2013年05月06日

肩甲挙筋も使おう

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昨日書いた記事に関連するのですが、特に首を前に突き出す癖を持つ人にも
ぜひ読んでいただきたいと思うのです。
首を突き出して歌う癖のある人に
首の後ろを伸ばす
首を突き出して歌う癖のある人に 再び
首を突き出して歌う癖のある人に 続き
お久しぶりです
他にもあるのですが、上記の記事の中に他のURLも入っています。

何度もこうして首を突き出してはいけないと書いてきました。
ついこの間、ある健康体操のインストの見習いをしている生徒さんが
こんな質問をしてきました。
「寝ころんだままで、次の運動の指示をしたら、生徒さん達に声が聞こえない
と言われました。どうしたらよいのでしょうか。」

早速仰向けに寝転んで頂いて、すぐにわかりました。
だって・・・首を突き出していましたから。
あごを引いて、頭蓋骨の一番出っ張った所を床に着けて
ちょっと引っ張り上げるようにしながら、声を出してくださいと言いました。
たちまち部屋中に声が染み通りましたよ。

私は筋肉名を出して指示をするようにしているので、
この筋肉の名前をさっそく調べてみました。

   肩甲挙筋

今色々検索してみたらこんなページに行きつきました。

運動連鎖アプローチ研究会

ページをご覧になって頂きたいのですが、これは肩こりに直結する筋肉なのですね。
図がついているので、よくお分かりだと思うのですが、
首の骨に直接付随している筋肉です。
私が上で書いたように、そりゃあ首を引き上げないと声も通りませんよね。
だってこの筋肉は肩甲骨にも付随しているのですから。

このブログは肩こり解消を目的としているので、私のブログのように
発声が目的ではないので、当然何も触れられてはいませんが・・・・

生徒さんにこんなストレッチを試して頂きました。
ストレッチというよりも、自分へのしつけともいえるでしょう。

頭蓋骨の一番出っ張っている所と、首の骨と背骨を分ける、
首元の一番大きな骨(第七頸椎)の2か所をそれぞれ片手ずつで触ります。
第七頸椎を動かさずにしておいて、頭蓋骨を斜め前方に引っ張り上げるように
伸ばしてみます。
決して無理に引っ張るのではなく、骨と骨の間の椎間板の間が
伸びるようなイメージを持ってみます。

整形外科で首の牽引を経験された方はおわかりでしょうが、
非常に気持ちの良い感覚があります。
で、その気持ちの良い感覚だけを感じるのではなく、
肩甲骨が首の牽引によって、かすかに動くのを感じて頂きたいのです。
肩の上部、つまり僧帽筋上部が上に引き伸ばされますね。

肩甲挙筋と肩甲骨で引っ張り合っている感覚を確かめたら、
実際に声を出してみましょう。 あ〜で十分ですよ。
声が上に引きあがるような、意識の中の後部中二階が意識できれば正解です。
歌で使えるようになれば、声の響きが明らかに変わる事は請け合いです。
タグ:肩甲挙筋
posted by キミコ at 21:27| Comment(6) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月05日

首を振ってはいけない

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私は、自分の体の動かし方については、人と比べる事もないので
気が付くのが遅れる事があります。
しょっちゅうここでも書いている事なのですが・・・

ある日気が付きました。
生徒さんと前鋸筋を意識するために腕を振り上げる、
ストレッチとも筋トレともつかない運動をしていました。
生徒さんは盛んに腕の行方を見ています。
つまり、首の動きが非常に賑やかなのですね。

その首の動きをぼうっと観察しながら、
私はそういえば首を動かしていないなあ・・・
と思いながら腕を振り上げていました。
面白いから、生徒さんの首の動きを真似したら!
肩甲骨の動きを見失ってしまいました。

ああ・・・そういえば私は殆ど首を動かす習慣がないんだわ。
そうか!首を動かすということは、身体の中心線がぶれてしまうんだわ。
だから大抵首を動かす習慣を持ってないんだ!
と、思い至ったのでした。

それを生徒さんに指摘して、首を動かすのと動かさない場合の
身体の感じ方を比べて頂きました。
やはり正解でしたね。
そういえば、ジムのインストさん達も、首をあまり動かしていなかったなと
気が付いたのです。
確かにジムで会員さん達を観察していますと、身体のキレの良い人は
首の位置を動かしていません。

歌う時にもとても大事な事なんですねえ。
読んでくださっている方も座った姿勢でいいので、
身体はじっとさせたままで、首だけを前後左右好きなように
動かしてみてください。
身体のど真ん中付近が揺れるのを実感されますよ。

posted by キミコ at 22:35| Comment(3) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月17日

そんなに間が空きましたか?

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今入って、ブログを覗いたらびっくりしました。
1月から先、何も書いてなかったのですね。
自分の中では、どんどん進んでいるのでちょっと意外な気がしました。

前鋸筋・・・使えますねえ!
こんなに使えるものなのに、どうして気が付かなかったのでしょう!
使ってみると価値がよくわかりますよ。
どんな動作の時にも、知らず知らずのうちに使っていたのですよ。
肩甲骨と連動していますから、当たり前ですが。

連動はしていますが、前鋸筋の方により意識を置くと、肩甲骨の動きが
ぐっと加速されますよ。
きちんと前鋸筋を働かせると、みぞおちが斜め上の内側に引っ込むのが観察されます。
同時にその近くである裏側の、腰の引き上げが観察されます。

どんな運動でもいいのですが、前鋸筋と腰の引き上げを意識しながら動くと、
解けなかった問題がするすると解ける快感を味わえますよ。
一度お試しくださいね。

もう一つ!
腰を引き上げるためには骨盤後傾と、下腹の肉を引き上げるという条件がつきますよ。
posted by キミコ at 23:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月23日

歌う時に息を保っていられない人に (加筆)その2

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ちょっと以前に書いたこの記事
改良を加えたのでお知らせします。

前回の「1、立位で一歩を踏み出すために片足を踏み出した瞬間に、
肋骨を横に広げ、なおかつ 「あー」と声を出します。」

これでは息を止めてしまうことに気が付きました。
片足を踏み出す瞬間ばかりに気を取られてしまって、
身体が緊張することに気が付いたのです。

そしてもっと大事なことは、拍子がない歌はないという事です。
すっかり拍子の存在を忘れていました。大失敗です。
それでこんな風に替えました。

初めの一歩を踏み出す前に「1,2,3,4」とカウントをして、
(動作を伴わずカウントだけですよ。出来れば誰かに頼んだ方がいいです)
「4」の時に1歩前方に足を踏み出し、肋骨を横に広げるとともに、
前鋸筋を意識するために片方の腋に違う側の手を置いて、胸の中央に向かって、
斜めにひっぱりあげつつ、次の「1」の時に「あ〜」と声を出して、
前方に歩を進めます。大きな声でなくてもよいので、
カウントを取ったままの速度で、声が続く限りずっと歩きます。
室内なら壁に突き当たったら、そのまま後歩きで戻ります。
もちろん方向転換されてもかまいませんよ。


慣れないうちは「4」のカウントと一歩がずれる事があります。
いい加減にしないできちんと揃うようにしましょう。
歩く速度は初めにカウントした速度を保つのが第一条件です。
これは拍を取る大事な練習にもなるので、他のメリットも大きいのです。

これはかなり効果がありました。
息と足並みをスムーズに揃えられることで、息を止める事もなく、
吐いている時間を長くすることが出来ました。

後は歩いている間に、上体がずり落ちてこないかが大事なところです。
これは筋肉への注意力と筋肉の存在の認識にかかっていますね。
少なくとも改良前よりは効果があると思いますよ。
うまく行かなければコメントをください。
一緒に考えましょう。

タグ:呼気の持続
posted by キミコ at 22:32| Comment(6) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月22日

小胸筋も使おう

マダム・ヴィオレ.jpg

昨日の前鋸筋の動きがわかりましたか?
それが理解できたところで、小胸筋も使ってみましょう。→こちら
大胸筋の奥にある骨に直接ついている筋肉ですね。
前鋸筋と小胸筋はとても仲良しです。
日本人は小胸筋が委縮している人がとても多いですね。
やはり繊細で気を使う国民としては、どうしてもここを
活性化できないのでしょう。

え?なぜかって?
小胸筋を縮めると、肩甲骨が上がってきませんか?
誰かに何か言われないかと、いつも緊張しているとこうなるのですね。
餌を狙う猫に似た体勢に似ていると思いませんか?
猫も餌を狙って緊張してるでしょ?
姿勢の良い猫っておかしいですものね。大笑

「肩先を床に近づけて」とこれまでにあちこちで書いてきましたね。
前鋸筋と小胸筋が使えないとこれは不可能ですもの。
男女ともに胸が豊かなのはプロポーションとして美しいものです。
歌える身体は日常も送りやすいし、体つきも美しくなるものです。

posted by キミコ at 21:22| Comment(5) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月21日

前鋸筋を使う

コロラマ.jpg

昨日の続きです。
これは一体なんという名前の筋肉だろうとさっそく探してみました。
名前を知らない人に親しみが持てないように、筋肉名を知らないと
正確な位置さえわからなくなります。
知った名前の筋肉はあなたの声の発達を助けてくれますよ。


前鋸筋というんですって。
せっかくパソコンを持ってらっしゃるんですから、
どんな筋肉なのか各自で検索をして頂きたいですね。

でも一応私が検索した結果です。

仰向けに寝て、腕を「気をつけ」のように
前(寝ているので上)に突き出します。
このとき、肩が地面に付いているのを確認します。

この状態から、腕を5センチぐらい、
前(上)へ伸ばそうとしてみてください。
首は地面につけたままですが、
肩が地面から離れていきます。

このとき片方の手で、もう片方の脇の下の
あたりに触れてみると、
肋骨のあたりの筋肉に力が入るのが
感じられるのではないでしょうか。
これが、前鋸筋です。
こちら

肋骨や肋骨に付着する筋肉は呼吸や、横隔膜の動きと関連していてこの筋肉が弱かったり、硬くなっていると呼吸が浅い、呼吸器のトラブル(喘息、肺炎など)、肋間神経痛(呼吸すると胸や背中が痛む)などを引き起こす原因になりますこちら

「肋骨を広げる」感覚が掴めている人なら、割とあっさりと使えるようになると思います。
でもあまり使っていない筋肉って、後で筋肉痛が来ますね。
肋骨の下の辺りが痛くなったりして、翌日なぜ痛いのか不安になるかもしれません。
でも心配は要らないのです。喜ぶべきなのですよ。
だって、細い筋繊維が壊れて新しい太い筋繊維が再生するんですから。

続きます・・・


タグ:前鋸筋
posted by キミコ at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

どこまで行けば終点?

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先週から仕事を始めているのですが、早々にまた発見をしてしまいました。
これでもう大丈夫!と思う間もなくなんですよねえ。
本当にため息が出てしまいます。

70代の生徒さんが声を出すのを見つめていました。
もう入門7年目のいわば中一生なんですが、いかんせん身体が固い。
これはどうしようもないのですが、それでもよく努力をされています。
肋骨を動かすという事もほぼ理解されているので、確かに以前より
胸は高くなっています。

でも私の体の動きと何かが違う!
上には動くけれど横に広がらない・・・
肋骨を動かせるのに、なぜ横に広がらないんだろうと、
この方の胸の動きを見ながら考え込んでいました。

観察を続けていると腋の動きが小さいから、
横の広がりがないのだという結論に達しました。
片方の手で反対側の腋に触って斜め上に持ち上げる動きを
指示しました。

そうすることによって、胸は持ち上がり、みぞおちと
おへその距離がいやでも空きます。
肋骨も広がってその中にある肺は益々広がります。
肋骨の広がりで前後の胸腔は空くわけですが、横に広げる事で
左右の広がりも出るわけです。

声は当然身体に厚みが出ることで深い声が出ました。
一度もこの方からこんな声は聞いたことがありません。
やった!と思いました。

続きます・・・



posted by キミコ at 15:20| Comment(11) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月07日

おめでとうございます

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私も無事に2013年を迎える事ができて、こうして皆様に年頭のご挨拶を
するのも7回目となりました。
最近は更新もまれなブログになり果てましたが、これでも毎日覗きに来ています。
決して捨てているわけではありませんので、皆様もお見捨てなきように。

昨年の後半の記事は肋骨を広げる事のオンパレードでした。
それでちゃんと確認しておけばよかったのですが、
歌唱時の呼吸は「腹式呼吸」ではないのです。
いえ、半分は当たっていますが、ちょっと違う・・・

「腹式呼吸で教えます」とか、生徒勧誘の時に書いてあるのを見かけますが、
なんだか大丈夫かなと思います。
もちろん正しく教えてらっしゃるにしても、宣伝にはそんなに詳しく
書いていられないという訳でなら、それもアリかと。
でも生徒さんに聞く話では以前の教室では「お腹をいっぱいに膨らませて、
思い切り口から吸いこんで」と習ったそうです。大汗

腹式呼吸は吸う時にはお腹を膨らませますが、これでは身体を引き上げる事は
出来ないのです。
第一これだけでは肩甲骨を動かすことはできません。
肩甲骨が動かないということは、すなわちその裏側である肋骨が広がりません。
横隔膜を下げることはできても、肋骨を横や、前後方に広げる事がなければ、
肺は完全に歌唱時に機能させることはできないのです。

胸式呼吸と腹式呼吸、つまり横隔膜呼吸が一体化したものが発声のための
呼吸と言えるのです。
ということを、昨年の記事で強調するのを忘れていたのです。

歌うためには歌える身体をまず作る事!
今年もあなたの身体と仲良くなれることが大事ですよ!


posted by キミコ at 22:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 呼吸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月08日

歌う時に息を保っていられない人に

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こんばんわ。
先日書いた肋骨を広げるトレーニングはいかがでしたか?
多分すぐにはできません。
というのも、息を吸い込めばそれで良しと思う人が大多数だからです。
そんな人の殆どは肋骨を広げる感覚を持ち合わせていません。
脳内でそんな回路を作ってしまっているから、その回路を作るために
相当の時間を要するからです。

この肋骨を広げるトレーニングが、私の中で回路が出来上がって来た時に
どれだけこれが大事な事かを痛感しました。
私は自分の先生たちに言われたことがありませんでした。
また、多分言われていたにせよ、具体的にどうするかは聞いたことはありません。
ずっと息が短いままでフレーズが作れませんでした。
クラシックのジャンルで息が短いのは致命的な事です。
どれほどそのために悔しい思い、みじめな思いをしたことか・・・

いつも書いていますが、肋骨が広がるためには、肩甲骨の意識が必要です。
なぜかと言えばその二つは裏表を成しているからです。
そのどちらの感覚も持ち合わせず、自由に動かせなければ、歌を歌う要素の一つが
欠落しているという事ですから、あなたの悩みは尽きない事でしょう。

生徒さんたちの実際のレッスンで、どう助言をすればよいか困っていたことが
この「息の短い事をどうすればよいか」です。
他の教室に通っていた生徒さんの話では、それを解消するために
思いっきりおなか一杯に息を吸い込めばよいと言われたのだそうです。
でもそれが間違いだということは、その人たちの悩みは全く解消されていない事で
はっきりしています。

「吸う」事が大事と脳に刷り込まれている間は、絶対と言っていいほど
この悩みは解消されないのです。
また、私がここに解決法を書くにしても、この回路を脳に持たない人には
単に理屈だけしか伝わらないので、解決にはなりません。

吸うことを考えずに、単に肋骨を横に広げてください。それも瞬間的に!


と、こう書いてもすぱっとそれができる人は少ないでしょう。
なぜなら肋骨を広げるスピードと、声を出すタイミングが合いにくいからです。

どうすればよいか、息の続かない生徒さんを目の前にして、考え続けました。
自分も何十年もこれで悩んだので、その深刻さは身に染みていますから。
そして昨日ですが、多分正解かと思われるヒントが見つかりました。

1、立位で一歩を踏み出すために片足を踏み出した瞬間に、
肋骨を横に広げ、なおかつ 「あー」と声を出します。

このタイミングが大事なのです。
吸ってはいけません!足を踏み出したら肋骨を横に広げる事だけに集中します。
何度かそれだけを練習します。
特に気を付けなければいけない人は、口を使って息を吸う習慣のある人です。
この習慣は本当に根深くて、どう注意しても吸い込もうとします。

2、1が十分にできたら、声を出しっぱなしでそのまま歩きます。
もちろん肋骨は横に広げたままです。
でも横に広げ続けるのは多分大変だとわかるでしょう。
なぜならどんどん身体が固まって行って、苦しくなるからです。
下手をすると、のどが詰まりそうになる人も出てくるでしょう。
だから筋トレが必要なのです。

そして、横に広げたままではなく、こちらの青字の3にあるように、引っ張り上げます。
脳内回路が出来ていないと、これはとても大変だろうと思われます。
そしてこちらに書いたように、下腹の肉を必ず引き上げます。

3、1,2を実行したとして、この状態を保てて、声が途切れるまでに
あなたは何歩歩けますか?
何度も言いますが、筋肉が出来上がっていないと難しいです。
簡単にできるなら嬉しいのですが、それならとっくに
誰にでもできている事でしょう。
簡単に出来ないからこそあなたは悩んでいたのではないですか?
1歩だけでも前日より声が続いたら良しとしましょう。
根気とやる気だけがあなたを悩みから救い出す道です。

ちなみに昨日の生徒さんはうまく行って10秒、だめで8秒でした。
それまでは5秒も持ちませんでした。
この人はそれまでは肋骨を広げるものの、ご丁寧に息を吸い込んでいました。
もちろん無意識なのですが、歩行動作を加えることで、吸わない事を
意識化できたと言っていました。

昨日始めた事なので、今後どうなるかは経過観察が必要ですが、
大きな進歩だったと私は思っています。








タグ:呼気の持続
posted by キミコ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月29日

肋骨を広げる 3

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昨日の記事に続きます。

1,2で息を吐く方のことは何も書いていませんでしたが、
ここで初めて出てきます。

両肩先を床に近づけるようにして、無意識に息を吸ったら
(意識しない方が歌うには有益です。)
今まで肋骨に手を当てていたのを、下腹に移します。
おへその下辺りに両手を移して、息を吐くときに下腹の肉を
引き上げるようにして息を吐きます。


そうすることによって何が起きるか・・・・

肋骨を引き上げていた時点では骨盤前傾だったことはお分かりですよね?
今度は息を吐くことによって、骨盤後傾になります。
今まで引きあがっていた腰の反りがなくなって、床に腰全体がべったりと
着く事が観察されるのではないでしょうか?

下腹の肉を引き上げる事で、益々骨盤後傾が促進されますね。
つまりこれは以前に書いた恥骨は便利と同じ事なのです。

私は最近ピラティスのスタジオに時々入るようになりました。
かつて何年か前までは入っていたのですが、時間が合わなくて遠ざかっていました。
久しぶりに入ってみて「インプリント」という言葉であっと思いました。
「恥骨は便利」と発見したつもりで、実はその何年か前の時点に獲得していて
言葉は忘れていても無意識に身体が反応したのでしょう。
身体は本当によく覚えているものだと、思わず苦笑しました。

歌う時にはこの骨盤後傾をわずかですけれど使います。
なぜわずかでよいのかというと、おへそとみぞおちの距離が
縮まっては困るからです。
既に理解されているとは思いますが、おへそとみぞおちの距離が縮まる事は
すなわち横隔膜が上がる事を意味します。
横隔膜が上がると肺が縮まります。それでは呼気は保持されません。

肺を広げて、なおかつ骨盤後傾ってすごく矛盾した動作です。
実際に実行されるとおわかりでしょうが、筋力が必要だと痛感されることでしょう。
特に腰が引きあがる力が相当に必要です。
そのためにこの苦しいトレーニングが必要だし、実際にやってみると
どれほどこのトレーニングが有効かご理解頂けるでしょう。

下腹の肉を引き上げるという動作をマスターされると、
腹筋のトレーニングが正確にできるようになります。

この項終わります。




posted by キミコ at 22:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする