2013年01月21日

前鋸筋を使う

コロラマ.jpg

昨日の続きです。
これは一体なんという名前の筋肉だろうとさっそく探してみました。
名前を知らない人に親しみが持てないように、筋肉名を知らないと
正確な位置さえわからなくなります。
知った名前の筋肉はあなたの声の発達を助けてくれますよ。


前鋸筋というんですって。
せっかくパソコンを持ってらっしゃるんですから、
どんな筋肉なのか各自で検索をして頂きたいですね。

でも一応私が検索した結果です。

仰向けに寝て、腕を「気をつけ」のように
前(寝ているので上)に突き出します。
このとき、肩が地面に付いているのを確認します。

この状態から、腕を5センチぐらい、
前(上)へ伸ばそうとしてみてください。
首は地面につけたままですが、
肩が地面から離れていきます。

このとき片方の手で、もう片方の脇の下の
あたりに触れてみると、
肋骨のあたりの筋肉に力が入るのが
感じられるのではないでしょうか。
これが、前鋸筋です。
こちら

肋骨や肋骨に付着する筋肉は呼吸や、横隔膜の動きと関連していてこの筋肉が弱かったり、硬くなっていると呼吸が浅い、呼吸器のトラブル(喘息、肺炎など)、肋間神経痛(呼吸すると胸や背中が痛む)などを引き起こす原因になりますこちら

「肋骨を広げる」感覚が掴めている人なら、割とあっさりと使えるようになると思います。
でもあまり使っていない筋肉って、後で筋肉痛が来ますね。
肋骨の下の辺りが痛くなったりして、翌日なぜ痛いのか不安になるかもしれません。
でも心配は要らないのです。喜ぶべきなのですよ。
だって、細い筋繊維が壊れて新しい太い筋繊維が再生するんですから。

続きます・・・


ラベル:前鋸筋
posted by キミコ at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

どこまで行けば終点?

a1180_006923.jpg

先週から仕事を始めているのですが、早々にまた発見をしてしまいました。
これでもう大丈夫!と思う間もなくなんですよねえ。
本当にため息が出てしまいます。

70代の生徒さんが声を出すのを見つめていました。
もう入門7年目のいわば中一生なんですが、いかんせん身体が固い。
これはどうしようもないのですが、それでもよく努力をされています。
肋骨を動かすという事もほぼ理解されているので、確かに以前より
胸は高くなっています。

でも私の体の動きと何かが違う!
上には動くけれど横に広がらない・・・
肋骨を動かせるのに、なぜ横に広がらないんだろうと、
この方の胸の動きを見ながら考え込んでいました。

観察を続けていると腋の動きが小さいから、
横の広がりがないのだという結論に達しました。
片方の手で反対側の腋に触って斜め上に持ち上げる動きを
指示しました。

そうすることによって、胸は持ち上がり、みぞおちと
おへその距離がいやでも空きます。
肋骨も広がってその中にある肺は益々広がります。
肋骨の広がりで前後の胸腔は空くわけですが、横に広げる事で
左右の広がりも出るわけです。

声は当然身体に厚みが出ることで深い声が出ました。
一度もこの方からこんな声は聞いたことがありません。
やった!と思いました。

続きます・・・



ラベル:肋骨を広げる
posted by キミコ at 15:20| Comment(11) | TrackBack(0) | 身体・筋肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月07日

おめでとうございます

花束.jpg

私も無事に2013年を迎える事ができて、こうして皆様に年頭のご挨拶を
するのも7回目となりました。
最近は更新もまれなブログになり果てましたが、これでも毎日覗きに来ています。
決して捨てているわけではありませんので、皆様もお見捨てなきように。

昨年の後半の記事は肋骨を広げる事のオンパレードでした。
それでちゃんと確認しておけばよかったのですが、
歌唱時の呼吸は「腹式呼吸」ではないのです。
いえ、半分は当たっていますが、ちょっと違う・・・

「腹式呼吸で教えます」とか、生徒勧誘の時に書いてあるのを見かけますが、
なんだか大丈夫かなと思います。
もちろん正しく教えてらっしゃるにしても、宣伝にはそんなに詳しく
書いていられないという訳でなら、それもアリかと。
でも生徒さんに聞く話では以前の教室では「お腹をいっぱいに膨らませて、
思い切り口から吸いこんで」と習ったそうです。大汗

腹式呼吸は吸う時にはお腹を膨らませますが、これでは身体を引き上げる事は
出来ないのです。
第一これだけでは肩甲骨を動かすことはできません。
肩甲骨が動かないということは、すなわちその裏側である肋骨が広がりません。
横隔膜を下げることはできても、肋骨を横や、前後方に広げる事がなければ、
肺は完全に歌唱時に機能させることはできないのです。

胸式呼吸と腹式呼吸、つまり横隔膜呼吸が一体化したものが発声のための
呼吸と言えるのです。
ということを、昨年の記事で強調するのを忘れていたのです。

歌うためには歌える身体をまず作る事!
今年もあなたの身体と仲良くなれることが大事ですよ!


posted by キミコ at 22:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 呼吸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月08日

歌う時に息を保っていられない人に

ラバグルート.jpg

こんばんわ。
先日書いた肋骨を広げるトレーニングはいかがでしたか?
多分すぐにはできません。
というのも、息を吸い込めばそれで良しと思う人が大多数だからです。
そんな人の殆どは肋骨を広げる感覚を持ち合わせていません。
脳内でそんな回路を作ってしまっているから、その回路を作るために
相当の時間を要するからです。

この肋骨を広げるトレーニングが、私の中で回路が出来上がって来た時に
どれだけこれが大事な事かを痛感しました。
私は自分の先生たちに言われたことがありませんでした。
また、多分言われていたにせよ、具体的にどうするかは聞いたことはありません。
ずっと息が短いままでフレーズが作れませんでした。
クラシックのジャンルで息が短いのは致命的な事です。
どれほどそのために悔しい思い、みじめな思いをしたことか・・・

いつも書いていますが、肋骨が広がるためには、肩甲骨の意識が必要です。
なぜかと言えばその二つは裏表を成しているからです。
そのどちらの感覚も持ち合わせず、自由に動かせなければ、歌を歌う要素の一つが
欠落しているという事ですから、あなたの悩みは尽きない事でしょう。

生徒さんたちの実際のレッスンで、どう助言をすればよいか困っていたことが
この「息の短い事をどうすればよいか」です。
他の教室に通っていた生徒さんの話では、それを解消するために
思いっきりおなか一杯に息を吸い込めばよいと言われたのだそうです。
でもそれが間違いだということは、その人たちの悩みは全く解消されていない事で
はっきりしています。

「吸う」事が大事と脳に刷り込まれている間は、絶対と言っていいほど
この悩みは解消されないのです。
また、私がここに解決法を書くにしても、この回路を脳に持たない人には
単に理屈だけしか伝わらないので、解決にはなりません。

吸うことを考えずに、単に肋骨を横に広げてください。それも瞬間的に!


と、こう書いてもすぱっとそれができる人は少ないでしょう。
なぜなら肋骨を広げるスピードと、声を出すタイミングが合いにくいからです。

どうすればよいか、息の続かない生徒さんを目の前にして、考え続けました。
自分も何十年もこれで悩んだので、その深刻さは身に染みていますから。
そして昨日ですが、多分正解かと思われるヒントが見つかりました。

1、立位で一歩を踏み出すために片足を踏み出した瞬間に、
肋骨を横に広げ、なおかつ 「あー」と声を出します。

このタイミングが大事なのです。
吸ってはいけません!足を踏み出したら肋骨を横に広げる事だけに集中します。
何度かそれだけを練習します。
特に気を付けなければいけない人は、口を使って息を吸う習慣のある人です。
この習慣は本当に根深くて、どう注意しても吸い込もうとします。

2、1が十分にできたら、声を出しっぱなしでそのまま歩きます。
もちろん肋骨は横に広げたままです。
でも横に広げ続けるのは多分大変だとわかるでしょう。
なぜならどんどん身体が固まって行って、苦しくなるからです。
下手をすると、のどが詰まりそうになる人も出てくるでしょう。
だから筋トレが必要なのです。

そして、横に広げたままではなく、こちらの青字の3にあるように、引っ張り上げます。
脳内回路が出来ていないと、これはとても大変だろうと思われます。
そしてこちらに書いたように、下腹の肉を必ず引き上げます。

3、1,2を実行したとして、この状態を保てて、声が途切れるまでに
あなたは何歩歩けますか?
何度も言いますが、筋肉が出来上がっていないと難しいです。
簡単にできるなら嬉しいのですが、それならとっくに
誰にでもできている事でしょう。
簡単に出来ないからこそあなたは悩んでいたのではないですか?
1歩だけでも前日より声が続いたら良しとしましょう。
根気とやる気だけがあなたを悩みから救い出す道です。

ちなみに昨日の生徒さんはうまく行って10秒、だめで8秒でした。
それまでは5秒も持ちませんでした。
この人はそれまでは肋骨を広げるものの、ご丁寧に息を吸い込んでいました。
もちろん無意識なのですが、歩行動作を加えることで、吸わない事を
意識化できたと言っていました。

昨日始めた事なので、今後どうなるかは経過観察が必要ですが、
大きな進歩だったと私は思っています。








ラベル:呼気の持続
posted by キミコ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月29日

肋骨を広げる 3

ブラスバンド(米).jpg

昨日の記事に続きます。

1,2で息を吐く方のことは何も書いていませんでしたが、
ここで初めて出てきます。

両肩先を床に近づけるようにして、無意識に息を吸ったら
(意識しない方が歌うには有益です。)
今まで肋骨に手を当てていたのを、下腹に移します。
おへその下辺りに両手を移して、息を吐くときに下腹の肉を
引き上げるようにして息を吐きます。


そうすることによって何が起きるか・・・・

肋骨を引き上げていた時点では骨盤前傾だったことはお分かりですよね?
今度は息を吐くことによって、骨盤後傾になります。
今まで引きあがっていた腰の反りがなくなって、床に腰全体がべったりと
着く事が観察されるのではないでしょうか?

下腹の肉を引き上げる事で、益々骨盤後傾が促進されますね。
つまりこれは以前に書いた恥骨は便利と同じ事なのです。

私は最近ピラティスのスタジオに時々入るようになりました。
かつて何年か前までは入っていたのですが、時間が合わなくて遠ざかっていました。
久しぶりに入ってみて「インプリント」という言葉であっと思いました。
「恥骨は便利」と発見したつもりで、実はその何年か前の時点に獲得していて
言葉は忘れていても無意識に身体が反応したのでしょう。
身体は本当によく覚えているものだと、思わず苦笑しました。

歌う時にはこの骨盤後傾をわずかですけれど使います。
なぜわずかでよいのかというと、おへそとみぞおちの距離が
縮まっては困るからです。
既に理解されているとは思いますが、おへそとみぞおちの距離が縮まる事は
すなわち横隔膜が上がる事を意味します。
横隔膜が上がると肺が縮まります。それでは呼気は保持されません。

肺を広げて、なおかつ骨盤後傾ってすごく矛盾した動作です。
実際に実行されるとおわかりでしょうが、筋力が必要だと痛感されることでしょう。
特に腰が引きあがる力が相当に必要です。
そのためにこの苦しいトレーニングが必要だし、実際にやってみると
どれほどこのトレーニングが有効かご理解頂けるでしょう。

下腹の肉を引き上げるという動作をマスターされると、
腹筋のトレーニングが正確にできるようになります。

この項終わります。




posted by キミコ at 22:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月28日

肋骨を広げる 2  注意事項加筆

ルンバ.jpg

昨日の記事に続きます。

ボールが背中にめり込んで、かなり苦しいと思いますが。

トレーニングの方法がわかったら、肋骨を横に広げながら持ち上げると同時に、
両肩先を床に近づける努力をしましょう。

(「〜〜するよう努力をする」という慣用句は私が通っているジムの
トレーナーさんの口癖です。笑)

こうすることで、大胸筋のトレーニング、そして肩甲骨の間にある
菱形筋の何よりのトレーニングになります。
非常に苦痛です。頑張ってくださいね。

感覚としては背中からボールを突き上げられるという感覚、
同時に腰が上方に引き上げられている事の両方が必要です。
この感覚が歌っているときに胸を広げ、体を上に引き上げる感覚を
作るのです。

しっかり書き忘れていました!

肩先を床に近づける時ですが、生徒さんたちを見ていますと、
肩先を横に広げるどころか、肩をすくめる動作を使ったりする人もいます。
肩先の感覚は持ち合わせていない人が相当数存在します。
日本人は特に肩先を前方に丸めるくせを持っていますからね。
感覚としては首を長くする事でしょうか。
よく自分の動作を確認されることをお願いいたします。


続きます・・・・
posted by キミコ at 17:44| Comment(8) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月27日

肋骨を広げる

アルバークィーン(英).jpg

仕事と予定が多くて、なかなか更新ができなくて、遅くなってしまいました。
最近は肩甲骨というより、肋骨という単語がレッスン中によく出ます。
肩甲骨の裏側は肋骨ですからね。生徒さんたちは私に、散々肩甲骨を
注意されまくっていたので、肋骨という単語は新鮮かもしれません。

こちらの4番目のトレーニングですが、
みぞおちを上げるというメリットの他には、肺の拡張の妨げがなくなるので、
肺を広げるという、歌うためには大きな要素が満たされます。

意識して肋骨が使えるようになって、他の筋肉との連携が取れるようになると、
ロングトーンが軽々とできるようになります。
喉に問題さえなければ、声に艶や張りが出るのももちろんです。
そりゃ当然ですよね。楽器が何段もグレードアップするわけですから。

私もこれをずっと続けてトレーニングしているのですが、意外と広げるのが
難しいものだという事を実感しました。
呼吸は誰でもほぼ無意識ですから、わざわざ肋骨を広げる必要は
日常生活にはありえませんもの。
つまり脳から指令を伝えさせるために、まず脳のしつけが必要なのです。

肋骨を横に広げるだけでなく、持ち上げることも大事です。
持ち上げるためには、大胸筋を育成することが必要です。
そのためには肩甲骨の間にボールを入れることが効果的です。

でもこれがかなり苦痛なのです。涙
少しは痛い目をしないと、脳を育成することができません。
私も生徒さんたちと必ず一緒にトレーニングをしますが、
これまでに一度も楽だと思ったことはありません。

先に注意事項を書いておきます。

1、ボールはあまり膨らませない方がいいです。
膨らみが大きいと苦痛も大きくなります。

2、やってみるとお判りでしょうが、頭部が下がりますので、
血圧の高い方は頭の下にタオルを畳んで敷いた方がよろしいでしょう。

3、肋骨を広げるためには効果的ですが、あまり力を籠めすぎないで下さい。
周辺の筋肉痛を後で感じることになります。
身体と相談して、何事もほどほどに・・・


方法

仰向けに寝ころんで、足は膝を曲げて立てておきます。
手はお尻の側に手のひらを下にします。
肩甲骨の間より少し下にボールを当てます。

1、肋骨の下方に手を当てます。肋骨の尖ったところですね。
息を吸い込んで・・・と言いたいのですが、あまり意識しすぎないように。
ご存じのとおり、歌うためには吸う意識はかなり邪魔をしますからね。
肋骨を横に広げる事を、息を吸う事より優先させてください。

2、肋骨を横に張り出す感覚と共に、みぞおちを突っ込む感覚を覚えます。
つまり腹横筋を必ず一緒に使わなければいけません。
この感覚を伴わない限り、どんな運動をするにしても効果は期待できません。

みぞおちを突っ込む、とは乱暴な言い方ですけれど、前方から見て、
胃が突き出ているように見えては腹横筋の活性が期待できません。
膨らんでいる所を斜め上方に引き込みます。
同時におへその少し上の辺りも引っ込ませる事が大事です。
おなかを引っ込ませたい人にも成果が期待できるトレーニングです。


3、肋骨を横に張り出したら、肋骨の間に置いている指に少し力を入れて
上に引っ張り上げます。もちろん腹横筋の感覚は抜いてはいけません。
1,2,3を実行している間中、骨盤は前傾している事を意識します。
上に引っ張り上げられたら、普通に息を吐いて、元の態勢に戻ります。


続きます・・・




posted by キミコ at 13:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 身体と声作り基礎編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月17日

お久しぶりです

アルバークィーン(英).jpg

もう4か月も空いたのですね。大汗
私自身は相変わらず仕事を楽しんでいますよ。

私が生徒さん達に与えることも当然多いですが、
それにもまして私が与えられることもとても多いなあと思います。
今日は思いもかけない事を教えられたので、書いておきます。

最近の私の関心はもっぱら肋骨なのですが、ここが広がらないと
肺はもちろん広がらないし、呼吸も浅くなる事は、どなたもよくご存じですね。
これまでの私は歌うときには、肋骨のことなど、意識を特にしたことはありませんでした。
しかし、広げることに意識を持つことができると、とても楽に歌えます。
もちろん、意識だけではだめですよ。やはり筋肉を使いこなせないと。→こちら

そういうわけで、最近はもっぱら肋骨を広げるトレーニングを、
集中して生徒さんたちに課しています。→こちら
私自身何度やっても苦痛です。
でも、それをする事での効果はとても大きいです。
「こんな風に肋骨を広げるのだよ」と、自分の脳に叩き込むのです。
ボールが肩甲骨から胸の方に突き上げる感覚を覚えることで、
上部肋骨がしっかり引きあがるのです。

この感覚を獲得した上で声を実際に出すわけなのですが、
そこで発見したのです。
私自身全く思いもかけない事でした。

首を突き出すくせのある生徒さんのレッスンだったのですが、
首を突き出さないために一生懸命あごを引いています。
それはとてもよい事なのですが、そのために目線を下げている。
視線をまっすぐではなく、ちょっと下げている状態なのですが、
ふと気が付きました。
首の後ろが前方に突き出たがるのを、必死で抑え込んでいる様子が見えます。
この人は目線を下げることで、肋骨を広げることができないと・・・

自分でやってみると、どんぴしゃでしたよ。
視線をまっすぐな状態で肋骨を広げる。

視線を下げて肋骨を広げる


実際にやってみてください!
あごに変に力が入ることで、肋骨がしぼみませんか?
その結果、首の後ろにも力が入って首が固定されてしまう。


心当たりのある方はいませんか?

posted by キミコ at 22:49| Comment(7) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月29日

上り坂 下り坂 続き

ロードリィオベロン1.jpg

昨日は順風満帆な生徒さんの話でした。
今日は下り坂というか、ほぼ活動停滞中の生徒さんの話です。

この生徒さんは骨盤の前傾後傾が出来るとでご紹介した、ナレーターさんですが、
家業が多忙を極めていて、現在週1だったレッスンが月1になっているのです。

とにかく熱心に食い下がり、最低一つは何かを掴んで帰るというような
生徒の見本のような人なので、レッスンを始めてもうお互いに何年経っているか
忘れるほどのおつきあいです。
だから今は音楽から離れるのが、とてもつらそうですね。

来るたびに疲労が増しているようで、目の色が冴えません。
昨日も大丈夫かなあとちょっと心配でした。
そりゃこれまでは自分の好きなことをして、ストレスもなかったのが
180度違う環境を余儀なくされているわけですから。

しかし、長年培ってきた勘のようなものは衰えていません。
それが現在この生徒さんを支えている感があります。
仕事で疲れた脳を、レッスンすることで他の脳を鍛えることになり、
リフレッシュできる良いチャンスでしょうと私は言っています。

ほぼ一日パソコン作業の連続で、身体は相当お疲れのようです。
首を突き出すことで、「ぼんの窪」=目のツボを閉じてしまい、
それで元々ドライアイだったのが、益々ひどくなっているようでした。
頭を揉み解すことで、少しは軽減されるのでお教えしておきました。

それと同時に、かつて経験したことのなかった肩こりになってしまって、
とてもつらいとか・・・
首を突き出すと、姿勢筋が崩れてしまうという見本のような状態です。

レッスンを始めてみると、練習不足がたたっているのがよくわかります。
それはこれまでの「貯金」でどうにでもなりますが、
姿勢筋の崩れは完全に声を衰えさせていました。
上部僧帽筋の凝りは、その裏側である大胸筋を縮ませます。
肩先が開かないので、肺が広がりません。
いつもなら楽々出来ている、24秒ロングトーンが苦しそうです。
そこに加えて首を突き出すので(肩こりから来ている)益々胸が下がる・・・
悪循環の始まりですね。

歌っている最中も、あご先と首を仲良くする事が出来ないので
フレーズが続かないし、高音部で声が後ろに引っ込みます。
そのたびに、肩先を開けとか、胸を上げろとか。私の指令が飛びます。

あまりうるさく言うと、せっかくの月1の気分転換が台無しになるので、
ある程度抑えてはおきました。私には残念としか思えませんが、
これもこの方にとっては、一生のうちの試練の時期なのでしょう。
いつこの生徒さんのお家の事情が変わるのかはわかりませんが、
当分この生徒さんの「貯金」を取り崩すしかなさそうです。
posted by キミコ at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

上り坂 下り坂

クリスチャン・ディオール.jpg

今日は古くからの生徒さん二人のレッスン日でした。
どちらの方も、全くの初歩からです。

Aさんは只今肉体改造に燃えています。
会社員なので、大変だろうと思いますが、毎日のように
何かをトレーニングしているとか。
最近は太もも裏を特にターゲットにしているそうです。

Aさんは身体が硬くて、特に前屈が出来ません。
前屈をしようとすると膝が曲がり、太もも裏に隙間が出来ます。
まだ40代なのに、これでは大変と思ったのでしょうか。
パソコン作業が仕事の大半だそうで、ひどい肩こりと目の疲れと
腕の筋肉疲労が半端ではありませんでした。
そのために頭痛がして、何年も頭痛薬を手放せなかったそうです。

私がこのブログを始めた頃とAさんの入会がリンクしています。
私が筋トレに習熟していくに連れて、Aさんも進歩が著しくて、
昨年から薬とはおさらばしたとかで、頭痛なんてそんなの
あったのか?と思う最近だそうです。

太もも裏の筋トレは素晴らしい結果をもたらしました。
前屈は相当足先に手が伸びてくるようになって、それとともに
立位での踏ん張りが利くようになって、子音の響きが変わりました。
私自身もまさか子音の発音まで変わるのかと驚いています。

そして昨年は1センチ、今年は6ミリ背が伸びたとか!
Aさんは初めの頃はO脚気味でした。それが補正されてなのか、
姿勢が正しくなったので、効果が出たのかは私にはわかりませんが、
まあ本人が喜んで報告してくれたから、よかったのでしょうね。

長くなりそうなので、明日に続きます。


posted by キミコ at 22:17| Comment(3) | TrackBack(0) | レッスン風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする