開いたままで発音出来る母音、
すなわち「A」「E」「I」です。

「A」と同じ口の形で舌の位置が変わるだけで「E」と「I」を
発音出来るのです。

日本語の「い」は必ず口を横に引いて発音するので、
必然的に奥歯が近寄るので声が詰まったようになります。

私は同年代の某有名女性フォーク歌手の「い」行が
気になって彼女の歌をちゃんと聴けません。
余りにも他の母音との差がありすぎるからです。
気がついていないのか、売れたら良いということなのかは
定かではありませんけれど・・・


歌を勉強している人なら誰でも苦しむのがこの母音です。
全くやっかいで何年経っても振り回されます。
低い音域ならそれほどでもないですが高音域に、それも
歌詞の最後とフレーズの最後が合おうものなら悲劇です!
私も恨みの曲が何十曲あったやら・・・

つまり日本語の歌詞ではあっても日本語特有の口を横に引く
発音法では歌えないという事なのです。
脳は「い」と認識すると口を横に引くとインプットされて
いるので、構音に長い事まごつきます。

つまり
「A」と同じ口で舌を舌の歯の裏に「E」より強く押しつけます。 
少し舌先に力も入るので舌根にも力が入る人が多いのです。
舌の形は丁度舌の真ん中の部分が盛り上がって、それが喉を
開けていたとしても障壁になって声が響きません。

奥歯の上側を最大に持ち上げてその一番高い天井に声を当てるようにします。
上の奥歯の位置が多分わからなくなるでしょうから
耳たぶの側のあごの関節を触って確かめながら
発音してみて下さい。

同時に自分のあごの先を指先で触ってその発音が
あごを下ろしたままで行われているかも忘れないようにして下さい。

もちろん口は「A」よりは横に開きますので悩まないで下さい。

多分日本語愛用者の私たちには信じられない構音ですから、
録音した方がわかりやすいでしょう。
東北地方の方言の「え」の発音のような「I」になりやすいので
よく聞き分けて練習してみて下さい。
イメージは英語の「EVENING」の「E」に近い感じでしょうか。

参照 「I」の母音についての追記
posted by キミコ at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月28日

音を付けて練習します

828_1.jpg

せっかく手に入れた「A」と「E」ですからちゃんと高さを付けて練習しましょう。

今まで書いてきた事が歌う人だけに向けて書いてるように思われたかも知れませんが、
ナレーションや朗読や演劇の人たちにも読んで頂きたいと思っています。
声を使うという意味では全く同じだと私は思っていますから。
事実ナレーションの為に通ってくれている生徒さんも居ますし、
十分同じ練習で成果を上げています。

歌わないから音の高さは要らないなんて思わないでくださいね。
だってイントネーションは音の高さを伴っている訳ですもの。

ピアノの中央の「ソ」の音を中心に練習すると良いですよ。
一番誰でも出しやすい高さですから。
しかも聞いていても一番好感を持たれる音高だそうです。

たとえば

音 | ソ ラ ソ | ソ ラ ソ ラ| ラ ソ ソ ラ

発音| A E A | A E E A | E A E A

など色々な組み合わせでやってみてください。
余り高音や低音でなくても良いです。

昨日も書いたように一音ずつ切るように歌うのでなく、
舌だけを動かすようにします。
色々な舌の位置を試して美しく響くものを探して欲しいのです。
少し変えるだけで音色が変わるので、細心の注意を払って欲しいのです。
楽しげな音だったり悲しく聞こえたり・・・
飛び出したり、くすんだり、暗かったり、余りに平べったい響きだったり
色々な音が自分の口から出るのを聞いて、それはどんな風に口を開けたらとか
どこに息を当てたらとかデータを作っておかねばなりません。

音色が決まって初めはゆっくり練習して、慣れたら早く発音したり
同じ事を3回続けてみたりとか工夫して頂きたいと思います。

何よりも気を付けたいのは出だしの音を出す時に喉を使わない事です。
発音に気を取られてすっかり忘れてしまう生徒さんがとても多いのです。
身体のポジションを忘れたり、音を出す前に息の流れを作る事を
忘れないで練習してください。


posted by キミコ at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする