2008年03月25日

ポジション2 鎖骨のくぼみ 続き

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昨日の続きですが、発声練習として低い所から
オクターブ上げる事がうまくできたとして、その上がった音から
Uの発音で

5さらに三度五度上がる練習をします。

6また更に上がった音からオクターブ上がる練習もしてみて下さい。

高音になるほど声帯は上部に引っ張られる働きが強くなるから
抵抗するようにより多く開こうとしなければなりません。
高音域では間違ってもあごを上げて歌ってはだめなことは
おわかりですね。
一度歌わない状態であごを上げてみて下さい。
苦しさがおわかりでしょう?

あごを上げることで首の後ろを閉じてしまってはあごの関節も
下りません。
あごを上げてあごの関節を下ろして下さい。
口が開けられないのがおわかりですね?

声区を越えて広い音域をカバー出来ないと歌は歌えません。
この高さしか出ないからと殻に閉じこもっていないで
自分の歌える守備範囲を広げましょう。
案外思わぬすてきな声が出るかも知れないからです。
多くの歌に接して楽しむことも可能になるからです。

「ソプラノ歌手」と聞くと何か連想される方は居ないでしょうか?
きーきー声で叫ぶように喚いているなんて印象をお持ちの方が
いらっしゃらなければ幸いなのですが、
実際高音域が続くと苦しさの余り、そうなりがちではあります。汗

つまり胸骨甲状筋の働きが弱くてその為に喉を絞めてしまって
声帯を短くして高音を出そうとするのできーきーしてしまうのです。

確かに声帯は縮めたら高い音は出ますが、逆に声帯を長く伸ばし
振動する部分を薄くして音を出すとのびやかでおだやかな音色の
高音を出す事が出来るようになるのです。
その為には声帯を上下に引っ張る力を強化する事が必要なのです。

ラベル:胸骨甲状筋
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2008年03月23日

ポジション2 鎖骨のくぼみ

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声門をきちんと締めるという自覚がないと声がかすれたり
急にある箇所で小さくなったりとムラのある演奏になってしまいます。
演奏として話にならないのは言うまでもありません。
私もこういう事についてレッスンで全く言われたこともなかったので
なるほどと思いました。
初心者の方には特に早期にマスターして頂きたいと思います。

怖いのが締めすぎにならないかということです。
歌うという行為は決して不愉快な感覚を持ちません。
うまく歌えると普通に会話をしている以上に体が楽なものなのです。
歌っていて少しでも違和感を感じたらそれは良い状態ではありません。
体の主張に耳を傾ける習慣を持たないとやがて声を壊すことにもなりかねません。
心して覚えておいて頂きたいと思います。

1細いストローを口にくわえているようにイメージをして
鎖骨の間のくぼみに向かって冷たい空気を吸い込みます。
冷たい息が当たった場所をよく覚えておきます。

2口を閉じたまま奥歯をしっかり開けてあくびをします。
今冷たい息を感じた場所が広がりましたか?
広がりを保ったまま体を使って息を通します。

空っぽの瓶に息を吹き込んだ時の「ぼぉー」っと鳴る音をイメージします。
顔の中もしっかり開けてみましょう。
すなわち目と眉毛の間を引き離します。顔の中にも沢山の空洞があるのです。
そこにも音を響かせる感覚を持ちます。
うまくいくと頭全体に共振が感じられるはずですよ。

4その音色を保ったままで母音Uで中央のドの音から
1音ずつ息を使い切って音を下げていきます。
1音ずつ広げ直して喉頭を沈めて鎖骨のくぼみのVの部分の底から
息が通り抜けるようにします。
出しにくいなと思うほど音を下げても、より喉を開こうと
意識を持って低音を出します。

上記のことはとても喉の乾燥する練習なので長時間はやらない方が良いです。

5感覚が掴めてきたら低い音からオクターブ上げた音を
音色を変えずにずり上げてみます。
途中で音が細くなったりしないようよく自分の声を聞きましょう。



ラベル:胸骨甲状筋
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鎖骨の中央のくぼみ

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前回は前歯をポジション1として紹介しました。
今回は鎖骨の中央のくぼみを紹介します。
鎖骨の上のV字の中央が丁度指が入るほど窪んでいますね。

そこに指を軽く当てたままちょっと小さく空咳をします。
動くのを確かめることが出来ますね。
それを無声でなく有声にしてみます。比べると有声の方が
動きが複雑で何となく開閉してるような感覚があるでしょうか?

今度は本当に小さくうんと短く「ぁ ぁ ぁ」と声を出してみましょう。
空咳の有声より明らかに動きがよくわかると思います。

勿論発音時と呼吸時に声帯の開閉が行われているのはご存じの筈ですね。
声帯が閉じないと発音が出来ないのもご理解頂いていますね?
声帯が閉じて振動しているのが指に伝わっているのを
よく意識に入れて下さい。

声が出るとまるで声帯が開いているかのような感覚がありますから
閉じているのが何となく信用出来ない感じがしますか?
でも声帯は確かに閉じていますからまずはイメージとして
閉じている図を想像して下さい。

ホンの短い瞬間指に伝わっている振動を覚えておいて、今度は
1秒だけ声を伸ばします。
余計な力を入れずに瞬間に声を出した時と同じ感じで声を出します。
喉に力を入れないと出せないと思っている人には案外大変な
練習かも知れません。

段々時間を伸ばしていって力を入れない状態を確認します。
力を入れない状態を掴めたら口を閉じたままあくびをする時の
喉の広がりを作るように息を鼻から吸います。
体はいつもの通りしっかり膨らませて息を入れます。
喉は同じように振動していますか?

これは声門閉鎖に関わる筋肉を働かせるのに最も基本の練習なのです。
喉頭が胸骨甲状筋の働きによって下方に固定されるので
開かれて明るい音色になる訳です。

関連記事 ちくわの喉?

ラベル:胸骨甲状筋
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2008年03月19日

前歯に声を集める

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昨日の続きですがまずは前歯に声を集めます。
ぼんやりとしか声の出ない人やくぐもった声の人には
きっと喜ばれるだろうと思います。

でもこの方法ばかりに頼るという事はそれを司る筋肉しか使えない、
つまり声の疲労を招きます。
他にも声を当てるポイントを紹介しますが、満遍なく色々なポジションで
声区を考えず使えるようにならないといけません。

どうしても前歯だけでは平べったい声になってしまいます。
自己流に陥って「ちりめんビブラート」のクセがつくと取るのに
大変な時間を使う事になってしまいますから気をつけてくださいね。

高音域が続く歌には前歯だけのポジションではカバーし切れません。
せっかく下に下がったのど仏を上げる事に繋がって、無理をして
声を出す事になって声帯を締めすぎてしまいます。
こうなるとビブラートのかかった声が出てくるのです。
ラベル:発声
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2008年03月18日

まずは歯を振動させよう

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体中の筋肉を使って初めて歌える声になる事をお話ししてきました。

弦楽器ならぴんと張った弦でないと良い音はしませんね。
体もそれと同じで筋肉をぴんと張ったりある場所は緩めたり
という操作が必要だと書いてきました。

これから書いている事は筋肉について出来上がっていないと
効果もないどころか喉を痛める事になってしまいます。
傷ついた声帯は元に戻らない事を肝に銘じて、くれぐれも無茶は
されませんようにお願い致します。

嬉しい!にも書いた事と重複しますが、お尻、腹横筋、脊柱起立筋、大腰筋を使って
体をしっかり膨らませておきます。
(この頃は身体を引き上げる事について思い至っていませんでした。)
音の高さは普段話をする高さで構いません。

足の親指を良く意識しながら上下の歯を軽く触れあわせて「S」の
発音をします。

歯の間を漏れる息が歯に当たっている事を確認したらそこから
「Z」に切り替えます。
「ZU」ではなくあくまで子音だけの「Z」ですよ。

チェックしてみて下さいね!

上下の歯が漏れる息によって振動しているはずです。
同時に腹圧は最大に使われていますね。
おへそはしっかりと今にも飛び出そうとしてるのに、それを
腹横筋で抑えられているような感覚はあるでしょうか?

そこで大腰筋をしっかり使って身構えるような体勢を取って、

肩甲骨を寄せることで脇の下をしっかり横に張るようにして
上体を横に広げます。

体がしっかり使えたら

今度は息が前歯の上側の2本に集中するように
意識を持っていきます。
前歯2本がはっきり意識できたところで上下の歯を開けます!

すなわち「あ」の発音になりました。

息はぱっと外に飛び出るでしょうが、
意識は絶対に前歯2本に持っていって下さいね。

息のコントロールをしていないので、随分大きな声が出たと思います。
長く伸ばす必要は全くありません。
「あ」の発音が前歯2本に一瞬張り付いたならまずは成功です!

ラベル:発声
posted by キミコ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 共鳴についての関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする