2012年11月17日

お久しぶりです

アルバークィーン(英).jpg

もう4か月も空いたのですね。大汗
私自身は相変わらず仕事を楽しんでいますよ。

私が生徒さん達に与えることも当然多いですが、
それにもまして私が与えられることもとても多いなあと思います。
今日は思いもかけない事を教えられたので、書いておきます。

最近の私の関心はもっぱら肋骨なのですが、ここが広がらないと
肺はもちろん広がらないし、呼吸も浅くなる事は、どなたもよくご存じですね。
これまでの私は歌うときには、肋骨のことなど、意識を特にしたことはありませんでした。
しかし、広げることに意識を持つことができると、とても楽に歌えます。
もちろん、意識だけではだめですよ。やはり筋肉を使いこなせないと。→こちら

そういうわけで、最近はもっぱら肋骨を広げるトレーニングを、
集中して生徒さんたちに課しています。→こちら
私自身何度やっても苦痛です。
でも、それをする事での効果はとても大きいです。
「こんな風に肋骨を広げるのだよ」と、自分の脳に叩き込むのです。
ボールが肩甲骨から胸の方に突き上げる感覚を覚えることで、
上部肋骨がしっかり引きあがるのです。

この感覚を獲得した上で声を実際に出すわけなのですが、
そこで発見したのです。
私自身全く思いもかけない事でした。

首を突き出すくせのある生徒さんのレッスンだったのですが、
首を突き出さないために一生懸命あごを引いています。
それはとてもよい事なのですが、そのために目線を下げている。
視線をまっすぐではなく、ちょっと下げている状態なのですが、
ふと気が付きました。
首の後ろが前方に突き出たがるのを、必死で抑え込んでいる様子が見えます。
この人は目線を下げることで、肋骨を広げることができないと・・・

自分でやってみると、どんぴしゃでしたよ。
視線をまっすぐな状態で肋骨を広げる。

視線を下げて肋骨を広げる


実際にやってみてください!
あごに変に力が入ることで、肋骨がしぼみませんか?
その結果、首の後ろにも力が入って首が固定されてしまう。


心当たりのある方はいませんか?

posted by キミコ at 22:49| Comment(7) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月29日

上り坂 下り坂 続き

ロードリィオベロン1.jpg

昨日は順風満帆な生徒さんの話でした。
今日は下り坂というか、ほぼ活動停滞中の生徒さんの話です。

この生徒さんは骨盤の前傾後傾が出来るとでご紹介した、ナレーターさんですが、
家業が多忙を極めていて、現在週1だったレッスンが月1になっているのです。

とにかく熱心に食い下がり、最低一つは何かを掴んで帰るというような
生徒の見本のような人なので、レッスンを始めてもうお互いに何年経っているか
忘れるほどのおつきあいです。
だから今は音楽から離れるのが、とてもつらそうですね。

来るたびに疲労が増しているようで、目の色が冴えません。
昨日も大丈夫かなあとちょっと心配でした。
そりゃこれまでは自分の好きなことをして、ストレスもなかったのが
180度違う環境を余儀なくされているわけですから。

しかし、長年培ってきた勘のようなものは衰えていません。
それが現在この生徒さんを支えている感があります。
仕事で疲れた脳を、レッスンすることで他の脳を鍛えることになり、
リフレッシュできる良いチャンスでしょうと私は言っています。

ほぼ一日パソコン作業の連続で、身体は相当お疲れのようです。
首を突き出すことで、「ぼんの窪」=目のツボを閉じてしまい、
それで元々ドライアイだったのが、益々ひどくなっているようでした。
頭を揉み解すことで、少しは軽減されるのでお教えしておきました。

それと同時に、かつて経験したことのなかった肩こりになってしまって、
とてもつらいとか・・・
首を突き出すと、姿勢筋が崩れてしまうという見本のような状態です。

レッスンを始めてみると、練習不足がたたっているのがよくわかります。
それはこれまでの「貯金」でどうにでもなりますが、
姿勢筋の崩れは完全に声を衰えさせていました。
上部僧帽筋の凝りは、その裏側である大胸筋を縮ませます。
肩先が開かないので、肺が広がりません。
いつもなら楽々出来ている、24秒ロングトーンが苦しそうです。
そこに加えて首を突き出すので(肩こりから来ている)益々胸が下がる・・・
悪循環の始まりですね。

歌っている最中も、あご先と首を仲良くする事が出来ないので
フレーズが続かないし、高音部で声が後ろに引っ込みます。
そのたびに、肩先を開けとか、胸を上げろとか。私の指令が飛びます。

あまりうるさく言うと、せっかくの月1の気分転換が台無しになるので、
ある程度抑えてはおきました。私には残念としか思えませんが、
これもこの方にとっては、一生のうちの試練の時期なのでしょう。
いつこの生徒さんのお家の事情が変わるのかはわかりませんが、
当分この生徒さんの「貯金」を取り崩すしかなさそうです。
posted by キミコ at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

上り坂 下り坂

クリスチャン・ディオール.jpg

今日は古くからの生徒さん二人のレッスン日でした。
どちらの方も、全くの初歩からです。

Aさんは只今肉体改造に燃えています。
会社員なので、大変だろうと思いますが、毎日のように
何かをトレーニングしているとか。
最近は太もも裏を特にターゲットにしているそうです。

Aさんは身体が硬くて、特に前屈が出来ません。
前屈をしようとすると膝が曲がり、太もも裏に隙間が出来ます。
まだ40代なのに、これでは大変と思ったのでしょうか。
パソコン作業が仕事の大半だそうで、ひどい肩こりと目の疲れと
腕の筋肉疲労が半端ではありませんでした。
そのために頭痛がして、何年も頭痛薬を手放せなかったそうです。

私がこのブログを始めた頃とAさんの入会がリンクしています。
私が筋トレに習熟していくに連れて、Aさんも進歩が著しくて、
昨年から薬とはおさらばしたとかで、頭痛なんてそんなの
あったのか?と思う最近だそうです。

太もも裏の筋トレは素晴らしい結果をもたらしました。
前屈は相当足先に手が伸びてくるようになって、それとともに
立位での踏ん張りが利くようになって、子音の響きが変わりました。
私自身もまさか子音の発音まで変わるのかと驚いています。

そして昨年は1センチ、今年は6ミリ背が伸びたとか!
Aさんは初めの頃はO脚気味でした。それが補正されてなのか、
姿勢が正しくなったので、効果が出たのかは私にはわかりませんが、
まあ本人が喜んで報告してくれたから、よかったのでしょうね。

長くなりそうなので、明日に続きます。


posted by キミコ at 22:17| Comment(3) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月27日

こんな事を最近しています 3

181518998_196.jpg

さて・・・続きですが・・・

次にスワイソーをします。
ページを貼らせてもらいましたが、太極拳や気功の準備運動として有名ですね。

私ももちろん知ってはいましたが、これには頭が回っていませんでした。
いつも入っているジムのスタジオで紹介されて思い出したのです。
「スワイソー」とは書いていますが、私のはあくまで歌うための準備運動ですから
「もどき」なのでご了承くださいね。

1 画像のように手の甲を上に向けて背後に振り下ろします
これを50回行います。
一生懸命に激しくする必要はありません。
肩甲骨が軽く動いているのを感じてください。
もちろん体幹部がぐらぐらしない事が一番大事です。

意識は足の裏と骨盤の位置です。
足の裏がしっかり床についていることと、中央よりやや親指辺りに
重心が行くようにします。
腕がゆらゆらすると足の裏もゆらめくので気をつけてください。

骨盤の位置もうっかりすると忘れますから注意が必要です。
前傾でも後傾でもない位置を取りましょう。
自分のお腹とお尻を両手でそれぞれ触ってみて、丁度中間に
骨盤がくるようにします。
少し腹横筋を締める感覚になるはずですよ。

2 手のひらを上に向けて同様に50回行います。

丁度寒い季節ですから、普段する習慣をつけておくと
省エネの助けになることでしょう。笑
背中がほかほかしてとてもいい感じです。

私は月に1度整体に通っていますが、これを始めて1週間目に
整体を受けたのですが、丁度そのとき脚はとても疲れていました。
ところが上半身を触った先生はこう言われました。
「上半身と下半身が別の人みたい。」
自分でも触られてそうだなあと思っていましたが、
生徒さんとほぼ毎日やっていただけで、こんなに効果があるとは
本当に驚きました。

私はレッスンには取り入れていませんが、身体の緊張が取れないときは
身体に巻きつけるスワイソーも効果があるはずです。

いつも書いていますが、肩甲骨がほぐれると胸がほぐれます。
鎖骨周辺も動くことで、首の筋肉も緩むことになるので、
歌うための効果は高いはずです。
百回やっても1分ちょっとで終わります。
肩こりに悩んでいる人は是非実行してください。


なお、整体の先生にレッスンに取り入れていることを言うと、
腕の付け根がほぐれるので、全身をほぐす効果が高いから
是非やってくださいと言われました。

posted by キミコ at 21:40| Comment(4) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月26日

こんな事を最近しています 2

・ブランピエール・ド・ロンサール.jpg

昨日はこう書きましたよね。

「もっとしっかりと腕の内開き、外開きをするために、
腹横筋を意識することで腕が動きやすくなることを覚えます。
更に内転筋から骨盤底筋群を意識に入れていき、
もっと腕と肩甲骨の動きが良くなることを頭に入れます。
肩甲骨が動くという事は、胸の筋肉も動いている事と同義ですから、
胸にも意識を移します。」

腕や胸から遠い内転筋を何故使う必要があるか?
と思ってらっしゃるのでは?
そういう方のために小さなボールを内股に挟んでみてください。
腕を外側に開くたびにどれほど内転筋を使っているか、
確実に実感できるでしょう。

ついでにボールを挟んだままで腕を「前にならえ」や、万歳にして
肩甲骨を下げてみましょう

つまり両腋に力をぐっと入れて背中の骨を下げる感覚と言えば
わかって頂けるでしょうか。
感覚が掴めたら両手を大きく横に広げて、肩甲骨を下げてみましょう。
それで肋骨を前に突き出せているでしょうか?

肋骨をはっきり意識できたら、今度は胸の上部、つまり
大胸筋をしっかりと持ち上げてみましょう。


今現在のここを読んで人体実験をしている最中のあなたは、
体幹部をフル活用出来ているのです。
これが出来ない限り、楽に歌うことは不可能です。

体幹部をフル活用出来た事が理解できたら、もう一押しやってみましょう。
今度はその横に広げた両手の肘を曲げて、わき腹に肘の内側を押し付けます。
手のひらは上を向いて、その上にお盆が載るような状態になっているはずです。

これはよほど肩甲骨の動きがスムーズでないと困難でしょう。
身体を引き上げる力も、胸を広げる力も、そして肩甲骨を
閉じる力も必要だからです。

そして最後にそのわき腹に押し付けた両方の手のひらを、
ぐいとひじを曲げたままで自分の前に差し出してみましょう。

最低これだけの力が歌うためには必要なのですよ。


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2011年11月24日

こんな事を最近しています 1

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レッスンでは毎回筋トレをしている事は、ここに何度も書いていますが、
最近は準備運動として腕振りをしています。
というのも、日本人は殆どの人が肩こりや腕の痛みを持っていますから。
もちろん生徒さん達も例外ではありません。

これは肩甲骨周辺を動かさないことや、動かし方を知らないために起こるのですね。
私自身が本当にひどい肩周辺の痛みで何十年も過ごしてきたので、
そのつらさをよく知っていますから。
私はお陰様でほぼ完治していると言えるでしょう。
当然使いすぎによる痛みはありますが、それもすぐに元通りになるので
あんまり気にならなくなっています。

普通に立った状態で、手首をきらきらと動かすところから始めて、
肩の関節の中で腕が動いているのを観察するところから、
徐々に腕を横に開いていき、腕をしっかりと内開き、外開きに
動かして、肩甲骨が動いている事を認識します。

もっとしっかりと腕の内開き、外開きをするために、
腹横筋を意識することで腕が動きやすくなることを覚えます。
更に内転筋から骨盤底筋群を意識に入れていき、
もっと腕と肩甲骨の動きが良くなることを頭に入れます。
肩甲骨が動くという事は、胸の筋肉も動いている事と同義ですから、
胸にも意識を移します。


posted by キミコ at 22:57| Comment(2) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

何度も言うしかないか・・・

プリティ・ジェシカ.jpg


震災の被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。


前回マニュアルはないで書いた、新人さんのレッスンでした。

前回の記事で最後に触れた、「ほお骨を上げる」方法は
やはり難しかったようでした。
やはり日本人はシャイなのでしょうか。
真面目な表情はお得意なのですが・・・・

軟口蓋が上がらないと音域の拡張は無理ですから、
初めからそれに取り組んでもらえたらと思ったのですが。
やはり言い続けないとだめなのでしょうね。

同じように初めに出来なかった人でも、ある程度のことがこなせて
身体の緊張もほぐれた頃にこの課題を持ち出したら
かなりスムーズに出来るようになりました。

マニュアルが存在しないレッスンなので、こちらも手を替え品を替え
色々な方法でアプローチをかけなければいけません。
どこで持ち出すかがこちらの腕の見せ所でしょうか。


それにしても顔の筋トレは実に滑稽ですね。
私は特にオーバーアクションをつけなければいけませんから
きっと鏡で顔を見たら吹き出すでしょうね。
我ながら頬の筋肉が良くついているし、眉毛も良く上がるなと
四苦八苦している新人さんの涙ぐましい筋トレの様子を見て
そう思います。

新人さん 頑張れ!!




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2011年03月10日

マニュアルはない

コサージュ」と「ライラックローズ」.jpg

昨日の続きで新しい生徒さんの事を書きます。

「大ベテラン」と「超新人」が奇しくも並んだ日でした。
なぜかレッスン第一日目って、生徒さんは早めに来られますね。
昨日も30分早くお見えでした。
遅れてはいけないと意気込んで来られたのでしょうねえ。
大ベテランさんは気を利かせてくれなくても良いのに、
さっさと自主的にレッスンを放棄してくれました。


私はピアノに関しては割にマニュアル通りにレッスンを進めています。
ところがボイストレーニングでは、私の場合はマニュアルがないのです。
そりゃ大まかに呼吸練習とか、母音練習とかは決めていますが、
細かくマニュアルで進めたりはしません。
というか存在してないようなものです。
一対多数のレッスンじゃないから、一人の相手だけを見ることが出来ますので。

生徒さんとまずする事は、分離唱です。
これだけはマニュアル通りです。笑
3つの同時に鳴らされた音からある1音を抽出する。
よっぽど神経を注がないと聞こえるものではありません。
まして、第一日目なのですんなり出来る人の方が少ないです。
これを1番にする事で、集中力が生まれますからね。

その後ドレミ程度で音符を見ながら歌ったり、メトロノームを鳴らして
拍を取ったり分割する練習をします。
どれも耳を養うためにも良い練習ですから。

第一日目なので、オリエンテーションの意味も兼ねて、
声を出している時に身体の中では何が起こってるかを
ビデオで見てもらいました。

その後気分転換のようにストレッチや筋トレをします。
これで生徒さんの動きのクセや身体の柔軟性を見ることが出来ます。
昨日の生徒さんは、身体を動かすのが好きだということで、
色々な器具でちょっとした筋トレが出来ました。

一緒に身体を動かしながら、歌うためには柔軟な身体が必要な事、
自分の身体が楽器だという事、楽器なのだからメンテが必要な事など
基本的な話をします。
それに動きながら筋肉の名前を少しだけ覚えてもらいました。
名前が付くと親しみも沸きますからね。

メインはビデオで見た横隔膜の動きの復習をした事です。
横隔膜が下がっても、自分の意識ではまるで上がっているように
感じますからね。


ここで私も初めてのことを提案してみました。
動きながら考えての提案でしたが、成功したようです。

正坐をして背骨から頭のてっぺんに冷たい空気を吸い込みます。
もちろんイメージですが。
感覚が掴めた所で、目を見開き、眉毛も上げた状態で吸い込みます。
どう違うかを比較します。

顔の筋肉を使うことがどれだけ意味を持つかを理解してもらいます。

立って同じ動作をしても良いのですが、正坐すると骨盤がしっかり前傾するし
腹圧も掛けやすいので理解が容易です。

もう一つの提案もしてみました。
せっかく顔の筋肉の話になったので、目だけでなくて口元についても
話を進めたのです。

両頬のほお骨のてっぺんから、すぐ下の骨のくぼみに人差し指を当てます。
口の端を上げて少し口を開きながら指を少し上に持ち上げます。
頬骨が持ち上がったところでそっと指を離します。


これまで新人の生徒さんに、単にほお骨を上げてと言っても、
成功したことがありません。
直接ほお骨に指を当てても無駄だったので、どうしたらよいかと
ずっと考えての結論でした。
つまり顔の筋トレですね。
ほお骨を持ち上げる筋肉が育ってないということに、やっと気がついたのです。
笑えと言えば笑えるのに、声を出す時になると絶対出来ません。
日本人って真面目ですからねえ。

さあ、どれだけ次回までに吸収して下さるやら・・・

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2011年03月09日

今日のレッスンで・・・

天の川.jpg

私の教室には色んなジャンルの生徒さんが来ています。
ずっと10年以上続いている生徒さんが、この日曜日に
カラオケの発表会に出て、そのテープを今日聴かせてくれました。

この人は初めてのレッスンの日に、全く音を取ることが出来ず
非常に私を慌てさせた人なのです。
つまりひどい「音痴」(と言ってはいけないそうで、「調子外れ」と
言わなくてはいけないとか)で、分離唱の習得に
何年もかかったツワモノです。

その人は4年ほどはボイストレーニングを続けましたが、
段々つらくなってきたようで、その後ピアノに転向しました。
(教師は私がそのまま引き継いで現在に至っています)
でもそれがこの人の音を取る練習に功を奏したようで、その他に
楽譜も読めて、コードネームもある程度習得出来たこともあるからか、
その後何年かして、自分の家の近所のカラオケ教室に
入会してつい最近までそこで練習していました。

でもその先生は、全く怒ることも褒めることもしない人だそうで、
すっかり嫌気が差したのと全然上達出来ないのが不満で、
再び私にピアノと並行してボイストレーニングに
再挑戦すると宣言して2年ほどになります。

そんな経緯の人で、音が取れるようにはなっても、
問題は山積みでした。
前回の発表会では音程はふらつく、声は伸びない、
もちろん一本調子で聴けたものではありませんでした。

それでも再挑戦で筋トレが功を奏して、今回の録音では
レコーダーを客席のかばんの中に入れたと聞きましたが、
出だしも上々、声のふらつきも音程の不安定もなくなって
とても同一人物とは思えない出来でした。
もちろん歌詞が不明瞭なのは、まだ子音の練習に届いて居ない事や
カバンの中での録音ということで割り引きましたが。

この録音はフクロウの声、オオカミの声の練習が
どれだけ効果を持つかまざまざと証明してくれました。
筋トレ効果と共に、教授法を替えてよかったと思ったことです。


この日、新しい生徒さんが来ました。
また次に書きます。



タグ:カラオケ
posted by キミコ at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月15日

首の後ろを伸ばす

グラミスキャッスル4.jpg


気がついたらブログを書き出してまるまる5年目に
入っていたのでしたね。
全く忘れていました。
これからも不定期に書くでしょうが、よろしくお願いします。


さて、今日は70代の生徒さんのレッスンでした。
もう既に4年目になるのです。
ブログの経過年数に驚いたように、この方にも
4年目になると言われてちょっとびっくり!
そんなに日が経っていたとは気がつきませんでした。

初めの頃は腰痛とか肩こりとかでお悩みだったそうですが、
最近はすっかり見違えるような体つきに変わってらっしゃいます。
声も無駄に吠えるような出し方が直らなかったのが、
自然な発声に変わってきた事と、耳が肥えてきたのが
何よりの変化です。
人の声が聞き分けられるようになったら、自分の声にも
自ずと関心が行くので、それもこの方の上達を支えました。

首を突き出して歌うクセのある人にに書いてある通りの事を
今日もう一度レッスンの時に試して頂きました。
今は「上に引き上げる」という意味をしっかり理解してらっしゃるので
今回は首の後ろが伸びて気持ちよかったそうです。

百人居たら百人が、高音部になると首を突き出すのですが、
この方の場合はかなり最近までそれが尾を引いたままでした。
やっと素直に声を出せて、響きもついてきているので勿体なくって!

それで立った状態で実際に声を出す時に、身体を引き上げると共に
首の引き上げも試して頂きました。

何度か試して出来なかったことも、やがては得心が行くのでしょうね。
今日はすんなりと見事に声が上に突き抜けました。
身体が快感を覚える時は正解なのです。

かつては「吠える」事で首に筋が立っていましたが、
今日はものの見事にそれも消えました。
もちろん問題点はまだありますが、一応この方の持つ声を
引き出すことに成功したようです。

posted by キミコ at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月25日

今年のレッスンも終わりました

235932356_93.jpg

クリスマスも過ぎて、いよいよお正月が巡ってきますね。
新しい年に向けた準備もそろそろ始まっている頃だと思います。

今日の最後の生徒さんを送り出して、ほっと一息。
今年も事故もなく健康に、無事に最後の生徒さんを
送り出せたことにすごく満足感を覚えたことでした。

毎年少しずつレッスン方法が変わっていくのですが、
今年ほど大きく変えたことはありませんでした。
まるで実験のようにおそるおそる始めましたが、
こんなに短期間にうまく事が運ぶとは驚きです。

方法として正しいことは、生徒さん各自の身体が受け入れるようで、
声の当たり、通りがどんどん良くなって行くのが
快感だったのでしょうか。

この11月に新入会された生徒さんはともかくも、
これまでの生徒さん達全員の声は
明らかに発展が著しかったです。

身体を動かすことで、骨盤と肩甲骨の関連性を中心に
自分の身体を観察するのが上手になりました。
自分の身体を観察出来るということは、自分の声も
観察出来るに等しいのです。
身体を動かすのも筋肉の動きが必要だし、同じように
声を出すにも筋肉の動きが必要だという認識が出来たようです。

それに、年配の生徒さんが多いので、
骨盤底筋群のトレーニングは実生活でも、
プラスになったと感謝されました。
走るだけでも尿漏れが起きて困っていた生徒さんも
コントロールを覚えて助かっているとの事でした。

高音部が出しにくくて困っていた生徒さんも
あれは何だった?と思うほど普通に声が出せるようになったし、
息のコントロールで伸び悩んでいた人も、自分の出している
息のコントロールをする事がどういう事なのか、
はっきりわかるようになったと言って帰りました。

各自が各自の方法で、声の出し方を覚えてくれたようです。
後はお酒が熟成するように、声の熟成をじっと待っているだけです。


もちろん時間はかかりますよ。
百万円という金額を貯めるのに時間が必要なように、
自分の声を熟成させるには時間が必要なのです。

ダイエットを成功させた人には達成感がもたらされます。
でも、声を自分の物に出来たという達成感は
もっとおおきなものなのになるでしょう。
それはその人の人生に大きな自信をもたらすでしょう。
「ぶれない」自分が明らかにそこに出来るのですから。

来年の皆様のご多幸をお祈り致します。
良い年をお迎え下さい。


追伸 

新しい器具を使ってのトレーニングについては
必ず書かせて頂きますので、お待ち下さいね。








posted by キミコ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月23日

トレーニング用具が増えた

201011231516000.jpg


冒頭の写真は今筋トレで使用している器具です。

かつてはバランスボールだけで済ませていましたが、
自分の身体が変わって行くに従って、やはり何となく
物足りなくなってきました。
それにしてもトレーニング器具って種類が増えてきてますよね。

写真の小さなボールはわざと空気を抜いています。
パンパンに張った状態では使いにくいのです。
ジムのスタジオで色々な使い方を学んで来ました。

何よりも身体を引き上げる感覚が掴みやすいなと思いました。
「フィットネスボール」とか「ピラティスボール」とか
各社色々な製品があるようです 大体直径20センチほどですね。
千円前後で買えます。


手前のものはハンドル付きのチューブです。
タオル体操を一歩前進させてみました。
弾力と伸縮性があるので肩甲骨を鍛えるには
とても良いなと思って買ったのです。

これは太さが色々あるので、体力筋力に応じて
お求めになってください。
私が使っているものは一番細いものです。
長さの調節である程度の張力を替えられますからね。

これはホームセンターで見つけました。
1本入りだろうと買ってきたら2本も入っていてびっくり。
確か八百円ほどでしたか。

器具が3種類出来たので、益々楽しく筋トレをしています。


タグ:筋トレ器具
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2010年07月04日

振り返ってみると

ウィンショッテン.jpg

半月以上更新する気が起きていませんでした。
今まで少しずつ自分の身体を変えつつやって来たことが、1ミリの進歩なら
この半月で10センチは変わったような・・・
いえ!もっとかも知れません。
何でもあきらめずに追い求めていくものだとつくづく思います。

私、もう半年すると還暦ですよ!
いや!年齢なんか初めから除外しています。
我ながら実にあきらめが悪いというか未練がましいですね。
でも、それが出来ないと人には伝えられませんもの。
多分これでいいんだと思ってしまったらそこから下がりはじめなんでしょう。
ずっと上がり続けるしかないみたいです。
ゴールはないと思われます。

これまでに身体という楽器をしっかり作っておいたから、オオカミにも
フクロウにもなれたようです。
私は全く疲れない声を獲得することが出来ました。
生徒さん達もそろそろ年数が長い人ほど早く掴みつつあるようで、
かなり声に変化が見られます。

私が若い時代にもっと発声法に関する確実な研究法があったのなら
こんなに時間がかからなかったと思いますね。
これからの時代を生きる人たちはどれだけ得をしているか!
うらやましいですね。
声帯は若いほど柔軟性がありますもの。

ともかく確実に今言えることは

上達に近道など無いこと。
反復練習に耐えられる力を養うこと。
楽器としての身体を作ること。
声帯周りを整えておくこと。
感受性を高められる生活をすること。
情報を常にキャッチ出来る体勢を整えておくこと。


うーん・・・まだまだあるでしょうが・・・

とにかくあきらめたら終わりですよ!
力まないで「頑張って」くださいね。
posted by キミコ at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

歌の実践練習をする生徒が増えてきた・・・

スノーグース.jpg

ちょっと間が空いてましたね。
足かけ4年ほど書いていると書くことも減ってきます。
余り同じ事の繰り返しも蒸し返しのようで好きじゃないのです。

生徒さん達もそれぞれ差はありますが、それでも歌の実践練習に
行き着く人が段々増えてきて、レッスン時間が長引いて来ています。
私も楽しいのでつい時計を見忘れてしまうのですが。

単に「発声練習」だけでは上達しないのです。
パーツをいくら集めてもつなぎが出来なければ歌にはなりません。
曲が要求していることには「発声練習」だけでは追いつかないのです。

歌の実践練習を始める目安としては、声が前に集まりだして
子音練習もある程度出来て、声の強弱がつけられる、音域もまあ
そこそこ広がったという辺りでしょうか。

私としては何の歌でも別に良いのです。
それぞれのジャンルで見繕って持ってきて頂ければ
それで良いのですが。
でもあまり長い曲だとか言葉数が異常に多いのは困りますよね。
なので出来るだけ短く、言葉も限られている方が練習にはなりますか。

しかし、どれほど短い曲だとしても不思議と難しい箇所が存在しますね。
だからこそ実践練習が必要なのですが。

今日も一人「今度から歌の練習もしましょう。」と私が言いますと
「発声練習しかしないと思っていたのですごく嬉しいです。」と
本当に嬉しそうな顔をして帰られました。

今日の気持ちをずっと持ち続けて頂きたいです。
posted by キミコ at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

私の声かけだと

ボウベルズ1.jpg

体内地図・・・というより体内ネットワークとでも言いましょうか。
多分その言い方が適切な気がします。

運動嫌いで人生の半分以上を過ぎた今、自分でも可笑しくなってしまいます。
何でこんな事になったんだろうって。

生徒さん達は口を揃えて言います。

「先生の声掛けだと頑張るしかなくって、翌日筋肉痛になります。」

そりゃ自分がやってきたからどこをどうするのかわかるからでしょうか。

他の体操教室やストレッチ教室に行っている生徒さんに言わせると

「こんな風に解説付きで丁寧に言われませんよ。」

そりゃ教室でいちいち解説してたら日が暮れるでしょう。
ここはそれを体感するための個人レッスンなんですから。

でもかつては私だってジムでは漫然としかやっていませんでした。
ちゃんとストレッチのスタジオがあるのですけれどね。
今入っているバランスボールのトレーナーさんに出会わなければ
こんなに深くは気づかなかったでしょうね。

出会いに感謝しています。

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2010年01月13日

ご縁があったのですねえ

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こうしてここに書いていると、自分のやっているレッスンが
果たして歌うためのレッスンなのかといぶかしく思うことが多々あります。
今までも何度も書いていますけれど、歌うのに近道は無いわけで、
まずは自分を楽器という事実をしっかり認識して、楽器作りに
全身全霊を傾けなくては声は作れません。

その為に筋トレなりストレッチなりを進めている訳なのですが、
ここに書いてあることを読み返していると、一体何のブログなのかと
我ながら笑えてくるわけです。

順序立てて書いてある親切なブログをあちこちで見せて頂く度に
私のものは何と不親切なブログだなと自分でも嫌になるわけですが。
お見捨て無く拾い読みでも何でもして良いとこ取りをして下さいますように。

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今日は今年70才になったという生徒さんと、レッスンそっちのけで
色々おしゃべりをしていました。
その生徒さんはとても美声で、その声に追っかけが付くほどの人なのですが。

先週NHKのFM放送で連続放送されていた日本最高齢の歌手(90才)
について話をしていたのですが、なんとその方はワンレッスンでは
あったけれどその歌手のレッスンを受けた事がありました!
と言われて、そしてその先生がまだ生きておられたことに
びっくりされ、重ねて未だに歌い続けておられることに驚いてられました。
私も連日放送を聞いていたので、その縁にびっくりした訳ですが。
世間は狭いですね。
ちなみに生徒さんはその歌手の方に歌の勉強をしませんか
と言われたのだそうです。

メゾソプラノのその歌手は話しぶりは確かに年齢を重ねた声でしたが
しわがれたわけでもなく、隅々まで言葉がクリアに聞こえていました。
そしてその歌声は年を知らなかったら多分50代位にしか思えない
素晴らしい伸びのある声と深い詩の解釈にただただ聞き惚れておりました。

きちんと自分の楽器である身体をコントロールする術に熟達したら
健康さえ問題なければ、これほど歌えるものだと思い知りました。

その歌手の名前は「栗本尊子」(くりもとたかこ)さんです。

私はもちろんその生徒さんに言いましたよ。
「80になるまで歌い続けようなんてそんなこと言わないで、健康に注意して
90才になっても歌える身体を作って歌い続けて下さいね。」

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2010年01月09日

今日から仕事始めです

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今年はうっかりと年末年始の疲れを引きずってしまったのか
久しぶりに喉の痛みから年が始まりました。
夜中に気が付いたら喉が痛い!
時々後を引きずらなくても一時的に痛みを感じることがあります。
私の場合は疲れが度を超すと必ず喉の痛みから病気に至るので、
とにかく安静を心がけることにしています。

翌朝も痛みが増すばかりで、これは困ったなと思いつつ
とにかく眠りました。
何とか3日安静を保って喉の痛みも消えましたが、さすがに声だけは
戻すことは出来ませんでした。
咳も時々突発的に出ます。

お陰で年始めだというのに、生徒さん達のお手本になれずに
悪いことをしてしまいました。
もどかしい思いをしつつも第一日目は終了しました。

冬は空気中の湿度も低下します。
喉の乾燥からウィルスも侵入しやすくなります。
湿度計をチェックしながら最低でも45%は保つようにしましょう。
30%以下になると要注意です。
そうなると濡れたタオルやハンカチで、時々口や鼻を覆って下さい。
出来れば吸入器でミストを吸入するのが望ましいです。

加湿器も有効ですが、ある程度の室温も必要です。
室温が上がっても湿度が低ければ濡れたタオルを室内に置くなど、
有効な手段を心がけましょう。
何しろあなた自身が楽器なのですから。管理を徹底して下さいね。

今年もあなたの素晴らしい音色を奏でられますように。
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2009年06月02日

舞台でカッコ悪いだけではすみません・・・

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私はノンジャンルで生徒さんを見ていますが
最近はあちこちで発表会があるらしくて生徒さんの顔が
引き締まっていますよ。

金曜日もそんな生徒さんが来ていました。


さて、何度も書いていますが、歌う時の立ち方は膝を軽く曲げますね。
なぜかというと、歌うために上半身にすごく圧力がかかっているので
膝を伸ばしたままでは支えられないからです。
何しろ腰にも負担が来ますので大事なことなのです。

で、もちろん生徒さんは膝を曲げて立っているのですけれど、
O脚ではないのにわざわざO脚で歌ってくれるのです。

それを指摘すると「え?私が?」って顔をされるのです。
歌に夢中で立ち姿を考えられないのでしょうね。
丁度声を段々大きくしたい時だったからなのですが
O脚になれと言った覚えはもちろん私にはありません。

私はバランスボールをレッスンで使っていますが、加齢と共に
ボールに腰を掛けて足を閉じて両腕を上げるというポーズが
取りづらいのが普通なのです。

なぜかというと加齢によって筋繊維が堅くなって、
両腕を挙げるのに背中のあらゆる筋肉が必要だし
まず何よりそれに気を取られてしまうからです。
そして足を閉じるには内転筋の助けが必要だし、腹横筋が弱いと
膝の間は空いたままになってしまうからなのです。
(もちろん他にも要因はありますが)

なぜこのポーズが必要なのかと言うと、どちらの筋肉にも
助けられないと歌うための姿勢が保持されないからなのです。

最近O脚の女性が増えてますね。

つまり内転筋が弱くて股関節の骨の向きが外を向いてしまうからです。
それに膝を閉じないで座っても恥ずかしくない世の中になったことも
一因だと思うのです。
歩く姿を見ていても膝をすりあわせないで歩いている人の多いこと!
これでは全く内転筋を使う場がないですねえ。

話を戻してこの生徒さんも同じで、膝を閉じて座っても
いつの間にかぱかっと膝が空いてしまうのです。
まだ筋トレを始めて間がないので仕方がないこともありますが・・・

仕方ないので膝の間に分厚い本を挟ませて落とさないようにして
歌って頂きました。
もちろんそれなりに効果はあって、声が息混じりなのを
少し解消出来ましたが・・・(骨盤底筋群が引き上がるので
腹横筋がしっかり使えるからですね。

でもこれはあくまで応急処置であってほころびを繕った程度の
事でしかありません。
根本的に筋肉をつけることが一番大事なことだと私は思っています。

なぜなら歌う以前に日常生活に困難を来してしまいますから。
ずっとこれも言い続けていますが、
歌うために生活があるのではないのです。
生活と共に歌があるのです。
生活とかけ離れた歌は作り物の歌だと私は思います。
普通に生活の出来る健康な身心が歌を歌わせるのですもの。


内転筋が弱ることで骨盤底筋群にたちまち影響が来て
尿漏れとか内臓がずり落ちてきたりしますから。
生活の質がこれでは落ちてしまいますね。
その状態で歌が楽しめるはずがありません。

これから当分この生徒さんのレッスンは内転筋の筋トレ中心だな
と決めました。



お心当たりの方 普段足の間を意識して閉じて生活して下さいね。
ただし背中をしゃんとして鼠徑部を引き込まないと効果はありません。





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2009年02月28日

今日も検証は続く・・・

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昨日に書いたことの検証は当分続くと思います。

歌う時の息の練習に書いたバランスボールを使った呼吸コントロールの練習も
必ずやることにしています。
今日もそこから発展させた音程を伴った発声練習をしていました。

バランスボールに乗って骨盤を回転させながら歌って頂きます。
ほんの短い音型なら腹筋の筋トレをするような腹筋への意識だけで十分です。
でもその音型にプラスしてもう一度骨盤の回転を加えながら
ちょっと声を張るという音型は腹筋への意識だけでは
だめなことがわかりました。
もちろん長いフレーズや急激に音程が上がるフレーズには
全く役に立ちません。

相変わらず自分だけは出来ていて生徒さんにはアドバイスが
出来ていない私です。
自分の中では余りに当たり前のことは余程気をつけないと
見過ごしてしまうという戒めですね。

声を張って伸ばす時はソヘの方に意識を持っていって、しかも背筋を使って
ソヘと背中側の肋骨の間を開けるような感覚が大事なようです。
(長いフレーズや急激に音程が上がるフレーズにももちろん)

バランスボールを前方に転がして骨盤後傾の体勢を取ると
どうしても腹筋の筋トレのように胸がしぼみますからね。
骨盤後傾させた瞬間にみぞおちを前方に押し出して胸を広げる事も
背筋を使うのと同時にしなければ背筋単独では出来ることではありません。
ある意味重量挙げのバーベルを頭上高く瞬間に気合いもろとも持ち上げる
そんな感覚が必要です。

それを満たすには発声だけでなく・・・・4で書いた菱形筋の筋トレをマスターして
胸の筋肉が十分に広げられること、それと共に仙骨を柔軟にして
深い呼吸が出来ることも大事な条件となるでしょう。



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2008年11月28日

かちかちと音が・・・

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最近入られた生徒さんの話です。


発声練習時に何か音がします。
初めはわからなくて一体なんだろうと思っていたら・・・
何と!口を閉じる時に上下の奥歯が鳴るのです。

歌う時だけでなく日常生活でも奥歯を閉じてはいけません。
もちろんご存じの方の方が多いでしょうが「噛みしめ」に
繋がりますね。

咬筋はただでさえ閉じる方が得意なように出来ています。
咬むという行動がないと生物として生存出来ませんから。
でも余計な負担がかかって歯の痛みと思えるような症状を
引き起こすこともよくあります。
それ以上に骨格さえ変わってしまうということも
ここでは何度も以前に触れています。

その話をその方にしますと以前からそんな風に発声をしていたので
とても難しいと言われました。
以前に師事していた先生には何も言われなかったのだそうです。
奥歯を閉じないように気をつけて頂いて再び発声練習に入りました。

そうすると口を閉じた時にぷつんと切れた声が
余韻を含む切り方に変化しました。
声を出し終わってからそっと口を閉めるということを
常に気をつけないと声を呑み込んだような滑稽な歌に
なってしまいます。

もちろんアップテンポの曲では余程気をつけて声の出し始め
出し終わりを練習しないと違和感のある歌になってしまいます。
テンポにだけ気を取られて忙しい歌になってしまわないように
気をつけて歌うことが大事でしょう。

口を正しく開閉することはフレーズの切り方に意識を向けるという
大事な注意点になるのです。
単に大きな声で歌えるだけでなく、生徒さんに最初に
そういう注意もしておくのは特に大事なことだと改めて思いました。


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