2010年11月26日

小さなボールを使って

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昨日続きの記事を書こうと途中まで来たら、なぜかフリーズして
途中で消えてしまいました!涙
ケチがつくと書く気が失せてしまうものですよね。
今回はメモを起こして書いているから多分大丈夫だと思います。

私が筋トレの器具をどう使っているかだけは書かないと、
単に器具のお披露目にしかなりませんからね。


ピラティスボールとか ストレッチボールとか様々な名前が付いているので、
小さなボール
という書き方にしておきますが、まずはこれから書いてみようと思います。



1 両脇を締めて、手のひらでボールを挟み込んで、胸の前に捧げ持ちます。
そのボールを少し上に持ち上げるだけで上半身を持ち上げる感覚が掴めます。

「内側に寄せる 中心から発散させる」にも書いたように
しっかりと腹横筋を奥にしまい込んで骨盤底筋群の意識を持ちます。
両脇を締めることは肩甲骨を寄せることに通じますね。
「発声練習」として声を出しながら使います。



2 2つのボールを左右の脇に挟み込みます。

その時に肘を後ろに突き出さないことが大事です。
ボールの丸みでつい後ろに突き出しがちですが、そうすると
肩が持ち上がってしまって声が出しにくくなります。
ボールを脇で潰すつもりで肘を内側に寄せます。
1と同じで肩甲骨を寄せることに通じますからね。
肩甲骨が寄ると骨盤が前傾するし、みぞおちが上がります。

生徒さん達にこの1,2の方法を何ヶ月か試してもらいました。
特に2の方が成果が上がったようです。
「胸を上げる」ということがよく理解されたようで
声量もアップし、吐く息が長くなって歌いやすくなったようです。



posted by キミコ at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

首を突き出して歌うクセのある人に

デュシェス・レニーマッキントッシュ .jpg

書き出したら書くんですねえ。笑
更新することは習慣のものかもしれません。

首を突き出して歌う人はとても多いですね。
多分日常でもそうなのでしょう。
自分がそうであることを認識したら
問題も解決するのですが。

自分のしつけのために動作をしてみましょう。

床に仰向けに寝ころびます。
足は開いていても閉じていても構いません。
まっすぐに寝ましょう。
背中全体がべったりと床に着くように、
つまり腰の反りがないようにします。
(骨盤後傾、腹横筋に少し力が必要)

両耳の後ろ辺りに手を添えます。
そのまま手で首を支えるようにして首だけを浮かせます。

どこにも初めに書いた寝ころんだ状態以上に力を掛けません。
必ず肩甲骨は両方とも床に着いたままです。
目線は自分の足の先の方を見る方向です。
動作自体はとても楽なはずですよ。

首の後ろだけを天井に引き上げるような感覚なのを確かめます。
首が突き出る人にはこの感覚が欠如しているのです。
首の後ろの大きな骨が引き上がる感覚と憶えましょう。

首の前側はどうなっていますか?
あごと首がくっついていますね。
この感覚も必要です。
実際歌う時にはこんなにくっつくことはないのですが、
あごと首がかなり近寄る感じを掴みます。

何度か動作しながら「首を引き上げる」と自分にしつけます。
これは首の筋トレにもなるのです。
肩こりの人にはとてもつらい動作かもしれません。
つらさを感じる人は胸に力を入れてしまっているかもしれないので
一度確かめてみましょう。

自分へのしつけなのですから、回数も疲れるほどには必要ありません。


慣れてきたら自分へのしつけの目的という意味で、音が跳躍するような
フレーズを歌ってみるのも良いかも知れません。
但し、首の後ろを引き上げる意識を持つことだけにします。
どうせあごと上体が邪魔をしてしっかり声は出ませんから。

かなり改善されるはずですよ。 立って実用に使えるか試してみてくださいね。

posted by キミコ at 17:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

肩先を開く

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床に寝転がって肩甲骨について検証していました。
ずっと書き続けていますが、肩甲骨を寄せると
みぞおちが上がります。みぞおちが上がると深く息が入ります。

みぞおちだけに意識を持っていくのと、肩甲骨も考えて
両方に意識を持っていくのでは大分行動に差が出ます。

寝転がって大きく息を吸うと肩甲骨の動きがよくわかります。
何度も息を吸ってふと考えたら、肩先を外に広げるようにしていました。
胸の筋肉も一緒に広がって息の入り方が全く変わりました。
しかもみぞおちの動きも全く変わりました。
腹横筋も僧帽筋下部も肩先を広げることで動員されています。

歌う時にはゆっくりとだけ吸っていられません。
素早く息を入れる事が要求されます。
各筋肉と普段から仲良くしていなければ、素早く吸えませんね。

人間同士でも、人と仲良くなるにはお互いの行き来が大事なのは
言うまでもないこと。
自分の身体でもそれなりに意識して動かせないといけない
ということです。普段から自分の身体と仲良くしましょう。

もちろん口から吸うのではなく鼻から吸って下さいよ。

ラベル:肩甲骨 みぞおち
posted by キミコ at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

ぶれない身体を作ろう 3

ライラックドーン.jpg

今日もジムで足振りをしてきました。

注意深く身体の中を見るようにして振ります。
慣れるに従って上半身が引き上がる感覚が来ます。

何度もこれまでに書いてきましたが、自分の身体と仲良くする
習慣を持つことは人生を過ごすのに大事な事です。
自分の身体を自由に使える事が出来るのは一つの財産でしょう。

「身体技法」という言葉でも触れた矢田部先生の言葉を引用します。

自分の身体を使いこなすことが出来ると、手足の長さや太さに
関係なく、その人らしい自然な良さが出てきます。
骨格の自然な位置関係がわかれば、身体にストレスを掛けない、
その人にとっての自然な姿が現れてきます。


歌にもそれが言えますね。
人まねではないあなた自身の声を獲得することは
何よりも大事な事ではないでしょうか。


いずれにせよ、足振りは自分との対話でもあるし、自分への言い聞かせです。

実はこれはアスリートの人たちも夢中になってやっている
トレーニングなのです。
歩幅が広がるし、踏出しが力強くなります。
しかも上半身は常に引き上げられていることで、行動が変わります。
アスリートの人たちは一日に千回くらいは実行しているようです。

私自身が歩き方が完全に変わりました。
広い歩幅で膝を曲げることなく上半身を引き上げて歩けます。
しかも身体の軸の感覚も感じることが出来ます。
肺が広がって気分が何より良いですよ。

座ってもいつも上半身が引き上がっています。
もちろん歌う時も同じ事で、上半身を引き上げる事でしっかりと
空気が肺に入ってきます。

今まで僧帽筋下部ばかりを意識していたのが、足振りのお陰で
肋骨の下部を感じることだけで済むようになってきました。
大腰筋が使えると自然に内転筋も引き上がるようになります。
声も益々鋭く焦点が合うような声に変化しています。
録音してみると明らかにかなり通る声になっています。

足の裏も同時に注意することが出来て、足の裏感覚も変化が出ています。
今まで左右の足の裏の差を感じたことがなかったのに、右足の裏の方が
左側よりやや分厚いのです。
それで右足のかかとが浮くような違和感を覚えたので、かかとから
足の裏の位置を決めるようにしたのでそれも落ちつきました。

多分これを読んで試す気になった人がいらっしゃったら、左右の足が
随分違うことに驚かれると思いますよ。

足振りが効き目があるからと、無理に毎日する事はありません。
もちろん意識を持ってやり続けることが出来るなら言うことはないのですが、
わくわく感を伴わずにやっても効果は上がらないでしょう。

だって、自分との対話なんですよ、言い聞かせなんですよ。
真剣に自分の心の声が聞こえないなら毎日する必要もないでしょう。

まあ百回やったとして、一度台から降りて少し歩き回ってみて下さいね。
歩きやすかったり歩幅が変わっていたら上々ですね。
そうなると足振りをやっている喜びを感じることでしょう。

段々上半身を浮かせることが無意識レベルに来たらしめたものですね。
きっと声が変わっていると思いますよ。
喜びを持って自分の変化を楽しんで下さい!

posted by キミコ at 21:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

ぶれない身体を作ろう 2

スパニッシュビューティ.jpg

もちろん私に自分のアイディアだけで、大腰筋の感覚を掴もうという
考えが出るはずもありません。「身体技法」という言葉で書いて以来、
ずっとそのままそれに関する本を読みあさっているのです。

探し当てた事は見た目はとても簡単な動作です。

高さ10センチほどの台に立ち、台の端に片足でしっかり立って
もう片方の足を前後にぶらぶらと振り子のように揺する。


こう書いたらまるでおまじないのような動作でしょう?
私は最近レッスンに取り入れて実践しているのですが、他にも
ジムに行くたびに隅っこでひっそりとやっています。
人から見たら何をしているの?の図にしか見えないでしょうね。

これによって一体何がどうなるのか・・・

まず台中央から見て左内側に右足を乗せます。
もちろん真ん中辺りの位置がいいですね。
それと台は部屋の真ん中ではなく壁際に置きましょう。

何気なく足の裏を当てるのではなく、まずかかとの位置を決めます。
そこから親指、小指の両端、いわゆる3点着地を
意識を持って置きます。

足の裏が決まったら歌う時の姿勢を足の裏から建てます。
もちろん僧帽筋下部を持ち上げる意識、みぞおちとおへその位置も
離す事もお忘れ無く。

首の位置もちゃんと決めましょう。
背骨の上に頭が乗せられましたか?
肩と耳の位置が同じ線上に並んでいますか?
鼻とおへそも同じ線上に並びましたか?

いよいよ準備が整いました。

これで左足をぶらぶらさせますが、片足で立つのは
とても不安定な筈です。
右手を壁に添えてくださっていいですよ。
それでも不安定なら左手も添えて頂いて結構。
但し身体がせっかく決まったのに、そこからぶれないように。

足をぶらぶらさせます。身体が揺れるほど大きく揺らすことは
必要ありません。
自分が考えてるよりはかなり小さな揺れですから。

もちろんターゲットは肋骨の一番下です。
左手をその場所にあてがって、自分に言い聞かせながら揺らします。
「ここから足が生えているんだ」と。
肋骨を触ってみると確かに内部で揺れているのがわかると思います。

右足の裏はきちんと着地出来ていますか?

左足が揺れるたびにぐらぐらしていませんか?

右足の内転筋も少し上に引き込めていますか?

左足が慣れてきたら足の重さを感じることに重点を置きましょう。
少し左膝を緩めるようにすると足自体の重さがわかるかもしれません。

初めですから20回も往復させるだけで疲れると思います。
今度は方向を変えて同じように左足を台に乗せましょう。
左右で1セット、それを2セットもすれば初日は上等です。




posted by キミコ at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

ぶれない身体を作ろう 1

チャールズ・レニーマッキントッシュ.jpg

今まであちこちに「僧帽筋下部」を引き上げる事を書いてきました。
タグから検索して頂くと見られますので、参照して下さいね。

最近は大腰筋の感覚を掴むことを意識しています。

腰を鍛えましょうにも書きましたが、もうちょっと進めています。

大腰筋は肋骨の一番下から足の付け根にかけて、骨に直接
ついている筋肉です。
これは私も初めて知ったことですが、「ヒレ肉」をご存じですね。
そのヒレ肉が大腰筋なのだそうです。
こうなると細いヒレ肉より、太い肉の方が良いに決まっていますよね。
しっかり鍛えて、将来の寝たきり予備軍に入らないようにしましょう。

まあ「歌う人」には寝たきりを免れる事より、しっかり声が出せる方が
重要な事ですね。
一体大腰筋が何で歌と関連があるのかとお思いだろうと思います。

普通私たちが足はどこからが足なのか?
と聞かれてたらこう答えますよね?
「足の付け根から!」

私もずっとそう思って生きてきました。
でも違ったんです。
正解は上にも書いたように、「肋骨の一番下から」なのです。

これってものすごく違和感を感じませんか?

歌う時にはほぼ大多数が立って歌うのではないですか?
立つからにはしっかり立てないと歌えませんね。

ここで考えてみて下さい。

足の付け根から下肋骨の一番下から下からでは、
どちらが安定しやすいでしょうか?

足の付け根から上の部分を支えるより、肋骨から上を
支える方が明らかに楽ではありませんか?


私が大腰筋の感覚を掴むことを意識しだした事を
理解して頂けましたか?
posted by キミコ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

多分当然の事でしょうが・・・2

パットオースチン2.jpg

多分当然のことでしょうが・・・に関連してあごを突き出すことについて書きます。
初心者はまず100%高音部になるに連れてあごを突き出すという
行動に出ますね。
このクセはなかなか頑固に尾を引くことがあったりもします。

以前あごを突き出してはいけない理由を書いたことがあります。
あごで左右される背骨それとも関連するのですが、
昨日も書いたように、みぞおちを上げ続けていないと
肩甲骨を寄せる事を維持することが出来ません。

一度この体勢を真似して下さるとおわかりでしょうが、肩甲骨を
寄せてしかもあごを突きだしてみて下さい。

苦しくてあごを引っ込めるか、肩甲骨を寄せるのを止めるかの
どちらかを止めないと身体が悲鳴を上げるでしょう。
多分歌っている時にあごを突き出すのですから、肩甲骨を離す方を
選ぶに違いないのですが。
しかもこの状態であごを突き出すと舌骨付近、つまり下あごに
余計な力がかかってあごも痛くなるはずです。

そうなると単にあごを突き出すという行為一つだけで
肺がしぼんで長いフレーズを歌い続けることは不可能になるし、
舌骨に力がかかることで声域も限られることになるし、
何よりも喉も痛くなることでしょう。
全くどれも良いことはないのです。

なぜあごを突き出してはいけないのか、理由をしっかりと理解すると
自分の姿勢にも注意が行くというものでしょう。
そのためにはしてはいけないことをやってみるのも、大変良い事と
いえるのではないでしょうか。
posted by キミコ at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

多分当然の事でしょうが・・・ 加筆

ミッシェル・メイアン.jpg

きっと笑われるでしょうね・・・・

ついこの前まで肩甲骨と骨盤の関連性について
理解も知識も意識も皆無でした。
体育学や医学関連の知識をお持ちの方は大笑いでしょうね。

つまり

肩甲骨を寄せると骨盤前傾に

肩甲骨を離すと骨盤後傾に


この位の事も私はしらなかったのです。
今はスポーツにも音楽にもそういうものは常識でしょうが、
私の時代には全く知識も必要もありませんでした。

しかし自分の身体を通してそれを発見出来たのはすごいなあと
自画自賛しています。

このブログをずっと読んで下さっている方には、なぜそれが
大事な事なのかおわかりですね。

肩甲骨を寄せるとみぞおちが上がるのです。
それによって横隔膜は下がって肺の容量が大きくなります。

息を吐き続けるとみぞおちは落ちて行きますが、それでは
声の保持は出来ません。
吐き終わるまで肩甲骨を維持出来ないと歌えないフレーズがあります。

但し上半身は肩甲骨を寄せ続けて、骨盤は後傾させていきます。
丁度重量挙げのように、僧帽筋下部を持ち上げる意識で後傾させて
声を保持させます。内転筋を引き込むことも忘れないで下さいね。
これが発声の技法の一つなのです。


そして肩甲骨を寄せ続ける為には菱形筋が縮むことが必要です。
同時に体幹部の筋肉がそれを支えられないと不可能だということも。

私はそんな関連づけも知らなかったのですね。
でも自分の身体を通して得た知識は決して浅くはありません。
一つずつ身につけていったからこそ、それぞれのパーツを
つなぎ合わせる事の重要性と意義を、体現出来たのだと思っています。

ラベル:骨盤 肩甲骨
posted by キミコ at 00:10| Comment(4) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月18日

ある日突然!という訳ではない

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先日読んだ「身体技法」に関する本の中で、こんな事が書かれていました。

新しいことを始めたものの、自分の無能さにうちひしがれる日が続くが、
ある日突然出来なかったことが出来るようになった!

でもそれは偶然ではないのだそうです。

私には科学は門外漢なのですっかりわかったわけではありませんが・・・

神経系の「非線形」的特質ってことなのらしい・・・

つまり神経系の特徴として段々変化していくのではなくて

「反応するかしないか」

「変化するかしないか」

「0か1か」

というデジタル的な反応なのだそうです。

だからふと閾値を超えるまではどんなに練習をしても
全く変化はしない


私は人間は何でも徐々に上達して完成に近づく、と思いこんでいたのですが、
実はそういうことだったのですね。

どんなに練習した所で声は全く変わらないし、ある場所にさしかかると
途端に歌えなくなる場所があって、こんな風ではもう私は全然
才能がないのだ!
もういつまでもこんな風なのが続くなら止めてしまおう!

と思った時に閾値or臨界点をひょいと飛び越えることが出来るらしいです。

でも大抵の人はあきらめが早いので、その前にせっかく始めたことを
止めてしまうのだそうです。

有り難いことに、私は非常にあきらめが悪いというすごい才能があったので、
還暦近くになってもこうしている訳なのですが・・・

もちろん何度も挫折しては長い時には1年位ブランクが空く事も
あったのですが、なぜか戻ってきているのですね。
人が歌っているのを聞くと私も歌えるのではないかと思ったりして。

あきらめないことは大きな才能なのだと最近悟りました。
本当にやりたいことに対しては、どんなになってもしがみつけるものらしいです。


でもいくら好きな事をやっているからといって、これだけは
気をつけないといけません。

1 間違った練習はいくらやってもだめ

2 根性でやりすぎないこと


それと身体というあなたの楽器に聞いてやる耳も持ちましょう。

posted by キミコ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月22日

段々私の意識が上に上がってきました

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声帯周辺に器質的に欠陥や病変がないとしたら、思うように声が出ない原因は
やはり喉から下にあると思わなければならないでしょう。

私の今まで関わった生徒さん達を見ても、それは言えるようです。
年齢的に声帯周辺の筋肉が堅くなっていたにしても、それでも
身体の操作でかなりカバーが出来ると思いました。

3年前のこの時期から始めたブログですが、自分の身体から得た
知識や経験から出発して、よくまあこんなに深く探検したなあと思います。
多分まだまだ未知のことが沢山あるにしても、探検の楽しさだけは知りました。


♪・#:*:#・♪・#:*:#・♪・#:*:#・♪・#:*:#・♪・#:*:#・♪・#:*:#・♪・#:*:#・♪


最近は私の中で僧帽筋下部が気になっていましたが、そこを引き上げたら
みぞおちが上がるのです。
それは腰よりは上の位置にあるにしても、自分の中では上半身と腰を
僧帽筋下部で支えているような感覚があります。
もちろん、脊柱起立筋や多裂筋の助けがあってのことではありますが。

最近はその事を中心にしてレッスンが進んでいるのですが、
もう一つ成果の上がらない人がいます。
背中の筋肉を支えられないからみぞおちが落ちてきます。
多裂筋の弾力が落ちて腰の動きが鈍いのです。

多裂筋は腰と背骨を沢山の筋肉で支えている場所です。
きちんと多裂筋が伸縮しないために背中が丸くて肩胛骨が動きません。

この人達には毎回のレッスンで菱形筋の筋トレも取り入れてますので、
かなりマシではあるのですが、いざという時に役に立たなくては
無駄な努力になってしまいます。

声かけも大事だと思いました。
動作の初めに「肩胛骨を少し寄せて」と言わなければそこに注意が行きません。
肩胛骨を寄せるとみぞおちが上がる という事を十分に理解してもらって
肩胛骨とみぞおちをワンセットとして認識するように「刷り込み」を
するようにしました。笑
背中だけに注意を向けても多分一つの事にしか注意の行かない人には
また混乱と時間の無駄になるでしょうから。

posted by キミコ at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月17日

僧帽筋下部の気づき

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ジムではバランスボール以外にもエアロにも良く出ています。
何しろ有酸素運動が不足しているので意識して出ているのです。

勿論色んな動作をその中でするわけですが、以前は手を上げる
という動作の時には何も考えることなく、単に腕を天井に突き上げていました。
最近は僧帽筋下部を意識しているので、まさにそこから上げています。
そうなると驚くほど腕が伸びるのですね!
自分でもそんなに手が上がるとは思っても居なかったので、
手を上げる動作の度に驚いています。笑
背中全体が動くので気分も爽快になりますね。

既に骨盤底筋群への意識は定着しているので、僧帽筋下部と共に
引き上がってるのが自分でもよくわかりますし、
そうするためには肩胛骨を下ろさないと骨盤底筋群が使えないのも
動いていてよくわかります。

「背筋が伸びる」という言葉の意味が、非常に感覚として
理解出来るのが嬉しいですよ。
posted by キミコ at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月08日

いつもやっているからこそ

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相変わらずレッスンの始めに続けているレッスン前の儀式ですが。

もう3年ほど必ず続けて居ます。(時々忘れることもありますが)
私自身は生徒さんとやることで殆ど毎日実行しているわけですが、
いつまでやってもキリのない程、中身が濃くて気づきがあります。

新しいことを自分の中で発見するたびに、どんどん意味が深まっていきます。
最近は僧帽筋下部を意識することを覚えましたから、また感覚が変化しています。

ちょっと検証してみましょうか。

1 a)まっすぐに立って両腕を何気なく早く肩の高さまで持ち上げ、
  その時に息を吸っていることを自覚する。
  ゆっくり息を吐きながら腕を元の位置に戻すが、
  吐き終わりと腕の位置がぴったり合うように呼吸をコントロールする。


息を吸ってる事を自覚というより、みぞおちの位置を確認すると
言った方が良いのかも知れません。

それを迷いなく素早く出来る事が何よりも大事です。
もちろん吐き終わり時点でもみぞおちの高さが変わらないことを
自覚するための「儀式」なのです。

みぞおちを上げるために僧帽筋下部を引き上げます。
もちろんその裏には骨盤底筋群も意識に入れます。
そこで腹横筋の張りを感じることでしょう。
手を下ろす動きが始まると僧帽筋下部を意識しながら
肋骨も徐々に下げる意識も持ちます。

b)、c)、d)も動きは違いますが身体の中は同じです。

posted by キミコ at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

腰の骨を寄せる

クィーンオブスウェーデン1.jpg

早速実験をして頂きたいのです。
立ってでも座ってでも良いですから、両手を腰に置きます。

今触っている腰の骨を内側に寄せてみましょう。
と書くと不可能!と言われそうですが、ちょっとお腹を締めると
ほんの少しですが確かに出来ますね。

その時のお腹はもちろん引っ込みますし、力が入ります。
それともう少し注意を腰の周りにやると、お尻にも少し力が入ります。
同時にみぞおちとおへその間も少し広がりますね。
背骨もそれと共にしゃんと立つでしょう。

腰骨を寄せるということは腹横筋を補助する事なのです。
腹横筋はお腹を内側に引き込む役割をすると共に、
お尻に力を与える事もその役割とするのです。

確かめて頂きたいのですが、腰の骨を寄せないで腹横筋だけに
意識を置いてお腹を内側に引き込んで下さい。
確かにお腹に力は入りますけれど、これではお尻に入る力も知れています。
しかし、腰の骨を寄せるとお尻にしっかりと力が入って、
腹横筋だけに意識をやるのと比べると数倍の効果を感じませんか。

前回書いた知識と意識とに補足をします。

鼻から息を吸う→同時に背骨を立てる、腰骨を寄せる。

つまり上に引き上がる身体だけでは不安定ですから、横のラインも
入れるという感覚です。

それと同時にもちろん骨盤底筋群の意識も持ちます。

これを持つことによって、身体を下から支えて上に引き上がる感覚を
嫌が応にも助けてくれます。
しかもこの骨盤底筋群を引き上げるためには内転筋も関与しますね。

腰骨を寄せる事はかなり簡単に出来る事ですが、骨盤底筋群を感じることは
ある程度トレーニングしないと不可能です。

こうすることによって出てくる声は明らかに芯を感じさせてくれます。
是非歌う時の意識に腰の骨を寄せる事も仲間に入れてやって下さい。


ラベル:腹横筋 臀筋
posted by キミコ at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月30日

セロトニンを増やしましょう

スキャボロ・フェアー1.jpg


最近よく聞く言葉なのですが、「セロトニン」ってご存じですか?
詳しくは検索をお願いすることとして、なぜ私がここに書くのか
しばらくおつきあい下さい。

人のこころを司る主な神経には3つ、すなわち「ドーパミン神経」
「ノルアドレナリン神経」「セロトニン神経」があって、それぞれ
脳内の「情報伝達物質」として「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「セロトニン」を
放出しています。

「ドーパミン」は快感物質として、「ノルアドレナリン」は生命の危機や
不快な状態と戦うための脳内物質として、知られています。

「セロトニン神経」は脳全体へ向けて指令を送る神経で、「セロトニン」は
「ドーパミン神経」「ノルアドレナリン神経」の暴走を抑制し、
様々な精神疾患を防いでいます。

セロトニンは自律神経のバランスも整えていて、強化されることで
自律神経の不調による症状を抑制予防することができます。

セロトニンは重力に逆らって動く筋肉(抗重力筋)にも働きかけています。
立つ姿勢、背筋をのばす姿勢、笑ったとき口角が上がる、頬が上がる
などの筋肉です


ここまで来ると私が何を言いたいのかおわかりですね。


NHKの「仕事の流儀」という番組で以前に聞いたことなのですが、
自分をポジティブに持って行くには 口角を上げて生活しろというのは
つまりはこういう事だったのですね。

脳が顔をコントロールしてる訳ですが、 脳も顔にコントロールを
されてるという事だそうです。
作り笑いでもいいからこの表情で過ごすと効果があるのだそうです。

セロトニンが不足していると歌うことも難しくなる訳ですね。


さて、私は常々日常生活と切り離して歌を考えてはいけないと書いてきました。
これも確証を得ることが出来て嬉しい限りなのですが。

セロトニンは、太陽光の刺激と単純なリズム運動の繰り返しで
その分泌量が増えるのです

夜型の生活で日光を浴びず、運動不足の生活習慣はセロトニン欠乏をもたらします。
セロトニンは睡眠物質のメラトニンの材料ですので、夜よく眠るためにも
朝日を浴びる生活は大切です。

 また、セロトニン神経を鍛えるのに、筋肉の収縮と弛緩を周期的に繰り返す
各種のリズム運動が効果的です


歩行(話しながらは効果なし、ひたすら歩く)、咀嚼(ガムは有害なので
スルメ、真昆布、ドライフルーツなどを噛む)、
哺乳、腹式呼吸(腹式呼吸しながらアイウエオを繰り返す発声が効果的)、
大笑い、笑顔を作る、号泣、ハイハイ、ラジオ体操、エアロビクス、ジャズダンス、
ゴルフのスイング、バッティングの素振り、スクワット、水泳、自転車、
テニス、フラフープ、貧乏揺すり、階段をトントン上る下る、
ほうきで床掃除、草むしり、草刈り、雑巾がけ、洗濯物干し、
カラオケ、打楽器、音読法、読経、座禅、太極拳、ヨガ、フラダンス、
サルサ、阿波踊り、盆踊り、
グルーミング(なでる、トントンタッチ、肩たたき)などです。

沢山書きましたが皆さんはどれかを経験されたことがありますか?笑


また「幸福遺伝子」なるものも存在するのだそうで、
幸福感をどの程度持つかは遺伝的要素が強く、遺伝子として
セロトニンの働きが活発なものが存在するだろうという話です。
さしずめ私など豊富な遺伝子を持っていると自分で思っています。笑

「したたかな脳」 澤口俊之 日本文芸社

脳科学ってどんどん研究が進んでいて興味をそそられます。


日常の中で一番大事なことは食事です。
セロトニンを増やす食事として参考に書いてみました。
何のことはない、昔からの和食に豊富に含まれているようです。
つまり昔ながらの生活さえしていれば良いということなのですね。

体内でのセロトニンの合成の原料であるトリプトファンを含む食材を
バランスよく食べている限り、不足することはありません

食物として自然に摂取されたトリプトファンは脳内に運ばれて、
ビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムの助けを借りて
セロトニンに合成されます。

セロトニンの医薬品的投与は過剰投与による副作用があって危険です。
またトリプトファンをサプリメントとして安易に摂取するのは、
セロトニン症候群というトラブルが起こることがあるのでやめましょう。

 

どうぞ質の高い生活から質の高い歌を生み出して下さいね。

参照記事

口角の持つ別の意味



posted by キミコ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月28日

ムキムキマンでなくて良いんです

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こうしてまるで筋トレ道場のような事をよく書いていますが、
それは今までに私自身全く筋肉作りをしたことがなく、知識も持っていなかったので
あれこれ書いているという単純な理由からなのです。
有り難いことにその気になって検索で探せばいくらでも知ることが
出来る結構な世の中になりました。

でもムキムキでなくても歌は歌えるんです。
そうでないと歌手=レスラーか相撲取りになってしまいますからね。
使用目的に合う身体作りが出来ていればよいのです

スポーツマンがその競技に見合った体型であるように
歌手には歌手の体型があります


喉周りに脂肪を付けすぎない程度に細すぎないとか、
しなやかな鞭のような身体とか、しっかりと身体が立てられて、
内側がしっかり作られて居れば良いのです。


要するに歌うための筋肉を確保すること、もっと大事なのは
どの筋肉を自分が使っているかという感覚を持つことです。
あなたは演奏者であり同時に楽器管理者です。

歌うことや歌詞だけについ頭が行きがちですが、
あなた自身の身体は楽器なのです。
頭はメロディや歌詞に行っても身体の感覚も持たなくてはなりません。
そういう意味で考えると楽器演奏の方が楽は楽ですね。
音色を選ぶのは大変な作業ですけれど、音自体を作らなくても良いのですから。
posted by キミコ at 12:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

自分の声に不満?

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図書館に行くとどうしても自分の勉強の為の棚に足が向いてしまいます。
たまには小説でも読めばいいのでしょうが・・・

今回は米山文明先生の「美しい声で日本語を話す」を借りました。

出版は平凡社新書です。

この先生は声に関する研究で有名な方で、お名前はよく
耳にされることと思います。
わかりやすい言葉で書かれているので読みやすいと思いますよ。
一度目を通されることをお勧めします。

このブログは自分の防備録でもありますので、気になったことを書きます。


自分の声はどうせこんな風で変えられやしない!
とあきらめている方は意外と多いのではないでしょうか。

この本にはこう書かれています・・・

遺伝的に継承された頭の形や顔の造りや喉頭の構造は変えられません。
でも共鳴腔操作で例えば声色の模倣とかで、音色は変えられます。
そして長期的に渡れば適切な機能訓練で、変えられる声の範囲は広いのです。


また後天的に声と言葉に最も影響を与えるのは母親やその他の保育者で、
彼らのしつけ方が大きくその後の子供を左右するのです。

でもそこでやっぱりな!とあきらめないで下さい!

年齢を重ねて成長する中でその人の身体の構造や、知能の発達に応じた
声の教育や訓練を終生続けることは可能です。


よく声帯ポリープを繰り返し起こす人が居ますね。
明らかに声の使い方、喉の使い方を間違っています。

私の教室にも以前それで克服しようと通い出した方も居られました。
でもやはり面倒なのでしょうね。
間もなく挫折されました。

声を変えることは気の遠くなるような面倒な事だと思います。
自分の性格や行動を矯正するのと同等だからです。
でもその為に何度も手術する事になったり、自分の話し声を
聞き取られずに生活に支障を来すのはいかがなものかと思うのです。


日本では声に関する教育もないし知識もありません。

声は自分の存在そのものなのに・・・・
posted by キミコ at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月28日

リズム練習していますか?

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音楽の演奏でリズムの切れの良さは必須事項でしょう。
わかっていると頭では思っていてもなぜか出来ないのが常です。
レッスンをしていていつも思うのですが、大人の悪い癖は
わかっていると思って絶対に実行に移そうとしない事です。

試しにメトロノームに合わせて手を打って下さいとお願いして
まともに打てた人は殆ど居ません。
辛うじて同じテンポで打てたとしても「ノリの悪い」手拍子程度では
誰もその人の歌を聴いてくれないでしょう。

もう一つ大事な事はテンポのキープです。
音の軌跡は目には見えませんから一定の速さをキープする
という行為は本当に大変難しい事なのです。

勝手に早くなったり遅くなったりするような「わがまま」な歌は
不安で聴いてはおられません。
まして意識してテンポの変更なんてとんでもない事でしょう。

若い方達なら裏の拍を打つ事は大したことではないでしょう。
(4拍子として2,4拍目をいいます)
しかし熟年世代となると出来ない人がとても多いのです。
クラシックや演歌の演奏なら1,3拍を意識しますので
そうでもないのですがポップスになるとたちまち出来ないのが露呈します。
これでは切れの良い演奏などとても望めるものではありません。


これを改善するためには常に楽器演奏に合わせて手を打ってみる事です。
なんの演奏でも良いのですが、裏の拍を打てるようにします。
もちろん1,3拍が大事にされるジャンルでも練習として
出来るようにして邪魔になる事はありません。


メトロノームがあれば一番良いのですが、なければ秒針のついた時計でも
十分に用を果たしてくれます。
1分間に60〜80程度に合わせておいて一緒に手を打ちます。

4拍子の練習として書きますが・・・


叩き方としてはカチンとメトロノームが鳴った時に
それをハエだと思ってたたきつぶすような要領です


拍を感じられない要因として呼吸を意識していない事が多いのです。
手を叩く時は息を吐いているはずですし、手のひらの間を開けている時は
必ず息を吸っているはずなのです。
もう一つは手を叩いた時に息を詰めている方もたまに居られます。
そうなると手のひらを開けた時は息は吸ってもタイミングがずれます。


@ 1,3拍だけを打って2,4拍を聴きます。
慣れたら聴いている2,4拍を頭の中で2分割してみてください。
分割をしないと次の拍までのエネルギーが得られないような気がします。

例えば歩くという行為を考えてみましょう。
大腰筋を使って腿を持ち上げて地面を踏んで再び上げる訳ですね?
つまり踏む→上げるという2分割で前に進める訳です。
その分割を感じられないとしたら停滞した感覚でしかないという事です。

うまく2分割が息と合致すると手を叩くのが楽しくて仕方ない、
つまり「ノリの良い」感覚が来るはずです。
こうなると浮遊しているような感じがしてくるのが不思議です。

A @でノリを感じられたら今度は2,4拍で手を打ちます。
@で感じた2,4拍目の2分割が頭の中で聞こえて来ますか?

確実に出来るようになったら手拍子を打ちながら歌ってみましょう。
歌がいつもと違う感覚に包まれたら良いですね。


ラベル:リズム練習
posted by キミコ at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月06日

順番を間違えてはいけない

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相変わらず骨盤底筋群のトレーニングについて検証しています。
来る生徒さん達を捕まえてはトレーニングに励んでいます。

その結果わかったことはまずは何よりも骨盤底筋群と足底筋を
鍛えた方が話が早いということでした。
これはもっと早くわかっていたらにも書いた事ですが。

「基礎が大事」ということはどの世界でも言えることだと思います。
天井がまず大事とは余り聞いたことがありませんものね。
ボイストレーニングでもまさにその通りだと思いました。
インナーマッスルだってまずは「底」の部分から組み立てた方が
ややこしくないようです。

呼吸のコントロールについて散々何年も話をしてきましたが、
骨盤底筋群を意識出来ないとコントロールが出来ないと実感します。
「底」の部分がないから息が抜けてしまうのだということです。
筋肉が鍛えられてない、意識が出来ないとなるとコントロールとは
いかなるものかということを掴むことが出来ません。

これまでどんなに言葉を尽くしても理解してもらえなかったのは
当たり前のことでした。
私は出来てもそれは自分が長いこと培ってきたからこその事であって、
身体が出来ていない人にはどだい無理なことなのでした。

でも骨盤底筋群の筋トレを何度も繰り返すからこそ感覚を持てて、
使い方をマスター出来るのです。
自分の先生達に今更それを責めても仕方は無いのですが、
長い時間を勿体なかったなあと思います。

この筋トレを始めて初歩の生徒さん達は、息を出さなくても
声は出るのですねと異口同音に言ってくれています。
この人たちはまだ歌の実地練習はしていないので何とも言えませんが、
まずは身体の感覚を覚えてしまうことがどうやら先だ
と思ったことでした。



posted by キミコ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

忘れてもいいんです

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声一つ出すだけなのによくまあこれだけ大変だって
皆さん思っておられるでしょうね。
あれもこれもと考えながら一声出してみるけれど
気がついたらあれもこれも忘れている!
自己嫌悪に陥ることはないですか?

いいんですよ。
気がついただけでも大したもんです。
知らなければ気がつくこともありません。
単に体の中が違和感で一杯になるだけです。

忘れたら思い出せばよいのです。
でも覚えたての頃と比べたら思い出すのに
そんなに時間がかかっていないと思いませんか?

習得する時間が早まっているのです。
忘れて思い返してきちんと出来る。
そしてまた忘れる・・・・
実はこれでよいのです。
それより思い出せることの方が大事です。

スパイラル状にぐるぐると行きつ戻りつを繰り返しながら
ちゃんと獲得して行くものなのですから。

頑張ってはいけないけれどあきらめずにチャレンジあるのみです。
posted by キミコ at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

新入りさんレッスン風景

初心者の方には大体こんな感じでレッスンが始まります。


まずビデオで発声の仕組みを目で理解して頂いた後に
いつもの儀式である和音から1音を引き出す「分離唱」と
メトロノームを鳴らして拍を2,3分割するリズム練習をした後
ストレッチとバランスボールを使った軽い筋トレをして頂きます。

その時に「胸式呼吸」「腹式呼吸」「両方を兼ねた呼吸」の
3通りの実践です。
何しろ「借りてきたネコ」状態ですから力みが抜けません。
毎回実施する事でやがて自ら理解が進むでしょう。
今までならいきなり「両方を兼ねた呼吸」の練習をしていましたが
違いをわかって頂いた方が早いのではと思ったのです。

同時に骨盤の前倒しと後傾の練習に入ります。
「そへ」の認識と動かし方がわからないときちんと歌うことが出来ません。
ちなみに「そへ」とはへその裏側で腰に手を回すと一番凹んだ場所のことです。
この練習はかなり練習に熟達しても確実に出来る人は多くないのです。

腰は文字通り「身体の要」ですから自由に操作出来ないと
歌うことに限らずどんな動作も確実に出来ません。
スポーツにも舞踊にも応用が利くものなのです。
今までなら寝て、椅子に腰掛けて、立ってと練習していましたが、
これがバランスボールを使うことで理解がより深まるのでお勧めです。

もちろん何をいわれてるかも理解出来ない新入りさんには
当分やって頂く他はありません。
内側の感覚に敏感かどうかで理解速度は変わるでしょう。

次に大事なことは足底筋の筋トレです 財産を作ろう
簡単ですけれど骨盤に対する意識も養えますからね。
左右の足裏をつま先立てたり戻したりする時に骨盤が動いてしまうのですが
これを固定させる事で身体の揺れを抑えることが出来ます。
腰の安定は何よりの重要事項でしょう。

もちろんちくわの喉?を練習も大事なことです。
これによって声の違いの認識もしてもらえると思うのです。




ラベル:発声
posted by キミコ at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする